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『腸』――16日目
165.『初めての処刑(2)』
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目黒 結翔
「…………ぁ……」
白百合 美海
「……ぃ、たぁ」
**(びっくりした……殴られたのなんて初めてだわ)**
本堂 空太
(やんわりを制止をかけようとした白百合に、目黒の拳が直撃した。
振り向き様に、白百合のシミひとつない美しい頬を…………)
乃木坂 朔也
「っ、……美海!」
間宮 果帆
「美海!」
千景 勝平
「てん、っめえっ!!」
目黒 結翔
「わ、悪かったよ!
……白百合、わざとじゃ!!」
千景 勝平
「間違っても女に手ぇあげてんじゃねえよ!」
目黒 結翔
**(……ごめん、白百合っ!)**
「うるせえ!! お前に指図されたくねえんだよ!」
白百合 美海
「もうやめて!!」
全員
「……………………」
本堂 空太
(……白百合の声で、またみんなシーンと大人しくなった)
佐倉 小桃
「……とにかく時間がないわ。
…………投票に移りましょう」
目黒 結翔
「だから! 俺は嫌だって!」
筒井 惣子郎
「とにかく始めよう、本当に時間がない。
…………白百合、君が言ったように殺せるかどうかはわからない。
だが……なら、とりあえず投票だけでもとは思えないか?」
**(こう言えば、納得してもらえるだろうか……)**
白百合 美海
「……………………わかったわ」
**(あたしは渋々納得した……ふりをした…………)**
目黒 結翔
「白百合…………」
白百合 美海
「…………席に着きましょう、結翔くん」
有栖川 直斗
「…………くっそ……」
**(……本当に処刑するのか?
俺は…………嫌だ…………こいつらを失いたくなんかない……。
…………でも、勝平が言ったように小田切はどこか楽しげだ。
どうしても投票しなきゃいけないなら、俺は…………)**
【残り:14人】
「…………ぁ……」
白百合 美海
「……ぃ、たぁ」
**(びっくりした……殴られたのなんて初めてだわ)**
本堂 空太
(やんわりを制止をかけようとした白百合に、目黒の拳が直撃した。
振り向き様に、白百合のシミひとつない美しい頬を…………)
乃木坂 朔也
「っ、……美海!」
間宮 果帆
「美海!」
千景 勝平
「てん、っめえっ!!」
目黒 結翔
「わ、悪かったよ!
……白百合、わざとじゃ!!」
千景 勝平
「間違っても女に手ぇあげてんじゃねえよ!」
目黒 結翔
**(……ごめん、白百合っ!)**
「うるせえ!! お前に指図されたくねえんだよ!」
白百合 美海
「もうやめて!!」
全員
「……………………」
本堂 空太
(……白百合の声で、またみんなシーンと大人しくなった)
佐倉 小桃
「……とにかく時間がないわ。
…………投票に移りましょう」
目黒 結翔
「だから! 俺は嫌だって!」
筒井 惣子郎
「とにかく始めよう、本当に時間がない。
…………白百合、君が言ったように殺せるかどうかはわからない。
だが……なら、とりあえず投票だけでもとは思えないか?」
**(こう言えば、納得してもらえるだろうか……)**
白百合 美海
「……………………わかったわ」
**(あたしは渋々納得した……ふりをした…………)**
目黒 結翔
「白百合…………」
白百合 美海
「…………席に着きましょう、結翔くん」
有栖川 直斗
「…………くっそ……」
**(……本当に処刑するのか?
俺は…………嫌だ…………こいつらを失いたくなんかない……。
…………でも、勝平が言ったように小田切はどこか楽しげだ。
どうしても投票しなきゃいけないなら、俺は…………)**
【残り:14人】
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