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百物語 第七夜 『はばかりさん』
しおりを挟む冬のトイレは気をつけたほうがいい。
何かの気配を感じても、決して振り返ってはいけない。
ある少年が冬の夜にトイレに起きた。
廊下を歩いている時、後ろから気配を感じる。
しかし振り返っても誰もいない。
けれど気配はする。
そんな中少年は、トイレについた。
扉を開けて用を足そうとした時だった。
また強い気配が背後にある。
背筋に緊張が走る。
少年が振り返ると、
そこには真っ青な顔に血走った目の男が立っていた。
この妖怪の名前は『はばかりさん』という。
この妖怪に出会うと、貧血か高血圧になって、最悪死んでしまう。
気配を感じても、決して振り返ってはいけないよ。
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