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030.冒険者ギルドに来ました。
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僕は意を決して冒険者ギルドの扉を開けた。
ギギと木の軋む音が鳴り、僅かに不安を煽る。
広がるのは木材と石膏で作られた広い空間。
おそらく冒険者、と思われる人たちでひしめき合い、賑わいでいる。
「おい、テイマーだぜ」「まだガキじゃね?」「いや、実力に年齢は関係ないよ」
「ふぅん。可愛い顔してるわね」「なんだお前? あんなガキが趣味なのか? 弱そうじゃねーか」「顔だけよ、顔だけ」
と口々に聞こえ、値踏みするような目線を向けられているような気がする。
感じる視線に目を瞑り、一心不乱にカウンターを目指す。
勿論、ぶつかったりするのは最悪。愚の骨頂だ。
薄眼を開けて足元を確認しながら、しっかり木の床を踏みしめていく。
カウンターの前まで歩いてき、迎えてくれたのは女性の職員。
他にも男女数人の受付がいるようなのだが、女性だったのはたまたま。
ただの偶然に過ぎない。
「こんにちは。受付担当のミルピュイスと申します。初めての方でいらっしゃいますよね?」
「あ、え、は、はい。そうです」
僕がそう口にすると周りから「聞いたか今のどもり方!」といった声と笑い声が耳に届き、外耳が僅かに熱くなる。
「大丈夫ですよ、気にしないでください。誰だって最初は初めてなんです。その心を忘れないようにしてくださいね」
言いながらミルピュイスさんは亜麻色に輝く双眸で、周りを睨むよう顔を動かした。
薄茶色の髪をポニーテールに結っている可愛らしい女性だ。
それでもその眼窩からの射抜くような視線はカッコよさすら感じさせる。
受付嬢には勿体ないと思う程に。
(でも、これならテンプレ展開はなさそうかな……)
仕立てはエプロン調の可愛らしい服だが、なんだかその中に琥珀の様な煌めきを見て取れる。
よく分からないが、魔法的な光なのだろうか。
「では、早速ですが――」
と名前や年齢、職業(テイマーと書いておいた)現在のレベル等を書き記し、説明を受ける。
文字の読み書きに関しては本当に不便にならないようにしてあるのか、日本語として認識できるし、書いた文字はこの世界の文字に変わっているようである。
冒険者ギルドの内容はランク制ということと、依頼を受けて遂行していくという仕組みで、僕の知ってる小説とほとんど差異がなかった。
受けることの出来る依頼は、自分のランクと一つ下のランクの依頼だけ。
現在のランクはG。
僕はギルドカードという認識票をもらって、『エンスール草の採集×10』というものを受けてみた。
「それでは、お気をつけていってらっしゃいませ」
言いながら手を振ってくれるミルピュイスさんに、手を振り返しギルドを後にする。
(やっぱり冒険者ギルドと言えばまずは採集系だよね)
そう思いながら僕はピュイの柔らかな背中を撫でて、街の外へと出向くことにした。
ギギと木の軋む音が鳴り、僅かに不安を煽る。
広がるのは木材と石膏で作られた広い空間。
おそらく冒険者、と思われる人たちでひしめき合い、賑わいでいる。
「おい、テイマーだぜ」「まだガキじゃね?」「いや、実力に年齢は関係ないよ」
「ふぅん。可愛い顔してるわね」「なんだお前? あんなガキが趣味なのか? 弱そうじゃねーか」「顔だけよ、顔だけ」
と口々に聞こえ、値踏みするような目線を向けられているような気がする。
感じる視線に目を瞑り、一心不乱にカウンターを目指す。
勿論、ぶつかったりするのは最悪。愚の骨頂だ。
薄眼を開けて足元を確認しながら、しっかり木の床を踏みしめていく。
カウンターの前まで歩いてき、迎えてくれたのは女性の職員。
他にも男女数人の受付がいるようなのだが、女性だったのはたまたま。
ただの偶然に過ぎない。
「こんにちは。受付担当のミルピュイスと申します。初めての方でいらっしゃいますよね?」
「あ、え、は、はい。そうです」
僕がそう口にすると周りから「聞いたか今のどもり方!」といった声と笑い声が耳に届き、外耳が僅かに熱くなる。
「大丈夫ですよ、気にしないでください。誰だって最初は初めてなんです。その心を忘れないようにしてくださいね」
言いながらミルピュイスさんは亜麻色に輝く双眸で、周りを睨むよう顔を動かした。
薄茶色の髪をポニーテールに結っている可愛らしい女性だ。
それでもその眼窩からの射抜くような視線はカッコよさすら感じさせる。
受付嬢には勿体ないと思う程に。
(でも、これならテンプレ展開はなさそうかな……)
仕立てはエプロン調の可愛らしい服だが、なんだかその中に琥珀の様な煌めきを見て取れる。
よく分からないが、魔法的な光なのだろうか。
「では、早速ですが――」
と名前や年齢、職業(テイマーと書いておいた)現在のレベル等を書き記し、説明を受ける。
文字の読み書きに関しては本当に不便にならないようにしてあるのか、日本語として認識できるし、書いた文字はこの世界の文字に変わっているようである。
冒険者ギルドの内容はランク制ということと、依頼を受けて遂行していくという仕組みで、僕の知ってる小説とほとんど差異がなかった。
受けることの出来る依頼は、自分のランクと一つ下のランクの依頼だけ。
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僕はギルドカードという認識票をもらって、『エンスール草の採集×10』というものを受けてみた。
「それでは、お気をつけていってらっしゃいませ」
言いながら手を振ってくれるミルピュイスさんに、手を振り返しギルドを後にする。
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そう思いながら僕はピュイの柔らかな背中を撫でて、街の外へと出向くことにした。
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