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おはよう、、、ダンジョン? 99階層にて
3日目? トラウマは、克服しなければならない
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【自動再生】のレベル上げをしている中で分かったことがある。
それは、【血肉変化】を使用している肉塊には【自動再生】ができるということだ。
試しに、自分で噛みちぎった人差し指に【自動再生】ができるのか、やってみたができなかった。
だが、【血肉変化】をしている自分の肉塊に【自動再生】をしてみると、その肉塊が「ごぼっ、ごぼっ」と増えていった。
普通に【血肉変化】を使っている時よりもグロい。
初めて気がついた時、どのくらいの大きくなるのか試したら、どんどん意識が朦朧していって、いつのまにか、また意識を失っていた。
多分、【自動再生】で魔力が無くなったからだ。気がついた時には自分の体の2倍くらい大きい肉塊ボールができていた。
・・・今日、この穴を出ようと思う、何せ喉と腹が悲鳴をあげているからだ。
一様、自分の体を【吸血】しようとしたが、普通に吐いた、どうやら自分以外でないと効果はないらしい。 「終わってるよ」
穴から出たら、外のヤバいやつに殺されるかもしれないが、このままでいたら、空腹と喉の渇きによって、どちらにせよ死んでしまう、ならば、一か八か外に出るしかないだろう。
「このまま死ぬのは嫌だ」
私は、穴の中から周りを見回す、【真眼】を使って。
とりあえずは、外に敵らしき者は居ない、だが、この前の敵は振り返っても全く見えない位置から攻撃された、それほど遠くから攻撃されたということだ。
私はとりあえず、この前、雄叫びが聞こえてきたところから遠ざけるようにして、忍足で歩いていく。
そうして私は、見渡す限り上へ続く道は見えないまま、このダンジョンの壁へ着いてしまった。
「うえぇ」
それはつまり、雄叫びのする方へ進まなくてはならないことを意味する。
私は嫌々、足の向きを逆に変える、ため息が漏れてしまう中、私は足を進めていった。
・・・「まずいまずいまずいまずい」
私は、壁に隠れながら、小言を並べる。
何せ上への階段が見えたと思ったら、逆方向には、モンスターと後ろに巨大な扉、他にモンスターがいないことからそいつが私を攻撃してきたやつだろう。
まだ気づかれていない、私は、100メートルほど、離れた位置から【真眼】を使う。
ステータス
名前[守護者アステリス]
種族[ミノタウロス(牛神)]
レベル 1000
スキル
【怪力】 【咆吼】 【念力】 【投擲】
【狂化】 【硬質化】 【俊足】 【地震】
【自動再生Lv MAX】
称号
〔地獄の境の守護者〕 〔ネームドモンスター〕
〔ミノタウロスの神〕
うん、無理じゃね
レベル1000ってまず何よ、こっちは1レベルなんですけど
スキルも沢山ある、スキルの内容までは見ることはできないが、名前でなんとなく分かるものもある。
誰が見てもわかる、これ、無理なやつって
この階層、モンスターがいないって思ってたけど、中ボスさんがおられたんですね、、、
で、どうしよう
一応、策は練ってきたけど、この怪物に効くのかどうか、そこまで近づけるかどうかもわからない。
だって、レベル1000なんだもん。
見つかっただけで、ほぼ終わりだ。
私は、引き返すかどうか迷ったが、今更、引くに引けない
私は、勇気を振り絞って階段の方へ走り出す、距離はそんなに遠くはない
「これならっ」
『オォォォォォォォ』
ミノタウロスが、大きく吼える。
「えっ」
耳がキィィィィンとなった、耳鳴りがすごい
大体、100メートルは、あるんだぞ
「うっ、体が動かない」
どうやら、これはスキルのようだ、名前からして【咆吼】だろう。
次の瞬間、目の前に風が通り過ぎる、それから
『ドゴォォォォォォォン』
と、音と同時に空間全体が揺れる
地震かな?
いや、ミノタウロスの方を見ると、両腕にあったオノの一つがなくなってる。
投げたんだろう、遠くから
おそらく、この前みたいに、右腕が吹っ飛んだのと同じように。
「ヒィィィィ」
トラウマなんか言ってる場合じゃない、今の、当たってたら死んでた。
「んっ」
やっと体が動くようになった。
そして
『ダァン』という音と同時に体が吹っ飛び
『ゴォォン』という音が鳴った。
体が、壁に打ち付けられた。
平手打ちだ、、、
ミノタウロスは100メートルの距離を一瞬でつめて、私の体に平手打ちをした。
体は壁からずり落ち、全体があらぬ方向に向いている、体が一向に動かない。
ミノタウロスは、私の左手を掴み私を顔の前まで持ち上げ笑っている。
オノを外したのも、オノで斬り刻むんじゃなくて平手打ちで私を壁に叩きつけたのも、殺そうとしたんじゃない、、、
(コイツ、私で遊んでる)
怒りが込み上がった、自分の無力さと、口を大きく開けて笑っているミノタウロスに、激しい怒りが。
私は、右手を瞬時に【自動再生】し、【血肉変化】で、小指をミノタウロスの口の中に放り投げた。
私は言った。
「自動再生」
瞬間、ミノタウロスの喉で、小指がボコボコと膨れ上がっただろう
そして、ミノタウロスは、私の左手を離し両手で首を掻き始める。
苦しそうだ、私はミノタウロスの前でこう言った
「ザマァみろ」
ミノタウロスは、やがて、腹も膨れ上がり、手を動かせないほど苦しいのか、体全体をジタバタし始める、そして、だんだんと静かになっていった、窒息死だろう。
一方私は、身体全体の痛みと、【自動再生】の魔力消費で、またもや気絶してしまった。
それは、【血肉変化】を使用している肉塊には【自動再生】ができるということだ。
試しに、自分で噛みちぎった人差し指に【自動再生】ができるのか、やってみたができなかった。
だが、【血肉変化】をしている自分の肉塊に【自動再生】をしてみると、その肉塊が「ごぼっ、ごぼっ」と増えていった。
普通に【血肉変化】を使っている時よりもグロい。
初めて気がついた時、どのくらいの大きくなるのか試したら、どんどん意識が朦朧していって、いつのまにか、また意識を失っていた。
多分、【自動再生】で魔力が無くなったからだ。気がついた時には自分の体の2倍くらい大きい肉塊ボールができていた。
・・・今日、この穴を出ようと思う、何せ喉と腹が悲鳴をあげているからだ。
一様、自分の体を【吸血】しようとしたが、普通に吐いた、どうやら自分以外でないと効果はないらしい。 「終わってるよ」
穴から出たら、外のヤバいやつに殺されるかもしれないが、このままでいたら、空腹と喉の渇きによって、どちらにせよ死んでしまう、ならば、一か八か外に出るしかないだろう。
「このまま死ぬのは嫌だ」
私は、穴の中から周りを見回す、【真眼】を使って。
とりあえずは、外に敵らしき者は居ない、だが、この前の敵は振り返っても全く見えない位置から攻撃された、それほど遠くから攻撃されたということだ。
私はとりあえず、この前、雄叫びが聞こえてきたところから遠ざけるようにして、忍足で歩いていく。
そうして私は、見渡す限り上へ続く道は見えないまま、このダンジョンの壁へ着いてしまった。
「うえぇ」
それはつまり、雄叫びのする方へ進まなくてはならないことを意味する。
私は嫌々、足の向きを逆に変える、ため息が漏れてしまう中、私は足を進めていった。
・・・「まずいまずいまずいまずい」
私は、壁に隠れながら、小言を並べる。
何せ上への階段が見えたと思ったら、逆方向には、モンスターと後ろに巨大な扉、他にモンスターがいないことからそいつが私を攻撃してきたやつだろう。
まだ気づかれていない、私は、100メートルほど、離れた位置から【真眼】を使う。
ステータス
名前[守護者アステリス]
種族[ミノタウロス(牛神)]
レベル 1000
スキル
【怪力】 【咆吼】 【念力】 【投擲】
【狂化】 【硬質化】 【俊足】 【地震】
【自動再生Lv MAX】
称号
〔地獄の境の守護者〕 〔ネームドモンスター〕
〔ミノタウロスの神〕
うん、無理じゃね
レベル1000ってまず何よ、こっちは1レベルなんですけど
スキルも沢山ある、スキルの内容までは見ることはできないが、名前でなんとなく分かるものもある。
誰が見てもわかる、これ、無理なやつって
この階層、モンスターがいないって思ってたけど、中ボスさんがおられたんですね、、、
で、どうしよう
一応、策は練ってきたけど、この怪物に効くのかどうか、そこまで近づけるかどうかもわからない。
だって、レベル1000なんだもん。
見つかっただけで、ほぼ終わりだ。
私は、引き返すかどうか迷ったが、今更、引くに引けない
私は、勇気を振り絞って階段の方へ走り出す、距離はそんなに遠くはない
「これならっ」
『オォォォォォォォ』
ミノタウロスが、大きく吼える。
「えっ」
耳がキィィィィンとなった、耳鳴りがすごい
大体、100メートルは、あるんだぞ
「うっ、体が動かない」
どうやら、これはスキルのようだ、名前からして【咆吼】だろう。
次の瞬間、目の前に風が通り過ぎる、それから
『ドゴォォォォォォォン』
と、音と同時に空間全体が揺れる
地震かな?
いや、ミノタウロスの方を見ると、両腕にあったオノの一つがなくなってる。
投げたんだろう、遠くから
おそらく、この前みたいに、右腕が吹っ飛んだのと同じように。
「ヒィィィィ」
トラウマなんか言ってる場合じゃない、今の、当たってたら死んでた。
「んっ」
やっと体が動くようになった。
そして
『ダァン』という音と同時に体が吹っ飛び
『ゴォォン』という音が鳴った。
体が、壁に打ち付けられた。
平手打ちだ、、、
ミノタウロスは100メートルの距離を一瞬でつめて、私の体に平手打ちをした。
体は壁からずり落ち、全体があらぬ方向に向いている、体が一向に動かない。
ミノタウロスは、私の左手を掴み私を顔の前まで持ち上げ笑っている。
オノを外したのも、オノで斬り刻むんじゃなくて平手打ちで私を壁に叩きつけたのも、殺そうとしたんじゃない、、、
(コイツ、私で遊んでる)
怒りが込み上がった、自分の無力さと、口を大きく開けて笑っているミノタウロスに、激しい怒りが。
私は、右手を瞬時に【自動再生】し、【血肉変化】で、小指をミノタウロスの口の中に放り投げた。
私は言った。
「自動再生」
瞬間、ミノタウロスの喉で、小指がボコボコと膨れ上がっただろう
そして、ミノタウロスは、私の左手を離し両手で首を掻き始める。
苦しそうだ、私はミノタウロスの前でこう言った
「ザマァみろ」
ミノタウロスは、やがて、腹も膨れ上がり、手を動かせないほど苦しいのか、体全体をジタバタし始める、そして、だんだんと静かになっていった、窒息死だろう。
一方私は、身体全体の痛みと、【自動再生】の魔力消費で、またもや気絶してしまった。
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