おはようダンジョン こんにちは異世界

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地獄からの脱出

7日目? あなたは?

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 「おはよう、ダンジョン」

 『おはようございます、ごしゅじんさま!』


 ・・・「えっっっ」

 見上げれば、私の腹にまたがる白髪ケモ耳の少女。 
 今の状態を見られたら完璧にヤバいことをしていると思われる。

 完璧に思考が停止している私にケモ耳少女が話しかける。

 『ごしゅじんさまー、どうしたのー』

 口調が幼い、それに身長が私と同じぐらいの少女に喋りかけられて私は、、、
 泣いた

 「うぇ、すん、すん」

 『えっ ごしゅじんさまっ!』

 久しく忘れていた、人の声、人のいる感覚、私からすれば感動するほどの事だった。

 幻覚で到底ないほどの感覚に思考が止まった後、感情がぐちゃぐちゃになり、永遠と涙が溢れてくるのだった。

 ・・・「で、あなたは誰なの」

 涙を流しきり、目が腫れた私は少女に話しかける。

 『わたしは、ごしゅじんさまのけんぞくだよ!』

 うん、ヤバいこと言ってるねこの少女、それは私が君に何かを命令してもいいってことかなぁ?

 「なっ名前は?」

 『アステラレルダだよ!』

 「なっ、長い名前だね、、、」

 ・・・どうしよう、会話が続かない、そもそもこの子がどこから来たのかもわからないのに。

 私は、情報を求めてアステラレルダのステータスを見た。

 ステータス
 名前 [アステラレルダ]
 種族 [吸血獣(眷属)]
 レベル 903
 スキル
 【猛暑耐性Lv5】 【自動再生Lv MAX】 
 【魔眼】 【吸血】 【隠蔽】 【獣化じゅうか】 
 【幻惑げんわく】 【鉤爪かぎづめ
 称号
 〔ネームドモンスター〕

 なるほど、わかったぞ、この子は、、、
 私は確認のために質問する。
 「あなたは、どうやって私と会ったの?」

 『なにいってるの、ごしゅじんさまがわたしをたすけてくれたんだよ!』

 って、顔をぷんぷんさせながら言っている
 うーん、可愛い

 そしてわかったぞ、この子はあの狐だ、私に助けられたことと、私の血を舐めたことで、【眷属化】が発動して眷属になったんだ。

 ていうか、モンスターでも眷属になれるのか!?
 つまりこの子は本当に私の眷属、私よりレベルが高いのは置いといて。

 「えーと、つまり、あなたは私とこれから一緒にいるってこと?」

 『そうゆうことです!』

 元気な子だ、それなら

 「じゃあ、あなたはこれからテラちゃんね!」

 「私のことは、すずちゃんって呼んで」

 『わかりましたっ!』

 よっしゃ、まずは仲良くなろう大作戦第一関門突破だっ

 それより、目のやり場に困る、、、

 彼女は何も服を羽織っていない。
 どう考えても、話しづらくしている要因第一位はこれだ。
 服を探さないとだな、、、
 そのためには、宝箱を探さないと、、、
 
 『すずちゃーん!』

 「はっ、ひぁい!」

 彼女は、ペットのように容赦なく、くっついてくる。

 触れる肌が暖かい、なんか変な気を起こしちゃいそうだからやめてほしい。

 『いっしょにあるきましょうよー』

 彼女は、私の右腕を奪い両腕で離さないようにしてくる。
 完全にカップルの歩き方、、、

 私はなるべく彼女の裸を見ないように、一緒に上階へ進む。


 ・・・地下94階層に来た私は、今、とんでもない光景を見ている、何せテラちゃんがリッチをボコボコにしていたから。

 ステータス
 名前 [なし]
 種族 [アンデット(リッチ)]
 レベル 800
 スキル
 【骸骨生成】

 テラちゃんは、【獣化】で巨大な狐に変身し、大量のスケルトンを蹴散らしながら【鉤爪】で体をバラバラにしていった。

 「わぁー、敵じゃなくて良かったー」

 気がつけば、リッチ達は一人残らず殲滅され、砕かれた骨と宝箱だけが残っていた。

 『すずちゃん、どうだった!』
 
 「めちゃくちゃ凄かったよー」
 
 私は、テラちゃんが敵に回った時のことを考え、若干じゃっかんの震え声で言った。

 さて、そろそろ服が出てきてもいいんじゃないかと考えながら私は2つの宝箱を開けた。

 [ソルの衣服]
 品質 夢見級
 破れても再生し壊れることがない、使用しない際は指輪となり、使用者が渡すか死亡しない限り、他者は触れることができない。[ルナの衣服]を装備している者がどこにいるのかがわかる。

 [ルナの衣服]
 品質 夢見級
 破れても再生し壊れることがない、使用しない際は指輪となり、使用者が渡すか死亡しない限り、他者は触れることができない。[ソルの衣服]を装備している者がどこにいるのかがわかる。

 今の現状にぴったりな装備が出たんだが、どうしたんだ宝箱さん、機嫌でもいいんですか?

 私は、服の着方がわからないテラちゃんに[ソルの衣服]を着せ、私は[ルナの衣服]を着た。

 私が、テラちゃんに
 「今日はここで寝よう」
 って、言ったら

 『すずちゃん、いっしょにねよ!』
 って、言ってきたもんだから、今は隣でスヤスヤ寝てるけど、私は一緒に寝るなんて経験がなくて胸がドキドキと鳴っている。

 「今日は、いい一日だったなー」
 私は、ダンジョンの天井を見ながら目をつぶった。
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