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第一部 風の魔物と天狗の子
第二話 天狗総会
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二、
「天狗総会」
鞍馬山の山頂に鎮座する霊殿に露を含んだ風が通り抜ける。森の青々とした匂いが濃く、墨のような床板を艶めかせててらてらと光っていた。
霊殿の中の空気は梅雨が近いことを告げる空気のように重い。羅天は「八大天狗」と賛美される八人の天狗の下座に座して俯いている。八人の名だたる天狗達は、いずれも年老いた姿をしているが筋骨隆々とした体躯を持つ。そんな中にまだ齢十五にしかならない羅天が放りこまれては居心地が悪いのも必定。ましてや議題の内容に、どの天狗も頭を痛めているのだ。
「此度の一件、面目次第もございませぬ。この僧正坊、八大天狗の称号を返上したく」
「早まるな。そなたに落ち度はあれど、僧正坊殿は友人と仲間を同時に失ったのだ。自身ばかりを責めることはない」
胡坐をかいたまま深く頭を垂れようとする僧正坊の言葉を遮ったのは、最上座に座する愛宕山の主にして八大天狗の筆頭に当たる太郎坊その人である。八大天狗の頭領に相応しく、巨大な黒羽根と泰然とした表情で赤ら顔の頬を畳んだ扇子で叩く。
「しかし悩ましいのは事実。一族から裏切者が生じ、唯一の風魔を敵に回してしまった。過去に干渉できるという秘宝『刻渡りの時計』も行方知れず。実に由々しき事態だ」
相変わらず扇子で頬を叩き、歌を吟じるように太郎坊は現状を言葉にする。解決の糸口が見つかっているのか、この御仁は表情が薄すぎて判じかねる。羅天は正座した腿の上で拳を作った。
「僧正坊殿、『刻渡りの時計』については鞍馬五人衆と一部の妖と神の秘め事であったはず。それを所持していた『鞍馬の狐』殿の一家を惨殺し、まんまと逃げおおせた者はなにゆえ機密を知るに至ったのだ?」
「『時計』を盗んだのは滝丸という鞍馬天狗の中でも中堅どころに位置する者。そこに座する羅天とは異母兄弟にあたる粗忽者でありました。『時計』の秘密や出所は不明でございます。加えて、先刻滝丸の死体が貴船川から上がったと報告が……」
「口封じか……。滝丸とやらの背後には随分と用意周到な者が付いていると見た。あの風魔の小僧がまだ『時計』を見つけるに至っていないとなれば、こちらも下手には動けぬ」
ふうむ、と瞑目した太郎坊にようやく呆れにも似た表情が浮かぶ。この時、今まで沈黙を貫いていた僧正坊以外の六人の大天狗が口々に太郎坊と僧正坊へと意見をまくし立てる。
「僧正坊殿とて鞍馬山を牛耳る『鞍馬五人衆』のお一人じゃ!! 滝丸とやらが利用されたのかも解らぬとは如何なものか!!」
「我らが一声発すれば、全国の天狗四十八傑も応えてくれましょう!! 風魔の青二才一人を恐れることはございませぬ」
「そうじゃ。ここは全国の妖にも訴えて総力戦が望ましい。今一度、天下に我ら天狗の脅威を知らしめましょうぞ!!」
唾を飛ばして騒ぐ大天狗らに羅天は「総力戦になったところで、あの風魔に勝てない」とは口にできなかった。
彼は羅天らを一瞬のうちに殲滅し、尚且つ、滝丸の裏に潜む存在を把握したのだ。
「その馬鹿な子天狗に真実が見えているなら、の話ですがね」
三日前の夜、ただ喚く羅天にあの風魔は冷たい目でそう言い放った。あの言葉が忘れられない。彼はあの時すでに黒幕がいることを理解していた。羅天は滝丸の遺体を見るまで僧正坊に尋ねもしなかったというのに、だ。
あの風魔――最澄は『鞍馬五人衆』の一人にして、千年を生きる稀代の陰陽師・安倍清明が最も優秀と褒め称えた弟子だと聞く。確かに優秀である事実は羅天も認めざるを得ない。たった一人になっても、数も知れない天狗や妖を敵に回しても臆さない自信も実力もある。
羅天は自身と最澄との力量差に打ちひしがれた。だが、最澄が無実の天狗を殺したのも事実。あの雪辱を思い出し、羅天は顔を上げた。
「お言葉ですが、最澄と申す風魔は陰陽師でもございます。現に我らは彼の者の居場所すら掴めていない。ですが、奴はこちらのこの会話すら風で傍聴しているはず。形勢不利は滝丸という情報源を失った我らの方かと存じます」
羅天は拳を握る力を強め、冷静に事実を叫ぶように吐き出した。これまで末席で黙りこくっていた羅天の言葉に場はしんと沈黙に包まれる。だが、当然ながら赤ら顔を更に険しくした大天狗の反駁に羅天は肩を跳ねさせた。怒る大天狗衆を黙らせたのは、またしても太郎坊の静謐な声音であった。
「な、なにを……!!」
「待て。小童、羅天と言ったな。たった一人生き残ったそなたの言葉だ。風の魔物・最澄という風魔の実力を実際に目にしたそなたの言は説得力が段違いじゃ。しかし、この日出づる国の天狗衆を以てしても魔物一匹に負けると申すか」
「……おそれながら、あの最澄は十年前に姉以外の風魔一族を皆殺しにした経験がございますれば、羅天の言も軽んじられませぬ」
羅天を擁護するように僧正坊が言葉を継ぐと、ざわりとにわかに八大天狗は動揺を露わにする。
「十年前のあの惨劇か……。確か殺された狐殿の細君はあの風魔の姉であったな。奇妙な縁じゃが、いずれにせよこの復讐劇の幕引きは早々に決着したい。まずは『刻渡りの時計』の所在を探ることを急務としよう。風魔と僧正坊殿の処遇はおって話し合う――以上」
ぱしん、と太郎坊は扇子で反対の手を叩いた。そして八大天狗の騒めきに耳を貸すことなく立ち上がって楚々と霊殿を後にした。
「首の皮一枚、なんとか繋がりましたな。僧正坊殿」
「太郎坊様はああおっしゃったが、小童、風魔の首級はこの比良山次郎坊が真っ先に貴様の前に置いてやるゆえ待っておれ」
八大天狗はそれぞれ嫌味を垂れて太郎坊に続いて、霊殿を後にする。
「……風魔の実力を見たこともないくせに」
「相手にするでない。これで確信したじゃろう。天狗と妖では最澄は倒せんと。哀しいかな、我らは烏合の衆よ。対して最澄は単身ゆえに自由に動ける。頭脳も明晰じゃ。清明が何度自慢しておったか知れぬ。羅天、お主の見立ては間違ってはおらん」
「僧正坊様……あの、僧正坊様は今後どう動かれるのですか?」
太郎坊が『時計』を優先した以上、鞍馬五人衆の一人である僧正坊は真っ先に情報を漏らした者を探すのだろう。滝丸らが殺した狐と僧正坊は長く友であったと聞いた。友を仲間が殺し、友の義弟に仲間を殺された僧正坊の心痛は計り知れない。そこに纏まらない天狗衆と信頼がおけなくなった五人衆に会わねばならない。
羅天はこの年老いた天狗がこの数日で急激に老いた気がするのだ。あながち間違ってはいないのだろう。心配する羅天よりも儚く笑った老天狗の顔色は悪い。
「長く生きておるとな、目を背けて逃げたい事など一度や二度では無いが……さすがに今回は老骨には刺激が強すぎた。羅天、お主は直情的じゃが優しい子に育った。滝丸が反面教師になったかのお」
枯れ木のようなしわがれた手を、癖でうねる羅天の頭に置いて、僧正坊は声を潜めた。
「良いか、羅天。もう後手になろうが伏見へ行きなさい」
「伏見? 稲荷明神様ですか?」
「左様。最澄は破門された以上、清明を頼ることはできぬ。元々、五人衆からは目を付けられておるゆえに人間も妖も頼ろうとはせんはず。そう考えれば自ずと奴の行動範囲は絞られてくる。清明にも、死んだ義兄の狐とも縁があるのは稲荷明神じゃ。神は我らの諍いを傍観するだけ。だからこそ」
「真っ先に明神様のところに赴く、ですか」
「うむ。既に伏見を離れておるじゃろうが足跡が追えるだけでもよしとしよう。行ってくれるな?」
「はい、勿論です」
「良い子じゃ。もしも何も収穫が無ければ、雲外鏡という妖を探しなさい」
「ウンガイキョウ……ですか」
「雲外鏡は別名を照魔鏡と言う。映るものの真実の姿を現す。木を隠すには森の中――しかるがゆえに、狐の術で人間か妖に化けておる最澄を発見するには必須になる」
羅天は大きく頷くと「行って参ります」と僧正坊にだけ告げて、月が高く昇る夜空へと羽ばたいた。
続...
「天狗総会」
鞍馬山の山頂に鎮座する霊殿に露を含んだ風が通り抜ける。森の青々とした匂いが濃く、墨のような床板を艶めかせててらてらと光っていた。
霊殿の中の空気は梅雨が近いことを告げる空気のように重い。羅天は「八大天狗」と賛美される八人の天狗の下座に座して俯いている。八人の名だたる天狗達は、いずれも年老いた姿をしているが筋骨隆々とした体躯を持つ。そんな中にまだ齢十五にしかならない羅天が放りこまれては居心地が悪いのも必定。ましてや議題の内容に、どの天狗も頭を痛めているのだ。
「此度の一件、面目次第もございませぬ。この僧正坊、八大天狗の称号を返上したく」
「早まるな。そなたに落ち度はあれど、僧正坊殿は友人と仲間を同時に失ったのだ。自身ばかりを責めることはない」
胡坐をかいたまま深く頭を垂れようとする僧正坊の言葉を遮ったのは、最上座に座する愛宕山の主にして八大天狗の筆頭に当たる太郎坊その人である。八大天狗の頭領に相応しく、巨大な黒羽根と泰然とした表情で赤ら顔の頬を畳んだ扇子で叩く。
「しかし悩ましいのは事実。一族から裏切者が生じ、唯一の風魔を敵に回してしまった。過去に干渉できるという秘宝『刻渡りの時計』も行方知れず。実に由々しき事態だ」
相変わらず扇子で頬を叩き、歌を吟じるように太郎坊は現状を言葉にする。解決の糸口が見つかっているのか、この御仁は表情が薄すぎて判じかねる。羅天は正座した腿の上で拳を作った。
「僧正坊殿、『刻渡りの時計』については鞍馬五人衆と一部の妖と神の秘め事であったはず。それを所持していた『鞍馬の狐』殿の一家を惨殺し、まんまと逃げおおせた者はなにゆえ機密を知るに至ったのだ?」
「『時計』を盗んだのは滝丸という鞍馬天狗の中でも中堅どころに位置する者。そこに座する羅天とは異母兄弟にあたる粗忽者でありました。『時計』の秘密や出所は不明でございます。加えて、先刻滝丸の死体が貴船川から上がったと報告が……」
「口封じか……。滝丸とやらの背後には随分と用意周到な者が付いていると見た。あの風魔の小僧がまだ『時計』を見つけるに至っていないとなれば、こちらも下手には動けぬ」
ふうむ、と瞑目した太郎坊にようやく呆れにも似た表情が浮かぶ。この時、今まで沈黙を貫いていた僧正坊以外の六人の大天狗が口々に太郎坊と僧正坊へと意見をまくし立てる。
「僧正坊殿とて鞍馬山を牛耳る『鞍馬五人衆』のお一人じゃ!! 滝丸とやらが利用されたのかも解らぬとは如何なものか!!」
「我らが一声発すれば、全国の天狗四十八傑も応えてくれましょう!! 風魔の青二才一人を恐れることはございませぬ」
「そうじゃ。ここは全国の妖にも訴えて総力戦が望ましい。今一度、天下に我ら天狗の脅威を知らしめましょうぞ!!」
唾を飛ばして騒ぐ大天狗らに羅天は「総力戦になったところで、あの風魔に勝てない」とは口にできなかった。
彼は羅天らを一瞬のうちに殲滅し、尚且つ、滝丸の裏に潜む存在を把握したのだ。
「その馬鹿な子天狗に真実が見えているなら、の話ですがね」
三日前の夜、ただ喚く羅天にあの風魔は冷たい目でそう言い放った。あの言葉が忘れられない。彼はあの時すでに黒幕がいることを理解していた。羅天は滝丸の遺体を見るまで僧正坊に尋ねもしなかったというのに、だ。
あの風魔――最澄は『鞍馬五人衆』の一人にして、千年を生きる稀代の陰陽師・安倍清明が最も優秀と褒め称えた弟子だと聞く。確かに優秀である事実は羅天も認めざるを得ない。たった一人になっても、数も知れない天狗や妖を敵に回しても臆さない自信も実力もある。
羅天は自身と最澄との力量差に打ちひしがれた。だが、最澄が無実の天狗を殺したのも事実。あの雪辱を思い出し、羅天は顔を上げた。
「お言葉ですが、最澄と申す風魔は陰陽師でもございます。現に我らは彼の者の居場所すら掴めていない。ですが、奴はこちらのこの会話すら風で傍聴しているはず。形勢不利は滝丸という情報源を失った我らの方かと存じます」
羅天は拳を握る力を強め、冷静に事実を叫ぶように吐き出した。これまで末席で黙りこくっていた羅天の言葉に場はしんと沈黙に包まれる。だが、当然ながら赤ら顔を更に険しくした大天狗の反駁に羅天は肩を跳ねさせた。怒る大天狗衆を黙らせたのは、またしても太郎坊の静謐な声音であった。
「な、なにを……!!」
「待て。小童、羅天と言ったな。たった一人生き残ったそなたの言葉だ。風の魔物・最澄という風魔の実力を実際に目にしたそなたの言は説得力が段違いじゃ。しかし、この日出づる国の天狗衆を以てしても魔物一匹に負けると申すか」
「……おそれながら、あの最澄は十年前に姉以外の風魔一族を皆殺しにした経験がございますれば、羅天の言も軽んじられませぬ」
羅天を擁護するように僧正坊が言葉を継ぐと、ざわりとにわかに八大天狗は動揺を露わにする。
「十年前のあの惨劇か……。確か殺された狐殿の細君はあの風魔の姉であったな。奇妙な縁じゃが、いずれにせよこの復讐劇の幕引きは早々に決着したい。まずは『刻渡りの時計』の所在を探ることを急務としよう。風魔と僧正坊殿の処遇はおって話し合う――以上」
ぱしん、と太郎坊は扇子で反対の手を叩いた。そして八大天狗の騒めきに耳を貸すことなく立ち上がって楚々と霊殿を後にした。
「首の皮一枚、なんとか繋がりましたな。僧正坊殿」
「太郎坊様はああおっしゃったが、小童、風魔の首級はこの比良山次郎坊が真っ先に貴様の前に置いてやるゆえ待っておれ」
八大天狗はそれぞれ嫌味を垂れて太郎坊に続いて、霊殿を後にする。
「……風魔の実力を見たこともないくせに」
「相手にするでない。これで確信したじゃろう。天狗と妖では最澄は倒せんと。哀しいかな、我らは烏合の衆よ。対して最澄は単身ゆえに自由に動ける。頭脳も明晰じゃ。清明が何度自慢しておったか知れぬ。羅天、お主の見立ては間違ってはおらん」
「僧正坊様……あの、僧正坊様は今後どう動かれるのですか?」
太郎坊が『時計』を優先した以上、鞍馬五人衆の一人である僧正坊は真っ先に情報を漏らした者を探すのだろう。滝丸らが殺した狐と僧正坊は長く友であったと聞いた。友を仲間が殺し、友の義弟に仲間を殺された僧正坊の心痛は計り知れない。そこに纏まらない天狗衆と信頼がおけなくなった五人衆に会わねばならない。
羅天はこの年老いた天狗がこの数日で急激に老いた気がするのだ。あながち間違ってはいないのだろう。心配する羅天よりも儚く笑った老天狗の顔色は悪い。
「長く生きておるとな、目を背けて逃げたい事など一度や二度では無いが……さすがに今回は老骨には刺激が強すぎた。羅天、お主は直情的じゃが優しい子に育った。滝丸が反面教師になったかのお」
枯れ木のようなしわがれた手を、癖でうねる羅天の頭に置いて、僧正坊は声を潜めた。
「良いか、羅天。もう後手になろうが伏見へ行きなさい」
「伏見? 稲荷明神様ですか?」
「左様。最澄は破門された以上、清明を頼ることはできぬ。元々、五人衆からは目を付けられておるゆえに人間も妖も頼ろうとはせんはず。そう考えれば自ずと奴の行動範囲は絞られてくる。清明にも、死んだ義兄の狐とも縁があるのは稲荷明神じゃ。神は我らの諍いを傍観するだけ。だからこそ」
「真っ先に明神様のところに赴く、ですか」
「うむ。既に伏見を離れておるじゃろうが足跡が追えるだけでもよしとしよう。行ってくれるな?」
「はい、勿論です」
「良い子じゃ。もしも何も収穫が無ければ、雲外鏡という妖を探しなさい」
「ウンガイキョウ……ですか」
「雲外鏡は別名を照魔鏡と言う。映るものの真実の姿を現す。木を隠すには森の中――しかるがゆえに、狐の術で人間か妖に化けておる最澄を発見するには必須になる」
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