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第3章
79.逃亡者達①
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エイクの下から逃げ去ったアルマンドは、王都アイラナの旧市街地を西に向かって走った。
得意の絶頂でいい気分で語っているところから、エイクの睨みつけによる恫喝を受けて一転恐怖の淵に追いやられ、思わず逃げ出した彼は、明らかに冷静さを失っていた。
やがて廃墟区域に近い場所にある民家に行き着くと、アルマンドは焦る気持ちを押さえつつ、一定のリズムでノックを繰り返した。
「アルマンドお兄ちゃん?」
しばらくすると民家の中からそんな女の声が聞こえた。
「そうだ。開けてくれラクリーサ」
アルマンドは大声にならないように懸命に抑えた声音でそう告げた。
「少し待って」
そう返答があり、しばらく時間がかかってから扉が開く。
そこに立っていたのは寝間着姿に外套を羽織った、アルマンドと同年配の少女だった。
「まずいことになったラクリーサ。一緒に逃げてくれ」
アルマンドは勢い込んでラクリーサと呼んだ少女の肩を掴みそう告げる。
「どうしたの!?お兄ちゃん」
「まずいことになっちまったんだ」
「待ってお兄ちゃん。とにかく中に入って」
なおも言いつのろうとするアルマンドに、ラクリーサがそう言って室内に入るよう促した。
アルマンドも素直にそれに従う。
こんなところで騒ぐわけにはいかないと気づいたからだ。
アルマンドが室内に入るとラクリーサが素早く扉に鍵をかけた。
そのラクリーサにアルマンドが早口で話しかける。
「やばいしくじりをしちまったんだ。もうこの街にはいられない。いや国からも出た方が良いかもしれない。ついて来てくれるだろう?ラクリーサ。俺たちはずっと一緒だったんだから」
ラクリーサという少女は、やはり“大樹の学舎”に養われていた孤児で、4年前にアルマンドとその弟と一緒に12歳で働きに出たもう1人の者だった。
つまりアルマンドと同じ16歳だったが、彼女はアルマンドの事を兄と呼んで慕っていた。
ラクリーサとはずっと苦労を共にしてきた仲だ。アルマンドは彼女の事を同士だと思っていた。
そのラクリーサも流石に面食らっているようだ。
「国を出るって、何を言っているの?急にそんな……」
アルマンドは更に言いつのった。
「他に方法はない。他国にまでは行かなくてもいいかもしれないが、少なくとももうこの街にはいられないんだ!とにかく早くしないと!」
「本気なのね?」
「そうだ」
「分かった。いいわ。一緒に行く。でも少しだけ準備をさせて。
それからそんな大変な事なんだから、少しは事情を説明して。本当は事前に説明しておいて欲しいけど……。
あと、どうするにしても、そんなに慌てていたら碌なことにならないわ。
私が寝る前に飲んだ、気を落ち着かせる薬湯が残っているから、それを飲んで少し冷静になって。
その間に着替えて来る」
ラクリーサはそう告げると、湯沸かしからコップにその薬湯を注いでテーブルに置き、アルマンドに座るように促した。
そして自身は奥の部屋に足早に引っ込んで行く。
アルマンドは椅子に座り、コップに入ったその冷めかかっているが良い香りがする薬湯を一息に呑み干した。
彼は自分の喉がカラカラに乾いている事に今更ながら気付いた。
そして大きく息を吐く。
それだけで嘘のように気持ちが落ち着いていくのを、アルマンドは感じていた。
(相変わらずラクリーサの薬は出来がいい)
アルマンドはそう思った。
ラクリーサは、今は薬師として働いている。そして若いが優秀だと一部で評判になるほど技量を身に付けていた。
幼いころから苦労をして来た成果である。
若干落ち着きを取り戻したアルマンドは改めて考え始めた。
(確かに慌てても良いことはない。冷静にならないと。
まず、そもそも全部失敗したわけじゃあない。
エイクの野郎があんなことが出来るのは予想外だったが、バルバラはもうやられているはずだ。思い知らせてやる事は出来たんだ。
あの場から逃げたのも仕方がない。そうだ、仕方がなかったんだ。
乱戦になったら、エイクは一番恨んでいる俺を真っ先に攻撃したはずだ。
ゴルブロが勝っても俺が殺されたんじゃあ意味がないんだからな。
だが、逃げちまった以上、ゴルブロが勝っても敵前逃亡したとみなして俺の事は許さないだろう。
やっぱり、この街からは逃げるしかない。
と言っても、今城壁を乗り越えて外に出るのは流石に無理だ。朝になって城門が開くのを待たないと。
それにどこに逃げるかも考えないとな。一番いいのはやっぱりセレビヤの街か?
だが、国内に残るのはやっぱり厳しいかもしれない。もしエイクが勝っていた場合、俺を賞金首にするくらいは当然してくるだろうからな。
ゴルブロだって、エイクに勝ったならその勢力がこの街にとどまっているとは限らないし。
とすると国外。なら、北方都市連合が一番越境しやすい。しかし、誰でもそう考えるだろうから網を張られるかもしれない。じゃあ、ブルゴール帝国か?
いっそのこと、レシア王国か二重王国の方が良いか。国境を越えるのは少し厳しいが、入国しちまえば、この国から手が回る可能性は一番低くなる。
いや、レシアや二重王国に行く場合に問題なのは、国境を越える事以上に国境付近が妖魔の領域になっている事か。ラクリーサと一緒にそこを抜けるのは難しいな。
一番行きやすいのは北方都市連合だ…
まて、都市連合に行くのは問題があった…。何だったか?そうだ、網を張られるかも知れないんだ。
じゃあどうする?無理に国外に行かないでもいいか?
…いやそれも問題があった。ええと、そう、賞金首にされるかも知れないんだ…。
とすると国外に…、なら行きやすいのは北方都市連合…)
アルマンドの意思はまるでまとまらない。それどころか、酷く混乱し途切れそうになる。彼は違和感を覚えた。
(どうしたんだ…、俺は?ね、眠い?おかしいだろ、眠くなっているような場合じゃあないぞ)
アルマンドが己の状況に困惑しているうちに、奥の扉が開きラクリーサが戻って来た。彼女は確かに外出着に着替えている。
しかし、アルマンドはいっそう困惑した。彼女は1人ではなかったからだ。
ラクリーサは灰色の髪をした1人の少年を伴っていた。
アルマンドはその少年の事を知っていた。
「オ、オルリグ!?なぜ、ここに」
それは、“大樹の学舎”でバルバラを守って戦っていたオルリグ少年だった。
オルリグはアルマンドの問いかけに何も答えない。
ただ、ひどく冷たい目でアルマンドを見ている。
その手には縄と大きな布があった。
声を返すつもりが一切ないオルリグに代わってラクリーサが声を発した。
「お兄ちゃん。本当に酷いしくじりをしちゃったね。バルバラ先生に逆らうだなんて。もう、お終いだよ」
「な、何を言って……」
「もうお終いって言ったの」
「な……」
眠気に耐えながら、更になぜかと問おうとするアルマンドを、慎重に近づいて来ていたオルリグが縄で縛り上げた。そして布をかぶせ、その上から更に縄を打つ。
強い眠気に耐えていたアルマンドにはその行為に抵抗することは出来なかった。
そして身動きが取れなくなり、視界も封じられたアルマンドは、ついに眠気に抗する事が出来ず、その意識を手放したのだった。
得意の絶頂でいい気分で語っているところから、エイクの睨みつけによる恫喝を受けて一転恐怖の淵に追いやられ、思わず逃げ出した彼は、明らかに冷静さを失っていた。
やがて廃墟区域に近い場所にある民家に行き着くと、アルマンドは焦る気持ちを押さえつつ、一定のリズムでノックを繰り返した。
「アルマンドお兄ちゃん?」
しばらくすると民家の中からそんな女の声が聞こえた。
「そうだ。開けてくれラクリーサ」
アルマンドは大声にならないように懸命に抑えた声音でそう告げた。
「少し待って」
そう返答があり、しばらく時間がかかってから扉が開く。
そこに立っていたのは寝間着姿に外套を羽織った、アルマンドと同年配の少女だった。
「まずいことになったラクリーサ。一緒に逃げてくれ」
アルマンドは勢い込んでラクリーサと呼んだ少女の肩を掴みそう告げる。
「どうしたの!?お兄ちゃん」
「まずいことになっちまったんだ」
「待ってお兄ちゃん。とにかく中に入って」
なおも言いつのろうとするアルマンドに、ラクリーサがそう言って室内に入るよう促した。
アルマンドも素直にそれに従う。
こんなところで騒ぐわけにはいかないと気づいたからだ。
アルマンドが室内に入るとラクリーサが素早く扉に鍵をかけた。
そのラクリーサにアルマンドが早口で話しかける。
「やばいしくじりをしちまったんだ。もうこの街にはいられない。いや国からも出た方が良いかもしれない。ついて来てくれるだろう?ラクリーサ。俺たちはずっと一緒だったんだから」
ラクリーサという少女は、やはり“大樹の学舎”に養われていた孤児で、4年前にアルマンドとその弟と一緒に12歳で働きに出たもう1人の者だった。
つまりアルマンドと同じ16歳だったが、彼女はアルマンドの事を兄と呼んで慕っていた。
ラクリーサとはずっと苦労を共にしてきた仲だ。アルマンドは彼女の事を同士だと思っていた。
そのラクリーサも流石に面食らっているようだ。
「国を出るって、何を言っているの?急にそんな……」
アルマンドは更に言いつのった。
「他に方法はない。他国にまでは行かなくてもいいかもしれないが、少なくとももうこの街にはいられないんだ!とにかく早くしないと!」
「本気なのね?」
「そうだ」
「分かった。いいわ。一緒に行く。でも少しだけ準備をさせて。
それからそんな大変な事なんだから、少しは事情を説明して。本当は事前に説明しておいて欲しいけど……。
あと、どうするにしても、そんなに慌てていたら碌なことにならないわ。
私が寝る前に飲んだ、気を落ち着かせる薬湯が残っているから、それを飲んで少し冷静になって。
その間に着替えて来る」
ラクリーサはそう告げると、湯沸かしからコップにその薬湯を注いでテーブルに置き、アルマンドに座るように促した。
そして自身は奥の部屋に足早に引っ込んで行く。
アルマンドは椅子に座り、コップに入ったその冷めかかっているが良い香りがする薬湯を一息に呑み干した。
彼は自分の喉がカラカラに乾いている事に今更ながら気付いた。
そして大きく息を吐く。
それだけで嘘のように気持ちが落ち着いていくのを、アルマンドは感じていた。
(相変わらずラクリーサの薬は出来がいい)
アルマンドはそう思った。
ラクリーサは、今は薬師として働いている。そして若いが優秀だと一部で評判になるほど技量を身に付けていた。
幼いころから苦労をして来た成果である。
若干落ち着きを取り戻したアルマンドは改めて考え始めた。
(確かに慌てても良いことはない。冷静にならないと。
まず、そもそも全部失敗したわけじゃあない。
エイクの野郎があんなことが出来るのは予想外だったが、バルバラはもうやられているはずだ。思い知らせてやる事は出来たんだ。
あの場から逃げたのも仕方がない。そうだ、仕方がなかったんだ。
乱戦になったら、エイクは一番恨んでいる俺を真っ先に攻撃したはずだ。
ゴルブロが勝っても俺が殺されたんじゃあ意味がないんだからな。
だが、逃げちまった以上、ゴルブロが勝っても敵前逃亡したとみなして俺の事は許さないだろう。
やっぱり、この街からは逃げるしかない。
と言っても、今城壁を乗り越えて外に出るのは流石に無理だ。朝になって城門が開くのを待たないと。
それにどこに逃げるかも考えないとな。一番いいのはやっぱりセレビヤの街か?
だが、国内に残るのはやっぱり厳しいかもしれない。もしエイクが勝っていた場合、俺を賞金首にするくらいは当然してくるだろうからな。
ゴルブロだって、エイクに勝ったならその勢力がこの街にとどまっているとは限らないし。
とすると国外。なら、北方都市連合が一番越境しやすい。しかし、誰でもそう考えるだろうから網を張られるかもしれない。じゃあ、ブルゴール帝国か?
いっそのこと、レシア王国か二重王国の方が良いか。国境を越えるのは少し厳しいが、入国しちまえば、この国から手が回る可能性は一番低くなる。
いや、レシアや二重王国に行く場合に問題なのは、国境を越える事以上に国境付近が妖魔の領域になっている事か。ラクリーサと一緒にそこを抜けるのは難しいな。
一番行きやすいのは北方都市連合だ…
まて、都市連合に行くのは問題があった…。何だったか?そうだ、網を張られるかも知れないんだ。
じゃあどうする?無理に国外に行かないでもいいか?
…いやそれも問題があった。ええと、そう、賞金首にされるかも知れないんだ…。
とすると国外に…、なら行きやすいのは北方都市連合…)
アルマンドの意思はまるでまとまらない。それどころか、酷く混乱し途切れそうになる。彼は違和感を覚えた。
(どうしたんだ…、俺は?ね、眠い?おかしいだろ、眠くなっているような場合じゃあないぞ)
アルマンドが己の状況に困惑しているうちに、奥の扉が開きラクリーサが戻って来た。彼女は確かに外出着に着替えている。
しかし、アルマンドはいっそう困惑した。彼女は1人ではなかったからだ。
ラクリーサは灰色の髪をした1人の少年を伴っていた。
アルマンドはその少年の事を知っていた。
「オ、オルリグ!?なぜ、ここに」
それは、“大樹の学舎”でバルバラを守って戦っていたオルリグ少年だった。
オルリグはアルマンドの問いかけに何も答えない。
ただ、ひどく冷たい目でアルマンドを見ている。
その手には縄と大きな布があった。
声を返すつもりが一切ないオルリグに代わってラクリーサが声を発した。
「お兄ちゃん。本当に酷いしくじりをしちゃったね。バルバラ先生に逆らうだなんて。もう、お終いだよ」
「な、何を言って……」
「もうお終いって言ったの」
「な……」
眠気に耐えながら、更になぜかと問おうとするアルマンドを、慎重に近づいて来ていたオルリグが縄で縛り上げた。そして布をかぶせ、その上から更に縄を打つ。
強い眠気に耐えていたアルマンドにはその行為に抵抗することは出来なかった。
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