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次章ー0:マイコとサギリ、迫る次の災い
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【精霊本舗】での命彦の快気祝い兼祝勝会でもあった宴会が終わり、舞子は宴会に参加していた両親と共に、夜道を歩いていた。
ただ夜道と言っても危険は皆無であり、まばらだが人通りも少しある。
「いやあ、楽しい一時だった」
「そうね、皆さん良い人達だったわ。命彦さんも、話してみたら驚くほど誠実で、礼節も弁えてて、母さん驚いちゃった」
作曲家である両親は、宴会でも亜人達の歌や踊りに混じって終始楽しんでおり、上機嫌である。
ほろ酔い気分の父が言った。
「親御さんの教育が良いのだろう。ああいう少年がお婿に来てくれればいいのだが……」
外面の良い命彦を褒める両親に、まさか義姉や美女姿の魔獣を侍らせ、宴会前に助平面全開でイチャついていた、とはとても言えず、舞子が苦笑いを返す。
舞子が迷宮に出ることを反対していたため、両親とこうしてゆっくり話をするのは久方ぶりだが、そういう機会を持てたのも、命彦と知り合ってからだと思うと、助平面を知っても感謝する想いが湧くから不思議である。
人類の最たる天敵でもある眷霊種魔獣を討ち取った、命彦やメイアが傍に付いているだけで、両親も安心感が違うのだろう。
2人が一緒の時は、迷宮に行っても良いと両親が認めてくれたことは、舞子にとって価値ある収穫であった。
「またお店で宴会があったら、一緒に参加したいものだ」
「私もよ。ちゃんと言ってね、舞子? 亜人さん達の歌に触れるのは、私達にとっても良い刺激だから」
「ふふふ。そうですね、2人にも声をかけるようにします」
そう言って舞子と両親がくすくす笑っていると、自宅に到着した。
自宅に入って軽く湯浴みし、寝るために自室へと戻る舞子。
自室の扉を開けた瞬間だった。
「え?」
舞子は虹色の空間の裂け目に引きずり込まれた。
視界が一瞬暗転し、身体にかかっていた重みが消える。
無重力下にいるにようにフワつく身体に動揺しつつ、舞子は周囲に視線を走らせた。
「こ、ここは!」
『ようこそ我が庭へ。人の小娘よ、歓迎しよう』
いつの間にか舞子の目の前には、虹色の空間に浮かぶ灰色の髪を持つ眷霊種魔獣サギリがいた。
「け、眷霊種魔獣! うぐっ!」
即座に後退して距離を空けようとした舞子だが、足場も皆無でフワつく身体では飛び退くこともできず、それどころか得体の知れぬ圧力が全身にかかり、身動きを封じられる。
眷霊種魔獣が思念を発した。
『動かぬ方が良いぞ? ここは次元・時空間の狭間……貴様らの知る世界の外側だ。魔法による守護抜きで、この虹色の世界に触れれば、たちまち消滅する。我の結界魔法の内側にいるから、消滅を免れていることを知れ。それ以上後ろに下がれば、結界の範囲外だ』
ふわりと近寄って舞子が頭に巻いていた手拭いを取り、放り投げるサギリ。
薄らと白く透きとおった球体とも言うべき周囲系精霊結界魔法の範囲から出た瞬間、手拭いは溶けるように虹色の世界へ消え去った。
「……っ! わ、私をどうするつもりですかっ!」
目一杯の勇気を動員して叫ぶ舞子へ、サギリは酷く冷静に思念を返した。
『別にどうもせぬ。ただ、我が同朋、母神違いの妹がどのようにして討たれたのか、それを知りたいだけだ。一度我が憑依して記憶を転写した貴様であれば、我との魔力経路が繋がっておる。空間を隔てていようと、たとえ次元を隔てようとも、その位置を我は掴める。それゆえに、貴様をここへ呼び込んだのだ』
「ひょ、憑依した? いつ、どこでですか!」
『当時の記憶は消した、覚えておるまい? さて、それでは見せてもらうぞ?』
「や、やめてっ! むぐっ!」
サギリから魔力が放出された瞬間、催眠術にでもかかったように、舞子の目が虚ろに動く。
そして、サギリが心底楽しそうに口角を吊り上げた。
『……てっきり、神霊魔法を使うあの小娘に討たれたとばかり思っていたが、ククク、アハハハッ! これは傑作だ、サラピネスのヤツめ、人間の小童の方に討たれていたのか! 魂斬命彦……我が思ったとおり、こいつは当たりだぞ!』
サギリがケタケタ笑う横で、カクンと脱力していた舞子が、目に生気を戻す。
「う、うう……」
『記憶を転写した礼だ。生かして返してやる。今回の記憶も消しといてやろう。その方が面白そうだ』
そう言ってサギリは、周囲系の結界魔法で舞子を包み込むと、虹色の空間に裂け目を作り、自分の結界魔法の内側からその裂け目を目がけて、舞子を放り出した。
自室に戻って結界魔法が消え、床に倒れた舞子が、ヨロヨロとサギリを見上げる。
「ま、待ってっ! 私の記憶を見てどうするつもりですか!」
『知れたこと、楽しむつもりだ。我の玩具に相応しい相手が見つかったゆえ、遊ぶ用意をするのだ。我はサラピネスとは違う。玩具は乱雑には扱わぬ。簡単には壊れぬよう、じっくりねっとりと遊ぶ』
恍惚として笑うサギリの表情を見て、ゾッとする舞子。
サギリの言う玩具、遊び相手が命彦であると察した舞子は、必死に立ち上がって言う。
「命彦さんに……手を出したら、許しませんよ!」
『威勢の良さは認めるが、雑魚は相手にせぬ。寝ていろ小娘』
「あぐっ!」
舞子の脳裏に思念が叩きつけられ、その場で舞子は気を失った。
次元・時空間の狭間に漂い、倒れた舞子が起き上がって首を傾げている様子を見ていたサギリは、そのまま寝台に寝転ぶ舞子を見て、思念を発する。
『退屈過ぎる我らの長き生において、闘争は唯一無二の娯楽。しかして我が母神は、混沌を司る者。我もまた然り。ただの闘争以上に、闘争によって生じる混沌を求むる。相手は定まった、ゆるりと今度の楽しみを考えるとしよう』
どうして床に倒れていたのか、しきりに記憶を遡り、寝る前に考え込む舞子を見て、サギリがニヤリと笑う。
サギリが見ていることに欠片も気付かず、舞子は十数分考えた後、眠りに落ちて暢気にも熟睡していた。
ただ夜道と言っても危険は皆無であり、まばらだが人通りも少しある。
「いやあ、楽しい一時だった」
「そうね、皆さん良い人達だったわ。命彦さんも、話してみたら驚くほど誠実で、礼節も弁えてて、母さん驚いちゃった」
作曲家である両親は、宴会でも亜人達の歌や踊りに混じって終始楽しんでおり、上機嫌である。
ほろ酔い気分の父が言った。
「親御さんの教育が良いのだろう。ああいう少年がお婿に来てくれればいいのだが……」
外面の良い命彦を褒める両親に、まさか義姉や美女姿の魔獣を侍らせ、宴会前に助平面全開でイチャついていた、とはとても言えず、舞子が苦笑いを返す。
舞子が迷宮に出ることを反対していたため、両親とこうしてゆっくり話をするのは久方ぶりだが、そういう機会を持てたのも、命彦と知り合ってからだと思うと、助平面を知っても感謝する想いが湧くから不思議である。
人類の最たる天敵でもある眷霊種魔獣を討ち取った、命彦やメイアが傍に付いているだけで、両親も安心感が違うのだろう。
2人が一緒の時は、迷宮に行っても良いと両親が認めてくれたことは、舞子にとって価値ある収穫であった。
「またお店で宴会があったら、一緒に参加したいものだ」
「私もよ。ちゃんと言ってね、舞子? 亜人さん達の歌に触れるのは、私達にとっても良い刺激だから」
「ふふふ。そうですね、2人にも声をかけるようにします」
そう言って舞子と両親がくすくす笑っていると、自宅に到着した。
自宅に入って軽く湯浴みし、寝るために自室へと戻る舞子。
自室の扉を開けた瞬間だった。
「え?」
舞子は虹色の空間の裂け目に引きずり込まれた。
視界が一瞬暗転し、身体にかかっていた重みが消える。
無重力下にいるにようにフワつく身体に動揺しつつ、舞子は周囲に視線を走らせた。
「こ、ここは!」
『ようこそ我が庭へ。人の小娘よ、歓迎しよう』
いつの間にか舞子の目の前には、虹色の空間に浮かぶ灰色の髪を持つ眷霊種魔獣サギリがいた。
「け、眷霊種魔獣! うぐっ!」
即座に後退して距離を空けようとした舞子だが、足場も皆無でフワつく身体では飛び退くこともできず、それどころか得体の知れぬ圧力が全身にかかり、身動きを封じられる。
眷霊種魔獣が思念を発した。
『動かぬ方が良いぞ? ここは次元・時空間の狭間……貴様らの知る世界の外側だ。魔法による守護抜きで、この虹色の世界に触れれば、たちまち消滅する。我の結界魔法の内側にいるから、消滅を免れていることを知れ。それ以上後ろに下がれば、結界の範囲外だ』
ふわりと近寄って舞子が頭に巻いていた手拭いを取り、放り投げるサギリ。
薄らと白く透きとおった球体とも言うべき周囲系精霊結界魔法の範囲から出た瞬間、手拭いは溶けるように虹色の世界へ消え去った。
「……っ! わ、私をどうするつもりですかっ!」
目一杯の勇気を動員して叫ぶ舞子へ、サギリは酷く冷静に思念を返した。
『別にどうもせぬ。ただ、我が同朋、母神違いの妹がどのようにして討たれたのか、それを知りたいだけだ。一度我が憑依して記憶を転写した貴様であれば、我との魔力経路が繋がっておる。空間を隔てていようと、たとえ次元を隔てようとも、その位置を我は掴める。それゆえに、貴様をここへ呼び込んだのだ』
「ひょ、憑依した? いつ、どこでですか!」
『当時の記憶は消した、覚えておるまい? さて、それでは見せてもらうぞ?』
「や、やめてっ! むぐっ!」
サギリから魔力が放出された瞬間、催眠術にでもかかったように、舞子の目が虚ろに動く。
そして、サギリが心底楽しそうに口角を吊り上げた。
『……てっきり、神霊魔法を使うあの小娘に討たれたとばかり思っていたが、ククク、アハハハッ! これは傑作だ、サラピネスのヤツめ、人間の小童の方に討たれていたのか! 魂斬命彦……我が思ったとおり、こいつは当たりだぞ!』
サギリがケタケタ笑う横で、カクンと脱力していた舞子が、目に生気を戻す。
「う、うう……」
『記憶を転写した礼だ。生かして返してやる。今回の記憶も消しといてやろう。その方が面白そうだ』
そう言ってサギリは、周囲系の結界魔法で舞子を包み込むと、虹色の空間に裂け目を作り、自分の結界魔法の内側からその裂け目を目がけて、舞子を放り出した。
自室に戻って結界魔法が消え、床に倒れた舞子が、ヨロヨロとサギリを見上げる。
「ま、待ってっ! 私の記憶を見てどうするつもりですか!」
『知れたこと、楽しむつもりだ。我の玩具に相応しい相手が見つかったゆえ、遊ぶ用意をするのだ。我はサラピネスとは違う。玩具は乱雑には扱わぬ。簡単には壊れぬよう、じっくりねっとりと遊ぶ』
恍惚として笑うサギリの表情を見て、ゾッとする舞子。
サギリの言う玩具、遊び相手が命彦であると察した舞子は、必死に立ち上がって言う。
「命彦さんに……手を出したら、許しませんよ!」
『威勢の良さは認めるが、雑魚は相手にせぬ。寝ていろ小娘』
「あぐっ!」
舞子の脳裏に思念が叩きつけられ、その場で舞子は気を失った。
次元・時空間の狭間に漂い、倒れた舞子が起き上がって首を傾げている様子を見ていたサギリは、そのまま寝台に寝転ぶ舞子を見て、思念を発する。
『退屈過ぎる我らの長き生において、闘争は唯一無二の娯楽。しかして我が母神は、混沌を司る者。我もまた然り。ただの闘争以上に、闘争によって生じる混沌を求むる。相手は定まった、ゆるりと今度の楽しみを考えるとしよう』
どうして床に倒れていたのか、しきりに記憶を遡り、寝る前に考え込む舞子を見て、サギリがニヤリと笑う。
サギリが見ていることに欠片も気付かず、舞子は十数分考えた後、眠りに落ちて暢気にも熟睡していた。
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