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落花ノ章
18 素直になれぬ者と達観する者
しおりを挟む都会において“ホワイトクリスマス”ともなれば…
『きゃー♪ステキ!ロマンチック~♪』
…なんぞ聞こえてきそうなもの。実際あちらはさぞ良きものだろうと思う。…だがしかし。
この北の地『北海道』では、そんな暢気な言葉など出てこないのが現状だ。何故ならば…
『ロマンチック~♪』を遥かに超えて吹雪き、もっさもさと『降る』からである。早ければそれが11月の後半からなのだから、クリスマスの頃には道民は皆『嫌気が差している』。
それでも若者は街へと繰り出し、時には路面の氷でズッコケながらも賑わいの波に乗ろうというのだから見上げた根性である。
そんなクリスマスの賑わい醒めやらぬある日。ススキノにあるスナックバー『モナムール』の前に黒塗りの高級車数台が連なって停まる。
黒スーツを纏った少々厳つい面々が居並ぶ中、最後に車から降りてきたのは圭介と美優だ。
この日はこの年最後の『視察』の日。オープンショルダーのツーピーススーツに白のストールを着た…というより翠によって『着せられた』美優と、そんな彼女と合わせるかのようなシルバーのネクタイを締めた圭介は2人仲良く店内へと入っていく。
「いらっしゃいませ清水様、美優さん。本日は生憎と少々お客様の入りが多いんですけれども…」
「みてぇだな。まぁ、閑古鳥鳴いてるよりは良いんじゃねぇか。」
「っ、圭介さんっ!…すいませんママ…」
「あらやだ、気になさらないで。しーくんの口が悪いのは昔からだから慣れてるの、ふふっ♪」
「…ホントにすいません…」
「さぁ皆様、いつものお席へどうぞ。お飲み物もすぐにご用意致しますわ。」
圭介が美優の背を押して奥のVIP席へと向かおうというその時…彼の空いていた反対側の腕をクン!と引かれ視線を向ける。そこには僅か硬い表情のママの顔があった。
「……。美優、先に入っててくれ。…幹哉頼む。」
「…うす。姉貴…行きましょう。」
「はい。」
美優は何を疑うでもなく素直に従って、幹哉や司達に守られるかのように歩き出す。その姿を見送って、圭介はママと向き合った。
「何だよ…どうした。」
「……『玄武組』の若頭が来てるのよ。…そこの入口すぐの席にいるわ。」
「ッ!…京極が?」
圭介が教えられたその席の方を見やると…確かにそこには京極といつも連れ歩くお馴染みの面子の姿があった。
「まさか『北斗聖龍会のシマだから出て行け。』…だなんて、私の口から言えないじゃない?真次に対応してもらったけど…騒ぎを起こしたくて来たんじゃない、用が済んだら帰る…って言ったそうよ。」
「………。」
「京極は…全部わかってるって事よね?この界隈が北斗聖龍会のシマだって事も…ウチの店が北斗とどういう繋がりかも。」
「そら知ってるだろ。幹哉を捨て駒にこっちに潜り込ませてきたのはヤツだ。…おい真次、話した時に何か言ってたか?」
「…いえ。ただそれしか言わないので、普通に客として酒を出して女の子も付けました。…今のところ、目立った動きはないです。」
「……。ヤツの用事ってのが何なのかさっぱりわからねぇが、とりあえずわかった。けど今から言っとくぜ…オレとヤツはお互い気に食わねぇモン同士だ、ちょっとでも頭に血ぃ上れば喧嘩にもなる。そうなったらさっさと表に放っぽり出してくれ。」
「ちょっとっ、しーくん!」
「…オレはな、未だに京極には腹立ってんだよ…チャカ弾(だま)一発で許されるなんて思ってんなら、とんだお門違いだぜ。」
「………。」
「あと、あかりをこっちに早めに寄越してくれ。…あいつのベタベタと擦り寄る所は、大半めんどくせぇがこういう時は『便利』だ。」
「え、あかりちゃん?」
「……美優さん…ですね。」
「あぁ、そういう事だ。頼んだぜ。」
そう口にした圭介に対して、真次が小さく頷き応えるのを見て、彼はやっと美優らがいるVIP席へと移動する。
「…何かありましたか?圭介さん。」
「いんや、何でもねぇよ。…うっしゃ!待たせたなっ。飲みモンは揃ったか?…って、美優のがまだか。」
「美優さんには真次が『特別な1杯』をご用意していますわ。ふふふっ♪」
「……。」
ママの妖艶かつ怪しい笑みを見て、圭介と美優に一抹の不安が過ぎり顔が引きつる。そうしている間にも真次がやって来て、美優の前に片膝を突いてカクテルグラスをそっと差し出す。
「……。おい、ママ…真次っ。」
「大丈夫です清水さん。美優さんにも『飲めます』から。」
「…?…まぁ、いいわ。ひとまず…今後の『モナムール』の発展に乾杯!」
「ありがとうございます。今後も更なる貢献が出来ます様、務めさせて頂きますわ。」
場にひと頻りの拍手が沸き起こる中…美優は手にしたカクテルグラスをジッと見つめたままだ。今回も前回同様、モナムールで最後の店ではあるが…前回の事をママとあかりに会った事以外に全く覚えていない彼女としては、何があろうと一滴たりとも飲みたくないのだ。
「…美優、んなジッと見てたらグラスに穴開くぞ。ひと口飲んでみてもし酒が入ってたら、そん時ゃオレが真次を蹴っ倒してやる。残りはオレに寄越せ。」
「…さすがに死にたくないので、全力で防御させて頂きます。…大丈夫ですよ、俺を信用して下さい。」
「……。い、頂きます…」
意を決したようにひと口『コキュッ』と飲み込んだ美優を、司や将也…幹哉や若衆頭の小田切らまでもが心配そうに見守る。圭介とて理解あるデカい事を言いはしたものの、再び『大虎美優』に変身されては何かと“大変”なので内心気が気ではない。
だがそんな周囲を他所に、美優の表情が不思議顔から可愛らしい笑みに変わった。
「…圭介さん、美味しいですっ…とっても♪」
「……あァ?…ちょっと貸せ美優……、…ッ、そういう事か、真次…」
「大丈夫って言った意味、わかりましたか?清水さん。」
「な、何なんすか?何なんすか?!」
「…コイツは酒が入ってない『ノンアルコール』のカクテルだ。こんなん…ただの『ジュース』じゃねぇかっ。」
「え、美味しいのに…ありがとうございます真次さん。」
「いえ。他にもいくつかマスターしてますので仰って下さい。」
「…すいません…」
申し訳ないと小さくなる美優に爽やかに笑い、真次がVIP席から出ようとしていくと…その背後から手首を掴まれ振り返る。
「おい。あのカクテル…全くの『ノンアルコール』じゃあねぇよな?」
「……。やっぱり気付きましたか。…う~ん…まさか清水さんまで飲むとは思わなかったので…ちょっと策に溺れましたかね?でもほんの少しですから…『大虎ちゃん』にはさすがになれないと思います。とはいえ、こういう場で全くの素面(しらふ)ってのも何だか可哀想な気がして…それに…」
「…何だよ。」
「多少は…清水さんだって『楽しみたい』でしょう?酔った美優さんは普段以上に『可愛らしい』みたいですから。」
「………。わかってるじゃねぇかよ、真次っ。」
「ま、男ってそんなモンですよね。どんな男だって惚れた女には弱い。」
「そんなモンよ…って、だからってオレまで酔わせるんじゃねぇぞ。2人して酔っ払ってたら本末転倒じゃねぇかっ。」
「アレ?清水さんって、美優さんに既に酔ってるんじゃないんですか?」
「……。お前のその顔でその台詞は卑怯の極みだな。女が聞いたら卒倒してるぞ。」
どこまでも爽やかな真次は圭介の言葉にニコリと笑って応えると、彼の背後にしゃがんでいたその場から立ち上がって今度こそ席から出て行く。その2人の会話は、隣の美優は全く聞いてはいなかった。
そしてその真次と入れ替わりでやって来たのが…
「失礼しまーす♪あかりちゃんでぇーすっ。きゃー!美優さ~ん♪」
「あかりさん、こんばんは。」
『モナムール』のナンバー1であるあかりだ。ちなみに彼女は店に京極らが来ている事など微塵も知らない。
「清水さんもいらっしゃいませー♪わっ、今月は黒シャツにシルバーのネクタイ!超似合ってるぅ!『ザ・極道!』って感じ?」
「…何だ?その言い回しは。相変わらず訳のわからねぇヤツだな。」
「あれ?美優さん…もしかして真次さんの『ノンアルコールカクテル』飲んでる?超美味しいよねー♪…って…あれれ?」
「…?、どうしたの…あかりちゃん。」
「美優さん…先月まではしてなかった『指輪』してる…しかもっ…」
「…あら。左手の『薬指』ねぇ…」
「……っ…」
「ごめんなさいね、差し出がましい事を聞いて…もしかして、その指輪…」
「…い、頂きました…圭介さんから。」
「………。」
皆が皆、驚愕の余りに言葉を失う中…1人淡々とした表情なのが圭介本人だ。その彼はまるで景気付けるかのようにグッとひと口飲み込むと、ポン!と自分の膝を叩いた。
「丁度良い折りだから言っとく。今年はもう残り何日かしかねぇから無理だが…来年、オレは美優と結婚する。当然籍も入れる。いつ頃にするとか、その他のめんどくせぇ事は何にも決まっちゃいねぇが…『嫁』になったからって、お前らの『姐さん』までやらせるつもりは全くねぇ。あくまでこれまで通りだ……わかったな?」
『………。』
「や…やぁね、急な話なものだから皆ビックリしちゃってっ…おめでとうございますっ。」
『おめでとうございます!!』
「おう…ありがとな。」
皆から一斉に祝意を表され、応える圭介の顔がどこかホッとしたかのように緩む。そして場は一気にお祝いモードへと移行していき…
「そんじゃあ那須司!兄貴の結婚を祝して『一気飲み』するっす!」
「お!いけぇっ!司ぁ!」
『つーかさの!ちょっと良いトコ見てみたい!ハイ!イッキ!イッキ!イッキ!』
「はい!次!和泉将也がいくっす!」
『まーさやの!ちょっと良いトコ見てみたい!ハイ!イッキ!イッキ!イッキ!』
「…。じゃあ…2人の舎弟がやっちまったんなら、やらないワケにいかないすね。…椎名幹哉!続きます!」
『みーきやの!ちょっと良いトコ見てみたい!ハイ!イッキ!イッキ!イッキ!』
「……。なんだ…このカオス…」
「ふふふっ♪でも皆さん楽しそうです。…大丈夫ですか?3人とも。」
「だ、大丈夫っすよぉ~姉貴ぃ~!」
「いや、全然大丈夫じゃねぇだろ。」
そんな楽しい状況の中、美優がツンツンと圭介の肘付近を遠慮がちに引っ張る。
「すいません…ちょっと失礼していいですか?」
「ん?…おう。」
「あ、美優さん待ってっ。あかりも一緒に行く~♪」
「ケケッ♪真っ白になるまで塗りまくって来い!あかりっ。」
「はぁ?!そこまで塗ってないわよ!」
「塗ってるには塗ってんだろがっ。ウチの姉貴はほぼ『スッピン』だぞっ!てめぇとは違うんだよっ。」
「何ですってぇ!」
「あ、あの司さんっ…私もお化粧、してますから…ね?…2人とも、ケンカしないでっ…」
「だぁ!るせぇったらねぇ。てめぇら顔合わせればすぐ喧嘩だなっ。…美優、あかりを連れてってくれ。」
「はい。…行きましょう?あかりさん。」
「……。…フーンだ!司なんか大っキライ!!」
「上等だっ、こっちだっててめぇなんか嫌いだよ!」
「フン!」
「ケッ!」
「……。ガキか、てめぇらは…ったくよぉ…」
「嫌よ嫌よも好きの内…っと。」
「全く、全く。」
「あァ?何か言ったか将也。」
「な、に、も!」
「……ッ…」
「…司、これだけは言っとくぜ。今はお互いこうやって啀み合っていられたって…後になってぜってぇ後悔する時が来るモンなんだ。そん時に後悔したっておせぇんだよ。ならさっさと素直になっちまった方がよっぽど楽だぜ。」
「……兄貴…」
「男はな…女の手の平で転がされて、黙ってケツ叩かれてりゃ良いんだよっ。まぁ、言うべき事はビシッと言わなきゃだけどなぁ。」
「ふふふふっ♪結婚を決めた男からの『金言』が出たわねっ。しーくんの言う通りよ?ただそれだけで男と女の間に『平和』が保たれるの。」
「でも…兄貴みたいな『大人』な考え、司には無理っすよ。コイツ自身がガキなんすから。」
「んだと将也っ!」
「司、人に八つ当たりすんじゃねぇ。…周りのオレらが見てるのと、お前が持ってるモンが『同じ』でそれが『本気(マジ)モン』なら…何もかもかなぐり捨てられるさ。」
「………。」
達観したかのような圭介の言葉は、司に深く突き刺さったようで黙り込んでしまう。
そうしている間にも席を立っていた2人が戻った事で、この日の視察を僅か早めに切り上げて終えようとしていた。
…だが。お祝いムードが抜け切れない面々の前に、今や忘れかけていた『邪魔者』が立ちはだかったのは正に店を出ようという、その時だった。
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