剣魔神の記

ギルマン

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第1章

33.罠①

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 エイクを逃がしてしまったテオドリックは、改めて状況を確認した。
(ジャックの傷は深手だが命に別状はないし、どうとでもなる。回復薬を使ってもいい。問題は……)
「カテリーナ、“追跡”の魔法はまだ効いているんだろうな」
「それは大丈夫……。まだ効果時間は残っているから」
 テオドリックの問いかけにカテリーナが答える。

 エイクが“イフリートの宴亭”を訪れた時、テティスを除く4人は店の奥におり、エイクを見つけ出して殺す方法を検討しているところだった。
 そこにエイクが現れたので、彼が購入した保存食に“追跡”の魔法をかけてその居場所が分かるようにしたのだ。

 そして急いでテティスと合流し、エイクを殺す事になった、正式な依頼で何の問題もない行為だ。と、強引な説明で無理やり説得して、5人でエイクの後をつけた。
 彼らがエイクを待ち伏せして奇襲をかけることが出来たのは、“追跡”の魔法でエイクの動きを掴んでいたからだった。

 その“追跡”の魔法がまだ働いていることをカテリーナは確認していた。
 ただ、彼女は何か気になる事があるのか首をかしげている。

「マナの消費はどうだ?」
 続けてテオドリックが尋ねたので、カテリーナは慌てて答えた。
「半分以上残っているわ」
 彼女は戦闘開始直前に“防御”と“火炎武器”の魔法を、前衛役の3人に使っていた。しかし、いずれも比較的簡易な魔法でマナの消費は大きくはなく、まだ余裕があった。

「こっちはもうギリギリですよ」
 テティスが疲弊した様子で答えた。
 彼も戦闘開始前に“生命力増強”の魔法を、やはり前衛役の3人に使っていた。この魔法はかなり高度なもので、相当のマナを消費していたのだ。
 戦闘で使用した“大土塊”と“大地の捕縛”の魔法に費やしたマナも大きかった。

 結局、2人のマナを全快させるためには、手持ちのマナ回復薬を使い尽くす必要がある事が分かった。

 森に隠れる前に“消音”の魔法を全員にかけており、その為に消耗したマナを回復させる為にもマナ回復薬を使用していたことも影響していた。

「次ぎに戦う時は遠慮なく魔石を使いますが、今みたいな戦いになったらそれでも足りるか分かりませんよ」
 テティスがやや声を荒げてそう主張した。
「心配しないでも、奴もでかいダメージを負っている。次は簡単に殺せる」
 テオドリックがそう答えるが、テティスは納得せず反駁する。
「彼が回復薬を持っていないとは言い切れないでしょう。
 というか、あれだけのダメージを負って死なない方がおかしいですよ。
 並の戦士なら3回くらいは死んでいます。彼はどうなっているんですか!」

 普段寡黙なテティスがいつになく饒舌に主張するのは、メンバーの中でエイクの強さにもっとも驚いているのが彼だからだろう。
 新入りの彼には“夜明けの翼”がネメト教団と通じていることや、後ろ暗い活動を行っている事は知らされておらず、当然詳しい事情も伝えられていなかった。
 昨日まで弱かったエイクがいきなり強くなったというだけで理解を超えた話しだったはずだ。

「ああ、それもそうだな。用心して戦う必要はあるな」
 テオドリックはそう言うと、精悍な顔をしかめ、考えを巡らした。

 エイクが回復薬を所持していることはテオドリックも懸念していた。

 昨日、フォルカスと“呑み干すもの”はロドリゴや高弟を含む10人でエイクに襲撃をかけ、返り討ちにあったという。
 しかし、さすがにエイクが無傷でその10人を打ち倒したとは思えない。ところが、今日のエイクは全く傷を負っていなかった。

 何らかの形で回復魔法をかけてもらったか、あるいは秘かに回復薬を溜め込んでいたかのいずれかだと思われた。後者だった場合、回復薬がまだ残っている可能性はある。

 エイクの稼ぎでは回復薬を買い溜めることなど不可能だが、彼の父は4年前に死ぬまで英雄と呼ばれ炎獅子隊の隊長をしていた男だ。支援者の1人や2人いてもおかしくはない。
 今までにそんな者がいる様子を感じたことはなかったが、今の状況を考えると、隠れた支援者がいたと考えた方が自然だと思えた。

 だとすると、エイクが回復薬等の消耗品を、相当の量持っている可能性は十分に考えられた。
 少なくとも、彼に回復手段がないと考えるのは楽観が過ぎるというものだろう。

 そして今の戦闘だ。
 有利に戦えていた。しかしそれは奇襲に成功したからだし、運も味方になってくれていた。それを差し引いても勝てるだろうという感触はあったが、次も同じほどの優位に立てる保証はない。
 少なくとも5人で全力を出す必要があるのは間違いない。

 次の戦いの展開として何より拙いのは、またエイクに逃げられてしまうことだ。
 マナ回復薬を使い果たしてしまう以上、消耗したマナを早期に回復させることは最早望めない。
 もしもエイクにまた逃げられ、しかも彼が十分な量の回復薬を持っていて、再度傷を治してしまったならば、最早テオドリック達に勝ち目はない。
 今のエイクは、魔法なしで勝てる相手ではないからだ。
 エイクがこちらのマナが消耗していることに気付いたならば、三度目は向こうから攻撃を仕掛けてくる可能性もあった。

(どっちにしても三度目はないな)
 つまり、次の戦いがエイクに勝てる最後のチャンスになるということだ。

 更に、エイクに罠を仕掛けられることにも十分に注意しなければならないと、テオドリックは考えていた。
(奴は確かに強くなっていた。だが、ロドリゴの野郎と闇司祭2人の連携を、正面から打ち破れるほどじゃあない。
 ジャックが受けた攻撃も強かったが、そこまで常識はずれなものじゃあなかった。
 錬生術も使っていたようだが、敏捷性を上げて回避しやすくなるものだけでダメージを大きくするものは使っていない。
 あの苦境で出し惜しみするはずはないから、あれが奴の全力のはずだ。
 それなのにロドリゴどもは殺された。つまり、よっぽど巧妙な罠にやられたんだ)

 テオドリックは先ほどの戦闘の内容も踏まえそう考えた。
(もともと奴は、前から罠だけでゴブリンを何体も狩っていた。それほど野伏としての技術に長けているってことだ)
 テオドリックは、そのエイクの狩場に足を踏み入れるのを避けるために、森の外縁部で仕掛けたのだった。
 しかし、その戦いから逃れたエイクが、自らの狩場に逃げ込み、逆にテオドリックたちを待ち構えているのは確実だろう。

(だが、逃げるわけにはいかない。
 闇の神々の教団と通じていたなんてことが世間に知られたら、今までの栄光も何もかもお仕舞いだ……)
「用心して戦う必要がある」テオドリックは必殺の決意を込めて、もう一度そう呟いた。






 その後“夜明けの翼”の面々は、“追跡”の魔法による探知と、足跡をたどる方法を併用してエイクを追跡した。
 “イフリートの宴亭”で買った保存食に“追跡”の魔法がかかっていることに感づいたエイクが、保存食を適当な森の動物に括り付けて放つとか、木切れにでも括り付けて川に流すとかいった方法をとって、こちらを混乱させようとするかもしれないと考えたからだった。
 誰にも行き場所を言っていないのに待ち伏せされたことを不審に思ったエイクが、保存食を怪しむ可能性は低くはなかった。
 頻繁に大図書館に通っている彼なら、“追跡”の魔法の存在を知っているだろうし、一番最近他人から受け取ったのがあの保存食だったからだ。

 そうやって追跡を続けていると、30分ほど前から足跡の続く先で、保存食の動きが止まった。
 エイクがそこに潜んでいるかもしれない。
 “夜明けの翼”の面々はその場所の500mほど手前で一旦とどまり、カテリーナの魔法“魔法の瞳”で付近を偵察することにした。




「駄目ね。ばれちゃったみたい。何もないところに放置されているわ」
 カテリーナはそう呟くと目を開いた。“魔法の瞳”の効果時間が切れたのだ。
「この先に大きな枯木を中心に、直径50mくらいの広さで、木がほとんど生えていない広場みたいな場所があるの。その一角に捨てられていたわ」

「まあ、疑われてもおかしくない状況でしたし、仕方ないでしょう」
 ジャックがそう返した。
「とりあえず、その場所まで行って確認して、追跡の仕切り直しですね」
 そしてそう続ける。
「何で保存食が捨てられた場所に行くんだ」
 テオドリックが聞いた。
「え?そりゃあ、30分くらい前まで野郎がそこにいたのは確実なんですし、他にも何か捨てたりしてて、手がかりがあるかも知れませんし……」
「そうだな、そう考えるのが普通だ。つまり、俺たち全員が雁首そろえて、その近くに行く可能性が高いわけだ。
 そこに罠を仕掛けられていたらどうする。足を取られる程度の直ぐに作れる簡易な罠でも、気付かずにそこで戦闘になったら相当厄介だ。そして奴が近くに潜んでいたなら……」
 聞いていた4人に緊張が走った。確かにありえそうなことだった。

「“魔法の瞳”をもう一度使うわ」
 カテリーナはそう言うと、目を閉じ静かに呪文を唱えた。
 すると、5cmほどの大きさの半透明の宙に浮く眼球が現れる。
 眼球はまず上空に上ってから、前方へと動いていった。

 そしてしばらくしてから、目を閉じたままのカテリーナが静かに告げた。
「当たりよ」

 “魔法の瞳”の効果時間が切れるまで付近を観察したカテリーナは、目を開けると改めて話し始める。
「さっき言った大きな枯木、中が空洞になっていたの。そして外皮にも穴が開いているところがあって、中に入れる。その空洞の中にあの子がいるわ。
 穴から保存食が置いてあるあたりを伺っている。
 このまま足跡に沿って普通に歩いていった場合、保存食の直ぐ近くまで行かないと、枯木の穴や空洞は見えない位置関係になっているわ。
 気が付かずに保存食のところに行っていたら、奇襲を受けたでしょうね」
「空洞の中って事は、その穴を押さえれば袋のねずみだな」
 テオドリックが確認する。

「無理よ。穴はもう一つ、反対側にも開いているの」
「そうか……。それと、奴の傷はどんな感じだ」
「見た所すっかり治っていたわね」
 カテリーナは首を傾げつつ答えた。
「ちッ」
 予想は悪い方にあたってしまったようだった。

 テオドリックはしばらく考えてから話し出した。
「挟み撃ちしかない。罠を回避できても、奴に逃げられたら意味がねえ。
 テティス、“消音”の魔法を全員にかけるのは、魔石を使ってもきついよな?」
「そりゃあ、相当消耗しますよ。戦闘に支障が出るでしょうね」
「だろうな。それじゃあ自分とジャックにだけかけておけ。
 この後の動きを説明する。
 まずは、しばらくこのまま足跡に沿って保存食がおいてある側に向かって動く。
 当然途中でガルバの鎧の音を聞きつけられるだろう。奴は音を警戒して気を取られるはずだ。
 その隙にジャックとテティスは分かれて、その枯木の反対側の方に回り込む。そして、出来るだけ近くの木の陰に隠れる。“消音”が効いていればいけるだろ。
 後は俺たちが一気に枯木に突っ込める距離まで近づいたら、合図を送ってから突っ込む。
 ジャックとテティスも、同時に反対側からその枯木の穴目掛けて突っ込む。
 どうだ、行けそうか?」

「地形を見る限り大丈夫だと思うわ。あの子が隠れている枯木は、ざっと直径6mくらいはある本当に大きいものだし、その周りは開けているから、目標を間違える事はありえないわ。
 開けているといっても、枯木から2・30mも離れれば普通に木が生えているから、そこまでなら、気付かれる危険なしに近づけるんじゃあないかしら」
 “魔法の目”によってその場の地形を知るカテリーナがそう発言し、詳しい位置関係を説明した。

「その条件なら行けると思いますぜ」
 ジャックが賛意を示す。

「挟み撃ちには出来ると思いますよ。ですが、それだと事前に援護魔法をかけておくことは出来ないですよ。詠唱を聞かれない距離でかけても、ほとんどの援護魔法は持続時間が持ちません。
 近づいてからかけるのも無理です。さっきも説明しましたが、“消音”がかかった状態で他の魔法を使うような積極的な行動をとると“消音”の効果が消えてしまい、普通に声が聞こえるようになりますからね。
 援護のあるなしは影響が大きいのでは?特に“生命力増強”は」
 テティスは念を押した。

「それは仕方ないだろうよ。とにかく一瞬耐えればいいんだ。囲んじまえば後はどうとでもなる。
 俺とガルバは増強なしでも大丈夫だ。
 ジャックが真っ先に狙われた場合も、一撃耐えれば後は何とかなる。それくらいはどうにかなるだろう?」
 テオドリックにそう声をかけられたジャックは、先ほど傷を受けた肩口を摩りながら頷いた。
 もう一度あの攻撃を食らうのは御免だったが、一撃で死ぬほどの打撃ではないのも確かだ。

「戦闘が始まったらテティスは回復重視で、余裕があれば援護。
 カテリーナは積極的に攻撃魔法を撃っていけ。
 マナが足りなくなったらあるだけ魔石を使え。出し惜しみはなしだ。いいな?」
 四人はそれぞれ頷いた。
「よし、行くぞ」
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