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第一部 風の魔物と天狗の子
幕間、いつか死ぬ日の君の為にーー
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時は平安末期――華やかなりし都から離れた深い山奥での物語。
鞍馬天狗の少年・滝丸は、朝の清冽な陽光すら届かぬ森の中で、唐輪髷の童子を探していた。
「どこに行きやがった、遮那のやつ」
「ここだ、滝丸」
「うわあ!!」
滑空していた滝丸の、更に頭上から樹の枝に両脚を引っ掛けてぶらりと垂れ下がってきた童子はからからと笑った。
「あはは、今日は私が一本だな」
「……くそ、やられた!!」
遮那王――源義経は元服前である。年若いとはいえ、天下の鞍馬天狗から武術や兵法を学んでいる遮那王は腹筋に力を入れてひらりと枝の上に腰かけた。
「こんな大樹の上でなにをしてたんだ?」
まだ悔しさが残る滝丸が尋ねると、遮那王は「無論、勉学だとも」とあっさり返答する。
「面白い軍法書を拝借したのだ。おっと、僧正坊様には内密にしてくれ」
「その口調だと盗んできたのか……」
「許せ。あの手合いは苦手なのだが、書物は一級品だ。昨日、鞍馬天狗達が噂しているのを耳にしてな」
白い歯を見せて苦笑する遮那王に、滝丸も釣られて仕方ないと呆れ混じりに笑んだ。この純粋で、敏く、高貴な生まれでありながら滝丸のような鞍馬天狗の末端と気安く心を許してくれる遮那王は憎めない。
「軍法、ねえ……俺にはさっぱりだ」
「必要だと感じねば、無理に学ぶ必要などなかろう。嫌々学んだところで身に付かぬ。それでは意味が無い。私は欲するがゆえに学んでいる。それが私の在り方、滝丸の在り方――それで良いではないか」
隣に腰かけた滝丸に、鷹揚に笑う遮那王。滝丸は人の世に干渉しない『裏側』に属しているが、きっと遮那王が人の上に立てば、貧困の差も無くなり、鞍馬山に寝たきりの老人を捨てに来る人間も少なくなるのではないか。
滝丸はいつものように「源氏が戦に勝って、お前が世を治めるようになったらいいのに」と言った。
遮那王も決まり文句である「源氏の上に立つのは兄上だよ」と滝丸の言葉を一笑の下に伏した。
滝丸は心底そう願ったのだが、遮那王は一貫して自らが天下を治めるとは言わなかった。兄の下で、兄の為に活躍する。
この才覚で勿体ないとは思うが、遮那王は鞍馬山に居る間、一度たりとも自身が天下人になるとは口にしなかった。
◇
「――遮那王が、死んだ……?」
「嘘だろ!?」と滝丸は頬を引きつらせ、兄貴分である三太夫の胸倉を掴んだ。三太夫はふるりと、無言で首を振った。
たった三十余年の遮那王の生涯。滝丸は信じたくなかった。
よりによって、尊敬して止まない兄の手勢に奥州まで追い詰められての自害だなど、あの眩いばかりの遮那王からは到底想像がつかない。
「……部下の僧兵と奥方を連れての逃避行の末に奥州に逃げ延びたことすら、俺は信じられないのに……」
「滝丸、お前が遮那王と兄弟のように育ったのは知っている――否、知らぬ者はおらん。しかし、遮那王は優秀過ぎた。兄の頼朝は、あの天性の戦の才と、人徳を恐れた……遮那王は優秀すぎたんだ」
「おかしいだろう!? 優秀だから殺される!? あいつは、遮那は、絶対に兄を越えようとは思わなかったはずだ!!」
「お前は遮那の本質を知っている。だが、幼くして引き離された頼朝は知らない。いくら遮那が兄を立てても、周囲がそれを否定する。これが人間の世だ。俺達、化生の者ですら……己よりも才がある手下を恐れるのだから致し方あるまい」
三太夫の言葉は、滝丸には欠片も理解ができなかった。
遮那王改め源義経と名を変えた遮那は、数々の武勲を立てた。鵯越の戦も、壇之浦でも、遮那は輝いていた。この鞍馬で学んだ知識と勇気を如何なく発揮した。
すべては兄の為だったのに、と滝丸は滂沱と流る涙を拭いもせず、三太夫から一歩後退した。
「滝丸」
「うるせえ」
ばさりと大きな黒い羽根を広げ、闇の中、山の山頂を目指した。
「……許さねえ……!! 人間共め、絶対に許さねえ!! 遮那の仇は俺が討つ……!!」
呪詛の言葉を吐きながら滝丸は夜の森を飛翔する。ところが、三太夫の密告で山頂には蔵馬天狗の一団が集結していた。
僧正坊ははあとため息を吐いて「捕らえよ」と呟くように命じた。滝丸は散々暴れたが、たった一人の抵抗も虚しく、捕縛された。
「僧正坊様、あんたは悔しくないのか!! 恨めしくないのか、遮那を殺した頼朝が!!」
僧正坊は「所詮は人の世の事」と、同胞に地に抑え込まれている滝丸にそう言い残して去ってしまう。
「……わかんねえ……わかんねえよ。人の世? 遮那の不遇を、その一言で終わらせられるてめえらなんか、俺にはわかってたまるかっ!!」
それから、滝丸は人が変わったように荒れ狂う天狗になった。悪意を持って風を呼び、雷雲を発生させる。人を忌み嫌い、山に入ってくる人間が増えれば増えるほど、誰にも手が付けられない。
僧正坊でさえ匙を投げた。やがて滝丸とつるむ天狗も、鞍馬山の妖怪もいなくなった頃に弟の羅天が生まれた。
無垢な羅天を見ると、否が応でも遮那王の笑顔と重なるので、弟は徹底的に避けて過ごした。
杉の大樹に上って、爪を噛む。鞍馬天狗の群れからは離れて過ごしていた。
「遮那……」
『叶えて欲しい?』
「誰だ!?」
独り言に問いがあった。女の声だ。とろりと甘い果実の汁のような声。滝丸は頭がぼんやりとしてきた。目の前の光景が判然としない。
声はくすくすと笑う。
『あなたの願いを叶えてあげる――ねえ、遮那王に、逢いたい? たとえ、この世の理に反していても?』
滝丸は「逢いたい」と即答した。この声の正体などどうでもよかった。
――ただ遮那王の不遇の人生に納得が行かなかっただけ。
女は「そういうの、大好き」と笑みを深くした。
『さあ、願って』
「遮那王――源義経の、復活を……!! あいつなら、この腐った世の中を、きっと平らかに治めてくれるんだ……」
声は「いいわ」と快諾して、狂ったように笑い続けている――。
まるで空に浮かぶ上弦の月のように。
終...
鞍馬天狗の少年・滝丸は、朝の清冽な陽光すら届かぬ森の中で、唐輪髷の童子を探していた。
「どこに行きやがった、遮那のやつ」
「ここだ、滝丸」
「うわあ!!」
滑空していた滝丸の、更に頭上から樹の枝に両脚を引っ掛けてぶらりと垂れ下がってきた童子はからからと笑った。
「あはは、今日は私が一本だな」
「……くそ、やられた!!」
遮那王――源義経は元服前である。年若いとはいえ、天下の鞍馬天狗から武術や兵法を学んでいる遮那王は腹筋に力を入れてひらりと枝の上に腰かけた。
「こんな大樹の上でなにをしてたんだ?」
まだ悔しさが残る滝丸が尋ねると、遮那王は「無論、勉学だとも」とあっさり返答する。
「面白い軍法書を拝借したのだ。おっと、僧正坊様には内密にしてくれ」
「その口調だと盗んできたのか……」
「許せ。あの手合いは苦手なのだが、書物は一級品だ。昨日、鞍馬天狗達が噂しているのを耳にしてな」
白い歯を見せて苦笑する遮那王に、滝丸も釣られて仕方ないと呆れ混じりに笑んだ。この純粋で、敏く、高貴な生まれでありながら滝丸のような鞍馬天狗の末端と気安く心を許してくれる遮那王は憎めない。
「軍法、ねえ……俺にはさっぱりだ」
「必要だと感じねば、無理に学ぶ必要などなかろう。嫌々学んだところで身に付かぬ。それでは意味が無い。私は欲するがゆえに学んでいる。それが私の在り方、滝丸の在り方――それで良いではないか」
隣に腰かけた滝丸に、鷹揚に笑う遮那王。滝丸は人の世に干渉しない『裏側』に属しているが、きっと遮那王が人の上に立てば、貧困の差も無くなり、鞍馬山に寝たきりの老人を捨てに来る人間も少なくなるのではないか。
滝丸はいつものように「源氏が戦に勝って、お前が世を治めるようになったらいいのに」と言った。
遮那王も決まり文句である「源氏の上に立つのは兄上だよ」と滝丸の言葉を一笑の下に伏した。
滝丸は心底そう願ったのだが、遮那王は一貫して自らが天下を治めるとは言わなかった。兄の下で、兄の為に活躍する。
この才覚で勿体ないとは思うが、遮那王は鞍馬山に居る間、一度たりとも自身が天下人になるとは口にしなかった。
◇
「――遮那王が、死んだ……?」
「嘘だろ!?」と滝丸は頬を引きつらせ、兄貴分である三太夫の胸倉を掴んだ。三太夫はふるりと、無言で首を振った。
たった三十余年の遮那王の生涯。滝丸は信じたくなかった。
よりによって、尊敬して止まない兄の手勢に奥州まで追い詰められての自害だなど、あの眩いばかりの遮那王からは到底想像がつかない。
「……部下の僧兵と奥方を連れての逃避行の末に奥州に逃げ延びたことすら、俺は信じられないのに……」
「滝丸、お前が遮那王と兄弟のように育ったのは知っている――否、知らぬ者はおらん。しかし、遮那王は優秀過ぎた。兄の頼朝は、あの天性の戦の才と、人徳を恐れた……遮那王は優秀すぎたんだ」
「おかしいだろう!? 優秀だから殺される!? あいつは、遮那は、絶対に兄を越えようとは思わなかったはずだ!!」
「お前は遮那の本質を知っている。だが、幼くして引き離された頼朝は知らない。いくら遮那が兄を立てても、周囲がそれを否定する。これが人間の世だ。俺達、化生の者ですら……己よりも才がある手下を恐れるのだから致し方あるまい」
三太夫の言葉は、滝丸には欠片も理解ができなかった。
遮那王改め源義経と名を変えた遮那は、数々の武勲を立てた。鵯越の戦も、壇之浦でも、遮那は輝いていた。この鞍馬で学んだ知識と勇気を如何なく発揮した。
すべては兄の為だったのに、と滝丸は滂沱と流る涙を拭いもせず、三太夫から一歩後退した。
「滝丸」
「うるせえ」
ばさりと大きな黒い羽根を広げ、闇の中、山の山頂を目指した。
「……許さねえ……!! 人間共め、絶対に許さねえ!! 遮那の仇は俺が討つ……!!」
呪詛の言葉を吐きながら滝丸は夜の森を飛翔する。ところが、三太夫の密告で山頂には蔵馬天狗の一団が集結していた。
僧正坊ははあとため息を吐いて「捕らえよ」と呟くように命じた。滝丸は散々暴れたが、たった一人の抵抗も虚しく、捕縛された。
「僧正坊様、あんたは悔しくないのか!! 恨めしくないのか、遮那を殺した頼朝が!!」
僧正坊は「所詮は人の世の事」と、同胞に地に抑え込まれている滝丸にそう言い残して去ってしまう。
「……わかんねえ……わかんねえよ。人の世? 遮那の不遇を、その一言で終わらせられるてめえらなんか、俺にはわかってたまるかっ!!」
それから、滝丸は人が変わったように荒れ狂う天狗になった。悪意を持って風を呼び、雷雲を発生させる。人を忌み嫌い、山に入ってくる人間が増えれば増えるほど、誰にも手が付けられない。
僧正坊でさえ匙を投げた。やがて滝丸とつるむ天狗も、鞍馬山の妖怪もいなくなった頃に弟の羅天が生まれた。
無垢な羅天を見ると、否が応でも遮那王の笑顔と重なるので、弟は徹底的に避けて過ごした。
杉の大樹に上って、爪を噛む。鞍馬天狗の群れからは離れて過ごしていた。
「遮那……」
『叶えて欲しい?』
「誰だ!?」
独り言に問いがあった。女の声だ。とろりと甘い果実の汁のような声。滝丸は頭がぼんやりとしてきた。目の前の光景が判然としない。
声はくすくすと笑う。
『あなたの願いを叶えてあげる――ねえ、遮那王に、逢いたい? たとえ、この世の理に反していても?』
滝丸は「逢いたい」と即答した。この声の正体などどうでもよかった。
――ただ遮那王の不遇の人生に納得が行かなかっただけ。
女は「そういうの、大好き」と笑みを深くした。
『さあ、願って』
「遮那王――源義経の、復活を……!! あいつなら、この腐った世の中を、きっと平らかに治めてくれるんだ……」
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