異世界陸軍活動記

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勇者 ⑤

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 老兵に攻撃を加えようとした直前、足元の爆発により宙に舞ったフロルドだったが

「アメェんだよ!」
 崩れた体制を『水』魔法を水流として使い無理やり戻すと、老兵に向かい召喚者殺しを投げつけた

 地雷を踏んだ後攻撃を加えようとしていた老兵は、繰り出そうとしていた刀を途中で止め、横に飛び退く
 
 こいつか、俺っちの前に地雷を仕込んでいた奴は

 老兵は地面を転がるように回避しながらも視線はフロルドを捕えたままだった。それを忌々しく思いつつ老兵の顔を包んだはずの水魔法は残っていない事に気づく、魔法ではなく魔道具で解除したのだろうと判断

 グースの奴の前で一回披露しちまったからな、対策を取られたか

 この老兵だけはここで仕留めようとするが、接近しても一定の距離を保たれ攻撃の合間に投げられる投擲武器
 フロルドの召喚者殺しがその体をとらえようとしても、通常よりも短い刀で払い下がりながら攻撃を躱す、老兵は後方に下がると同時にその足元が光る、下がると同時に地雷を仕込みながら、尚且つ投擲武器で攻撃を仕掛けてくる

「てめぇ! ソレいくつ持ってんだよ!」
 自分の攻撃範囲に入れないフロルドは焦れるが、それと同時に『上手い』とも感じていた。範囲に入った場合、間違いなくフロルドは自分の方が上と判断する、だがそれ以外については目の前で攻撃を受け流す老兵が全てにおいて自分よりも優れている、一見追い詰めている様に見えるがそうではない。

 投擲武器を投げるタイミング、そして移動を制限するように仕掛けられる地雷、その全てがフロルドの攻撃を制限している、そもそも、一瞬で地雷を設置できるなどかなりの訓練を行わないと出来るものではない、しかもそれを足で設置している

 グースよりも厄介か‥‥

 次々に攻撃を繰り出すフロルドだが、あと一手足りない。
 しかし、それは相手も同じであった。武器の特性上、完全に中に入ってしまえば槍のフロルドは不利になり、通常よりも短い刀を使用する老兵が圧倒的に有利
 
 互いに自身の攻撃範囲に入れず、牽制の打ち合いを続ける
 このまま長々と打ち合いが続くかと思われるが、この状況は長引けば長引くほどフロルドにとって有利に傾く、今は2対2の状況だがいずれ味方部隊が来るだろう、それに老兵が扱う投擲武器にだって限りはあるし尚且つ、地雷を多数設置するのは魔力が必要となる、フロルドも魔法を広範囲に渡り使用しているが、フロルドは元召喚者で通常の兵士と比べ圧倒的に魔力量が多い、どちらが早く魔力切れを起こすかと言ったらそれはもちろん目の前の老兵だった。
 それに加え、フロルド特有の魔法の使い方により、老兵の額からは大量の汗が吹き出し、その汗が目を覆い視界を曇らせる。

「あぁっ!」
 フロルドと老兵の戦いが続いてる中、突如響く女性の声

「アンナ!」
 それが自分の愛する女性の声だと気づき、声が、目が、体が反応する。一瞬だがその声に反応してしまったフロルドだが、目の前の老兵は動揺するフロルドを見逃さなかった

 やっぱり召喚獣相手にアンナ一人じゃ━━ッ!

「シッ!」
 先ほど水流で押し流したはずのグースが、いつの間にか接近され大剣を振り下ろす。召喚者殺しでそれを受け流そうとするが、その大剣の大きさからは考えられない程の重量で、フロルドの持つ召喚者殺しを弾き飛ばした。
 そのままグースの持つ大剣はその勢いを殺せず地面にめり込む、フロルドも弾き飛ばされた召喚者殺しを再召喚、その手にその槍を掴む

 2対1の状況だが、フロルドは内心安堵した。グースがアンナの方に行かなくて良かったと、しかしいつまでアンナが持つか分からない、アンナを連れて来たのは失敗だったのか‥‥‥

 
 だが運はフロルドに味方した。

 

 2対1の状況、さっきまで押していたフロルドだが、流石に2人同時に相手だと分が悪い逆に押されフロルドが後退することになる、後退する事で地雷を設置される事が無くなったにせよ、老兵の素早い攻撃とグースの重い一撃、二人がかりでの攻撃がフロルドを襲う。
 この状況では前に出る事も出来ず、今度はフロルドが引きながらの戦いを強要される
 
 フロルドは中に入られぬよう、そしてグースと老兵は自分達の攻撃範囲に入ろうと追い詰める。流石のフロルドもこの状況は少し不味かった。特に老兵の巧みな刀裁きにはヒヤリとする場面がある
 だが、それも一瞬で変わる

 フロルドの動きに合わせ、大剣を振るおうとしたグースの体が糸が切れたようにぐらりと揺れる、それを見逃さなかった

 フロルドは召喚者殺しをグースに対し突き刺す

「シャァ!」
 グースは咄嗟に左手を突き出すが、フロルドが持つ槍はグースの手の平を突き破りそのまま肘まで打ちぬいた。
 グースの体が揺れた理由、それは彼の出していた召喚獣にある

 間に合ってくれたかよぉ!

 血まみれにながらも立っているアンナの側には、あとから追って来ていたマシェルモビア兵の姿があった。一人では倒せるはずの無い召喚獣をアンナはギリギリまで引きつけ、フロルドの負担を軽減する事に成功した。
 そして、追いついた仲間の力により、集中攻撃を受けたグースの召喚獣はそのダメージで消滅。
 その事により、グースの体からは魔力が一気に失われ、体勢を崩しグースの左手を破壊する事に成功した。
 だが、天才ともいえる能力を持つフロルドでもグースの左手を破壊した時、少しその腕が発光したのは気づいてはいなかった

 左手を失ったグースだったが、その次の行動は予想外のものだった。

「‘*}’*}}!!」
「#$&+;;_!!」

 残った右腕で大剣を出鱈目に振り回し、発狂するかのように叫ぶグース

「%&&&‘|**!! J'''&&!!」

「気でも狂いやがったかよ!」
 正気とは思えない行動にフロルドは少し驚いたが、今こそ親友のティンパーの仇をと思った矢先、グースの持つ大剣が、仲間であるはずの老兵に向け振るわれた

「━━ッ! ガアッ!!」
 大剣の腹当たった老兵は、苦痛の声を漏らし吹っ飛ばされた。その距離は尋常ではなく、人間のどこにそんな力があるのか? と思わせるほどだった

 だがフロルドにとってはその全てが好都合だ。老兵は味方であるグースにより吹っ飛ばされここにはおらず、そのグースは気が狂いまともではない。

 フロルドは迷わずグースの首に向け、召喚者殺しを振るう、その槍の辿る軌跡はフロルドが今までして来た事を肯定するかのように、その首に向け入って行く

 取った!

 その槍の切っ先で確かにとらえた首、その首は胴から切り離され、中を舞うはずだった‥‥‥

 だが

 首は飛ばず、グースは苦痛の表情を浮かべるだけだった。
 そしてその一瞬をつき、フロルドの懐に飛び込むとそのままフロルドの腕を掴む


「捕まえた」
 グースはそう言い放ち、笑ったのだ


 あ‥‥‥
 フロルドは何も考える事が出来なかった。ただやられたと‥‥‥しかし本能的に自分を守るように体に魔法を集中する、それがフロルドの生死を分ける


「━━燃やし尽くせ!」
 その言葉を発した瞬間、フロルドは激しい衝撃と熱を感じた。
 声を出す事も出来ない程の痛みがフロルドを襲い、その全てを覆いつくす


 振動が体を襲うが、その衝撃と熱にフロルドは意識までは手放さなかった。皮膚に感じる痛みとまだふらつく頭を起こすと、自分と同じで倒れている仲間の姿を見る

「爆発に巻き込まれたのか‥‥」
 死んではいないだろうと思う、動いてはいるし、倒れていない仲間の姿もある

 そして、目の前に居たはずのグースはもうおらず、離れた場所にその後ろ姿を発見する、グースはその場から逃亡していた

 また、打ち損じたのか‥‥‥

 痛む体を起こそうとした時

「逃がすかぁ!」
 グースの元に飛び込む影、それは女性の声で‥‥‥

 その姿にフロルドは凍り付く、今フロルドの周りには魔法を展開されていない、今のグースの魔法で全て消失してしまっていた。
 つまり、今グースの周りでは魔法を使う事が出来る

「やめろぉぉぉぉ!」
 フロルドの叫び、そして彼女が最後に聞いたであろうフロルドの声

 
 甲高い弾けるような音が辺りに鳴り響き、それと同じにしてその女性の体が弾けとんだ

「アンナァァ!!」

 はじけ飛んだアンナの残りの部分が地面に落ちる、グースはアンナを打った後そのまま逃走し、あっという間に姿を消した

 フロルドは痛む体を引きずりながらアンナの元に
「う、嘘だろ‥‥アンナ」
 胸から上の存在しない体がそこにはあった

「あぁ、あ、ああ」
 声が震え、今見ている光景が信じられず、その足からは力が抜け膝をつく、ふとアンナの体の側にその体の一部ともいえる部分や肉片が飛び散っているのを見たフロルドは、その飛び散った物を集め出した

「アンナ、い、今助けてやるからな」
 土で汚れた部分は魔法でキレイに洗い、その一つ一つを集める。爆発に巻き込まれ暫く動けなかった仲間達はそのフロルドの行動をじっと見ていたが、その内の一人がフロルドに近づく

「フロルド‥‥」

 正気を失った顔のフロルドは
「おい、手が空いてんだろう? 集めてくれよ、アンナを集めてくれ!」

「集めて‥‥どうするつもりだ?」

「どうするって回復させるに決まってんだろ! お前達も手伝えよ! まだ間に合う、アンナはまだ助かるだろうが! 『癒し』持ちはいるんだろ! 早く魔法を掛けてくれよ!」

「‥‥もう、アンナは助からない‥‥諦めろ、フロルド」



 
 ◆◇
 

 
「隊長、正気ですよね?」
 老兵こと、オーバ・パイルプスは隣を走るハヤトに不安になりながらも尋ねる

「どう見ても正気だろう━━ってぇ」
 肘までしかない左腕が痛むのか、その顔を歪める。その腕には既に『氷』魔法で蓋がされておりその氷が赤く染まっている。

「ですが、さっき意味不明な事を叫んでいましたし、自分に攻撃も‥‥」
 オーバにはどう見ても発狂していたにしか見えなかった。それに自分に対してもその大剣を振るっていた事からにわかには信じられなかった

「叫んでたのは詠唱をしていたからだよ、相手に詠唱がバレないようにな」
 痛みのせいか少し口調が荒い

「詠唱?」

「俺の生まれた国の言葉だよ、オーバを吹っ飛ばしたのも敵の部隊が来てしまったから仕方なくだ。爆発で巻き込むのを防ぐ目的だよ、現に剣で殴った時、痛みはあったけど怪我はしてないだろ? 『保護』を付与して殴ったし、『放出』で吹っ飛ばしただけだからな、まぁ、着地の時は痛かったと思うけど」

 ハヤトは追いついた敵兵の数にここまでだと判断し、その場にいる全ての敵兵を巻き込むため、自身が持つ最大の『火』魔法をフロルドに直接叩き込んだ。そう直接だ。
 そのために邪魔になるオーバを遠くに飛ばしたのである。

 フロルドの持つ召喚者殺しがハヤトの首を飛ばせなかったのも、左腕を貫かれたと同時に、召喚者殺しに対し『保護』を付与したためハヤトは無傷だった。
 ハヤトが付与したのは、練習用の刀などに付与するのと同じ物、痛みはそのまま通るが、怪我をしない為、ハヤトの首は繋がっている

「それよりも早くこの地域から離れよう、女兵士は一人仕留めたけど増援できた兵士はかなりいた。流石に俺は怪我をしてるしあの数は無理だし、あのしつこいフロルドは絶対追ってくる」

「女兵士とは、先程召喚獣と戦っていた兵士ですか?」

「その女で間違いない、レールガンを使って上半身を吹っ飛ばしたから生きてはいない」
 
 逃げようとするハヤトを襲って来た女兵士、とっさにレールガンを撃ち出してしまったが、使えないと思っていた魔法が何故か通り、女兵士の体を打ちぬくことが出来た

「ふむ‥‥」
 オーバは少し考えたのち
「いや、もう追っては来ないでしょう」

「‥‥何でそう言いきれる?」

「勘‥‥ですかね」
 女性兵士が召喚獣の攻撃を受けた時、フロルドと言われる男は確かに動揺した。それは同僚とか戦友とかとは全く違う感情だと感じる、だとすれば‥‥‥追ってくる事は無いだろう

「勘? そんなんでアイツの‥‥、熟練者の勘だから‥‥まぁそうなんだろう」
 反論しそうだったが、ハヤトはその言葉を抑え、その勘を信じることにした

「そんな事よりもオーバ、回復薬持ってない? ちょっとばかり無理したせいか胸が痛くてさ」

 オーバは持ってますと言い、『収納』から回復薬を取り出すが‥

「あれ? オーバ火傷してるだろ、皮膚が赤いぞ」

「隊長の魔法のせいですかね、かなりの熱風が来ましたから」

「あれだけ吹っ飛ばして距離を取ったのに駄目だったか、悪いね今度はもっと吹っ飛ばす」

「それは止めてもらえると助かります、落ちた時結構痛かったんですから、それよりも隊長も凄い火傷ですよ、顔なんか焼けただれてます」

「マジで? やばいなぁ、俺のファンが見たらガッカリしてしまう」

 オーバは冗談を言うハヤトを見て、大丈夫そうだなと思い回復薬をハヤトに渡した。





 ◆◇◆◇

 マシェルモビアの首都、マシェルモビア、この場所で特別な式典が開かれていた

 

 その昔、厄災と呼ばれたグラースオルグ、それを天使ネクターと力を合わせ倒したと言われている200人の人達がいた。
 その200人全てが帰らなかったが、グラースオルグは見事に討伐されたとされる

 その日以来、『竜騎士』と同様に特別な称号となる

 その者は全てのマシェルモビア国民が見守る中、マシェルモビアの王が直々にその称号を授け、全国民がその働きを称えた

 その姿を見た者は助からないとまで言われたグラースオルグ、それを3度も撃退しその者の活躍は素晴らしいものだった

「━━これにより、ルイバ・フロルド、そなたにこの称号を与える」

 王の言葉にフロルドは跪き、その栄誉を賜った。その姿に国民は歓喜し皆その活躍を称えた

「謹んで御受けいたします‥‥」

 マシェルモビアの全国民から祝福を受ける中

 この日、この場所で、一人の『勇者』の称号を持つ者が誕生した





 しかし、その勇者の心は既に壊れ、もう人の物では無かった
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