おはようダンジョン こんにちは異世界

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地獄からの脱出

8日目? キモイ大群

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・・・地下93階層

 『すずちゃん、、つかれたよー』

 「私もだよ、何なのこの階層は、」

 かれこれ93階層に来て、かれこれ3時間は歩いてる、上に続く階段はないしモンスターもいない、どこか怪しい階層に私たちは疲れ果てていた。

 『ねー、すずちゃんそろそろやすもーよー』

 さっきからずっとテラちゃんがぐずぐず言ってる、私だって休みたい。

 でも、なるべく今日中に一階層は進みたい、、、

 『すぅぅぅ』

 ・・・後ろを振り向くとテラちゃんが眠っていた。

 そして、テラちゃんの周りが歪んだと思ったら、悪魔のようなモンスターが現れる。

 「お前らか!」

 私は、悪魔のようなモンスターの頭を刀で切り飛ばす。

 ステータス
 名前 [なし]
 種族 [デビル(ヘルデビル)]
 レベル 800
 スキル
 【悪戯いたずら

 ヘルデビル、めんどくさい相手だ、、、

 おそらく、油断しているところを襲っているのだろう。
 
 どうやら【悪戯】で透明化してるらしい。
 私は【真眼】でヘルデビルのいる場所を見つけ、見えない敵を次々と攻撃していく。
 どうやら、死んだら透明化が解除されるらしい。
 それにしても、【悪戯】というスキルは厄介だ、ヘルデビル自体に攻撃力は無いがめんどくさすぎる、おそらく階段が見つからないのも【悪戯】スキルのせいだろう。
 私は、テラちゃんを背中におんぶしながら、ヘルデビルを殲滅していく。

 ・・・『うぅぅん』
 
 テラちゃんが起きたようだ。
 結局テラちゃんはヘルデビルを殲滅するまで起きなかった、そのせいで私の疲労はMAXだ。
 この階層にいたヘルデビルの数は56匹、その全員が透明になっていたのだから、倒すのに4時間ほどかかってしまった。

 『おはよう、すずちゃん!』
 
 「おっ、おはよう、テラちゃん」

 私は顔を引きつりながら言う。
 可愛いから全て許してしまいそうだ、、、

 そうして私は、93階層の宝箱を開けた

 [ソルの髪飾り]
 品質 夢見級
 太陽の加護が発動する髪飾り、太陽が出ている場所では、一日に一度だけ魔法の攻撃を防ぐ。

 これは、テラちゃんに似合いそうだ。
 私は、テラちゃんの髪に手を伸ばし、髪飾りを付ける。

 『ありがとう、すずちゃん!』

 「かはっ」

 まんめんの笑顔に、私は今日で一番強い攻撃を喰らった、こんなに可愛い子の笑顔を見たら、人類全員が心を打たれるだろう。

 「テラちゃん、92階層にいくよ」

 『はぁーい!』
 
 この笑顔は、守らなければならない。
 私はそう思った。

 ・・・地下92階層

 「キモイ、キモすぎるっっっ」

 『そう?』

 テラちゃんには、虫耐性があるようだ、もちろん私だって少しぐらいの虫だったら耐えられる。
 でも、異世界の虫は無理だ、体長約1メートル、たくさんの足に音のなる羽で飛び回り、口をグチャグチャと鳴らしている。

 「無理っ、こっち来ないで!」

 その数およそ100匹以上
 1メートルほどの虫が100匹以上、こんなの誰でもトラウマになるでしょ!

 『まかせて!すずちゃん!』

 テラちゃんがそう言うと同時に、虫達に【幻惑】を発動する。
 すると、虫達が一斉に仲間割れをし、頭が飛ぶわ、腕が飛ぶわ、、、

 「うっぷ」

 今まで見てきた中で一番グロい、100匹以上の虫達が一箇所に集まり、グチャグチャになる。

 私は、目を瞑った。
 というか、瞑らずにはいられなかった。

 『すずちゃん、どう? わたしのスキル!』

 「凄いよ、、、」

 使い方が、使い方だけどね、、、
 
 戦いは、20分ほどで終わってしまった、目を開けると天井や壁、地面に緑色の血や紫色の肉が飛び散っていた。

 それより、私にとっては、可愛いテラちゃんに緑色の血がベッタリとついているところを見てめまいがした。

 「私の可愛いテラちゃんが、、、」

 私は、テラちゃんに聞こえないような小声で言った。

 そのあと、緑色の血に染まった宝箱をテラちゃんが持ってきて、宝箱を開けた、目を瞑りながら。

 半目を開けて中身を確認する。

 [ルナの腕輪]
 品質 夢見級
 月の光に照らされている間、魔力の回復が高まる。

 私は、[ルナの腕輪]を装備した。

 ・・・今日で私のレベルは、862
 テラちゃんのレベルは、999まで行ったそうだが、1000レベルにはなれなかったし、新しいスキルはどちらとも増えていなかった。
 変わったところと言ったら、装備と能力ぐらいか、、、

 私は、次の階層への階段を見上げる。
 
 今日はテラちゃんが思ったよりエグい事を平気ですることがわかった、これからは気をつけよう。
 私は、テラちゃんの汚れを落としながらそう心に誓うのだった。
 
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