20 / 64
第2章 学院生活の始まり
18.そろそろ帰ろう
しおりを挟む
「いやーさっきは助かったぞ、セシリア。そろそろ、魔力が回復してきたのに悪いな」
エンリセアが、調子に乗って狼を見つけて突っ込んでいき、単体ではなく群れの一部だったため狼の仲間に反撃されていたところを俺がちゃちゃっと棘の岩で串刺しにしてやったところだ。俺よりもレベルが高いんだから気を付けて欲しい。
「セシリアさんは遠くから正確な援護もできるなんてすごいですね」
「そんn———」
「でしょでしょ?!セシリアちゃんは世界一だからね!」
俺の言葉を遮って世界一とか言われてもレベルは底辺の方だからね?
「ボクもいいレベル上げにも繋がるから気にしなくていいからな」
今、狼を6匹倒して経験値が90入ってきた。スライムよりも経験値は入るようだ。
スライムは攻撃してもHPは減らないが狼は攻撃されれば俺なんかは下手すれば一発で即死だからもう少しくれてもいいと思うが………冒険者だし危ないのは当たり前だから、いいとしよう。
「じゃあ、ボクも魔力もほとんど全快したから、魔物を一緒に狩らせてもらおうかな」
こりゃ、宿でのスキル獲得が楽しみだ。
「よし、群れを倒せたな」
「順調、順調~♪」
いいペースだ、次の魔物たちはどこかなー?
「なんか、暗くなってきた。腹も減ったぞ」
「そうですね。今回はこの辺りにしておきましょう。ギルドはどっちの方向ですか?」
もう帰る時間か、テレーポートでギルドにそのまま向かうとしよう。
「ふっふっふ。そんな帰り方ではギルドに着く頃には夜だろ?」
「逆に、他に帰り方なんてあったっけ?」
まあ、そうなりますよね。
「じゃあ、そのもうひとつの帰り方を使うとしよう」
目の前の景色が赤い夕日に染まった木々とその間から姿が見える魔物がいる森から冒険者が行き交うギルドの前の通りに出た。
「しゅ、瞬間移動ですか?!」
「それって魔法学院、卒業生でも使えるやつも然う然ういないぞ………」
「これで着くって訳だよ、兎に角まずはギルドに素材を売ろうか」
殆どは黒い煙となり消えてしまうのだが、特異個体が稀にあり魔力が凝縮され過ぎて素材がドロップすることがあるのだ。
主に角や毛皮。俺たちは出なかったがたまに肉なんかもドロップするらしい。
本当にゲームっぽいな。
勿論、手で持ちながら狩るとかはせずに空間収納に仕舞っておいた。
そんな素材たちは、ギルドの受付とは別の素材を買い取ってくれるところがあるのでそこへ向かう。
「これらを買い取って欲しい」
「若いのにたくさん狩ってきましたね。今、鑑定して換金ますね」
因みに、このお金は4等分することになった。正直、俺全然やってなかったので一回断ったのだが、『これからも、同じパーティなんだから、気ー使わなくていいぞ』といわれてこれに至った。
「全部で600ゴールドです」
はじめてにしては、なかなかだな。
「銀貨でお願いします」
そうしないと分けずらい。
換金は終わり、俺たちは銀貨を一人15枚ずつ渡し、近くの料理店に向かうのであった。
◇
冒険者のTHE男の酒場にそぐわない4人が食事もしている。
「ここに来るの間違えたっぽくない?」
「ああ、そのようだな」
女性の影は殆どなく男たちが魔物を倒して稼いだお金を早速使い酒につかってはしゃいでいる。
そのなかに、美少女ロリが4人。酒の勢いで絡まれるのは面倒だが、料理も届き食事中なので店を出るわけにはいかない。
「酒がせめて飲めれば……」
「あと数年待たないとお酒は飲めないですね」
騒がしく会話もし難いので大体が黙々と食べることになった。賑やかで悪くないが、それはあくまでも男目線だ。今度から控えた方が無難だな。
食事が終わったから酒でも……とはできないので会計とする。
「すっかり、外も暗くなってしまったか。また、明日もギルドで10時に待ち合わせにしよう。昨日は早すぎたと自分でも思ったぞ」
そこを修正してくれたのは何気に有り難い。
「じゃあ、また明日な」
「さようなら」
「またねー」
では、俺たちは宿に………帰らずに店に寄ろうと思っていたがお金にそんな余裕もないので買うのは他の機会とする。
「今まで、泊まっていた宿でいいか?」
「いいけど、その前に銭湯に寄っていこうよ。ね?」
汗もかいたし流すか。
そんなわけで銭湯に寄って行きます。
◇
「さあ、入るよ。服もほら脱いで」
前回のような失態はもう俺はしない。今回は普通に入る!
こっちだって疲れてるのにいちいちそんなことに体力使って、疲れが溜まるとか本末転倒もいいところですよ。
紳士たる私がそんなことで、平常心を乱すわけがありません(精神魔法を自分にかけています)
脱衣所で服を脱ぎ、中に入る。
その光景は何日分もの疲れを癒す目の保養———やめておこう。しかし、精神魔法いい仕事してんじゃん。こんな状況でも割と平常心でいられるから、問題はほとんどないとはいいね。
いや、待て。これは、俺の中身が男性から女性に変化している証拠なのか?!まだ、慌てる時間ではないぞ俺。精神魔法のおかげだ。そうだ、試しに解除してみるか。
俺は髪を洗いながらそんなことを考えていた。
髪についた泡も流し終わり俺は目を開けて再び軽く周囲を見てみる。
双丘が辺り一面にたくさんあるなー……あれ心臓の脈の打つペースが上がってきたような気がする。なんか、一段と暑くなったよう———ダメじゃん。
精神魔法を再びかけると心拍数ももとに戻り、暑さも少し引いてきた。
やはり、俺の中身は男性のようだ。よかった。
ちょっと待つんだ俺。これって犯罪なんじゃないか?でも身分証には女性と出ていた。
一体何が正解なんだよ……。
◇
そんな魔法を使ったせいで普通に入るより疲れてしまったが、長い長い銭湯を乗り越えた。
では、宿の前にテレポート。
昨日の部屋が空いていたようで同じ部屋にした。今回は4日分しか、予約していない。お金は半分ずつ払う。
さて、スキルでもゲットするとしよう。
そして今、俺はベットの横にある小さな椅子とテーブルがあるところに腰掛けながら、ステータスウィンドウを開く。
《名前》セシリア・ジェネレーティ
《レベル》8
《スキルベース》85/85
《獲得済みスキル》なし
《累計経験値》582
《次のレベル》48
《スキルポイント》108
[次のページ]
結構成長したなー。では、次のページを。
〔取得スキル絞り込み〕
≪攻撃スキル≫
≪強化スキル≫
≪回復スキル≫
≪防御スキル≫
≪隠密スキル≫
≪共有スキル≫
≪補正スキル≫
≪パーティースキル≫
≪スペシャル≫
[前のページ]
スペシャルって気になるな?どれ、押してみようか。
〔取得スキル候補〕≪スペシャル≫
→該当候補なし
なしって言うのは、なんかひどいな。隠密スキルとか便利そうだからこれにしよう。
〔取得スキル候補〕≪隠密スキル≫
【低 足音軽減】【低 透明化】
これぐらいか。後々増えていく感じかな?
まあ、今中途半端なものを取るくらいなら他のものに使おうか。
ということで次は、攻撃とか防御も魔法でなんとかできるしパーティースキルとか言うのが気になるが共有の方が誰でもという感じでよさそうだな。
〔取得スキル候補〕≪共有スキル≫
【知覚共有-5】【知覚共有-10】【一斉攻撃魔法転送】【スキル貸し出し】
強いスキルとか持ってないからスキル貸し出しは要らない。知覚を共有しながら【一斉攻撃魔法転送】を使えば結構有能そうなので、【知覚共有-10】と【一斉攻撃魔法転送】を取得した。
効果は
【知覚共有-10】
10人まで知覚を共有できる。1分辺りスキルベースを2消費する。
獲得使用スキルポイント10
【一斉攻撃魔法転送】
何人でも攻撃魔法のみ転送することが出来る。ただし、魔法の発動に使う魔素の消費が通常の1.5倍消費しスキルベースは1人当たり5消費する。
獲得使用スキルポイント50
同時に使えばなかなか良さそうだな。
回復スキルは、自動で回復とかあるかな?
〔取得スキル候補〕≪回復スキル≫
【低 魔力量回復加速】【低 HP吸収】【低 スキルベース吸収】【低 使用魔力軽減】
全部低、か。でも使用魔力軽減ってのは気になる。
【低 使用魔力軽減】
魔法に使う魔力量を5%軽減する。スキルベースを消費しない。同系統の系列使用可能。
常時発動型。
獲得必要スキルポイント35
うーん、これは取っておいて損はなさそうだな。
では、取得。
補正スキルは、何なのかな?
〔取得スキル候補〕≪補正スキル≫
【魔法攻撃命中率上昇-10】【敵攻撃予測-60】
この数字はパーセンテージだろうから、魔法を使えば100パーセントにもできなくもないので、保留としておく。
では最後に強化スキルでも見るとしよう。
〔取得スキル候補〕≪強化スキル≫
【視力強化-2】【視力強化-5】【筋肉増強-2】【筋肉増強-5】【筋肉増強-10】【小 熱感知】【中 熱感知】【思考加速-2】【思考加速-5】【思考加速-10】【思考加速-20】【動作高速化-2】【動作高速化-5】【飛行-10s】【飛行-30s】【呼吸破棄-100s】【呼吸破棄-200s】
ちょっとばかし、多くないか?
どうせスキルポイントも全然なくなったし、新しいスキルの獲得はこれくらいにしておき、俺のステータスがどうなったか確認する。
《名前》セシリア・ジェネレーティ
《レベル》8
《スキルベース》45/45
《獲得済みスキル》【知覚共有-10】【一斉攻撃魔法転送】【低 使用魔力軽減】
《累計経験値》582
《次のレベル》48
《スキルポイント》13
[次のページ]
なし、からちゃんとスキルが加わった。ゲームの世界にはスキルなんてなかったから面白そうだな。
◇◇◇◇◇
それから5日間、エンセリアとティアナ、カリス、俺の四人のパーティーでカルゼシアの森で狩りを続けた。
お金も少し貯まってきたがまだ、買い物はできていない。その代わりに宿を再び予約する際に10日分にして10日以上になると1割引になるので、630ゴールドで済み少しお得した。
そして、魔法学院の合否発表前の前日の現時点では、スキルポイントを貯め続けている。
あと、1ヶ月くらい貯めてみようかな。そうしたら、魔法より強力なスキルが手に入るかもしれない。
今日もたくさん魔物を狩って疲れたので俺は落ちるように寝てしまった。
エンリセアが、調子に乗って狼を見つけて突っ込んでいき、単体ではなく群れの一部だったため狼の仲間に反撃されていたところを俺がちゃちゃっと棘の岩で串刺しにしてやったところだ。俺よりもレベルが高いんだから気を付けて欲しい。
「セシリアさんは遠くから正確な援護もできるなんてすごいですね」
「そんn———」
「でしょでしょ?!セシリアちゃんは世界一だからね!」
俺の言葉を遮って世界一とか言われてもレベルは底辺の方だからね?
「ボクもいいレベル上げにも繋がるから気にしなくていいからな」
今、狼を6匹倒して経験値が90入ってきた。スライムよりも経験値は入るようだ。
スライムは攻撃してもHPは減らないが狼は攻撃されれば俺なんかは下手すれば一発で即死だからもう少しくれてもいいと思うが………冒険者だし危ないのは当たり前だから、いいとしよう。
「じゃあ、ボクも魔力もほとんど全快したから、魔物を一緒に狩らせてもらおうかな」
こりゃ、宿でのスキル獲得が楽しみだ。
「よし、群れを倒せたな」
「順調、順調~♪」
いいペースだ、次の魔物たちはどこかなー?
「なんか、暗くなってきた。腹も減ったぞ」
「そうですね。今回はこの辺りにしておきましょう。ギルドはどっちの方向ですか?」
もう帰る時間か、テレーポートでギルドにそのまま向かうとしよう。
「ふっふっふ。そんな帰り方ではギルドに着く頃には夜だろ?」
「逆に、他に帰り方なんてあったっけ?」
まあ、そうなりますよね。
「じゃあ、そのもうひとつの帰り方を使うとしよう」
目の前の景色が赤い夕日に染まった木々とその間から姿が見える魔物がいる森から冒険者が行き交うギルドの前の通りに出た。
「しゅ、瞬間移動ですか?!」
「それって魔法学院、卒業生でも使えるやつも然う然ういないぞ………」
「これで着くって訳だよ、兎に角まずはギルドに素材を売ろうか」
殆どは黒い煙となり消えてしまうのだが、特異個体が稀にあり魔力が凝縮され過ぎて素材がドロップすることがあるのだ。
主に角や毛皮。俺たちは出なかったがたまに肉なんかもドロップするらしい。
本当にゲームっぽいな。
勿論、手で持ちながら狩るとかはせずに空間収納に仕舞っておいた。
そんな素材たちは、ギルドの受付とは別の素材を買い取ってくれるところがあるのでそこへ向かう。
「これらを買い取って欲しい」
「若いのにたくさん狩ってきましたね。今、鑑定して換金ますね」
因みに、このお金は4等分することになった。正直、俺全然やってなかったので一回断ったのだが、『これからも、同じパーティなんだから、気ー使わなくていいぞ』といわれてこれに至った。
「全部で600ゴールドです」
はじめてにしては、なかなかだな。
「銀貨でお願いします」
そうしないと分けずらい。
換金は終わり、俺たちは銀貨を一人15枚ずつ渡し、近くの料理店に向かうのであった。
◇
冒険者のTHE男の酒場にそぐわない4人が食事もしている。
「ここに来るの間違えたっぽくない?」
「ああ、そのようだな」
女性の影は殆どなく男たちが魔物を倒して稼いだお金を早速使い酒につかってはしゃいでいる。
そのなかに、美少女ロリが4人。酒の勢いで絡まれるのは面倒だが、料理も届き食事中なので店を出るわけにはいかない。
「酒がせめて飲めれば……」
「あと数年待たないとお酒は飲めないですね」
騒がしく会話もし難いので大体が黙々と食べることになった。賑やかで悪くないが、それはあくまでも男目線だ。今度から控えた方が無難だな。
食事が終わったから酒でも……とはできないので会計とする。
「すっかり、外も暗くなってしまったか。また、明日もギルドで10時に待ち合わせにしよう。昨日は早すぎたと自分でも思ったぞ」
そこを修正してくれたのは何気に有り難い。
「じゃあ、また明日な」
「さようなら」
「またねー」
では、俺たちは宿に………帰らずに店に寄ろうと思っていたがお金にそんな余裕もないので買うのは他の機会とする。
「今まで、泊まっていた宿でいいか?」
「いいけど、その前に銭湯に寄っていこうよ。ね?」
汗もかいたし流すか。
そんなわけで銭湯に寄って行きます。
◇
「さあ、入るよ。服もほら脱いで」
前回のような失態はもう俺はしない。今回は普通に入る!
こっちだって疲れてるのにいちいちそんなことに体力使って、疲れが溜まるとか本末転倒もいいところですよ。
紳士たる私がそんなことで、平常心を乱すわけがありません(精神魔法を自分にかけています)
脱衣所で服を脱ぎ、中に入る。
その光景は何日分もの疲れを癒す目の保養———やめておこう。しかし、精神魔法いい仕事してんじゃん。こんな状況でも割と平常心でいられるから、問題はほとんどないとはいいね。
いや、待て。これは、俺の中身が男性から女性に変化している証拠なのか?!まだ、慌てる時間ではないぞ俺。精神魔法のおかげだ。そうだ、試しに解除してみるか。
俺は髪を洗いながらそんなことを考えていた。
髪についた泡も流し終わり俺は目を開けて再び軽く周囲を見てみる。
双丘が辺り一面にたくさんあるなー……あれ心臓の脈の打つペースが上がってきたような気がする。なんか、一段と暑くなったよう———ダメじゃん。
精神魔法を再びかけると心拍数ももとに戻り、暑さも少し引いてきた。
やはり、俺の中身は男性のようだ。よかった。
ちょっと待つんだ俺。これって犯罪なんじゃないか?でも身分証には女性と出ていた。
一体何が正解なんだよ……。
◇
そんな魔法を使ったせいで普通に入るより疲れてしまったが、長い長い銭湯を乗り越えた。
では、宿の前にテレポート。
昨日の部屋が空いていたようで同じ部屋にした。今回は4日分しか、予約していない。お金は半分ずつ払う。
さて、スキルでもゲットするとしよう。
そして今、俺はベットの横にある小さな椅子とテーブルがあるところに腰掛けながら、ステータスウィンドウを開く。
《名前》セシリア・ジェネレーティ
《レベル》8
《スキルベース》85/85
《獲得済みスキル》なし
《累計経験値》582
《次のレベル》48
《スキルポイント》108
[次のページ]
結構成長したなー。では、次のページを。
〔取得スキル絞り込み〕
≪攻撃スキル≫
≪強化スキル≫
≪回復スキル≫
≪防御スキル≫
≪隠密スキル≫
≪共有スキル≫
≪補正スキル≫
≪パーティースキル≫
≪スペシャル≫
[前のページ]
スペシャルって気になるな?どれ、押してみようか。
〔取得スキル候補〕≪スペシャル≫
→該当候補なし
なしって言うのは、なんかひどいな。隠密スキルとか便利そうだからこれにしよう。
〔取得スキル候補〕≪隠密スキル≫
【低 足音軽減】【低 透明化】
これぐらいか。後々増えていく感じかな?
まあ、今中途半端なものを取るくらいなら他のものに使おうか。
ということで次は、攻撃とか防御も魔法でなんとかできるしパーティースキルとか言うのが気になるが共有の方が誰でもという感じでよさそうだな。
〔取得スキル候補〕≪共有スキル≫
【知覚共有-5】【知覚共有-10】【一斉攻撃魔法転送】【スキル貸し出し】
強いスキルとか持ってないからスキル貸し出しは要らない。知覚を共有しながら【一斉攻撃魔法転送】を使えば結構有能そうなので、【知覚共有-10】と【一斉攻撃魔法転送】を取得した。
効果は
【知覚共有-10】
10人まで知覚を共有できる。1分辺りスキルベースを2消費する。
獲得使用スキルポイント10
【一斉攻撃魔法転送】
何人でも攻撃魔法のみ転送することが出来る。ただし、魔法の発動に使う魔素の消費が通常の1.5倍消費しスキルベースは1人当たり5消費する。
獲得使用スキルポイント50
同時に使えばなかなか良さそうだな。
回復スキルは、自動で回復とかあるかな?
〔取得スキル候補〕≪回復スキル≫
【低 魔力量回復加速】【低 HP吸収】【低 スキルベース吸収】【低 使用魔力軽減】
全部低、か。でも使用魔力軽減ってのは気になる。
【低 使用魔力軽減】
魔法に使う魔力量を5%軽減する。スキルベースを消費しない。同系統の系列使用可能。
常時発動型。
獲得必要スキルポイント35
うーん、これは取っておいて損はなさそうだな。
では、取得。
補正スキルは、何なのかな?
〔取得スキル候補〕≪補正スキル≫
【魔法攻撃命中率上昇-10】【敵攻撃予測-60】
この数字はパーセンテージだろうから、魔法を使えば100パーセントにもできなくもないので、保留としておく。
では最後に強化スキルでも見るとしよう。
〔取得スキル候補〕≪強化スキル≫
【視力強化-2】【視力強化-5】【筋肉増強-2】【筋肉増強-5】【筋肉増強-10】【小 熱感知】【中 熱感知】【思考加速-2】【思考加速-5】【思考加速-10】【思考加速-20】【動作高速化-2】【動作高速化-5】【飛行-10s】【飛行-30s】【呼吸破棄-100s】【呼吸破棄-200s】
ちょっとばかし、多くないか?
どうせスキルポイントも全然なくなったし、新しいスキルの獲得はこれくらいにしておき、俺のステータスがどうなったか確認する。
《名前》セシリア・ジェネレーティ
《レベル》8
《スキルベース》45/45
《獲得済みスキル》【知覚共有-10】【一斉攻撃魔法転送】【低 使用魔力軽減】
《累計経験値》582
《次のレベル》48
《スキルポイント》13
[次のページ]
なし、からちゃんとスキルが加わった。ゲームの世界にはスキルなんてなかったから面白そうだな。
◇◇◇◇◇
それから5日間、エンセリアとティアナ、カリス、俺の四人のパーティーでカルゼシアの森で狩りを続けた。
お金も少し貯まってきたがまだ、買い物はできていない。その代わりに宿を再び予約する際に10日分にして10日以上になると1割引になるので、630ゴールドで済み少しお得した。
そして、魔法学院の合否発表前の前日の現時点では、スキルポイントを貯め続けている。
あと、1ヶ月くらい貯めてみようかな。そうしたら、魔法より強力なスキルが手に入るかもしれない。
今日もたくさん魔物を狩って疲れたので俺は落ちるように寝てしまった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
124
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる