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第2章 学院生活の始まり

19.入学式前日(ステータス紹介)

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  ステータスを紹介するためのようなものなので短いです。

✎︎____________


 魔法学院に今、4人で合格したか、していないかを見に来ている。

 実技だけだったし、多分大丈夫だと思うけど『自分の魔力による魔法でない魔法を使ったから不合格です』とかやめてよね。俺だけ不合格とか悲しいよ。

「受験生の人はこの掲示板に自分の番号があるか確認をして、自分の番号が見つかった人は、こちらにある受付まで来て今後の詳しい予定が書いた紙と制服を取りに来てください」


 遂に、合格者の発表がされる。5000人の中からたったの150人しか入学できないため倍率は30倍超えだ。そして、今開示された。果たしてどうなっただろうか?

『俺の番号があった!』『憧れの学院に行けるわ!』『浪人生活も終わりだ!!』とか歓喜の声を漏らすものが居るなか、その一方で
『番号が……』『また、落ちた………』等落ちてしまう人の割合の方が多い。

 さて、俺の番号は……あった!

「みんなどうだった、どうだった?私はあったよ!」

「番号ならあった」
「ボクも自分の番号はあそこにあったぞ」
「私も自分の受験番号がかいてありました」

 おーこの倍率で全員合格できたとは凄いな。
 みんな魔物の狩り方も上手いから受かるとは、思ってたけどね。

「受付に取りに行くか」

「なんか、学院生活初めてだから楽しみ!」


 受付でこれからについての書類と制服を受け取った。

 今、思ったがこの紙という技術、なんでこんな中世の世界にあるんだ?
 異世界から来た人が持ち込んだのかな。便利だし、いいんだけど。

 そんなことはおいておき、書類に目を通すとしよう。

 えーと、学院紹介パンフレット?

 そこにあったのは学校の施設や実績などだった。それらを大方覚えてから学院に行こう。

 ◇

 現在、宿の中に居て外も星に照らされる時間でもうすぐ寝る頃だ。

 明日から学校が始まるそうだ。早すぎないか始まるの……。

 まあ、それで今日はギルドに行って魔物の素材を売るなどのことはしていない。
 あの後は、ご飯食べたこととみんなでトランプやってたくらいだ。四人でやるので、折角だからババ抜きではなく大富豪をするのを提案してやった。幸いにもこちらにも大富豪はあったようでなかなかの接戦で面白かった。

 今のステータスはというとこんな感じだ。



 《名前》セシリア・ジェネレーティ

 《レベル》20

 《スキルベース》/145

 《獲得済みスキル》【知覚共有-10】【一斉攻撃魔法転送】【低 使用魔力軽減】

 《累計経験値》2035

 《次のレベル》65

 《スキルポイント》282

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【知覚共有-10】

 10人まで知覚を共有できる。1分辺りスキルベースを2消費する。同系統のスキルの並列使用


【一斉攻撃魔法転送】

 何人でも攻撃魔法のみ転送することが出来る。ただし、魔法の発動に使う魔素の消費が通常の1.5倍消費しスキルベースは1人当たり5消費する。


【低 使用魔力軽減】

 魔法に使う魔力量を5%軽減する。スキルベースを消費しない。同系統の系列使用可能。同系統のスキルの並列使用
 常時発動型。


 大分成長してきたな。だが、世界にはレベル1万超えの者もいるらしい。
 そう考えるとまだまだ頑張る必要がある。しかも限界とやらはないみたいだしな。


 今は明日の入学式に向けて休むことにする。
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