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第2章
1.父の言葉の意味
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ユリアヌス大司教から、グロチウスとフォルカスが父の死に関与していた事を聞かされた日の翌朝。
エイクは自身が住むことにしたリーリアの家の裏庭で、日課の鍛錬をこなしてから休憩をとっていた。
リーリアの家は部屋数もそれなりにあり、庭までついた立派なものだった。
どうやらフォルカスの手の者達が、町中の拠点として使うつもりもあって用意したものらしい。
人口が減少している王都アイラナではそれなりの規模の家でも入手は容易なのである。
ひとしきり体を動かして気を落ち着かせたエイクは、体を休めつつ改めて考えを巡らせていた。
昨日ユリアヌスから話しを聞いた直後、エイクは生前の父が語った「かつて見て見ぬ振りをした悪を正す」事にした、との言葉から、その「悪」こそがアザービーストやデーモンを操る存在であり父を殺した敵だろうと推測した。
つまり、父がデーモンを操る何者かの存在に気が付き、それを咎めたために殺されたのだと。
しかし、改めて考えると直ぐに違和感を覚えた。
もしその推測が正しいならば、父はデーモンを扱う何者かの存在を一度は見て見ぬ振りをした事になる。
エイクの知る父ガイゼイクは清廉潔白な人物ではなかったが、幾らなんでもデーモン使いの存在を知りながら一度でもその存在を許すような人間ではない。
それに父は悪を「正す」と言っていた。その言葉は、相手が悔い改めたならば許す事が出来ると思っていたからこその言葉だろう。
許せないほどの悪を念頭に置いたならば「悪を倒す」といった表現になったはずだ。
果たして父はデーモン使いを許す事が可能な相手と思っただろうか?
また、相手の力がアークデーモンを操るほど強大だと知っていたとするならば、死の直前の父の行動はいかにも不用意だったと言わざるを得ない。
なにしろ、妖魔討伐の探索場所や日程を他人任せにしてそれに漫然と従い、未熟な部下たった4人を引き連れただけで森の中で行動していたのだから。
冒険者や傭兵として数々の修羅場を潜り抜けて来た父が、そのような不用意な行いをするだろうか?
エイクにはとてもそうは思えなかった。
つまり、父はその時、自分が敵対している相手がそこまで強いとは思っていなかったのだ。
では、父を殺した存在と、父が正そうとした悪はまったく関係がないのかというと、そうとも思えない。そう思うには余りにもタイミングが合い過ぎている。
父が悪を正すと思い定めたのは3月中ごろに行われた春の妖魔討伐遠征の最中だ。
具体的に行動に移せるのは早くても遠征から帰った後の4月以降。
そして何者かが、フォルカスに父をおびき出すように指示を出したのが7月初め。
暗殺計画を練るのにもそれなりに時間を要すると考えれば、敵が父を殺す決意を固めたのは6月より前だろう。
つまり、この二つ事柄の間には、最長でも2ヶ月程度のずれしかない。
父が行動を起こすまでに多少は時間が掛かったとすれば、あるいは暗殺計画を立てるのにもう少し時間が掛かったとするならば、このずれは更に縮まる。
これ程近いタイミングで起こった事が、何の関係もないとは思えない。
結論としてエイクは、父は相手の悪事の一部を知っただけで、全貌には気付いてはいなかったのではないかと考えていた。
つまり父は、その者が行っていた悪事のうち見て見ぬ振りをしても良いと思える程度の事には以前から気が付いており、見て見ぬ振りをしていた。
しかし考えを改め、それを糾弾した。
父の糾弾からなし崩し的に全ての悪事が明るみに出る事を恐れた相手は、一思いに父を殺した。
或いは相手は何からの組織で、父が気付いていたのはその中の一部の者がなしていた悪事にすぎなかったのかもしれない。
そして、一部の者への糾弾が、組織全体に波及するのを防ぐために父を殺した。
このように考えれば時期的にも辻褄はあう。
この仮定に従うならば、父の身近で、父が見て見ぬ振りをしても良いと思う程度の悪をなしていた者。その者こそが父を殺した敵、少なくともその一部ということになる。
また、父はその悪を見て見ぬ振りをすることを「利口な生き方だと思っていた」とも語っていた。
つまりその存在は、あの強かった父に、逆らう事は利口ではない思わせるほどの大きな影響力を持っていたということになる。
普通に考えるならば、上位の貴族や王族、政府の高官といったところだろう。
(いや、貴族や政府関係者だけと決め付ける事は出来ない)
エイクはそう思いなおし、慎重に断定を避けた。
例えば光の五大神の神殿、賢者の学院、大規模な商会なども、敵対しない方が利口と言える相手だろう。
他にも、今や王都の経済とっても重要な存在である王立大図書館の影響力は、有力貴族にも匹敵する。
(逆らわない方が利口な生き方だ、というだけではそれほどはしぼれないな……。
それよりも、父さんが一度は見て見ぬ振りをしたという「悪」の内容の方が、ある程度しぼれるか……)
エイクは更に考えを進める。
父がデーモン使いの存在を許すとは思えない。
同様に、反乱の企てだの、敵国との内通だのといった、国に仇なす重罪を許すはずがない。
更に無辜の民を殺すような行為も許さないだろう。
何らかの自己責任を問う事が出来る相手には容赦ない行いもするが、何の罪も責任もない者に危害は加えない。それが父の若い頃からの矜持だったはずだ。
だが、父が清廉潔白な人物ではなかったのも事実だ。
例えば、少額の横領や多少の賄賂程度の、割と頻繁に起こっているだろう犯罪行為に対して、それを見て見ぬ振りをしたことを後から悔い、思い直して改めて正そうとする。そんな事を父が行うとも到底考えられない。
要するに、父が一度は見て見ぬ振りをしたが、後で思い直して改めて正そうとする「悪」の内容はかなり限定的だといえた。
当時父の周りで、そのような悪をなしており、且つ相当大きな力を持つ存在。それが探すべき相手といえるだろう。
それでも、まだまだ雲を掴むような話だが、魔物を求めてヤルミオンの森をさ迷い歩くよりも遥かにましだ。
(良い情報を得ることが出来た。これはむしろ喜ぶべきことだ)
エイクはそう思った。
昨日は、父の死に関する情報が全く予期せぬ形でもたらされた為、動揺してしまった。
しかし、今冷静になって考えてみれば、父の仇を討つことは前々から決めていた事であり、相手が魔物だろうが人間だろうがなんら変わることはない。
新たな情報が得られて良かった、というだけのことだ。
問題は、その情報も踏まえて今後どう行動するべきか、そしてその為に何が必要か、ということだった。
最も必要なのは、もちろん己の強さだ。
力を取り返した後、幾度かの実戦を経て、エイクは今の自分の強さはやはり父には及ばないと考えていた。
グロチウスの横槍があったにしても、父を殺すほどの魔物を倒すにはまだまだ自分の強さは不足している。
父を殺したのがただの魔物ではなく、それを操る何者かだったならば尚更だ。
だが、強くなるということはエイクが物心ついたころからずっと求め続けていたものであり、今更改めて意識するような事ではない。
強さ以外でとりあえず必要なものは何か?
エイクはもうしばらく考えてから、結論を口に出した。
「金、だな」
エイクは自身が住むことにしたリーリアの家の裏庭で、日課の鍛錬をこなしてから休憩をとっていた。
リーリアの家は部屋数もそれなりにあり、庭までついた立派なものだった。
どうやらフォルカスの手の者達が、町中の拠点として使うつもりもあって用意したものらしい。
人口が減少している王都アイラナではそれなりの規模の家でも入手は容易なのである。
ひとしきり体を動かして気を落ち着かせたエイクは、体を休めつつ改めて考えを巡らせていた。
昨日ユリアヌスから話しを聞いた直後、エイクは生前の父が語った「かつて見て見ぬ振りをした悪を正す」事にした、との言葉から、その「悪」こそがアザービーストやデーモンを操る存在であり父を殺した敵だろうと推測した。
つまり、父がデーモンを操る何者かの存在に気が付き、それを咎めたために殺されたのだと。
しかし、改めて考えると直ぐに違和感を覚えた。
もしその推測が正しいならば、父はデーモンを扱う何者かの存在を一度は見て見ぬ振りをした事になる。
エイクの知る父ガイゼイクは清廉潔白な人物ではなかったが、幾らなんでもデーモン使いの存在を知りながら一度でもその存在を許すような人間ではない。
それに父は悪を「正す」と言っていた。その言葉は、相手が悔い改めたならば許す事が出来ると思っていたからこその言葉だろう。
許せないほどの悪を念頭に置いたならば「悪を倒す」といった表現になったはずだ。
果たして父はデーモン使いを許す事が可能な相手と思っただろうか?
また、相手の力がアークデーモンを操るほど強大だと知っていたとするならば、死の直前の父の行動はいかにも不用意だったと言わざるを得ない。
なにしろ、妖魔討伐の探索場所や日程を他人任せにしてそれに漫然と従い、未熟な部下たった4人を引き連れただけで森の中で行動していたのだから。
冒険者や傭兵として数々の修羅場を潜り抜けて来た父が、そのような不用意な行いをするだろうか?
エイクにはとてもそうは思えなかった。
つまり、父はその時、自分が敵対している相手がそこまで強いとは思っていなかったのだ。
では、父を殺した存在と、父が正そうとした悪はまったく関係がないのかというと、そうとも思えない。そう思うには余りにもタイミングが合い過ぎている。
父が悪を正すと思い定めたのは3月中ごろに行われた春の妖魔討伐遠征の最中だ。
具体的に行動に移せるのは早くても遠征から帰った後の4月以降。
そして何者かが、フォルカスに父をおびき出すように指示を出したのが7月初め。
暗殺計画を練るのにもそれなりに時間を要すると考えれば、敵が父を殺す決意を固めたのは6月より前だろう。
つまり、この二つ事柄の間には、最長でも2ヶ月程度のずれしかない。
父が行動を起こすまでに多少は時間が掛かったとすれば、あるいは暗殺計画を立てるのにもう少し時間が掛かったとするならば、このずれは更に縮まる。
これ程近いタイミングで起こった事が、何の関係もないとは思えない。
結論としてエイクは、父は相手の悪事の一部を知っただけで、全貌には気付いてはいなかったのではないかと考えていた。
つまり父は、その者が行っていた悪事のうち見て見ぬ振りをしても良いと思える程度の事には以前から気が付いており、見て見ぬ振りをしていた。
しかし考えを改め、それを糾弾した。
父の糾弾からなし崩し的に全ての悪事が明るみに出る事を恐れた相手は、一思いに父を殺した。
或いは相手は何からの組織で、父が気付いていたのはその中の一部の者がなしていた悪事にすぎなかったのかもしれない。
そして、一部の者への糾弾が、組織全体に波及するのを防ぐために父を殺した。
このように考えれば時期的にも辻褄はあう。
この仮定に従うならば、父の身近で、父が見て見ぬ振りをしても良いと思う程度の悪をなしていた者。その者こそが父を殺した敵、少なくともその一部ということになる。
また、父はその悪を見て見ぬ振りをすることを「利口な生き方だと思っていた」とも語っていた。
つまりその存在は、あの強かった父に、逆らう事は利口ではない思わせるほどの大きな影響力を持っていたということになる。
普通に考えるならば、上位の貴族や王族、政府の高官といったところだろう。
(いや、貴族や政府関係者だけと決め付ける事は出来ない)
エイクはそう思いなおし、慎重に断定を避けた。
例えば光の五大神の神殿、賢者の学院、大規模な商会なども、敵対しない方が利口と言える相手だろう。
他にも、今や王都の経済とっても重要な存在である王立大図書館の影響力は、有力貴族にも匹敵する。
(逆らわない方が利口な生き方だ、というだけではそれほどはしぼれないな……。
それよりも、父さんが一度は見て見ぬ振りをしたという「悪」の内容の方が、ある程度しぼれるか……)
エイクは更に考えを進める。
父がデーモン使いの存在を許すとは思えない。
同様に、反乱の企てだの、敵国との内通だのといった、国に仇なす重罪を許すはずがない。
更に無辜の民を殺すような行為も許さないだろう。
何らかの自己責任を問う事が出来る相手には容赦ない行いもするが、何の罪も責任もない者に危害は加えない。それが父の若い頃からの矜持だったはずだ。
だが、父が清廉潔白な人物ではなかったのも事実だ。
例えば、少額の横領や多少の賄賂程度の、割と頻繁に起こっているだろう犯罪行為に対して、それを見て見ぬ振りをしたことを後から悔い、思い直して改めて正そうとする。そんな事を父が行うとも到底考えられない。
要するに、父が一度は見て見ぬ振りをしたが、後で思い直して改めて正そうとする「悪」の内容はかなり限定的だといえた。
当時父の周りで、そのような悪をなしており、且つ相当大きな力を持つ存在。それが探すべき相手といえるだろう。
それでも、まだまだ雲を掴むような話だが、魔物を求めてヤルミオンの森をさ迷い歩くよりも遥かにましだ。
(良い情報を得ることが出来た。これはむしろ喜ぶべきことだ)
エイクはそう思った。
昨日は、父の死に関する情報が全く予期せぬ形でもたらされた為、動揺してしまった。
しかし、今冷静になって考えてみれば、父の仇を討つことは前々から決めていた事であり、相手が魔物だろうが人間だろうがなんら変わることはない。
新たな情報が得られて良かった、というだけのことだ。
問題は、その情報も踏まえて今後どう行動するべきか、そしてその為に何が必要か、ということだった。
最も必要なのは、もちろん己の強さだ。
力を取り返した後、幾度かの実戦を経て、エイクは今の自分の強さはやはり父には及ばないと考えていた。
グロチウスの横槍があったにしても、父を殺すほどの魔物を倒すにはまだまだ自分の強さは不足している。
父を殺したのがただの魔物ではなく、それを操る何者かだったならば尚更だ。
だが、強くなるということはエイクが物心ついたころからずっと求め続けていたものであり、今更改めて意識するような事ではない。
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