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――2日目

042.『朝の時間(2)』

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 ――――AM08:30、ダイニングルーム

竜崎 圭吾
「うっまそ」

筒井 惣子郎
「それじゃ」


全員
「いただきまーす!」


道明寺 晶
「うん。美味い」

乃木坂 朔也
「さすがだな」

白百合 美海
「えへへ~ありがとう~」

七瀬 和華
「大したものじゃないけど、
 そう言ってもらえると嬉しいわ」


全員
「あははははは」


竜崎 圭吾
「でもほんとにさー、
 こうして、平和に飯食ってられるのも人狼と用心棒のおかげだろ?
 なんか、すげえ気が楽になったわー」

千景 勝平
「そうだな」

筒井 惣子郎
「もちろん事態が好転したわけじゃないけど、
 こうして朝を迎えられて良かった」

八木沼 由絵
「ほんとだね~、
 でもね、由絵は何事も起きないって思ってたよ~?
 ここにいる人に悪い人なんていないも~ん」

白百合 美海
「由絵…………」

八木沼 由絵
「えへへ~」

小日向 花菜
「いいこと言うね」

間宮 果帆
「まあ、由絵にしてはな」

八木沼 由絵
「もう果帆言い方トゲがある~ばかばか~」

本堂 空太
「ぷぷ」

小田切 冬司
「筒井くん、今日はふざけるなって言わないんだね」

筒井 惣子郎
「まあ、こうして平和に朝食をとれてるんだ。
 浮かれるのも仕方ないだろう。
 俺もそこまで野暮じゃないさ」

道明寺 晶
「ま、話しておきたいことはあるんだがな」

目黒 結翔
「…………なんだよ?」

乃木坂 朔也
「アキラ?」

有栖川 直斗
「どうした?」

道明寺 晶
「ま、俺も一晩考えたわけよ。
 例えば…………誰がなんの目的で俺たちをここに集めたのか」

佐倉 小桃
「………………」

白百合 美海
「アキラ…………あたしも考えたけど、
 …………全然、わからなかったわ」

間宮 果帆
「あたしもだな。
 だいたい、こんなイカれたこと考え付く方がどうかしてる」

千景 勝平
「それもそうだな」

本堂 空太
(…………俺も考えようと思ったけど、
 その前に寝ちゃったんだよな…………)

小田切 冬司
「……それで? アキラは、どう思ったの?」

道明寺 晶
「…………ま、それは追々話すよ。
 夕食の時間にでもな」

小田切 冬司
「引っ張るね」

道明寺 晶
「俺も考えがまとまってないんだよ」

乃木坂 朔也
「………………」

佐倉 小桃
「………………?」

筒井 惣子郎
「…………俺も、誰がなんの目的でこんなことを思い付いたのか、
 考えようと思ったけど、さっぱりだったな。
 ……小田切は、学校の関係者じゃないかって考えもあるみたいだが」

千景 勝平
「なに?」

小田切 冬司
「あ、なんとなく、そう思っただけだよ。
 ……ほら、部屋の前に顔写真があったでしょ? それに、カードにも…………。
 どこから俺たちの写真を調達したのかなって。案外、学校の関係者だったりしてね、って」

千景 勝平
「…………なるほどな」

道明寺 晶
「いい線行ってると思うぜ。
 さすがだな、小田切は」

小田切 冬司
「アキラにそう言ってもらえると嬉しいね」

白百合 美海
「…………でも、まさか」

道明寺 晶
「可能性の話だ。…………あまり気にするな」

白百合 美海
「…………そうね」

乃木坂 朔也
「…………?」





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