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第3章
61.他の酒場での出来事
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ゴルブロ一味の手配書を入手したのは、もちろんテティス達だけではない。
王都にある全ての冒険者の店などに一斉に配布されたその手配書を、多くの者が目にした。
そのため、マンセルが捕らえられたのと同じような事が、他にも幾つかの場所で起こっていた。
旧市街地にある酒場で起こったのも、それと似たような事例の一つだ。
その酒場では、ゴルブロの配下のコルコクトという男が、3人の配下と共に例によってエイクの悪口を言いながら酒を飲んでいた。
彼はゴルブロ一味の中でもかなり重要な位置にいる人物だった。
なぜなら、彼は回復魔法の使い手だったからだ。
コルコクトは幻惑神ネメトを奉じる優れた闇司祭であり、今も一緒に酒を飲んでいる3人の部下は彼の弟子だ。
弟子達の内2人も神聖魔法を使う。彼ら3人は回復役としてゴルブロ一味全体に多大な貢献をしていた。
そのコルコクト達がいる店に、武装した6人の男達が入って来た。そして店内を軽く見渡してから、コルコクトの方に向かって歩いてくる。
コルコクトは緊張した。その男達は事前に知らされていたエイクの関係者の誰でもなく、自分達に向かってくる理由が不明だったからだ。
コルコクトの近くまでやって来た男達は、コルコクトと弟子達を囲むように配置につく。いよいよ穏当ではない。
そして、その男達の中の1人がコルコクトに声をかけた。
「ゴルブロ一味のコルコクトで間違いないな」
コルコクトは動揺した。相手が自分の名を知っている理由が分からなかったからだ。
(落ち着け。俺達はこの街じゃあまだ犯罪者じゃあないんだ。
万が一信仰の事を知られていても、それだけで罰せられるわけじゃあない。
ここは、下手に嘘はつかない方がいい)
そう自分に言い聞かせながら、コルコクト答えを返す。
「確かにコルコクトと申します。ゴルブロ様とは親しくしていますが、何かございましたでしょうか?」
彼は努めて丁寧な物言いをした。
しかし、そのような努力全く無駄だった。
相手の男は冷たい口調で告げる。
「自分はハイファ神殿で闇信仰審問官を勤めるジョアンという。
貴様には闇信仰に基づき犯罪行為を行った嫌疑が…」
ガタン、という机の倒れる音がジョアンの口上を遮った。
コルコクトは皆まで聞くのを待たず、机を蹴倒して即座に逃走しようとしていた。
「抵抗すると為にならんぞ!」
ジョアンが叫ぶ。
コルコクトは心の中で激しく反駁した。
(馬鹿を言え!抵抗しなかったら何か為になることがあるのか!ないだろうが!)
犯罪行為を行った闇信仰の信者が審問官に捕まれば、拷問の末の処刑と相場が決まっている。
確かに、抵抗してもしなくても一切関係がない。
必死で逃走を図るコルコクトの前に、1人の男が立ちはだかった。
チェインメイルを着込み、鉄棍を構えた男だ。
「どけ、禿げ野郎」
コルコクトはそう叫んで、その男をすり抜けようとした。
だが、男の持つ鉄棍は思いもかけず素早く突き出され、コルコクトの胸を強く突く。
コルコクトはその衝撃に抗し切れず仰向けに倒れた。
呼吸困難に陥っているコルコクトに向かって、鉄棍を構えた男が告げる。
「某はドミトリと申す。今後再び会うことはあるまいが、覚えておいて貰おう」
その男は、トゥーゲル神の元司祭のドミトリだった。
コルコクトはドミトリの名乗りを無視して立ち上がろうとしたが、すかさずドミトリの鉄棍が突き出され再度胸を突いた。
続けてドミトリは鉄棍を右側に短く振りかぶると、素早くコルコクトの左側頭部を打ち据え、彼の意識を刈り取った。
そうしてからドミトリは、周りで盗賊たちとの戦いを始めている審問官達に加勢したのだった。
数分後、コルコクトの弟子達は全て捕縛された。
審問官達に被害は出ていない。
今回の捕り物を指揮したジョアンは、ドミトリに感謝の言葉をかけた。
「誠にありがとうございましたドミトリ殿。おかげ様で無事全員を捕らえることが出来ました」
実際ドミトリの貢献は大きかった。
コルコクトとその弟子達は、戦いの技量において審問官達を越えていた。
奮迅の働きを見せたドミトリがいなければ、捕縛は無理だっただろう。
「何の、冒険者として受けた依頼をこなしたまでのことです。
神職を離れたとはいえ、このような仕事は私も望むところ。むしろこちらからお礼を言いたいほどです」
ドミトリはそう答えてから、ジョアンに語りかけた。
「しかし、お手柄ですなジョアン神官殿。このように迅速に動かれて成果をあげられるとは感服いたしました」
今回ジョアンは、手配書が各所に配られる前から審問部内で捕り物の準備をし、ドミトリにも助力を依頼していた。
ドミトリはその事を詳しく把握していたわけではないが、とにかく迅速かつ手際のよい行動だという印象は持っていたのだ。
「妻のおかげです。妻は結婚前の仕事の関係もあって情報に敏くて、いろいろと役に立つ情報を私に教えてくれるんです」
ジョアンは恥ずかしげな様子を見せつつ答えた。
それは事実だった。
今回ジョアンは突然職場にやって来た妻のダリアから、王都にある盗賊団が入り込んでいて間もなく賞金がかけられること。そしてその中にネメトの闇司祭がいることを教えられた。
加えて、トゥーゲル神殿で武闘派として知られた実力者だったドミトリが、冒険者になって“三つの灯火亭”という店にいるということも教えてもらった。
更に、ハイファ神殿で待機していたジョアンたちに、そのコルコクトという名の闇司祭が現れた酒場の事を伝えてくれたのも、妻からの使いだった。
「それはよい細君をお持ちですな。うらやましい限りです」
ドミトリはそう告げた。
その顔は優しげな笑みを浮かべており、つい少し前まで鉄棍で散々賊を打ち据えていたのと同じ人物とは思えないほどだ。
「ありがとうございます」
ジョアンはそう答えつつ愛する妻ダリアの事を考えていた。
ダリアは、ジョアンをたきつける様な情報を持って来たにもかかわらず、本当にジョアンがその情報に従って行動すると告げると、ジョアンの身を心配して、くれぐれも気をつけてくれと何度も懇願した。
(俺に出世して欲しいのも本音だが、身の安全も気にかけてくれているんだな)
ジョアンは妻の態度をそのように理解し、特に不自然には感じていなかった。
「よし、ではこの者達を神殿に連行しよう」
意識を切り替えたジョアンが、指揮下の審問官達にそう告げる。
そして更に今後の方針を口にした。
「手配書の内容が正しければ、この者達が今生の内にその罪を償う事はもはや不可能だ。
だが、冤罪という事もあるから、しっかりと調べよう。
そして、事実関係に間違いなかったなら、可能な限り罪を償わせてやった上で、その魂を転生の輪に戻してあげなければならない」
意識を保っていたコルコクトの弟子達は震え上がった。
予想通りのことではあるが、ジョアンの発言は、要するに拷問にかけて処刑するという事を意味していたからだ。
こうして、ゴルブロ一味に属していた闇司祭の一派も根こそぎ捕縛されたのである。
王都にある全ての冒険者の店などに一斉に配布されたその手配書を、多くの者が目にした。
そのため、マンセルが捕らえられたのと同じような事が、他にも幾つかの場所で起こっていた。
旧市街地にある酒場で起こったのも、それと似たような事例の一つだ。
その酒場では、ゴルブロの配下のコルコクトという男が、3人の配下と共に例によってエイクの悪口を言いながら酒を飲んでいた。
彼はゴルブロ一味の中でもかなり重要な位置にいる人物だった。
なぜなら、彼は回復魔法の使い手だったからだ。
コルコクトは幻惑神ネメトを奉じる優れた闇司祭であり、今も一緒に酒を飲んでいる3人の部下は彼の弟子だ。
弟子達の内2人も神聖魔法を使う。彼ら3人は回復役としてゴルブロ一味全体に多大な貢献をしていた。
そのコルコクト達がいる店に、武装した6人の男達が入って来た。そして店内を軽く見渡してから、コルコクトの方に向かって歩いてくる。
コルコクトは緊張した。その男達は事前に知らされていたエイクの関係者の誰でもなく、自分達に向かってくる理由が不明だったからだ。
コルコクトの近くまでやって来た男達は、コルコクトと弟子達を囲むように配置につく。いよいよ穏当ではない。
そして、その男達の中の1人がコルコクトに声をかけた。
「ゴルブロ一味のコルコクトで間違いないな」
コルコクトは動揺した。相手が自分の名を知っている理由が分からなかったからだ。
(落ち着け。俺達はこの街じゃあまだ犯罪者じゃあないんだ。
万が一信仰の事を知られていても、それだけで罰せられるわけじゃあない。
ここは、下手に嘘はつかない方がいい)
そう自分に言い聞かせながら、コルコクト答えを返す。
「確かにコルコクトと申します。ゴルブロ様とは親しくしていますが、何かございましたでしょうか?」
彼は努めて丁寧な物言いをした。
しかし、そのような努力全く無駄だった。
相手の男は冷たい口調で告げる。
「自分はハイファ神殿で闇信仰審問官を勤めるジョアンという。
貴様には闇信仰に基づき犯罪行為を行った嫌疑が…」
ガタン、という机の倒れる音がジョアンの口上を遮った。
コルコクトは皆まで聞くのを待たず、机を蹴倒して即座に逃走しようとしていた。
「抵抗すると為にならんぞ!」
ジョアンが叫ぶ。
コルコクトは心の中で激しく反駁した。
(馬鹿を言え!抵抗しなかったら何か為になることがあるのか!ないだろうが!)
犯罪行為を行った闇信仰の信者が審問官に捕まれば、拷問の末の処刑と相場が決まっている。
確かに、抵抗してもしなくても一切関係がない。
必死で逃走を図るコルコクトの前に、1人の男が立ちはだかった。
チェインメイルを着込み、鉄棍を構えた男だ。
「どけ、禿げ野郎」
コルコクトはそう叫んで、その男をすり抜けようとした。
だが、男の持つ鉄棍は思いもかけず素早く突き出され、コルコクトの胸を強く突く。
コルコクトはその衝撃に抗し切れず仰向けに倒れた。
呼吸困難に陥っているコルコクトに向かって、鉄棍を構えた男が告げる。
「某はドミトリと申す。今後再び会うことはあるまいが、覚えておいて貰おう」
その男は、トゥーゲル神の元司祭のドミトリだった。
コルコクトはドミトリの名乗りを無視して立ち上がろうとしたが、すかさずドミトリの鉄棍が突き出され再度胸を突いた。
続けてドミトリは鉄棍を右側に短く振りかぶると、素早くコルコクトの左側頭部を打ち据え、彼の意識を刈り取った。
そうしてからドミトリは、周りで盗賊たちとの戦いを始めている審問官達に加勢したのだった。
数分後、コルコクトの弟子達は全て捕縛された。
審問官達に被害は出ていない。
今回の捕り物を指揮したジョアンは、ドミトリに感謝の言葉をかけた。
「誠にありがとうございましたドミトリ殿。おかげ様で無事全員を捕らえることが出来ました」
実際ドミトリの貢献は大きかった。
コルコクトとその弟子達は、戦いの技量において審問官達を越えていた。
奮迅の働きを見せたドミトリがいなければ、捕縛は無理だっただろう。
「何の、冒険者として受けた依頼をこなしたまでのことです。
神職を離れたとはいえ、このような仕事は私も望むところ。むしろこちらからお礼を言いたいほどです」
ドミトリはそう答えてから、ジョアンに語りかけた。
「しかし、お手柄ですなジョアン神官殿。このように迅速に動かれて成果をあげられるとは感服いたしました」
今回ジョアンは、手配書が各所に配られる前から審問部内で捕り物の準備をし、ドミトリにも助力を依頼していた。
ドミトリはその事を詳しく把握していたわけではないが、とにかく迅速かつ手際のよい行動だという印象は持っていたのだ。
「妻のおかげです。妻は結婚前の仕事の関係もあって情報に敏くて、いろいろと役に立つ情報を私に教えてくれるんです」
ジョアンは恥ずかしげな様子を見せつつ答えた。
それは事実だった。
今回ジョアンは突然職場にやって来た妻のダリアから、王都にある盗賊団が入り込んでいて間もなく賞金がかけられること。そしてその中にネメトの闇司祭がいることを教えられた。
加えて、トゥーゲル神殿で武闘派として知られた実力者だったドミトリが、冒険者になって“三つの灯火亭”という店にいるということも教えてもらった。
更に、ハイファ神殿で待機していたジョアンたちに、そのコルコクトという名の闇司祭が現れた酒場の事を伝えてくれたのも、妻からの使いだった。
「それはよい細君をお持ちですな。うらやましい限りです」
ドミトリはそう告げた。
その顔は優しげな笑みを浮かべており、つい少し前まで鉄棍で散々賊を打ち据えていたのと同じ人物とは思えないほどだ。
「ありがとうございます」
ジョアンはそう答えつつ愛する妻ダリアの事を考えていた。
ダリアは、ジョアンをたきつける様な情報を持って来たにもかかわらず、本当にジョアンがその情報に従って行動すると告げると、ジョアンの身を心配して、くれぐれも気をつけてくれと何度も懇願した。
(俺に出世して欲しいのも本音だが、身の安全も気にかけてくれているんだな)
ジョアンは妻の態度をそのように理解し、特に不自然には感じていなかった。
「よし、ではこの者達を神殿に連行しよう」
意識を切り替えたジョアンが、指揮下の審問官達にそう告げる。
そして更に今後の方針を口にした。
「手配書の内容が正しければ、この者達が今生の内にその罪を償う事はもはや不可能だ。
だが、冤罪という事もあるから、しっかりと調べよう。
そして、事実関係に間違いなかったなら、可能な限り罪を償わせてやった上で、その魂を転生の輪に戻してあげなければならない」
意識を保っていたコルコクトの弟子達は震え上がった。
予想通りのことではあるが、ジョアンの発言は、要するに拷問にかけて処刑するという事を意味していたからだ。
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