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勇者は得てして諦めが悪い
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しばらく頭を下げていると、レオが詰めていた息を吐いた。
「……そう、か」
「……うん」
「もう……嫌いになったってことか」
「……嫌い、というのはちょっと違うけど……まあ、うん」
「そっか……」
レオの悲しげな横顔をネオンが照らす。
この現代日本に似合わない不審な格好を加味してもやはり整った容姿。
ひしひしと伝わる落胆に俺はうつむく。重苦しい沈黙が二人の間に流れる。
場所が場所……ホテルの前なんかで話し合っていたせいで、なんだか違う話をしているみたいになっているが、俺たちはいたってまじめだ。
しかし、別れ話かな……と通り過ぎた二人組の女性がこそこそ話していたのが聞こえて俺は慌ててレオの腕をひく。
「…………とりあえず、家で話そう」
「家には入れてくれるのか」
「まあ、ここから近いし」
「……ありがとう」
今更な気はするが、これ以上目立つのは避けたい。
俺はレオの腕をひいて家に向かって歩きだす。
「落ち着いたら元の世界に帰れよ」
「……」
「……レオが、そういう服着てるんだ、とか、虹のかけらってそんな風になってるんだ……とか。そういうのは、まあ……知れてよかったよ」
「…………」
「な、なかなかあることじゃないもんな、自分の書いた物語の登場人物に会える? って」
気まずい雰囲気を払うように俺はなけなしのコミュニケーション能力をかき集めて一生懸命話す。しかし、レオは無反応だ。よほどショックだったのか。
(……レオからしたら、生みの親に存在を否定されたってことだもんな)
自分が両親から同じようなことを言われたら……と思うと、やりきれない。本当に心苦しい。
俺は親……書き手失格だ。自分の作った登場人物を自分の都合で傷つけるなんて。
やっぱり、俺はどうあがいても物語を生み出す人にはなれなかったのだと思う。
自分の言動も、思い出も、なんでも「なかったこと」にしたくなるような、こんな俺なんかでは。
「入って。……お茶出すから」
繁華街から少し先。そこそこ年季の入ったアパートが俺の家だ。予算内の家賃で一番会社に近い立地なことが唯一のメリットであるこのアパートは、大して綺麗でもおしゃれでもない。でも、とりあえず気持ちを落ち着かせることはできるだろう。
せめて最後におもてなしをしようと、家に上げたレオにお茶を淹れようとした。
その時だった。
「…………やっぱり、納得がいかない」
「は!?」
玄関を上がったレオに後ろからガシっと腕を掴まれて、俺は驚く。
さっきまで落胆していたはずのレオの瞳はまっすぐ力強く俺を射抜いていた。
「俺やソウの物語は、きみにとってそんなに消したい記憶なのに……それでも俺たちのことを覚えていたじゃないか」
「それは…………」
消したい、忘れたいと思うのに忘れられないから苦いのだ。黒歴史とはそういうものだ。
綺麗さっぱり忘れられるほどにどうでもいい記憶なら、それは黒歴史にはならない。
……そう頭の中では導けても、レオには言いづらい。もう一度つらい思いはさせたくはなくて。
しかし、中学生のころの俺――まだ、自分に失望し切っていない、自分の人生にはいいことが沢山あると信じていた俺が書いた登場人物であるレオに、その辺の機微は伝わらなかったらしい。
「覚えてるってことはまだチャンスがあるってことだろ?」
「いや、でも……」
「俺は諦めない」
「!?」
レオはニッと笑った。
人懐こく、そして自信にあふれたその笑顔はこんなくたびれた玄関でもとてもまぶしかった。
「諦めないって、どういう……」
「何が何でも、きみに続きを書いてもらう。せめてソウが助かるまでの物語を」
「無茶言うなよ!」
思わず大きな声を出してしまうが、レオは一歩も引かなかった。
「無茶なんかじゃない。俺たちを生み出したのはきみなんだから」
「でも、それはずっと昔のことで……! 今はもう書きたくないんだって!」
「“今の”きみはね。でも、今そうして昔と気持ちが変わっているように、これから先書きたくなることもあるかもしれない」
「ないよ!」
「いーや、わからない」
レオはどんどん俺を壁際に追い詰めていく。
土足で家に上がられているのにも気づかないほど、俺はテンパってレオを見つめる。
レオの自信にあふれた佇まいは俺にとって脅威で、そして目が離せないものだった。
「あいにく、俺は諦めが悪いんだ」
知ってるだろう?
そう言って笑うレオに言葉を失う。
(ああ、痛いほど知っている。だって……)
「きみが、俺を書いたんだ。誰よりも、きっと俺のことを知っているはずだ」
黙ってしまった俺を見て、レオは一転してなんだか泣きそうな笑顔を浮かべる。
「……俺の世界の創造主であるきみを、こんな風に追い詰めるべきじゃないって、分かってる。でもそれでも、俺は諦められない」
「……」
「わざわざ、きみに会いに飛び出してくるくらい、俺は真剣なんだ」
いつの間にか、レオに手を握られていた。熱い、剣使いの勇者の手。
「俺はソウを助けたい。物語の続きを、俺たちの冒険を、どうしても書いてほしい」
壁際に追い詰められて、まっすぐに見つめられて。さらには手まで掴まれて。
逃げ場を無くした俺はおどおどと視線をさまよわせるが、レオの手は離れない。
絶対に諦める気がない……帰る気なんてさらさらないレオを家に上げたことを、今更後悔し始めるがもう遅い。
「……む、無理なんだってぇ……」
せめてもの抵抗で出した声も、我ながらとんでもなく情けない。
自分の書いたキャラクターに脅迫されるなんて。
こんなことってあるかよ!
「今すぐ無理なのはわかった。でも、俺はきみのそばできみが書きたくなるようにサポートする! きみが書けるようになるためにならなんだってする!」
「そんな勝手に!」
「もう決めたんだ」
レオはやっと手を離すと鼻歌を歌いながら俺の部屋に上がっていく。
「ちょ、待てよ! もっと話を……!」
「俺の気持ちは変わらない」
「そんな……っ! それにお前ここに居座るつもりかよ!」
「だめか?」
振り返るレオは口とは反対に、自信にあふれた顔をしている。
ここは俺の部屋のはずなのに、なぜか俺より堂々としているレオ。
俺はもうパニックになりながら、それでも何とか靴を脱ぎ捨てよたよたとレオを追いかける。
「だ、だめというか」
「俺は、知ってるぞ」
「なにを」
「きみは、物語からやってきた俺をなにもしらないこの世界にほっぽり出すほど冷たくないって」
「……」
「きみは優しい人だから。違う?」
レオは楽しそうに俺を覗き込んでそう言った。
「これからここでお世話になる。ちょっと狭くしてしまうと思うが、よろしくな」
ニッと笑ったレオに再びめまいがしてくる。
そうだ。そもそも俺は20連勤中。昨日もおとといも会社で徹夜して、やっと少しは早めに家に帰れる日だったのだ、今日は。
それなのに、頭は打つわ、倒れるわ。
こんな普通は到底あり得ない出来事に遭遇して、もう頭が働かない。
「……俺が思っていたより、レオってしたたかだ」
「そうか? それは悪かった、のか?」
「悪いと思ってないなら謝るな」
とりあえず、この勇者様はちょっとやそっとで諦めないということはわかった。
それなら、ここで押し問答をしていても仕方ない。
明日の会社に備えて寝る方を優先した方がいい。
「……わかった、今夜はここにおいてやる」
「ありがとう。やっぱり優しい人だ、きみは」
「でも書くとは言ってないからな、全く」
「分かっている。まだ、な」
「っ」
飄々とした態度にむかつくが、ここは我慢だ。
なんてったって、俺は、こいつより大人なはずなのだから。
「……とりあえず、靴を脱げ。話は明日の夜だ」
「夜?」
「明日も仕事だから。早く寝たい」
「ああ、それはいろんな意味で本当にごめん」
レオは俺を見て、慌ててブーツを脱ぐ。
なんだかどっと疲れた。
レオが靴を脱ぐのを待っていられないくらいの眠気が俺を襲う。
「ちょ、ちょ、ねえ! 寝るなよ!」
レオの慌てた声が聞こえるが俺の眠気は限界だった。
その場で眠りこけそうになったその時、力強い腕が俺を支える。
「せ、セーフ」
玄関からすっとんできたレオに支えられて俺は意識を飛ばした。
全ては明日だ。
もういちど、この諦めの悪い勇者様を説得しなくては。
「……そう、か」
「……うん」
「もう……嫌いになったってことか」
「……嫌い、というのはちょっと違うけど……まあ、うん」
「そっか……」
レオの悲しげな横顔をネオンが照らす。
この現代日本に似合わない不審な格好を加味してもやはり整った容姿。
ひしひしと伝わる落胆に俺はうつむく。重苦しい沈黙が二人の間に流れる。
場所が場所……ホテルの前なんかで話し合っていたせいで、なんだか違う話をしているみたいになっているが、俺たちはいたってまじめだ。
しかし、別れ話かな……と通り過ぎた二人組の女性がこそこそ話していたのが聞こえて俺は慌ててレオの腕をひく。
「…………とりあえず、家で話そう」
「家には入れてくれるのか」
「まあ、ここから近いし」
「……ありがとう」
今更な気はするが、これ以上目立つのは避けたい。
俺はレオの腕をひいて家に向かって歩きだす。
「落ち着いたら元の世界に帰れよ」
「……」
「……レオが、そういう服着てるんだ、とか、虹のかけらってそんな風になってるんだ……とか。そういうのは、まあ……知れてよかったよ」
「…………」
「な、なかなかあることじゃないもんな、自分の書いた物語の登場人物に会える? って」
気まずい雰囲気を払うように俺はなけなしのコミュニケーション能力をかき集めて一生懸命話す。しかし、レオは無反応だ。よほどショックだったのか。
(……レオからしたら、生みの親に存在を否定されたってことだもんな)
自分が両親から同じようなことを言われたら……と思うと、やりきれない。本当に心苦しい。
俺は親……書き手失格だ。自分の作った登場人物を自分の都合で傷つけるなんて。
やっぱり、俺はどうあがいても物語を生み出す人にはなれなかったのだと思う。
自分の言動も、思い出も、なんでも「なかったこと」にしたくなるような、こんな俺なんかでは。
「入って。……お茶出すから」
繁華街から少し先。そこそこ年季の入ったアパートが俺の家だ。予算内の家賃で一番会社に近い立地なことが唯一のメリットであるこのアパートは、大して綺麗でもおしゃれでもない。でも、とりあえず気持ちを落ち着かせることはできるだろう。
せめて最後におもてなしをしようと、家に上げたレオにお茶を淹れようとした。
その時だった。
「…………やっぱり、納得がいかない」
「は!?」
玄関を上がったレオに後ろからガシっと腕を掴まれて、俺は驚く。
さっきまで落胆していたはずのレオの瞳はまっすぐ力強く俺を射抜いていた。
「俺やソウの物語は、きみにとってそんなに消したい記憶なのに……それでも俺たちのことを覚えていたじゃないか」
「それは…………」
消したい、忘れたいと思うのに忘れられないから苦いのだ。黒歴史とはそういうものだ。
綺麗さっぱり忘れられるほどにどうでもいい記憶なら、それは黒歴史にはならない。
……そう頭の中では導けても、レオには言いづらい。もう一度つらい思いはさせたくはなくて。
しかし、中学生のころの俺――まだ、自分に失望し切っていない、自分の人生にはいいことが沢山あると信じていた俺が書いた登場人物であるレオに、その辺の機微は伝わらなかったらしい。
「覚えてるってことはまだチャンスがあるってことだろ?」
「いや、でも……」
「俺は諦めない」
「!?」
レオはニッと笑った。
人懐こく、そして自信にあふれたその笑顔はこんなくたびれた玄関でもとてもまぶしかった。
「諦めないって、どういう……」
「何が何でも、きみに続きを書いてもらう。せめてソウが助かるまでの物語を」
「無茶言うなよ!」
思わず大きな声を出してしまうが、レオは一歩も引かなかった。
「無茶なんかじゃない。俺たちを生み出したのはきみなんだから」
「でも、それはずっと昔のことで……! 今はもう書きたくないんだって!」
「“今の”きみはね。でも、今そうして昔と気持ちが変わっているように、これから先書きたくなることもあるかもしれない」
「ないよ!」
「いーや、わからない」
レオはどんどん俺を壁際に追い詰めていく。
土足で家に上がられているのにも気づかないほど、俺はテンパってレオを見つめる。
レオの自信にあふれた佇まいは俺にとって脅威で、そして目が離せないものだった。
「あいにく、俺は諦めが悪いんだ」
知ってるだろう?
そう言って笑うレオに言葉を失う。
(ああ、痛いほど知っている。だって……)
「きみが、俺を書いたんだ。誰よりも、きっと俺のことを知っているはずだ」
黙ってしまった俺を見て、レオは一転してなんだか泣きそうな笑顔を浮かべる。
「……俺の世界の創造主であるきみを、こんな風に追い詰めるべきじゃないって、分かってる。でもそれでも、俺は諦められない」
「……」
「わざわざ、きみに会いに飛び出してくるくらい、俺は真剣なんだ」
いつの間にか、レオに手を握られていた。熱い、剣使いの勇者の手。
「俺はソウを助けたい。物語の続きを、俺たちの冒険を、どうしても書いてほしい」
壁際に追い詰められて、まっすぐに見つめられて。さらには手まで掴まれて。
逃げ場を無くした俺はおどおどと視線をさまよわせるが、レオの手は離れない。
絶対に諦める気がない……帰る気なんてさらさらないレオを家に上げたことを、今更後悔し始めるがもう遅い。
「……む、無理なんだってぇ……」
せめてもの抵抗で出した声も、我ながらとんでもなく情けない。
自分の書いたキャラクターに脅迫されるなんて。
こんなことってあるかよ!
「今すぐ無理なのはわかった。でも、俺はきみのそばできみが書きたくなるようにサポートする! きみが書けるようになるためにならなんだってする!」
「そんな勝手に!」
「もう決めたんだ」
レオはやっと手を離すと鼻歌を歌いながら俺の部屋に上がっていく。
「ちょ、待てよ! もっと話を……!」
「俺の気持ちは変わらない」
「そんな……っ! それにお前ここに居座るつもりかよ!」
「だめか?」
振り返るレオは口とは反対に、自信にあふれた顔をしている。
ここは俺の部屋のはずなのに、なぜか俺より堂々としているレオ。
俺はもうパニックになりながら、それでも何とか靴を脱ぎ捨てよたよたとレオを追いかける。
「だ、だめというか」
「俺は、知ってるぞ」
「なにを」
「きみは、物語からやってきた俺をなにもしらないこの世界にほっぽり出すほど冷たくないって」
「……」
「きみは優しい人だから。違う?」
レオは楽しそうに俺を覗き込んでそう言った。
「これからここでお世話になる。ちょっと狭くしてしまうと思うが、よろしくな」
ニッと笑ったレオに再びめまいがしてくる。
そうだ。そもそも俺は20連勤中。昨日もおとといも会社で徹夜して、やっと少しは早めに家に帰れる日だったのだ、今日は。
それなのに、頭は打つわ、倒れるわ。
こんな普通は到底あり得ない出来事に遭遇して、もう頭が働かない。
「……俺が思っていたより、レオってしたたかだ」
「そうか? それは悪かった、のか?」
「悪いと思ってないなら謝るな」
とりあえず、この勇者様はちょっとやそっとで諦めないということはわかった。
それなら、ここで押し問答をしていても仕方ない。
明日の会社に備えて寝る方を優先した方がいい。
「……わかった、今夜はここにおいてやる」
「ありがとう。やっぱり優しい人だ、きみは」
「でも書くとは言ってないからな、全く」
「分かっている。まだ、な」
「っ」
飄々とした態度にむかつくが、ここは我慢だ。
なんてったって、俺は、こいつより大人なはずなのだから。
「……とりあえず、靴を脱げ。話は明日の夜だ」
「夜?」
「明日も仕事だから。早く寝たい」
「ああ、それはいろんな意味で本当にごめん」
レオは俺を見て、慌ててブーツを脱ぐ。
なんだかどっと疲れた。
レオが靴を脱ぐのを待っていられないくらいの眠気が俺を襲う。
「ちょ、ちょ、ねえ! 寝るなよ!」
レオの慌てた声が聞こえるが俺の眠気は限界だった。
その場で眠りこけそうになったその時、力強い腕が俺を支える。
「せ、セーフ」
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全ては明日だ。
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