逢魔ヶ刻の連れ人-神世百鬼夜行-

紺坂紫乃

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弐、戒真の生誕

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 日本史教諭・中野龍久に来いと言われ、翌日の昼休みに瑠璃は社会科準備室に弁当持参で現れた。
 この部屋は、資料室と銘を打つだけあって複数の机とスライド式のガラス扉がついた本棚がある。しかし、煙草を吸う龍久のせいで、重要度の高い資料はほとんどが図書室に移され、他の教師は滅多に近づかない。
 つまり、絶好の隠れ場所ということである。
 既に戒真が龍久作の弁当を広げていたのだが、これがいったい何人前になるのやら――巨大な重箱弁当であった。だが、戒真はその小さな身体のどこに入るのか、次々とお重を空にしていく。
 その様子にやや胸やけしそうになりながら、瑠璃も出汁巻き卵を口に放り込んだ。

「先生が毎日この量のお弁当を作っているんですか……?」

「おうとも。ご覧の通り、こいつはブラックホールな胃袋してっから、必然的に俺の家事スキルは向上せざるを得なかった」

「戒真、朝も夜もこんなに食べるの?」

 もごもごと瑠璃を見つめて口を動かしていた戒真だが、口の中の物を嚥下して空っぽにしてから瑠璃の問いに答えた。口の端には食べかすが付いていたが、「食べながら話さない」というマナーは龍久に教えられているらしい。

「いや、朝はこんなに入らん。夜は昨日のように力をお借りすれば、腹が減るがな」

「その力を借りるってところが、よく解らないんだけど……」
 戒真の口端に付いていた食べかすを、龍久がさりげなくひょいと取ってやった。それを戒真の口に押し込みながら、今度は龍久が瑠璃に尋ねてくる。

「こいつの力を説明するにあたっていくつか訊きたいんだけど。吉岡はさ、神道とか仏教に詳しい?」

「それ、私の日本史のテストの点数を知っていながら質問しているんですか……?」

「悪い。壊滅的だったな。知ってる。――それでも、ちょっと昔語りに付き合ってよ」

 まったく悪びれもせずに、龍久は眠たそうな目をして長い話を始めた。





 今から数えること、ちょうど十年前。
 瀬戸内海に浮かぶ小島・淡路あわじの最南端に位置する小さな神社で、一人の巫女が懐妊した。これだけでは何の不思議も無い。だが、神主一同が奇妙に思ったのは、その巫女が結婚どころか交際している男性もいないことだ。また、彼女自身も男性との肉体関係は無いと主張したものだから、当然ながらみな気味が悪いと思った。

「堕胎するかい?」

 彼女の身の回りの人間達は、こぞってそう尋ねたが、彼女は決して首を縦には振らなかった。
 

 そして、悲劇は十月十日後の、風の強い夜に起こった。神社の周囲の森は、不気味なほどに葉を大きく揺らしていた。
 巫女が、大きく膨れ上がった腹を抱いて、苦しみにのた打ち回った。陣痛にしてはあまりに異常な様子に急遽医者が呼ばれたが、それは意味をなさずに終わった。

 ――巫女の腹を食い破って、血まみれの幼女が出てきたのだ。

 子供は自分の置かれた状況がよく解らなかった。背後には血の海に絶命している女。そして、彼女を遠巻きに見て、身を震わせている大人達に子供はたどたどしく、話しかける。

「あ、あの……」

 身体が不快でならないのだが、大人達は顔色を失い、部屋の入口で身を寄せ合って、ただただ震えていた。
 彼女が、一番近くの男に手を伸ばす。
 すると、男は歯の根が噛み合わない声で一喝した。

「く、来るな!! バケモノ!!」





 時は遡る事、三十分ほど前の事である。
 中野龍久は、愛車の黒のハイブリットカーで、暗い淡路の高速道路を走っていた。今日は風がやたらと強く、下手をすればハンドルが取られそうになるのを、龍久は煙草のフィルターを噛んで耐えた。

「……じいさんも面倒事を押し付けてくれたもんだ……」

 口内に独特の苦みが広がる。車は横風に耐えながら、ひたすら南へ進路を取った。その道中、遠方にオレンジ色の閃光を見た。

「ちっ……!! 間に合ってくれよ……!!」

 舌打ちを漏らして、龍久はアクセルを踏み込んだ。


 目的地に着いた龍久がそこで見た物は、轟轟ごうごうと燃え上がる円柱形の火柱であった。車から飛び降りた龍久は、後部座席に乗せていた包みを手にし、急いで現場に駆け寄った。
 強風のせいで飛び火しないかが懸念されたが、神社から逃げ延びたのであろう人々は、それ以上に一様に怯えきっていた。

「おい、何があった!?」

 宮司らしき男に尋ねると「た、祟りだ……」としか答えてはくれない。龍久は返答がないことに焦れて、手にしていた包みから布を払い、一本の古びた剣を手に火柱に向かって迷いなく歩いて行く。

「ちょ、ちょっと、あんた――危険だ!!」

 後ろから制止の声が聞こえたが、龍久は耳を傾けず、剣を振りかぶって、炎を切り裂いた。
 これにも人々から息をのむ気配が感じられたが、龍久は振り向きもせず、切り開かれた道を進んで行った。

「……子供?」

 劫火の壁の中心は開けた円になっている。そこに五つくらいだろうか、裸の女児が倒れていた。全身が血に塗れ、半ば渇きかけている。仕方なく、着ていたグレーのジャケットを女児に着せようとしゃがみ込んだ龍久の手に稲光のような電流が走った。

天叢雲剣あめのむらくものつるぎを手に、我らが神子に手を触れる、は何者か』

 空間を震わせ、腹の底からしぼりだしたような低い声。そして、女児の周囲にゆらゆらと蜃気楼が立ち、『それら』は姿を表した。

 真っ赤な顔に憤怒の形相。甲冑姿の夜叉である。その数は十二に及んだ。

「俺は中野龍久。熱田神宮と伊勢神宮からの使者だ、と言えばわかるか? 一介の高校教師だが、ゆえあって草薙くさなぎ――天叢雲剣を手にここに来るように、熱田の神主に頼まれた。神社を消し飛ばしちまったてめぇらとこのガキはなんだ?」

 夜叉の一人が重苦しく口を開く。

『我らは薬師やくし如来を守護する十二の将である。熱田と伊勢よりの使者と申したな。その幼子は薬師如来がこの世に体現なさる為の人柱である。我らが神子に安易に手を出せば、其の身が灰燼に帰するぞ』

 立ち上る陽炎の熱が高まって行く。まるで龍久を敵と見なした十二神将の怒りと呼応しているかのようだ。しかし、龍久も二つの神宮から託された目的を成し遂げるまでは引けない。ましてや、秘蔵の国宝まで持たされているのだ。尚更、譲歩してやることはできなかった。

「薬師如来は本来治癒と衆生救済の如来様だろ。なぜわざわざ子供を人柱にしてまで、体現する必要がある?」

『この世は病苦で溢れている――否、この世が既に無明の病苦そのもの。ゆえに、今一度、薬師如来の御力を以て、現世を一切掃討するのだ』

「おいおい……またえらく極端だな。しかし、お前達の話には、ちと無理がある」

『なんだと?』

 十二の神将を相手取って、龍久は不敵に笑う。

「この神子とやらは人柱としては幼すぎる。その証拠にお前達の力を持て余して、神社を吹き飛ばしちまった。なら、この神子が人柱として成長するまでは、俺に預けてみないかい? 悪いようにはしねえよ。あんた達は神子の中に入って、機が熟すのを待てばいい。その間、もしも俺が神子に危害を加えそうになったら、煮るなり焼くなり好きにしろよ。俺は甘んじて受けてやる――どうだ?」

『その場しのぎの浅薄な言葉に惑わされる我らではない』

「じゃあ、賭けをしてもいいぜ? 十中八九、今、この神子をにえに如来様が顕現けんげんされても、力は発揮されない。信じるかどうかはあんた達次第だが」

 しばしの沈黙が両者の間にあった。
 迷いのない目で笑みすら浮かべて十二の夜叉を相手取る龍久に、先に折れたのは十二神将であった。

『良いだろう。万に一つの可能性であろうが、神子に消えられては我らの本懐成就ほんかいじょうじゅならぬ。では、我々は神子の式神として、その身の内から其が申す機とやらを待つとしよう。――くれぐれも神子を手荒に扱うことは許さぬ。約したぞ――使者よ』

 そう言い残すと、夜叉らは気を失っている幼女の体内に入って行った。すると、少女の心臓の上には曼荼羅まんだらが刻まれ、両腕に六つずつの梵字ぼんじが浮かび上がる。

「やれやれ……とんだ拾い物だ」

 龍久は草薙の刀身を再び布で包むと、今度こそ羽織っていたジャケットを幼女に掛けて抱き上げ、神社関係者の目につかないよう、ひとまず一番近かった伊勢に運んだ。



 話し終えると、龍久は情報量が多すぎて、目を回している瑠璃に「まあ、戒真との出逢いはこんな感じ」と言い放った。

「すみません……色々と解説をお願いします。……知らない言葉がいっぱいで、頭がパンクしそうです」

「えーっとね、まず如来は解る? 菩薩とか仏像の写真が教科書にあったでしょ」

「ぎりぎり。阿弥陀如来様とかの如来様ですよね。それは教科書で見ました。仏像とか、奈良と鎌倉の大仏とか……」

「正解。今時の子らしく言うと、菩薩が徳を積んで進化・昇格したのが『如来』って呼ばれるわけよ。戒真は、数ある如来の中でも医薬を司る『薬師如来』の神子ってこと。んで、吉岡が昨日見た焔は、その薬師如来の守護を司る眷属けんぞく・十二神将の一人の力を戒真が借りてお祓いしたってわけさ――ここまでで質問は?」

 首を横に振るので、瑠璃はここまでを理解したことにして龍久は話を進めていく。


「じゃあ、なんで俺が名古屋の熱田神宮と三重の伊勢神宮からオネガイされて、高速をかっ飛ばして迎えに行ったかと言うと、この二つの神宮は『三種の神器』に深く由来する神宮だから」

 ここで瑠璃が、見本のような挙手をする。

「はい、先生」

「なんでしょう、吉岡さん」

「『三種の神器』ってなんですか?」

「おっまえ、現代っ子のくせにゲームの一つもしないのかよ……。そうだな、まず『古事記』『日本書紀』とかの日本の古代神話は解る? この間の小テストで出したばかりなので、解らないと言えばそのタコさんウインナー没収な」

「わ、解ります!! えと、イザナギとイザナミとアマテラス……でしたっけ?」

 視線を泳がしながら、瑠璃はきょとんとしている戒真と、机に肘をついてじとりと馬鹿を見るような眼で見つめてくる龍久の様子を交互に窺う。

「まあ、それで良いや。『三種の神器』ってのは、その日本の古代神話に出てくる三つの宝物ほうもつのこと。皇室の所有物だが、熱田神宮のご神体が『草薙剣くさなぎのつるぎ』もしくは『天叢雲剣あめのむらくものつるぎ』ともいう剣なの。そして伊勢神宮のご神体が『八咫鏡やたのかがみ』。もう一つの『八尺瓊やさかにの勾玉まがたま』は皇室に保管されている」

「え!? 神話のアイテムが現実にあるんですか!?」

 思わず弁当を落としそうになるくらい前のめりになった瑠璃を、悪気のない戒真がぽろりと胃が痛むような一言を漏らした。

「瑠璃は頭が悪いのか?」

「お前、直球すぎ。オブラートに包んでやれよ。勉強ができないだけだ」

「先生、フォローになっていません……」

 怒りでふるふると震えている瑠璃だが、的を射ているので残念ながら反論ができない。それを無視して、また龍久が語り始める。戒真は弁当を空にして満足したのか、手を合わせて重箱に一礼をしていた。

「本物とかレプリカとか諸説はあるが、熱田の草薙剣は一応本物。俺も渡された時に半信半疑だったけど、ちゃんと神話のとおりの力を発揮してくれたし、俺とも同調シンクロできた」

「先生が剣を使えるのは、そんなに凄いことなんですか?」

「……普通、神話の武器を高校教師が使えるだけで驚かん? 俺の名前、『龍久』だろ。名前はその人間の本質と存在を縛り、表す。『龍』は『くちばみ』を眷属としている。『草薙』は『八岐大蛇ヤマタノオロチ』って八つ首がある蛇の怪物の尻尾から出てきたとされている。だから『蛇』の親玉である『龍』を名前に使っている俺――しかも、神社関係者なので使えたの。OK?」

「OKです、先生!!」

「返事だけは良いね、吉岡」

 素晴らしいサムズアップを決めた瑠璃は、やっと一つでも褒められ、沈んでいた心が僅かに浮上した。

「ん? じゃあ、私や戒真も名前に意味があるってことですか?」

「大概の親は『こう育って欲しい』と意味を持たせて名前を付けるだろう。問題はそこじゃなくて、十二神将を操る戒真の前に現れたのが、吉岡だってこと。おっと、ちゃんと説明するから、今は大人しく聞いておけ!!」

「は、はい」

 次の質問は先手を打たれて、瑠璃の質問は受け付けられなかった。

「吉岡の下の名前は『瑠璃』だ。なんの因果か、薬師如来は別名を『薬師瑠璃・・光如来』という。『瑠璃光』の意味説明が難しいんだが、慈悲の心って感じかな」

「ま、まさか……私が薬師如来様のなにかで戒真に危害を与えるとか、そういう……」

「それはない」

「全然違う」

 さあっと血の気が引いた瑠璃の危惧は二人に揃って一蹴された。さすがにこうも間髪入れずに正面から全否定されると心が折れそうだ。

「んー……でも、なにかの布石である可能性は否定できないんだよなあ。戒真の名前を付けたのは、俺の祖父――熱田神宮の宮司なんだけどさ。意味は『真実を戒める』――つまり、十二神将がこいつを人柱として薬師如来による一切掃討とやらを少しでも妨害できれば、と願ってつけた名前なんだが、その戒真が偶然とは言え、黄昏時たそがれどきの四つ辻で『瑠璃』と出逢った。……偶然にしてはできすぎているんだよ」

「黄昏時の四つ辻?」

「黄昏時は、『暮れ六つ』――要するに現在の午後六時のこと。『逢魔ヶ刻おうまがとき』とも呼ばれ、人ならざる者が出入りする時間って、昔は信じられていたんだよ。四つ辻は単純に四つの道が交差する交差点のこと。昔から交差点は人との出逢いの場所って言い伝えがある」

「龍久は、私と瑠璃が出逢った条件が多分に意味深すぎて頭を痛めているのだ。単なる偶然だろうと、何度も言っているのだが聞きやしない」

 重箱を風呂敷で包みながら、戒真は眉間に皺を寄せる。今日の戒真は、袈裟姿ではなく、ダンガリーシャツに白い薄手のニットを重ね着して、スキニ―パンツ姿だ。校内で袈裟姿だとさすがに目立つことへの配慮だが、コーディネイトは龍久だろう、と瑠璃は予想していた。
 あれだけの量を食べきったというのに、戒真は、今度は大量のクッキーを鞄から取り出し、朝霧と共に食べていた。こうしてカジュアルな恰好をしていると確かにボーイッシュな少女で通る。むしろ袈裟姿で解らなかったが、身体の線が出る服装をすると、モデルのような体型をしていることが羨ましい。

「戒真はどうして袈裟姿なの? そういう服なら違和感ないよ」

「昨日のように、魑魅魍魎ちみもうりょうはどこから現れるかわからないからな。仮にも十二神将の力を借りる上で錫杖や数珠は彼らの力を高める。……それに、こういった服は窮屈であまり好きではない。しかも、いざという時に戦えないと困るのだ」

 龍久の言う通り胸の膨らみは慎ましやかだ。戒真はニットの襟を引っ張って顔を顰める。その伸びた胸の辺りを龍久が指でつついたので、戒真の華麗なるアッパーカットが龍久の顎に決まった。

「先生。生徒の眼の前で潔くセクハラをしますか……」

「えー、さっき話しただろ。俺、もう十年もこいつの面倒見てんだぜ? こんなの日常茶飯事よ」

「私は日常にする気はさらさら無い!!」

 二人が言い争っていると、クッキーを食べていたはずの朝霧が窓の外を睨んで毛を逆立て牙をむいていた。

「か、戒真。朝霧の様子がおかしいよ……」

「朝霧は半径百メートル以内のあやかしの気配を察知するのだ。……この方角に何かが居るということか」

「半径百メートルってことは、校内じゃない!?」

「学校は様々な事情を抱えた人間が集まるところだからなあ。七不思議だの、怪談だの、学校が舞台の話って多いだろ? だから校内に、そういう淀みが溜まっていても驚くことじゃあない」

「冷静に分析している場合か!! 祓ってくる。瑠璃はここに居ろ」

「いや、吉岡も連れて行け。お前、案内がないと迷子になるぞ。祓魔どころじゃない」

 自分は決して動こうとはしない龍久を置いて、戒真は瑠璃の手を引いて社会科準備室を飛び出した。後ろからは「先公に見つかるなよお」と間延びした龍久の声が静かな廊下に響いていた。

続...
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