223 / 389
『腸』――1日目
033.『今後の方針(1)』
しおりを挟む
――――リビングルーム
道明寺 晶
「とりあえず、ここを一階として――――」
本堂 空太
(アキラの説明ではこうだ。
ここを一階だと考えたとして、施設は、二階、三階、そして地下の四層にわかれている。
一階には、さっきの会議室もとい処刑場と、今いるダイニングとリビング、そして、美術室と音楽室がある。
会議室はアキラ曰く構造は宴会場に近いらしい。
が、雰囲気は宴会とはかけ離れていて、ほんのり薄暗くて、直斗が言ったようにやばい儀式でもやってそうな感じ。
ダイニングとリビングは繋がってる。
16人でたむろすると少し狭いかなと言う感じだけど、椅子やテーブルの数は困らない程度に揃ってる。
部屋がほんのり薄暗いのは相変わらずだけど、会議室に比べればかなり普通。
でも、家具や雰囲気は西洋風。俺は詳しくないけど、アンティークってやつ?
リビングにはビリヤード台と、ダーツボード、それにカラオケセットがある。
アキラと朔也が探索したんだけど、美術室と音楽室みたいな部屋もあったらしい。
音楽室はこじんまりした感じだけど、簡易ステージにはピアノが置いてあるんだそうだ。
ピアノがあると聞いて、和歌野の表情が少し柔らかくなった。弾けるらしい。すごい。
他にも、ジャズバンドに使うような楽器、ラッパとかサックスとかトロンボーンとか、が飾ってあったそうだ。
美術室は……めちゃくちゃ気持ち悪いらしい。蝋人形の館。以上。
筒井たちが探索してくれたのは二階と三階だ。
二階には男子の部屋と公衆浴場、給湯室と応接間のような部屋があるそうだ。
自室はそれぞれ四畳半くらい。別途、トイレとクローゼットと言う感じだ。
クローゼットには金庫があったそうだが、開けられないらしい。
アンティーク調のベッドと、デスク、パソコンがあるだけで、寝る分には困らないが、鍵は自分ではかけられないみたいだ。あと、防音設備は完璧らしい。
…………確か、深夜11時から早朝6時に自動施錠されるって言ってた。ゲームのためにも、自分では管理できないってことだ。ちくしょう。
ちなみに、パソコンも電源が入んなかったらしい。なんのためにあるんだ?
公衆浴場はモノトーン調で、それなりに小綺麗。広さも5、6人が同時に入れるくらいにはあるらしい。
…………女子の入浴中に誤って入らないように気を付けないとな。
洗濯機と乾燥機も設置されているそうだ。
給湯室と応接室は隣接してるらしい。給湯室は人が一人通れるくらいの狭い空間で、簡易台所、冷蔵庫、コーヒーメーカーがあるそうだ。
応接室は、これまた四畳半くらいの小さな部屋で、4人がけの椅子とテーブルがあっただけ、だそうだ。
三階は、女子の部屋と書斎。たぶん部屋は男子と大差ないだろう。
書斎には、机と椅子と、小難しそうな書物とか古そうな新聞が溢れるほどあるらしい。全体的に埃っぽくて、古びた感じだそうだ。
漫画の類いはないらしい。…………残念。)
本堂 空太
(そして………………、地下。
地下の部屋は二ヵ所。一つはリビングから繋がる倉庫で、食料とか、生活用品が補充されると言っていた部屋だ。
シャッターで区切られてて今は閉まってるそうだが、犯人は深夜、そこから物を運び入れるつもりなんだろう。
各自、必要なものはそこから使おうと言うことになった。
そして…………、そして…………、
思い出したくないが、あの部屋。
会議室から繋がる、死体安置所と称された、あの物置部屋は…………)
道明寺 晶
「………………秋尾の、遺体があった」
千景 勝平
「……………………!」
佐倉 小桃
「そ……そん、な…………」
道明寺 晶
「これで……イタズラやドッキリの可能性は消えたってことだな」
千景 勝平
「――――――――!
て、てっ、めえ――――っ」
道明寺 晶
「――――っ」
本堂 空太
「っ…………」
(…………勝平は、アキラの胸ぐらに掴みがかっていた。
思わず手が出てしまった、…………そんな感じだ)
八木沼 由絵
「しょ、勝平~!!」
千景 勝平
「く…………ぅ…………、
……………………悪かった」
道明寺 晶
「……いや…………、俺も言い方が悪かった」
本堂 空太
「………………ほ」
………………。
【残り:16人】
道明寺 晶
「とりあえず、ここを一階として――――」
本堂 空太
(アキラの説明ではこうだ。
ここを一階だと考えたとして、施設は、二階、三階、そして地下の四層にわかれている。
一階には、さっきの会議室もとい処刑場と、今いるダイニングとリビング、そして、美術室と音楽室がある。
会議室はアキラ曰く構造は宴会場に近いらしい。
が、雰囲気は宴会とはかけ離れていて、ほんのり薄暗くて、直斗が言ったようにやばい儀式でもやってそうな感じ。
ダイニングとリビングは繋がってる。
16人でたむろすると少し狭いかなと言う感じだけど、椅子やテーブルの数は困らない程度に揃ってる。
部屋がほんのり薄暗いのは相変わらずだけど、会議室に比べればかなり普通。
でも、家具や雰囲気は西洋風。俺は詳しくないけど、アンティークってやつ?
リビングにはビリヤード台と、ダーツボード、それにカラオケセットがある。
アキラと朔也が探索したんだけど、美術室と音楽室みたいな部屋もあったらしい。
音楽室はこじんまりした感じだけど、簡易ステージにはピアノが置いてあるんだそうだ。
ピアノがあると聞いて、和歌野の表情が少し柔らかくなった。弾けるらしい。すごい。
他にも、ジャズバンドに使うような楽器、ラッパとかサックスとかトロンボーンとか、が飾ってあったそうだ。
美術室は……めちゃくちゃ気持ち悪いらしい。蝋人形の館。以上。
筒井たちが探索してくれたのは二階と三階だ。
二階には男子の部屋と公衆浴場、給湯室と応接間のような部屋があるそうだ。
自室はそれぞれ四畳半くらい。別途、トイレとクローゼットと言う感じだ。
クローゼットには金庫があったそうだが、開けられないらしい。
アンティーク調のベッドと、デスク、パソコンがあるだけで、寝る分には困らないが、鍵は自分ではかけられないみたいだ。あと、防音設備は完璧らしい。
…………確か、深夜11時から早朝6時に自動施錠されるって言ってた。ゲームのためにも、自分では管理できないってことだ。ちくしょう。
ちなみに、パソコンも電源が入んなかったらしい。なんのためにあるんだ?
公衆浴場はモノトーン調で、それなりに小綺麗。広さも5、6人が同時に入れるくらいにはあるらしい。
…………女子の入浴中に誤って入らないように気を付けないとな。
洗濯機と乾燥機も設置されているそうだ。
給湯室と応接室は隣接してるらしい。給湯室は人が一人通れるくらいの狭い空間で、簡易台所、冷蔵庫、コーヒーメーカーがあるそうだ。
応接室は、これまた四畳半くらいの小さな部屋で、4人がけの椅子とテーブルがあっただけ、だそうだ。
三階は、女子の部屋と書斎。たぶん部屋は男子と大差ないだろう。
書斎には、机と椅子と、小難しそうな書物とか古そうな新聞が溢れるほどあるらしい。全体的に埃っぽくて、古びた感じだそうだ。
漫画の類いはないらしい。…………残念。)
本堂 空太
(そして………………、地下。
地下の部屋は二ヵ所。一つはリビングから繋がる倉庫で、食料とか、生活用品が補充されると言っていた部屋だ。
シャッターで区切られてて今は閉まってるそうだが、犯人は深夜、そこから物を運び入れるつもりなんだろう。
各自、必要なものはそこから使おうと言うことになった。
そして…………、そして…………、
思い出したくないが、あの部屋。
会議室から繋がる、死体安置所と称された、あの物置部屋は…………)
道明寺 晶
「………………秋尾の、遺体があった」
千景 勝平
「……………………!」
佐倉 小桃
「そ……そん、な…………」
道明寺 晶
「これで……イタズラやドッキリの可能性は消えたってことだな」
千景 勝平
「――――――――!
て、てっ、めえ――――っ」
道明寺 晶
「――――っ」
本堂 空太
「っ…………」
(…………勝平は、アキラの胸ぐらに掴みがかっていた。
思わず手が出てしまった、…………そんな感じだ)
八木沼 由絵
「しょ、勝平~!!」
千景 勝平
「く…………ぅ…………、
……………………悪かった」
道明寺 晶
「……いや…………、俺も言い方が悪かった」
本堂 空太
「………………ほ」
………………。
【残り:16人】
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる