異世界陸軍活動記

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 敵が来ていると、偵察に出た竜翼機からの報告があった。
 真っすぐこちらに向かってきているとの事、敵の規模までは確認できていないがかなりの大部隊らしい、いまハルツールで絶賛話題沸騰中の軍団でない事を祈りたい、今軍団規模の戦力をこの改修中の砦に向けられたらひとたまりも無いだろう。
 壁はまだ完成していないし、対空兵器や他の兵器も万全じゃない、そのうえ召喚者が前に出れないとなると、敵の数によってはここを放棄し撤退もあり得る。

 タクティアは「軍団規模では無いでしょう」と言ってはいたが、その顔色はすぐれない

 『召喚者殺し』を持つ者が敵兵にいる可能性もあるので、召喚者達は後ろに下がらせたい所だが今回の戦いは防衛戦、相手はぐるりとこの場所を囲む形になる可能性もあるし、尚且つこの砦の壁はまだ完成もしていない、所々建設が遅れている個所もあり穴だらけになっている、それに加え、広めの敷地を持つこの砦はその守備にかなりの人員が必要になる、そのため召喚者の俺やドルバ達他の召喚者も前に出なければならなかった。

 タクティア、ソルセリーとエクレールは砦の中心部に待機し、俺とライカは西側の別々の場所に配置に付いている、ドルバ達欧米ズもそれぞれ別の場所に配置になった。
 砦の南と東側は壁がほぼ出来上がっているのでそこからは敵は無理に侵入してこようとしないだろう、来るとしたら北と西側。
 俺はうさ耳天然魔石を頭の上に乗せた状態で西側で待機している。
 ライカも一応は西側に配置されているが少し距離が離れている、目を凝らせば何とかライカが見える程度だ。

 ライカは大丈夫かな?

 今のライカには補助をする人員はいない、魔法が使えないため必ず補助が必要になるライカだが、彼はその補助を必要としない戦い方をしている。

 ライカの左の腰には拳銃が備わっており、その制作には俺も携わった。
 ライカの拳銃には銃口は無い、弾丸を発射するのではなく魔法を発射できるように改良してある。

 拳銃の中でも小さな部類の物でそれを2丁使っている。グリップの部分を調整して切断し2丁のグリップ同士を対になる様に『合成』でくっ付けると、『コ』の字型の形になる、そうすると丁度引き金が人差し指と小指で引けるようになる、2丁の拳銃が片手で扱えるという事だ。
 
 人差し指で引き金を引く方の拳銃(ライカは表と呼んでいた)に『幻惑』『放出』を付与する、『幻惑』は空間を歪ませる効果と視界を遮る物、『放出』発射速度を与える為に付与した。そうする事によって相手の視界を奪う事を目的にしている。

 小指で引く方の拳銃(ライカは裏と呼んでいる)には『火』『雷』を交互に発射できるように改良、これにも『放出』を付与し『雷』の発射速度だけを上げている、魔法として扱ってもいいが連射して魔法同士をぶつけ、爆発を起こしソレを煙幕として扱ってもいい。
 
 普段は特注のガンホルダーの中に入れてあるが、戦闘中はそのホルダーの表側に付けている『キューブ』に張り付けるようにしている。
 『キューブ』とは『重力』が付与された縦横長さ1㎝程の物体で、俺の盾や追加装甲などにも使われている物で、簡単に言ってしまうと磁石の様な物。
 最近ではその拳銃の扱いにも慣れて来て『オブラー』という名前まで付けて大事にしていた。


 ・・・・・ズン
 少しだけ大気が震えるような気がした。
 場所は北側、あの辺りは後輩のポンドラスとユーロスがいるはず、久しぶりに会った二人はかなり見た目が変わっていた、モヒカンと落ち武者になっていた。ますます世紀末が極まってきたようで何より、二人もこの戦闘で無事な事を祈る

「来たな‥‥」
 誰が言ったかは分からない、名前も知らない味方兵士が呟いた。その兵士が言った通り視界にはマシェルモビア兵の姿があった。
 この砦の攻撃兵器がまだ完成して無い今、頼りになるのは自分達の力だけになる、幸い壁が未完成ながらあるので何とかそれを盾に戦うしかない。

 北側では既に戦闘が行われている様だが、俺がいる西側ではまだにらみ合いが続いていた。
 まずこういった突発的な戦闘では無い場合、誰かが魔法を放つとそれが戦闘の合図になる事がある、こちらもあちらも魔法を打つ気配がない、なら一番手は俺が努めようか?

 特大の丸い土の塊を作り出す、数は5つ、それを敵目掛けて放物線を描くように打ち出した。
「よいしょぉ!」

 ドン! と音を出して打ち出された土の塊は敵の頭上に向けて吸い込まれるように放たれる、そして敵兵に向け降下した時を狙い、今度は勢いよく土弾を土の塊に向けて打ち出した。
「ふん!」
 
 数は同じく5つ、高速で打ち出された土弾は最初に打ち出された土の塊に当たり相殺した。
 そして中から高温の溶岩が敵兵の頭上に降り注ぐ

 ただの土の塊だと思った? 残念! たこ焼きでした

 大陸深部の対ワーム用に開発した溶岩入りの土の塊、その名もたこ焼きが敵兵を襲う、敵兵は『火』魔法で相殺しようと試みた者もいたが、たこ焼きは『火』『土』の混合魔法それだけでは爆発を引き起こす、上手く躱せた者爆発に巻き込まれた物など初撃にしては上手くいった。

 これで怪我人でも出れば戦力は大きく下がるのだけど‥‥‥あっ『探知』から2つほど反応が消えた、なんて運の悪い奴
 
 うさ耳天然魔石を『収納』に仕舞う、そして爆発と同時にお互いの攻撃が始まる、マシェルモビアは砦を落とそうと突撃し、ハルツールはそれを阻止しようと魔法で応戦する、壁が存在する分この状況だとハルツールが有利なのだけど問題は敵の数だった。
 砦を落とすにはその砦の何倍の戦力がいる、とかよく言われるが、今現在砦としての能力がないこの砦では何倍どころか同数でも負ける可能性がある、しかもこちらは召喚獣を出しにくい

 俺も懸命に魔法を放っていいたが、あれよあれよという間にマシェルモビアは砦に近づき、そして互いに接触した。
 これによりライカが動き出す、今の彼はあまり敵陣の中に突っ込まなくなった。仲間を待ち一緒に敵を突破していく。

「我々が前に出ますから貴方は後方で!」
 兵士の一人にそう言われ俺はこの場にて待機をする、召喚者を出来るだけ前に出さないための措置だった。
 そして戦闘は互いに入り乱れての接近戦にもつれ込む、それまで魔法で援護していたが、こうも動かれると魔法を放つことも難しくなる

「もう少しはなれてくれると魔法も放てるんだけどなー」

 飛んでくる魔法に注意しながら周りを確認してみると、ライカのいる辺りが押しているように思える、あの無双キャラはどうやら今回も活躍しているらしい、時折空間が歪んでいるのがその証拠、愛銃のオブラーを使ったんだろう

 俺のいる場所はというと、徐々に敵兵との距離が詰まって来てる、こちらは押されている状況だ、その中から敵兵が一人抜け出してきた。

 うわっ! 来た、嫌だなぁ‥‥‥

「やっぱりかよぉー! またお前かよ腐れグースが!」

 あれ? 俺の事知ってるの?

「ティンパー!こっちだ、グースがいたぞ!」
 敵兵はそう言って後方に振り返り叫んだ

 あっ、チャンス
 すかさず『雷』を放つが、寸での所で気かれそれをギリギリ躱された
「うわっ! あぶねぇ!」
 
 チィ、外れたか

 するとその後ろからもう1人の敵兵士が駆けつけてきた
「本当にいたな、お前の予感は当たったみたいだな」

「だろぉ!? 俺っちの勘が外れるわけないだろうが」

「お前の勘も大したものだな、それはさておき‥‥‥前の火傷の件でひどい目に会ったからな、お前にはあの時の借りを返させてもらう!」

 あーっ、思い出した。ソルセリ―の時に最後まで残ってた迷惑な奴らだな、
「前はこんがりと焼いたつもりだったけど生焼けだったみたいだね、今回はきっちりと焼いてあげるよ」

「ッ!━━舐めるな!」
 ティンパーと呼ばれた男が一瞬身を強張らせたものの、直ぐに武器を構えた

「俺っちの方も前回の肩の傷の分返させてもらうぜぇ!」
 先に飛び出して来た男が同じく武器を構え殺気立つ、傍らには俺の召喚獣オルトロスの元となった双頭の獣、ミオロゼが控えていた。

 名前は何だっけか? 忘れた。
 召喚者なのは覚えているが、肩がどうとかと言ったけど身に覚えがない‥‥、溶岩を浴びたティンパーを連れ帰っただけで、ほとんど無傷で帰って行ったんじゃなかったっけ?

 俺が大剣を取り出した時、隣に魔法陣が現れ勝手にノーム達が出て来た。
「大将、俺らもこいつらに因縁があるんでさぁ、少し身勝手ですがこっちもやらせてもらいやすぜ」
 手には既に着剣済みの47式の銃が握られていた。

 出てくるなとあれほど言っておいたのにそれを無視したノームに軽く舌打ちをする、帰れと言っても言う事を聞かなそうなので好きにさせる

「おい、そこのティンパーとやら、前回はよくもやってくれたよな、今回はこっちもその時の借りを返させてもらうぜ」

 いきなり言葉を発した召喚獣にあっけに取られた敵兵2人だが
「‥‥悪いが、お前の事は知らないぞ」

「おいおい忘れちまったのか? マシェルモビアの兵士はオツムが足りないらしいな、あの時俺の首を刎ねてくれただろうが?」

「なっ! あの時の━━」

「ていっ!」
 ティンパーが言い終わる前に敵兵2人に対してたこ焼きを放つ、先手必勝!
 『幻惑』
 さらにそれに『幻惑』を掛けた、放ったのはたった2つだが、敵兵には10個以上飛ばしたように見えるはずだ。

「うわっ!!」
 前回の経験からかティンパーはいくつにも見えるたこ焼きに対し、慌てて大きく回避する

 タン タン タン

 それと同時に聞こえる銃声

「ぐあっっ!!」
 ティンパーの悲鳴が聞こえバランスを崩した。右足の金属の防具が無い布の部分から血が滲みだしている。
 魔力を纏った布の部分だったが、弾丸は布の部分を破り少しだけだが肉に食い込んだ。
 ノーム達使用している47式は、人が持つことの出来る銃で一番の大型の銃になっている、流石に金属部分には効果が無いだろうが、ノーム達は見事に布の部分に命中させたようだ。なおも執拗に右足だけをノーム達は狙い撃つ

「ティンパー!」

 一瞬気がそれた敵召喚者に対し、『収納』から槍を取り出し━━

「へっ、お前の持っている槍は召喚者殺しじゃない事位分かっ━━」
 
 それを投げつけた

「ッ!!」
 『雷』魔法で加速された槍は兜を貫き、敵召喚者の耳を吹き飛ばす

 『身体強化』
 大剣を握り締め敵召喚者ではなく、ノーム達が戦っているティンパーに向けて切りかかった

「ティンパーを守れミオロゼ!」
 耳から血を吹き出しながらも自身の召喚獣カーネロに命令する。
 すかさず召喚獣のミオロゼが俺の前に回り込み、その巨体が行く手を阻む

 大剣を左手に持ち替え、右上からミオロゼに向け切り降ろす、その時右手には別の武器を『収納』から引きずり出した。

「グァァァァア!」
 振り下ろした大剣をその鋭い牙を持つ口で受け止めようとするミオロゼは、二つの頭の内の一つが大剣の軌道に合わせるように首を曲げ、真剣白刃取りのように振り下ろされた大剣を口で止めた。 そのまま噛み砕こうと力を入れたが、大剣は噛み砕くことが出来なかった。

 噛み砕こうとするが既にミオロゼの下顎は、俺の右手に握られている日本刀・雷雲によって切り取られていた。

 『放出』
 そのままもう一方の頭で噛みつこうとしてくるミオロゼの体を衝撃で吹き飛ばし、その隙にティンパーに肉薄する、既に雷雲は持っておらず両手で体験を握り締め、土弾を放つと同時に背中に向かって大剣を振るった。

「うぁ!」
 ノームの銃撃に手いっぱいで、俺の接近に気付くのが遅れたティンパーはその目に俺の姿が映ると焦りの表情を浮かべ、とっさに土弾で牽制するが既に俺の土弾が放たれており、ティンパーが出した瞬間に相殺され、俺の大剣がティンパーの背中に深く切り付けられた。

「ギャ━━」
 背中を切られ悲鳴を上げるティンパーだったがその悲鳴は短いものだった。ティンパーの喉にはノーム1号の銃剣が既に突き刺されており声を出す事すら出来なかった。

「じゃ、借りは返させてもらいやすぜ」
 ノームはそう言って軽く引き金を引いた

 タン!

 短い銃声の後、ティンパーの首は宙を舞い、そして地面にボトリと落下した

「ティンパ━━」
 タン!
「グハッ!」
 叫ぼうとした敵召喚者の横腹にノームの銃弾が食い込む

 タン! タン! タン!

 次々銃弾を浴びせるが片方の下顎を切り取られた召喚獣ミオロゼが間に入り、召喚主を守る

「す、すまねぇ‥‥ティンパー」
 召喚者は間に入ったミオロゼに手を掛けると、ミオロゼは召喚者を引きずるように逃げ去っていった。

 
 額に浮き出た汗を手で拭き取る
「ふぃーっ、また会うとは思わなかったな、戦場は狭いな」

「それを言うなら世間は狭いの間違いじゃないですかね」
 タン! タン! タン!
 
 敵召喚者が撤退した後もノーム達は銃を撃つのを止めなかった。器用に他の敵兵に向かって発砲し命中させている

「お前ら器用に当てるな、俺なんか魔法を放つのもおっかないのに」
 混戦の中、味方の兵に当てないように魔法を打つのは少しためらわれる

「日頃の訓練の賜物でさぁ!」

「日頃の?」
 お前ら酒盛りしかしてないだろう、ラグナも言ってたぞ、召喚されてない時でも酒盛りしかしてないって

「さて、俺もこの不発弾を処理しようかな」
 先ほど放った溶岩入りのたこ焼きの処理に取り掛かる、結局当たらず「ドスン!」と地面に落ちただけで終わってしまったが

「どこら辺に放り投げればいいかな?」
 仲間の兵がおらず敵兵が集まっている場所を探した


 

 ・・・・

 ・・・・

 

 結果としてマシェルモビアが引いてくれた。
 戦闘は約1時間ほどで偵察という意味合いもあったのだろう、俺とライカにドルバがいた西側は被害は少なめであったが、先に戦闘に入った北側はそこそこ出てしまったらしい。
 エクレールなど『癒し』を使える者は怪我人の治療を、手の空いている者は怪我人の移動、そして死亡した兵士の遺体の回収などに努めた。
 前に出て戦った兵士と違い俺自体は後方でちょこちょこと魔法を放っていただけなのでほぼ疲れていない、なので率先して遺体の回収を手伝う、その中にはノームが倒した敵兵ティンパーも含まれていた。
 そのティンパーを倒したノーム達は
「勝利の美酒」
 とか言って帰って行った。多分の酒盛りをしているんだろう

 それにしても‥‥‥
「何だか慌ただしいな、何だろ?」

 砦の方で走りまわっている人達がいるが‥‥その内わかるだろう、ライカやドルバはさっき見えたけど、北側のユーロスとポンドラスは無事だったかな?



 

 戦闘の後始末に目処が立ち一旦砦の方に向かうと、砦の周辺はまだ忙しそうに走っている人達がいた。

 何をそんなに‥‥
 ドスン! と背中に何かが当たる
「あ痛っ!」
 衝撃でその場に倒れてしまった。

「あっ! す、すみません!」
 どうやらぶつかったらしい、ぶつかってきた兵士は俺に駆け寄るが

「あぁ、いいよ、別にぶつかっただけだし、急ぎの用ならそっちを優先して」

「は、はい! 失礼しました」
 頭を下げた兵士はそのまま走って砦に入っていった

 だ か ら 何を急いでるんだよ

 こんな状態なら多分砦の中にいるタクティアも忙しいんだろうけど、無理にでも聞き出そうなんて思っていたら

「隊長!」
 女性の声がする、ここには結構隊長がいるから最初自分に掛けられた声だと分からなかったが、よく考えたらソルセリーの声だと気づき、そちらに振り替えった。

「良かった、隊長は無事だったのね」

「うん、ライカも問題なしだよ」

「そう」
 ホッとしたように息を吐くソルセリー

 そうだ、ソルセリーは知ってるかな?
「所でこれって何の騒ぎになってるの? みんな忙しそうにしてるけど」

「正体よ! 正体が分かったの!」

「どれの?」

「召喚者殺しの正体よ!」

「召喚者殺しの? ‥‥正体ってどういう事なの?」
 正体って槍だろ?

「召喚者殺しっていうのはそれ自体が召喚獣だったのよ!」

 



 ◆◇◆



 マシェルモビア軍は砦攻略で一定以上の損害を超えたため、撤退することになった。そこで兵の補充と再編成を行う

「ちくしょう‥‥‥‥ちくしょう」
 その中で召喚者フロルドは、自身の唯一の召喚獣であるミオロゼにまたがり移動をしていた。
 
 ミオロゼの片方の首は下あごが取れた痛々しい姿で、体には無数の弾痕が残っている、それでも召喚主の負担を減らそうと少し足を引きずりながら移動をしていた。

 一方の召喚者フロルドは、『癒し』を受けたおかげで血は止まったものの、頬から耳にかけて槍で受けた傷があり、耳は損傷していた。最初の銃弾の直撃での骨折などもあり歩ける状態では無かった。

「ちくしょー!!!」
 突然大声を上げるフロルドに、周りにいた味方兵士たちはその声に驚くが、自身も戦闘でかなりの疲労をしており少しフロルドの方を見ただけですぐに視線を戻す、フロルドに対し声を掛けてあげる余裕は彼らにはなかった。

「ティンパー、すまねぇ許してくれ‥‥」
 戦友で長年同じ部隊に所属していたティンパーを助けることが出来なかった事、そしてティンパーが死亡する原因が、自分がグースを抑え込むことが出来なかった事も関係があり、後悔の涙を流していた。

 俺が、俺っちが力不足だったせいで

 わなわなと震え拳を握り締める

 グース‥‥‥グースめ! あの腐れグースを絶対にぶっ殺してやる!!

 フロルドは怒りで力が入り『癒し』で塞いだ頬から耳の傷が開き、それが涙と交わってまるで血の涙を流しているように見えた。
 そしてフロルドは自身が乗っているミオロゼを見据え


 自身の唯一の召喚獣を犠牲にする事を決めた。
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