姉の代わりに嫁いだけど、可愛いうさぎの王子に溺愛されるなんて聞いてない─欠点は性欲が強すぎる所だけ─

無能歌

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27話 アンヌSide

少し色々な理由─裸に恥ずかしくなったり、見とれたり、熱さだったり─でのぼせた僕は、お風呂上がりに氷水を飲んでいた。牛乳を飲もうと思ったけど、今買い出しに出ているらしく、冷蔵庫に在庫はなかった。

冷たい水が喉を通り過ぎる時に、さっきのお風呂での事を思い出す。
お風呂の時のガード、可愛かったなぁ……ほんのり赤い顔に濡れた肌。しっとりとした髪が余計ぐっと良かった。

昨日の夜の真っ赤な顔ではないのが、それがもっとやばかった、というのか。昨日は涙目で真っ赤だったけど、今日はしっかりと見つめながらほんのりの赤。あれが風呂場ではなく、ベッドだったら……もう許してくれた─元々許されてたけど─身体に遠慮無く、手を出していただろう。さっきの僕、よく我慢して出てきた……!流石にお風呂場で抱くのは、まだ早い……と思う。

浴槽まで一緒に連れて行って、入ってくれるのも良かったけど、シャワー中も素敵だった。今日はできなかったけど、次は背中を洗ったり、頭を洗ったりしてあげたい。あわよくば僕のことも洗ってくれたりして、耳が濡れるとふわふわじゃない。とか言われたいなぁ。

……ふと疑問に思う。行為をした後に、お風呂を一緒に入れる事ってあるのかな?彼の負担が大きいのはわかっているが、意外と体力が無いというか、全力で楽しんでくれている……?というんだろうか、彼が眠って、僕が後片付けをする……ということが多いような。いや、まだ全然回数を重ねてないので多い。なんて言えるようなことではないんだけど。

そりゃ、正直続きがしたい。もっと沢山したい。僕は初めてガードに舐めてもらった時のとおり、何度だって射精できるし、我慢しなければ高確率で子供を孕ませられる。いや、これは最低か。まぁ、とにかくもっとじっくり行為がしたい……!
でも、まだまだ仕事に慣れないし、さっきのミーナさん……の事を考えると、ガードへの精神的負担も大きそうだ。それが結構、彼の体調面に影響してる気がする。

してあげたいことはまだまだある─外でおいしいごはんを食べたり、劇を見に行ったり、本屋巡りとかもしたい─ので、早く問題は片して、一刻も早くガードとの、のんびりイチャイチャする生活をしたいっ……!

二人で仕事しながら切磋琢磨して、休日は思いっきり楽しむ。そしてガードの作ってくれたご飯を食べながら、のんびりと雑談したりして、夜もしっぽりとお酒を飲みながらもっと、もっと大人っぽい性行為をしたいし、いずれ子供ができたら子供が走り回れるように、薔薇園で見ながら、仕事できるように効率化しておきたい……!子供は出来れば四人は欲しい!性別はどちらでも─どちらも男性器がついてるし、区別は明確には無いも等しい─良い。とにかく元気で、この国を大好きになってくれる子なら……!

この願いの為には、僕とガードの周りにはびこる危険は早く消すべき。だから、国王になってすぐにガードの両親へ手紙を出した。
手紙を書くのは少しめんどくさかったので、やっぱりパレードの日に関わるな。ということを伝えておくべきだったな。と、いまさら思う。彼らの家に支援をする気も、ガードに会わせる気も一切ないのに、わざわざ呼び出すのは効率が悪かったなぁ……

あのような人間性の人には、手紙で連絡するだけでは効かない。普通の人には効く行為でも、実の息子を体罰する人間になんて、口で言ってもギリギリ分からないだろうから、とことん突き落とす必要がある。

計画は全く思いついていないが、とりあえず呼び出して、支援はしない事と、この国への出禁を言い渡すことだけ決まっている。どうやって愛しのガードに可哀想な事をした奴らを、どん底に落としてやろうか……なんてことを、ちょこちょこ考えてしまっている。こんなの、ガードに知られたら嫌われるだろうか。

いや、今はとりあえずあの家族を陥れる事より、ミーナさんの事か……めんどくさい。いや、何がめんどくさいかって、彼女は僕に気がある─振りだと思うが─行為をしてきていて、扱いに困る。
ガードの前で思い切り冷たくするわけには、いかない─彼を怖がらせたくない─し、怪我をさせでもしたら、いくら出禁の云々を話したって、女性に傷をつけたんだから!と、訴えられでもしたら獣人に勝ち目はない。

先代が世界で育んできた印象さえも、悪く書き換えられてしまうだろう。一体どうしたものか……
やはり、ガードとの結婚は難しい。といまさら思う。愛があるならなんでもできる、非道にだってなってみせる。と思っていたけど……

やはり、国王という役職ではそういう行為はやりにくい。
父様と母様が渋々ミーナさんに婚約を申し込むことを、了承してくれたことを思い出し、そりゃあの顔になる。と思う。僕も自分の子に言われたら、恋を優先させてあげたい気持ち、もあれば、自国を大切にしたい気持ちで一杯になるだろう。

父様と母様に感謝しつつ、如何にか対処を考えよ……いや、その前にミーナさんが、なぜ僕を呼んでいるのか。ということをハッキリさせなければ。
正直、ガードに断ってるツケが回ってくるとは思わなかった。最低限会いたくなくて、断っていたが……仕方がないか。

今日の夜辺りにでも会いに行こう。聖女の特訓とやらは明日……いや、確か専用の道具が必要なんだっけ?明日揃えるとして、明後日とか……になるだろうか。そのことも伝えておきたいし、ご飯食べたら行くか……

せっかくガードとまた、二人になれそうなタイミングなのに、邪魔されるのは少しもやもやする。でも、先に終わらせておいたほうがいい……はずだ。さくっと夜に行って、ぱぱっと終わらせてしまおう。その間に手紙の返事が早く来てくれるといいが。
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