幼なじみの友達に突然キスされました

光野凜

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修学旅行2日目 好きになってよ

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 次の日の朝――。

 少し肌寒さの残る京都の空気の中、俺たちは金閣寺の前で全体写真を撮るために集合していた。金色に光る堂が、朝日を反射してまぶしいくらいに輝いている。

「こっち向いて、笑ってー!はいちーず!」

 カメラマンの先生の掛け声に合わせて、みんなでポーズを決める。
 金閣寺を背景にした写真は、あとで絶対思い出になるんだろうな、なんて思いながら。

 それから、バスで清水寺へ向かう。
 長い坂道の途中、綺麗な紅葉が視界いっぱいに広がって、思わず「すげ......」と声が出た。
 赤やオレンジに染まった木々が、秋の空に映えて、見惚れるほどだった。

 そのまま二寧坂へ移動して、班行動で自由時間になった。

「みたらし団子、焼き立てだよ~!」

「みたらし、焼きたてだって!うまそ!!」

 香ばしい匂いに誘われて、まずはみたらし団子を手に入れた。串に刺さった団子は思ってたよりも大きくて、たっぷりのタレが垂れそうなくらいかかっている。

「ん、熱っ......けど、うまっ!」

 焼き目の香ばしさと、甘じょっぱいタレがたまらない。

 次に向かったのは抹茶アイスの専門店。「濃さが選べますよ」と言われて、せっかくだし......と一番濃いやつを選んだ。

 でも――

「......思ってたより、苦っ」

 口に入れた瞬間、抹茶の渋みが舌に広がる。本格的な抹茶だった。
 アイスなのに、甘さよりも深みというか、まるでお茶そのものを食ってる感じだ。

「あれ、蒼じゃん」

 振り返ると、ちょうど怜央がアイスを買って出てきたところだった。後ろには他の友達もいる。

「お前らもここ来てたのか」

「やっぱり、ここは食べとかないとな」

「そっちのも抹茶? なんか色濃くね」

「いちばん濃いやつにした」

 もうひとくち食べて思わず顔をしかめると、怜央がにやっと笑って覗き込んでくる。

「へえ、ひとくちくれよ」

「いいけど......苦いぞ」

 俺は手元のアイスを差し出すと、怜央はひょいと口に運んで、

「うわ、ほんとに苦いじゃん。でもこれもアリだな。ほら、俺のも食ってみ」

 今度は怜央が自分のアイスを差し出してくる。

「じゃあ......」

 せっかくだしと思って俺は口を近ずける。
 しかし、ぱくっ、と――横から瑛人が怜央のアイスをまるっとかぶりついた。

「はっ!? お前、なに勝手に食ってんだよ!しかもアイスほとんど食いやがって!」

「いやー、美味しそうだったからつい」

「お前、俺のと同じやつ食ってんだろ!!」

 そんなふうに、ふたりでわちゃわちゃ言い合ってるのを見ながら、光輝と隼人は爆笑してた。

「ほんと、子供かお前ら」

「修学旅行ってより遠足だな、これ」

 俺はスプーンを持ったまま苦笑するしかなくて――

「おい、怜央! 置いてくぞー!」

 怜央の友達の呼ぶ声が響いて、ようやく騒ぎは一旦中断。

「ほんと、ありえねぇ」

 怜央は最後まで文句を書いていいながらみんなの元に戻って行った。

「蒼」

 瑛人が俺の手元のアイスを覗き込んで言った。

「それ、お前にはちょっと苦いだろ」

「いや、まあ......ちょっと」

「じゃあ、交換しようぜ。俺の、甘すぎて逆にキツかった」

 そう言って、瑛人は自分のアイスを俺に差し出してくる。

「いいのかよ?」

「いいって。お前のやつ、俺にはちょうどよさそうだし」

 その表情はいつもの飄々とした笑顔だったけど、優しくて――俺は何も言えずに、ただアイスを受け取った。

 ふたたび一口食べると、甘さがじんわりと口の中に広がる。

  ああ......こっちの方が、断然うまいな。

「やば、集合時間そろそろじゃね?」

 みんなでアイスを食べ終えたところで、光輝がスマホを見て顔を上げる。

「まじか、走るの無理だから早歩きで!」

 そう言って、俺たちは急な坂道を戻り始めた。途中でまた誰かが団子を買おうとしはじめて、ちょっと寄り道しつつも、なんとか集合場所へ滑り込み。

   そこから次の目的地――伏見稲荷大社へ向かった。

 赤い鳥居が何本も連なる参道を歩きながら、俺たちは列の中ほどで足を止めた。

「なあ、俺ら来年受験だし......一応祈っとくか?」

「うわー、その話今ここで? 現実感、戻るからやめてくれ......」

「俺らついこの前、受験終わったばっかだよな?」

 俺と隼人がげんなりした声で言い、光輝が笑いながら肩を叩く。

「まぁまぁ、とりあえず五円玉投げとこうぜ。ご縁がありますようにってやつ」

「上手いこと言ったつもりかよ......」

 俺も財布を取り出して、用意していた五円玉を賽銭箱へ。
 自分でもはっきりしないまま、目を閉じた。

 なにごともなく、乗り越えれますように――

 そんなことをぼんやりと。

「さて、じゃあお守りでも買うかー!」

 誰かの声に導かれて、みんなで売り場へと向かった。学業成就、健康、安全......ひと通り見ながら、それぞれの目的に合ったものを選んでいく。

「俺、学業成就と......健康のやつにしよ」

「俺も学業ー。あと交通安全でも親に買ってこうかな」

 俺も同じように選び、並んでレジに向かう。

「ん?あれ、瑛人は?」

 気づけば、瑛人の姿がない。

「あいつ、やっぱり変えるって戻ったぞ」

 その少しあと、瑛人が静かに戻ってきた。
 手には、他のみんなと同じように小さな紙袋。

「何にした?」

 そう訊くと、瑛人は軽く肩をすくめて見せただけだった。

「秘密」

「......なんだよそれ」

 笑いながら言ったものの、それ以上は何も訊かなかった。
 どうせ、学業成就とか、そんなところだろうと勝手に思っていた。

 でも――その紙袋の奥に、赤い紐が覗いていたことも。
 レジに並ぶ前に、少し離れた場所で瑛人が迷うように立ち止まっていたことも。

 俺は、そのどれにも気づいていなかった。

 旅館の浴場から上がると、廊下の先に見慣れた後ろ姿があった。
 怜央だった。湯上がりの髪が少し濡れていて、浴衣の襟元がゆるく開いている。
 こっちに気づいて振り返った怜央が、軽く片手を上げた。

「おー、蒼。あれ、あいつらは?」

 俺は浴衣の裾を直しながら答えた。

「瑛人は女子に引っ張られてった。光輝と隼人は風呂上がりの牛乳かけて卓球勝負してる」

「なるほどな。しばらく戻ってこないな、そりゃ」

 そう言って怜央は、すでに引かれていた布団のひとつに、何気なく腰を下ろした。俺もつられてその隣に座る。

「暇だな......ゲームでもするか?」

 少し沈黙が気まずくなって、俺が口火を切ったその瞬間――

「じゃあさ」

 不意に、怜央が俺の肩を掴み、そのままぐっと押し倒してきた。

「っ、ちょ、なに......?」

 焦って手を突こうとするけど、怜央の体重が重くて動けない。

「お前ってさ、可愛いよな。なんか、すぐ顔赤くなるし」

「は?おい、どけって」

 冗談だろと思って笑おうとしたけど、怜央の表情は冗談じゃなかった。目が、真っ直ぐだった。
 ドクン、と心臓が高鳴る。

「ほんと、笑えねぇから......っ」

「俺、お前ならいけるわ。なぁ、ものはためしって言うじゃん?」

 顔が近づく。息がかかる距離。
 思わず、やだ、って心が叫んだ。

 ――そのときだった。

「......っ、離れろよ」

 バサッと襖が開く音がして、次の瞬間には、強い力で俺の腕が引っ張られていた。
 気づけば、俺は瑛人の胸の中だった。

「いってぇ......」

 怜央が押されて、布団に倒れ込む。瑛人の目が鋭く光っていた。
 こんな瑛人、初めて見る。

「お前、なにやってんだよ」

「......お前には関係ねぇだろ?」

「......蒼が嫌がってんだろ。それに、ここはそういう場所じゃねぇんだよ」

 怜央の顔から笑みが消える。

「はっ......わかったよ」

 ふてくされたように立ち上がり、少し乱れた前髪をかき上げて、怜央は襖のほうへ向かう。
 去り際、蒼にちらっと視線を向けて、皮肉っぽく笑った。

「――“そういう場所”じゃないのは、どっちなんだろうな?」

 それだけ言って、怜央は部屋を出て行った。

 襖が閉まる音が、やけに大きく響いて少しの間、沈黙が続いた。

「......瑛人、さっきはありがっ」

 そう言おうとした瞬間、壁際に追い込まれて、瑛人の腕がバンと俺の横に添えられた。

「なぁ、怜央と......なにしようとしてた?」

「な、なにって......怜央が勝手に」

「なんであんなに無防備なんだよ。俺の前では警戒してるくせに」

「それは......!」

 言い訳をしようとした。けど、その言葉はキスで遮られた。逃げようとしても、両手首を掴まれて、動けない。

 深くて、強くて、息もできないほどのキス。
 唇がふさがれて、心臓が痛いくらい鳴っている。

 ......こわい。

「っ、やめろって......!」

 ようやく絞り出したその声に、瑛人の動きが止まった。
 はっとしたように俺の手を離し、一歩、距離を取った。

「......ごめん。......頭冷やしてくる」

 扉に手をかけた瑛人の背中に、思わず声をかけていた。

「......行くなよ」

 その言葉に、瑛人の手が止まる。背中越しに、ぴくりと肩が揺れた。

 俺は浴衣の袖を指先でぎゅっと握りながら、唇をかんだ。

「......俺、怜央といるとき、別になんとも思ってなかった。ただの友達って思ってた。ああいうノリも......冗談だろって、そう思ってたんだ」

 自分の声が震えているのがわかった。けど止められない。

「でも......お前のときは違うんだよ。なんか、意識しちゃって、変にドキドキする......」

 浴衣の袖が揺れる。表情は見えない。でも、その空気だけで、ちゃんと聞いてくれてるってわかった。

 瑛人が、ゆっくりと振り返った。

 その顔を見ると、言葉が止まりそうになった。でも、今だけは言わなきゃいけない気がして、俺は話を続けた。

「......さっき、怜央に押し倒されたときは、“やだ”って、思った。でも、お前のときは嫌って感じ、じゃなかった」

 瑛人の目が、少しだけ揺れる。

 瑛人が一歩近づいた。
 もう一歩、そしてもう一歩。

 俺の喉がひくっと鳴る。

「お前のこと、意識してんだよ。ずっと。なんでかわかんないけど.......」

「お前のせいだろ......」

 俺は絞り出すように言った。

「こんなの、もう......友達じゃないじゃん......」

 言い終えた瞬間、沈黙が落ちた。
   心臓がうるさいほど鳴っている。沈黙が怖くて、顔を伏せた。

 でも一ーふわっと、頭に触れる手があった。
 そっと撫でるように、優しく髪をなでてくれる手が。

「......それって」

 瑛人が小さく息を呑んだように言った。

「......蒼、こっちみて」

 瑛人の優しい声に俺は動けなかった。声が出なかった。胸がいっぱいで、言葉が喉の奥で詰まってしまった。

 でも、たぶん――

 俺の黙り込みを、瑛人は否定とは受け取らなかった。

 そっと、けれど力強く、俺の身体が引き寄せられる。

 熱い鼓動が重なる。浴衣越しでもわかるくらい、瑛人の心臓の音が近かった。

「......好きだ。好きだよ、蒼」

 瑛人の声が、俺の耳元に落ちる。低くて、震えていて、でも一番まっすぐだった。

 抱きしめられたまま、胸の奥がジンと熱くなっていく。

 瑛人の手は、離れなかった。むしろ、もっと強く、俺を包み込むようにきつく抱いてくる。

「......蒼も、俺のこと好きになってよ」

 その言葉に、息が止まりかけた。

 好きになってよ、なんて――

 そんなストレートな言い方、ずるい。困る。返せるわけないのに。

 心臓が耳元でドクドクとうるさいくらい響く。言葉が出ない。答えなんて、まだわからない。でも、瑛人の気持ちは痛いほど伝わってきて、どうしたらいいかわからなくて。

「......あ、あのさ......俺......」

 なんとか声を出そうとした瞬間――

 ガラッ!

「戻ったぞー!!」

 襖が勢いよく開いて、光輝と隼人の声が飛び込んできた。

「やっぱ風呂上がりの卓球は最高だな!」

「負けたけどな、お前」

「うるせー!」

 そのテンションのまま、二人が部屋にずかずか入ってきて、場の空気が一気に弾け飛んだ。

「あれ......なんかあった?」

 光輝がきょとんとした顔で俺たちを見る。俺は慌てて瑛人の胸から身を離した。

「な、なんでもない!おかえり!」

「あれ、怜央はどこ行ったんだ?」

 隼人は部屋を見渡しながらそう言った。

 や、やばい......怜央のこと部屋から追い出したんだった!

「怜央は、あいつらの部屋行ったぜ」

 俺が返事に困っていると、瑛人はなんら自然とそう答えた。

「なんだよ、結構そっち行ったのか」

 嘘とは疑ってないようだが、俺は瑛人に小さな声で話した。

「怜央、大丈夫かな?先生とかに怒られたり......」
「そこのところはうまくやるだろ。点呼も別にないし」

「お前ら、何話してんだよ」 

 こしょこしょと話す俺らを不審に思ったのか光輝が目を細めてこちらを見つめる。そんな空気を振り払うように、俺はバタバタと布団のあたりを整えながら叫ぶ。

「は、早く寝ようぜ!明日も早いし!」

「......まぁ、それもそうだな。今日はさすがに疲れた」

 視線の端で、瑛人が小さく笑ったのが見えた。少し困ったような、でもどこか安心したような笑顔。

 俺はその笑顔から目を逸らして、心の中で呟いた。

 ......ずるいよ、お前。そんな顔されたら......。

 結局、光輝と隼人は、布団に入って五分もしないうちに爆睡した。

 卓球で本気出しすぎたらしい。向こう側の布団からは、もうすでに寝息が聞こえてくる。

 横一列に並べられた布団。俺は端っこで、隣には瑛人。けど、あいつはこっちに背を向けて寝ていた。

 ......さっきのこと、まだ心臓が落ち着かない。

「好きになってよ」なんて、簡単に言うなよ......。

 あんなの、忘れられるわけない。

 寝返りも打てずに、ただ天井をぼんやり見つめていたときだった。

 ――ゴソ、ゴソッ。

 微かに、隣の布団が動く音がした。

 気配を感じて振り返ると、瑛人が静かに起き上がって......俺の布団に潜り込んできた。

「お、お前......なにして」

 驚いて身を起こそうとした瞬間、瑛人の手が俺の腰にまわされる。

「しー......あいつら起きるぞ」

 囁くような声。すぐ耳元で。距離が近すぎて、鼓動が跳ね上がる。

「だからって、なんで俺の布団に......っ」

 言い終える前に、瑛人の腕がぎゅっと強くなって、背中から抱きしめられた。

 温かくて、どこか落ち着く感触。

「......こうしてると、安心する」

 背中に響く低い声が、なんだかやけに素直だった。

「さっきは、ごめん。でも、蒼が俺以外のやつに触れられてんの我慢できなかったんだ」

 俺は返す言葉が見つからず、じっとその腕の中にいた。

 気づけば、心臓の音が少しだけ静かになっていた。

「......お前、ほんとにずるい」

 やっと出た言葉は、それだけだった。

「どうしたら、俺がこんなに好きって伝わるんだろな」

 瑛人がそんなことをぼやいた。

 しばらくの間を開けて、口を開いた。

「......十分、伝わってるから」

 瑛人は何も言わなかった。でも、きっと届いてる。瑛人の腕が、ほんの少しだけ、優しくなった気がした。
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