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本編
48 私の小舟に貴方を乗せて、いくもいかぬも棹次第 ※R18
待ちかねていたかのように濡れそぼる膣孔にぬぷりとエミリオのモノの先端を埋めると、スイは背筋からぞくぞくと震えが走って気をやりそうなのを歯を食いしばって堪えた。
「ん……はぁっ……! おっき……すご……!」
「あっ、ああ……熱い、ナカ、すごいな……ああ、うねって……」
「きちゃった……エミさんのっ、ご立派さまぁっ……!」
「ゴ、ゴリッパ様? え、う、あ、ちょ、スイ……!」
エミリオのモノが大きいため、どうにも一息には入らなくて、一度腰を引いてもう一度腰を落としてを繰り返すスイ。ずりゅ、ずりゅ、ともたつく不器用な感じがまたエミリオの劣情をやたらとそそる。
「ダメ、きつ、は、入らないよう……エミさん」
「待って、俺が……」
エミリオは少し起き上がってスイの尻たぶに手を添える。半開きになったスイの悩ましい唇にそっとキスをして、唇をはむはむしてスイの力が抜けたところで、彼女の腰を一息にずどんと落とし込んだ。
「……ん、んああああ……ッ!」
「ん、く……! は、スイ、スイっ……!」
膣奥の子宮膣部にごつんと勢いよく亀頭が当たって、スイは目の前にちかちかと星が舞うのを見る。
ぶるぶる震える手でエミリオの頬を挟んで、強請るようにキスをすると、エミリオは口を開けて舌を出してスイに応じてくれる。
「ん、ちゅ、ふあ、えみしゃん、ああん、ちゅ、んんっ……」
「スイ、スイ、ああ、いい、ん、んく、んは、ああ……」
しばらく挿入したままちゅぱちゅぱと舌先で交わってから、おもむろに口を離して、唾液の糸をひきながらとろんとした表情で見つめ合う。
「は、挿入っちゃった、ぜんぶ……あのおっきいの、奥まで、ゴリゴリ、あ、すご……」
「ああ……挿れただけで、こんなに……はあ、ん、ス、スイ、苦しくないか……?」
「んーん、……き、きついけど、きもちい、ひ、久々、すぎて、感じすぎてもう……! す、すぐいっちゃうかも……」
「俺も、うねったり、締め付けたり、スイのナカ、気持ち良すぎて、もうすぐに出そうだ」
にちにちとうねる結合部を撫でさすりながら、しっかり奥までエミリオのモノを飲み込んでいる自分のそこを眺めて、スイは「はああああ……」と感嘆のため息を漏らした。
「ああ……とうとう、せっくす、しちゃった……エミさんと……」
「……後悔してる?」
「ううん……してないよ、そんなの、あっ……エミさん、あたしの彼氏なんでしょ、あっ、あっ……す、好き、だもん、エミさんのこと……あっ、あぅ、あ、あぁ……」
「うん……俺も、俺も好きだ、スイ……愛してる。これで、スイは、俺の……いや、俺がスイの物だな」
「んー……そうなの? あたしのになっちゃっていいの? エミさん……ほかの女の子と遊べなくなっちゃうよ? あ、あたし、浮気は、絶対に許さない女だから……でも、王都は、知らないけど、いっぱい可愛い子、いそうな、のに……」
「遊ばないよ、俺のかわいい女性はスイだけだ……! ……はあ、なあ、そろそろ……」
「ん、動いてあげる……ん、あっ、はあっ……」
スイは再びエミリオの腹に手をつくと、腰をゆっくりと動かし始めた。
「んぅ、あっ、あっ、やぁっ、すご、どんどんびきびきおっきくなって……エ、エミさん、おっきいの、すごいの」
「スイッ……うぁ、あ、あ、あ……っ、ああ、すごい……!」
「ご立派様、すごいぃ……!」
「だからその、ゴリッパ様って、何だよ……ん、んぅ……っ」
しゃがむような体制で卑猥なと水音と肌を打つ打擲音を響かせながら腰を上下させるスイ、その姿と、腰に響き渡るような得も言われぬ快感に、エミリオはごく強い酒を煽ったような酩酊感を感じてやまなかった。
上下する腰に合わせて三度に一度きゅっと締め付けると、エミリオは眉根を寄せてぶるぶると快感の拷問に耐えるから、その真っ赤になりながら苦し気に耐える表情がまた、スイの嗜虐心を揺さぶる。
「エミ、さん、エミさんっ……はあ、気持ちい? せっくす、気持ちい?」
「……ぁあ、ん、は、き、気持ちいいっ……! スイ、スイと、俺、本当に繋がって……ああっ……はあ、夢みたいだ……!」
ぱんぱん、ぐちゅぐちゅと卑猥すぎる音が響く中、スイと自分の喘ぎと荒い息遣い、下半身に感じるすさまじい快感にどんどん溺れていくのが分かる。
「はっ、あぁ、スイ、き、気持ち、いい……! はあ、なか、うねって、ああ、んぐっ、お、ぁあっ……っ!」
「あぁん、エミさんのすごいの、なか、擦れて……あぁん、イイとこ、あたるぅ……!」
「スイ、んあっ、締まる……っ」
ぐちゅりぐちゅりと卑猥な音を響かせながらしばらくお互いに腰の律動を繰り返し、感極まってきたスイが仰け反るような体勢になって、結合部をエミリオに見せつけた。
「見てぇ、エミさん、ほら、ほらぁ……! エミさんの、おっきいの、ずっぽし、ぐちゅぐちゅいってる……っ!」
「ああ……っ、俺のが、スイを……は、すごいな、うねりが、ああっ……は、はぁ、んくっ……!」
「んきゃっ……おく、すごっ……!」
「ああ、スイ、スイ……きもち、いい……ああ、腰がっ、勝手に……ああ、あああっ」
スイの腰を下ろすタイミングに合わせてエミリオも腰を浮かせて彼女の奥に雄茎を打ち付け始めると、挿入が深い体位のせいか子宮膣部までガツンガツンと亀頭が当たって、スイはあられもない嬌声を上げてよがりだした。
「あぅっ、あっ、んっ、すご、やば、エミさん、エミさんっ! きもちい、きもちいのぉ……!」
「俺も、ああ、スイの中、すごい、締まって、あああ……こ、こんなの……っダメだ、ああ、すぐ、いく、出る、出てしまうっ……!」
「あぁあっ、いく、あたしもいくっ……! ん、んぁあああっ!」
ぎゅぎゅぎゅ……と強い力で締め上げる膣壁の圧力に、エミリオは「ぐぅ……っ」と獣の唸り声のような声を上げて歯を食いしばるが、更なる圧力についに屈して溜まりに溜まった精をスイの子宮目掛けて思いきりぶちまけた。
熱湯のような灼熱の精液を子宮に浴びて、スイはエミリオの雄茎をこれでもかというほど締め付けながら、ぞくぞく背中を駆け上がる快感の波にぶるぶると震える。
「ああっ……いっぱい出てる……!」
「おっ……ぁあっ……く、は、はぁ……っ、ス、スイ、そんなに、締めるな……っ」
「ああん、だって、とまらないのぉ……!」
「はぁっ……搾り取られるっ……ああ、スイ、スイ、愛してる、愛してるんだ、スイッ……!」
「エミしゃぁん……!」
今までで一番長い射精の波が去って、スイが力なくエミリオの上に倒れ込んだ。弛緩する身体が甘い気怠さをもって二人を余韻に浸らせる。
身体はいまだ繋がったまま。そこがジンジン熱くてまだじゅくじゅくと涎をあぶくを立てて垂れ流しているが、もうそれはしょうがない。本来の目的は、本番行為で、生で、膣内射精、で粘膜同士の触れ合い、そして魔力交換だから、もうそれは仕方がないことなのだ。
「ふいぃ……はぁああ……中出し、初めてしちゃった……」
「……そうなのか?」
「だって、元彼とはきちんと避妊してたもん」
「そ、そうか……俺が、スイのここに、初めて……」
「そうだよ……はあ、あ、あかちゃ、あかちゃん、できちゃう……」
「ああ……ん、それ、いいな……スイに似た可愛い黒髪の子だったらいいな」
「……!」
正直、ここで「避妊しとけ」とか言われたらこの男を見限るつもりだった。いや、避妊薬を一応買っておいたけれども、ここで男に言われたら多分立ち直れないくらいに落ち込むだろう。「お前が言うなや!」と怒鳴り散らしていたかもしれない。
けれど、エミリオは、スイの心配の言葉に笑って、未来の希望なんか告げてきたからもうどうしてくれようかと悶えるしかない。
――エミさん、マジ、最高です。こんないい男マジでどこに落ちてたっけ、ダンジョンか、そうか。トラウマもののダンジョンだったけど、大変な拾いものしたなマジで。
この人とだったら、本気で将来考えてもいいかもなあなんて思ってしまう。身分とか遠距離とか、いろいろ問題があるからまあ夢だけれども、夢を見たっていいじゃないか。今くらい。
「……スイ? ダメかな」
「あ。……え、ええ~……? はあ、あたし、は、エミさん似の……オレンジ髪の子のほうがいいな……」
「じゃあ二人以上は作らないといけないな……もう、いっそ結婚しようか」
「ふふ……恋人に、なったばっかで、もう、結婚なの……?」
「嫌……?」
「ううん……」
「スイ、俺けっこう甲斐性はあるほうだと自負してるんだけど。財産はあるほうだし、魔術師なんて手に職系だから、騎士団辞めても、どこでもやっていける……」
――う、そこまでリアルなこと言われると一気に現実に戻されるからそれはまだ考えたくない。
「騎士団辞めるの? うーん」
「何でそこで渋るかな……」
「だってぇ……それはなんか重いよ……今はまだ……こうしてたいな、なにも考えずに」
「はは、そうか……それもそうだな、まあ急ぐことはない」
そう言って、どちらからともなくふわりと唇を重ねた。触れるだけの羽のようなキス、ときどきお互いの唇をはむはむするあの、エミリオとならこのほうが気持ちいいと思った優しい軽いキスだ。舌で味わう深いキスよりも興奮するのはどうしてだろう。
それだけで、未だスイの中に埋めたままのエミリオのブツが強直を復活させてきたことに、キスをしながらスイははぁ、と悩ましいため息をつく。
「スイ、また勃ってきた……いい?」
「あん、もう……エミさんたら、あたしも嫌いじゃないけども……」
「ふふ、じゃあ、第二ラウンド?」
「カーン!」
スイのゴングでエミリオはむくりと起き出して座位の形にスイを抱きしめてきた。
結婚云々はまだ色々片付けないとならない問題があるから夢物語として、とりあえず後で、先日購入した避妊薬は飲んでおかないとなあとスイは酩酊状態の頭でぼんやり考えていた。
「ん……はぁっ……! おっき……すご……!」
「あっ、ああ……熱い、ナカ、すごいな……ああ、うねって……」
「きちゃった……エミさんのっ、ご立派さまぁっ……!」
「ゴ、ゴリッパ様? え、う、あ、ちょ、スイ……!」
エミリオのモノが大きいため、どうにも一息には入らなくて、一度腰を引いてもう一度腰を落としてを繰り返すスイ。ずりゅ、ずりゅ、ともたつく不器用な感じがまたエミリオの劣情をやたらとそそる。
「ダメ、きつ、は、入らないよう……エミさん」
「待って、俺が……」
エミリオは少し起き上がってスイの尻たぶに手を添える。半開きになったスイの悩ましい唇にそっとキスをして、唇をはむはむしてスイの力が抜けたところで、彼女の腰を一息にずどんと落とし込んだ。
「……ん、んああああ……ッ!」
「ん、く……! は、スイ、スイっ……!」
膣奥の子宮膣部にごつんと勢いよく亀頭が当たって、スイは目の前にちかちかと星が舞うのを見る。
ぶるぶる震える手でエミリオの頬を挟んで、強請るようにキスをすると、エミリオは口を開けて舌を出してスイに応じてくれる。
「ん、ちゅ、ふあ、えみしゃん、ああん、ちゅ、んんっ……」
「スイ、スイ、ああ、いい、ん、んく、んは、ああ……」
しばらく挿入したままちゅぱちゅぱと舌先で交わってから、おもむろに口を離して、唾液の糸をひきながらとろんとした表情で見つめ合う。
「は、挿入っちゃった、ぜんぶ……あのおっきいの、奥まで、ゴリゴリ、あ、すご……」
「ああ……挿れただけで、こんなに……はあ、ん、ス、スイ、苦しくないか……?」
「んーん、……き、きついけど、きもちい、ひ、久々、すぎて、感じすぎてもう……! す、すぐいっちゃうかも……」
「俺も、うねったり、締め付けたり、スイのナカ、気持ち良すぎて、もうすぐに出そうだ」
にちにちとうねる結合部を撫でさすりながら、しっかり奥までエミリオのモノを飲み込んでいる自分のそこを眺めて、スイは「はああああ……」と感嘆のため息を漏らした。
「ああ……とうとう、せっくす、しちゃった……エミさんと……」
「……後悔してる?」
「ううん……してないよ、そんなの、あっ……エミさん、あたしの彼氏なんでしょ、あっ、あっ……す、好き、だもん、エミさんのこと……あっ、あぅ、あ、あぁ……」
「うん……俺も、俺も好きだ、スイ……愛してる。これで、スイは、俺の……いや、俺がスイの物だな」
「んー……そうなの? あたしのになっちゃっていいの? エミさん……ほかの女の子と遊べなくなっちゃうよ? あ、あたし、浮気は、絶対に許さない女だから……でも、王都は、知らないけど、いっぱい可愛い子、いそうな、のに……」
「遊ばないよ、俺のかわいい女性はスイだけだ……! ……はあ、なあ、そろそろ……」
「ん、動いてあげる……ん、あっ、はあっ……」
スイは再びエミリオの腹に手をつくと、腰をゆっくりと動かし始めた。
「んぅ、あっ、あっ、やぁっ、すご、どんどんびきびきおっきくなって……エ、エミさん、おっきいの、すごいの」
「スイッ……うぁ、あ、あ、あ……っ、ああ、すごい……!」
「ご立派様、すごいぃ……!」
「だからその、ゴリッパ様って、何だよ……ん、んぅ……っ」
しゃがむような体制で卑猥なと水音と肌を打つ打擲音を響かせながら腰を上下させるスイ、その姿と、腰に響き渡るような得も言われぬ快感に、エミリオはごく強い酒を煽ったような酩酊感を感じてやまなかった。
上下する腰に合わせて三度に一度きゅっと締め付けると、エミリオは眉根を寄せてぶるぶると快感の拷問に耐えるから、その真っ赤になりながら苦し気に耐える表情がまた、スイの嗜虐心を揺さぶる。
「エミ、さん、エミさんっ……はあ、気持ちい? せっくす、気持ちい?」
「……ぁあ、ん、は、き、気持ちいいっ……! スイ、スイと、俺、本当に繋がって……ああっ……はあ、夢みたいだ……!」
ぱんぱん、ぐちゅぐちゅと卑猥すぎる音が響く中、スイと自分の喘ぎと荒い息遣い、下半身に感じるすさまじい快感にどんどん溺れていくのが分かる。
「はっ、あぁ、スイ、き、気持ち、いい……! はあ、なか、うねって、ああ、んぐっ、お、ぁあっ……っ!」
「あぁん、エミさんのすごいの、なか、擦れて……あぁん、イイとこ、あたるぅ……!」
「スイ、んあっ、締まる……っ」
ぐちゅりぐちゅりと卑猥な音を響かせながらしばらくお互いに腰の律動を繰り返し、感極まってきたスイが仰け反るような体勢になって、結合部をエミリオに見せつけた。
「見てぇ、エミさん、ほら、ほらぁ……! エミさんの、おっきいの、ずっぽし、ぐちゅぐちゅいってる……っ!」
「ああ……っ、俺のが、スイを……は、すごいな、うねりが、ああっ……は、はぁ、んくっ……!」
「んきゃっ……おく、すごっ……!」
「ああ、スイ、スイ……きもち、いい……ああ、腰がっ、勝手に……ああ、あああっ」
スイの腰を下ろすタイミングに合わせてエミリオも腰を浮かせて彼女の奥に雄茎を打ち付け始めると、挿入が深い体位のせいか子宮膣部までガツンガツンと亀頭が当たって、スイはあられもない嬌声を上げてよがりだした。
「あぅっ、あっ、んっ、すご、やば、エミさん、エミさんっ! きもちい、きもちいのぉ……!」
「俺も、ああ、スイの中、すごい、締まって、あああ……こ、こんなの……っダメだ、ああ、すぐ、いく、出る、出てしまうっ……!」
「あぁあっ、いく、あたしもいくっ……! ん、んぁあああっ!」
ぎゅぎゅぎゅ……と強い力で締め上げる膣壁の圧力に、エミリオは「ぐぅ……っ」と獣の唸り声のような声を上げて歯を食いしばるが、更なる圧力についに屈して溜まりに溜まった精をスイの子宮目掛けて思いきりぶちまけた。
熱湯のような灼熱の精液を子宮に浴びて、スイはエミリオの雄茎をこれでもかというほど締め付けながら、ぞくぞく背中を駆け上がる快感の波にぶるぶると震える。
「ああっ……いっぱい出てる……!」
「おっ……ぁあっ……く、は、はぁ……っ、ス、スイ、そんなに、締めるな……っ」
「ああん、だって、とまらないのぉ……!」
「はぁっ……搾り取られるっ……ああ、スイ、スイ、愛してる、愛してるんだ、スイッ……!」
「エミしゃぁん……!」
今までで一番長い射精の波が去って、スイが力なくエミリオの上に倒れ込んだ。弛緩する身体が甘い気怠さをもって二人を余韻に浸らせる。
身体はいまだ繋がったまま。そこがジンジン熱くてまだじゅくじゅくと涎をあぶくを立てて垂れ流しているが、もうそれはしょうがない。本来の目的は、本番行為で、生で、膣内射精、で粘膜同士の触れ合い、そして魔力交換だから、もうそれは仕方がないことなのだ。
「ふいぃ……はぁああ……中出し、初めてしちゃった……」
「……そうなのか?」
「だって、元彼とはきちんと避妊してたもん」
「そ、そうか……俺が、スイのここに、初めて……」
「そうだよ……はあ、あ、あかちゃ、あかちゃん、できちゃう……」
「ああ……ん、それ、いいな……スイに似た可愛い黒髪の子だったらいいな」
「……!」
正直、ここで「避妊しとけ」とか言われたらこの男を見限るつもりだった。いや、避妊薬を一応買っておいたけれども、ここで男に言われたら多分立ち直れないくらいに落ち込むだろう。「お前が言うなや!」と怒鳴り散らしていたかもしれない。
けれど、エミリオは、スイの心配の言葉に笑って、未来の希望なんか告げてきたからもうどうしてくれようかと悶えるしかない。
――エミさん、マジ、最高です。こんないい男マジでどこに落ちてたっけ、ダンジョンか、そうか。トラウマもののダンジョンだったけど、大変な拾いものしたなマジで。
この人とだったら、本気で将来考えてもいいかもなあなんて思ってしまう。身分とか遠距離とか、いろいろ問題があるからまあ夢だけれども、夢を見たっていいじゃないか。今くらい。
「……スイ? ダメかな」
「あ。……え、ええ~……? はあ、あたし、は、エミさん似の……オレンジ髪の子のほうがいいな……」
「じゃあ二人以上は作らないといけないな……もう、いっそ結婚しようか」
「ふふ……恋人に、なったばっかで、もう、結婚なの……?」
「嫌……?」
「ううん……」
「スイ、俺けっこう甲斐性はあるほうだと自負してるんだけど。財産はあるほうだし、魔術師なんて手に職系だから、騎士団辞めても、どこでもやっていける……」
――う、そこまでリアルなこと言われると一気に現実に戻されるからそれはまだ考えたくない。
「騎士団辞めるの? うーん」
「何でそこで渋るかな……」
「だってぇ……それはなんか重いよ……今はまだ……こうしてたいな、なにも考えずに」
「はは、そうか……それもそうだな、まあ急ぐことはない」
そう言って、どちらからともなくふわりと唇を重ねた。触れるだけの羽のようなキス、ときどきお互いの唇をはむはむするあの、エミリオとならこのほうが気持ちいいと思った優しい軽いキスだ。舌で味わう深いキスよりも興奮するのはどうしてだろう。
それだけで、未だスイの中に埋めたままのエミリオのブツが強直を復活させてきたことに、キスをしながらスイははぁ、と悩ましいため息をつく。
「スイ、また勃ってきた……いい?」
「あん、もう……エミさんたら、あたしも嫌いじゃないけども……」
「ふふ、じゃあ、第二ラウンド?」
「カーン!」
スイのゴングでエミリオはむくりと起き出して座位の形にスイを抱きしめてきた。
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