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そして、暫しのお別れを。その1
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ようやく同じ目線で同じ悲しみを共有できた三人の慟哭に、
自分の入り込む余地を見出せないカディスは…
穏やかに眠るエイナを預かりテントを出る。
「しばらくそっとしておこうか…。」
同じ様に先に退出していたギリアは、
優しくエイナを抱き抱えるカディスを信頼の目で迎えた。
「貴殿が羨ましい。
どうやってリアを振り向かせたのだ?
我は…ひたすらに追いかけていたのに…。」
それが良くなかったんじゃ無いかな?と思いながら、
ギリアは答える。
「私はそういう話が苦手でね…
彼女が言うには『一目惚れ』ってヤツらしい。
…それはとても誇らしいとは感じるが…。
私にそのつもりは無いんだよ。
友人、家族…娘達…
それ程に守りたい存在である事だけは本気だけどね。」
それを聞いたカディスは複雑な思いを駆け巡らせる。
「…そうであるか、
それはそれで腹立たしくもあるが…。
ままならんモノだな…心も気持ちも、
状況も…。」
強く当たられると思っていたギリアはカディスの心の強さを感じる。
「…そうだねぇ、
彼女はとても魅力的だし…
私もまだ若ければ違って来たかもしれないね。」
軽い煽りを厚意的に受け止めたカディスも、
その度量の大きさを認める。
気晴らしに一戦手合わせでも申し込みたい所であったが…
嗚咽と、
小さく決定されてしまった家族の会話に水を刺すまいと提案する。
「どうであるかな?
この様な辺境、
兵達のために酒だけは良い物を持って来ている。
少し飲み比べでも?」
カディスの腕に抱かれて落ち着いて寝ているエイナを見て、
ギリアはこの竜人に信頼と尊敬の念を捧げる。
「是非、喜んで受けてたとう。」
もちろん実際には静かにゆっくりと語り合い、
夜は深けた。
翌朝、一行は馬車に乗って出発の準備を終えていた。
「本当に良いのかい?
こんな立派な…。
それに食糧や水まで…。」
カディスの厚意で馬車と食糧、
それに部下の一人を御者として貸してくれた。
「急ぐのであろう?
貴殿が早く到着すれば守れる命も増えるだろう。
それに、
予定より早く片付いたので余った物だ。
帰りには荷物は少ない方が助かる。
有意義に使ってくれ。」
あの後語り合って意気投合した二人の間には何かの絆が生まれた様だ。
「すご~い!
これが旅人が乗る馬車なんだね?
荷物がいっぱい!」
エイナはピクニック気分で大興奮している。
それを微笑ましく見守り、
カディスは確認する。
「リア達はティルスガルに戻るのだろう?
街道からは徒歩となろうが、
道を外れなければ大丈夫であるよな?」
「そおねぇ…、
夕刻には着く距離だから問題ないわぁ。」
カディスは頷くと、
御者を任せた部下に伝える。
「そういう訳でギリア殿を目的地まで頼む。
その後はそのまま国へ戻れ。
…多少の寄り道は構わん。
ギルドに話は通しておくから少し羽を伸ばすのも良いだろう。」
突然降って湧いた役得に目を輝かせる部下の竜人は、
改めて背筋を伸ばして敬礼をする。
(こんな人の下で働きたかった!)
アサヒはそう思ったが、
それだけ険しく大変な道のりである事も意味していた。
それでもギリアに目配せするカディスは、
絶対の信頼を込めて笑みを浮かべる。
「ありがとう。
君の部下を危険な目に合わせたりはしないよ。」
「頼んだ。
そうだ、リアよ。
ティルスガルに戻ったらゴムールという店に行ってみろ。
前の戦争で我の元で戦ってくれていたという戦士が支配人をやっている。
我らもここを引き払ったら向かう予定だ。
別働隊も使っているから、
飲み代はそこにツケておいて構わん。」
その店名を聞いたアサヒとギリアは顔を合わせる。
「パナルマの事かい?
私も彼とは昔の戦友同士なんだよ!
私とアサヒくんはその店の歌姫に夢中なんだ!」
(夢中なのは貴方だけですよ…まぁ、好きですけど…。)
意外な共通点を知ったカディスは目を丸くして噴き出す。
「驚いた!
つくづく貴殿とは気が合う様だ!
また会える事を楽しみにしている!
どうか御武運を!」
「ありがとう。
次はあの店のVIP席で飲み明かそう!」
ひと通りの挨拶を終え、
馬車は走り出す。
それを見送るカディスは重要な事を伝え忘れていた事に気づいた。
「そうだ、言い忘れていた!
ルキリ…ルキリ=スターニーだけは生きている!
ただ我が戻るまで接触はしないでくれ!」
遠ざかる馬車から溢れる歓喜の雰囲気と、
手を振るリアを見て安心してしまったカディスは知らない。
『接触はするな』との声までは届いていなかった事を。
貸切の小さな宿屋の一室で目を覚ましたルキリはモヤモヤしていた。
(何か忘れてる気がするんだよ~…)
「が~と~だ~と~!
居ないのかい~⁉︎
ルキリがヒマをしているよー!」
バンバンと床を叩いていると、
暫くして呆れたガトスとゲンナリしたダトスが駆けつけた。
「小隊で宿を貸し切ってるからって、
他の兵も居るし…外にも声が聞こえるんだからやめて下さいよ~。」
「珍しく酒飲まずにたんまり寝たからって元気すぎるっすよ~。」
訳のわからない事を言われ、
ルキリは呆れて言う。
「一番先に潰れたお前が何言ってんのさ…
ルキリが飲まない日なんてある訳ないだろ?」
カドスとダトスは、
言い得ない罪悪感を感じて目を伏せた。
「早く夕刻にならないかな~、
今日も公園であの子は歌うのかねぇ?
あの曲をやってくれると良いなぁ…。」
そう、
ルキリ=スターニーは…
昨日一日の記憶をクーロウア=バエレによって消されていた。
自分の入り込む余地を見出せないカディスは…
穏やかに眠るエイナを預かりテントを出る。
「しばらくそっとしておこうか…。」
同じ様に先に退出していたギリアは、
優しくエイナを抱き抱えるカディスを信頼の目で迎えた。
「貴殿が羨ましい。
どうやってリアを振り向かせたのだ?
我は…ひたすらに追いかけていたのに…。」
それが良くなかったんじゃ無いかな?と思いながら、
ギリアは答える。
「私はそういう話が苦手でね…
彼女が言うには『一目惚れ』ってヤツらしい。
…それはとても誇らしいとは感じるが…。
私にそのつもりは無いんだよ。
友人、家族…娘達…
それ程に守りたい存在である事だけは本気だけどね。」
それを聞いたカディスは複雑な思いを駆け巡らせる。
「…そうであるか、
それはそれで腹立たしくもあるが…。
ままならんモノだな…心も気持ちも、
状況も…。」
強く当たられると思っていたギリアはカディスの心の強さを感じる。
「…そうだねぇ、
彼女はとても魅力的だし…
私もまだ若ければ違って来たかもしれないね。」
軽い煽りを厚意的に受け止めたカディスも、
その度量の大きさを認める。
気晴らしに一戦手合わせでも申し込みたい所であったが…
嗚咽と、
小さく決定されてしまった家族の会話に水を刺すまいと提案する。
「どうであるかな?
この様な辺境、
兵達のために酒だけは良い物を持って来ている。
少し飲み比べでも?」
カディスの腕に抱かれて落ち着いて寝ているエイナを見て、
ギリアはこの竜人に信頼と尊敬の念を捧げる。
「是非、喜んで受けてたとう。」
もちろん実際には静かにゆっくりと語り合い、
夜は深けた。
翌朝、一行は馬車に乗って出発の準備を終えていた。
「本当に良いのかい?
こんな立派な…。
それに食糧や水まで…。」
カディスの厚意で馬車と食糧、
それに部下の一人を御者として貸してくれた。
「急ぐのであろう?
貴殿が早く到着すれば守れる命も増えるだろう。
それに、
予定より早く片付いたので余った物だ。
帰りには荷物は少ない方が助かる。
有意義に使ってくれ。」
あの後語り合って意気投合した二人の間には何かの絆が生まれた様だ。
「すご~い!
これが旅人が乗る馬車なんだね?
荷物がいっぱい!」
エイナはピクニック気分で大興奮している。
それを微笑ましく見守り、
カディスは確認する。
「リア達はティルスガルに戻るのだろう?
街道からは徒歩となろうが、
道を外れなければ大丈夫であるよな?」
「そおねぇ…、
夕刻には着く距離だから問題ないわぁ。」
カディスは頷くと、
御者を任せた部下に伝える。
「そういう訳でギリア殿を目的地まで頼む。
その後はそのまま国へ戻れ。
…多少の寄り道は構わん。
ギルドに話は通しておくから少し羽を伸ばすのも良いだろう。」
突然降って湧いた役得に目を輝かせる部下の竜人は、
改めて背筋を伸ばして敬礼をする。
(こんな人の下で働きたかった!)
アサヒはそう思ったが、
それだけ険しく大変な道のりである事も意味していた。
それでもギリアに目配せするカディスは、
絶対の信頼を込めて笑みを浮かべる。
「ありがとう。
君の部下を危険な目に合わせたりはしないよ。」
「頼んだ。
そうだ、リアよ。
ティルスガルに戻ったらゴムールという店に行ってみろ。
前の戦争で我の元で戦ってくれていたという戦士が支配人をやっている。
我らもここを引き払ったら向かう予定だ。
別働隊も使っているから、
飲み代はそこにツケておいて構わん。」
その店名を聞いたアサヒとギリアは顔を合わせる。
「パナルマの事かい?
私も彼とは昔の戦友同士なんだよ!
私とアサヒくんはその店の歌姫に夢中なんだ!」
(夢中なのは貴方だけですよ…まぁ、好きですけど…。)
意外な共通点を知ったカディスは目を丸くして噴き出す。
「驚いた!
つくづく貴殿とは気が合う様だ!
また会える事を楽しみにしている!
どうか御武運を!」
「ありがとう。
次はあの店のVIP席で飲み明かそう!」
ひと通りの挨拶を終え、
馬車は走り出す。
それを見送るカディスは重要な事を伝え忘れていた事に気づいた。
「そうだ、言い忘れていた!
ルキリ…ルキリ=スターニーだけは生きている!
ただ我が戻るまで接触はしないでくれ!」
遠ざかる馬車から溢れる歓喜の雰囲気と、
手を振るリアを見て安心してしまったカディスは知らない。
『接触はするな』との声までは届いていなかった事を。
貸切の小さな宿屋の一室で目を覚ましたルキリはモヤモヤしていた。
(何か忘れてる気がするんだよ~…)
「が~と~だ~と~!
居ないのかい~⁉︎
ルキリがヒマをしているよー!」
バンバンと床を叩いていると、
暫くして呆れたガトスとゲンナリしたダトスが駆けつけた。
「小隊で宿を貸し切ってるからって、
他の兵も居るし…外にも声が聞こえるんだからやめて下さいよ~。」
「珍しく酒飲まずにたんまり寝たからって元気すぎるっすよ~。」
訳のわからない事を言われ、
ルキリは呆れて言う。
「一番先に潰れたお前が何言ってんのさ…
ルキリが飲まない日なんてある訳ないだろ?」
カドスとダトスは、
言い得ない罪悪感を感じて目を伏せた。
「早く夕刻にならないかな~、
今日も公園であの子は歌うのかねぇ?
あの曲をやってくれると良いなぁ…。」
そう、
ルキリ=スターニーは…
昨日一日の記憶をクーロウア=バエレによって消されていた。
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