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普通の日
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僕は、普通の人間だ。友人はとりわけ多いわけでも少ないわけでもなく普通に遊び普通に寝る。それが僕だ。
今日もまた一日が始まる。うるさくじりじり鳴り響いているめざましを手探りで止めると、また布団にうずくまった。学校まではまだまだ時間がある。もう一眠りいけるだろう。瞼がだんだん重くなってくる―
「まだ寝るのか?」
足のほうから声がした。寝ぼけた僕が声のした方を見るとそこには、黒い服を着た男が僕の寝ているベッドに腰かけていた。
「お前はもうすぐ死ぬ」
あまり感情を出すタイプでもない僕もこのときばかりはダメだった。ベッドから飛び起きると男を指さした。震えている。
「おおお、お前、ななな、なんだよ」
すると男はフッと小さく笑うと、こういった。
「死神だよ」
「お、おう」
そう答えるので頭がいっぱいであった。
今日もまた一日が始まる。うるさくじりじり鳴り響いているめざましを手探りで止めると、また布団にうずくまった。学校まではまだまだ時間がある。もう一眠りいけるだろう。瞼がだんだん重くなってくる―
「まだ寝るのか?」
足のほうから声がした。寝ぼけた僕が声のした方を見るとそこには、黒い服を着た男が僕の寝ているベッドに腰かけていた。
「お前はもうすぐ死ぬ」
あまり感情を出すタイプでもない僕もこのときばかりはダメだった。ベッドから飛び起きると男を指さした。震えている。
「おおお、お前、ななな、なんだよ」
すると男はフッと小さく笑うと、こういった。
「死神だよ」
「お、おう」
そう答えるので頭がいっぱいであった。
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