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――18日目
128.『岬の自白(1)』
しおりを挟む――――PM20:00、会議室
乃木坂 朔也
「…………全員、揃ったか」
有栖川 直斗
「ああ…………」
全員
「……………………」
間宮 果帆
「……………………」
本堂 空太
(果帆はあれから、機嫌が直らなかった。
…………人狼なんじゃないかと疑われたんだから、当然だと思う。
果帆は円を囲むような配置の椅子に座りながら、ぶすっとした表情のまま腕と足を組んでいた)
千景 勝平
「…………なんでそんなに機嫌わりーんだよ」
間宮 果帆
「色々あったんだよ……」
千景 勝平
「…………小田切からざっくりは聞いたけどな」
間宮 果帆
「じゃあ、言うなよ」
千景 勝平
「………………」
小田切 冬司
「それじゃあ、確認だけど…………直斗くん」
有栖川 直斗
「…………ああ。
………………花菜は、『村人だった』。
つまり、俺は…………サキちゃんが嘘を言っていると思う」
和歌野 岬
「………………」
白百合 美海
「…………サキちゃん、どうしてあんな嘘を吐いたの?」
和歌野 岬
「…………邪魔だったのよ、……花菜が」
全員
「……………………」
【残り:11人】
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