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第5章
18.ある疑念
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シャルシャーラの説明にアルターが応じた。
「大変重要な情報ですな。
先ほどのセレナ殿からの情報とあわせて考えれば、フェルナン・ローリンゲンとナースィルという男が、“虎使い”の一員なのは、もはや確定と考えてよいと思われます。
特にナースィルはデーモン融合の魔術を扱う非常に優れた魔術師で、“虎使い”の中心人物、或いは彼こそが“虎使い”そのものともいえるでしょう。
加えて、以前から疑いがあったサンデゴ。
ラスコー伯爵家への工作などを行ったケルビア男爵。
それから、ナースィルのフィールドワークに同行していた者も、一味と考えて間違いありますまい」
「そうね。フィールドワークの同行者は、最近は常に同じ者達4人だったそうよ。彼らも口裏を合わせないと秘かに行動する事は出来ないから、確かに一味なのでしょうね」
セレナがそう補足した。
エイクの敵の姿が、少しずつ具体的に見えてきたようだ。
セレナが、話を続ける。
「ラスコー伯爵については私の方でも調べていて、ちょっとした情報を掴んでいたのだけれど、今の話を聞く限り無駄足だったみたいね」
「ちょっとした情報というのは?」
エイクがそう聞いた。
「ラスコー伯爵は、ルファス公爵派の一員だけれど、その中で別に重要人物とは思われていないわ。
武勇については評価されていて、実際5年前の戦でも、既に老齢だったにも関わらず、かなりの武功を上げている。
けれど政治的な手腕はむしろ劣っていて、家もどちらかといえば貧しいくらい。だから、現在の派閥間の政治的な駆け引きでは殆んど役に立っていない。
けれど、実は意外にルファス公爵と親しくて、直接のやり取りが出来る間柄だといというのよ。
何でも、ルファス公爵の初陣の時に、ラスコー伯爵も同じ部隊にいたそうで、それ以来何十年も親交が続いているそうよ。
でも、ラスコー伯爵はその事を基本的に隠しているの。
自分には政治的には大した力はないと自覚しているから、そんな自分が派閥の領袖と仲が良いというだけで重視されたりしないように気を使っているみたい。
それから、ルファス公爵への口利きを頼まれたりする事を嫌っての事でもあるようね」
「なるほど」
「それから、ドラゴ・キマイラに襲われた隊商についても調べたのだけれど、特に不審な点はなかったわ。
今の話だと、ラスコー伯爵もその隊商を仕立てていた商会も、“虎使い”の策謀に巻き込まれただけなのでしょうね」
「そうか……」
エイクはそう呟くと、ケルベロスとヘルハウンドに襲撃された時の事を思い起こした。その出来事にも不審な点があった。
(そもそもおかしいのは、あの程度の魔物では俺を殺せない事は分かっていたはずなのに襲ってきた事だ。つまり、あの襲撃は俺を殺す為のものではなかった。
それに、わざわざ山賊たちにデーモン融合の術を用いて襲わせた事も奇妙だ。デーモン融合の術は非常に高度なものだ。襲うだけなら普通にデーモンやアザービーストを召喚して直接使った方がどう考えても手っ取り早い。
デーモン融合の術を使える者が、デーモンを召喚出来ないはずがないんだから。
だいたい、わざわざデーモン融合の術なんかを使えば、フォルカスがデーモンと融合させられた事を嫌でも思い起こす。そうなれば、父さんの仇が襲って来たのかも知れないと思う事にもつながる。“虎使い”にとってよい事などないと思うが……。
……いや、まさか、そう思わせる事が目的だったのか?)
そんな考えが、エイクの脳裏をよぎった。
(そういえば、父さんを殺した双頭の虎もヘルハウンドを引き連れていた。あの襲撃は、父さんを殺した魔物の事を連想させるものでもあったわけだ。
だが、俺が、父さんの仇から襲撃を受けたと思ったとして、だからどうだというんだ?)
その襲撃の後、エイクは確かに父の仇に襲われたと考えた。そしてその結果、少しでも早く強くならねば、と焦った。
その焦りは、ゴルブロ一味の罠に嵌る遠因にはなったといえるだろう。
だがそんな事は予想出来る事ではない。逆に慎重になって屋敷に引きこもる可能性もあったのだ。
そんなどうなるか分からない不確定な事を目的とするはずが無い。もっと確実に起こる事を目的としていたはずだ。
(あの時、父さんの仇から襲撃を受けたと考えた結果、もっと確実に起こる、誰にでも予想できることは何かないか? あの後、俺は何を考えて、何をした?)
そう考えを進めたエイクは一つの答えに思い当たった。
(俺は、ラスコー伯爵を“虎使い”の一味ではないかと疑ったな……)
それは確かに、ほぼ確実に起こる事だといえる。何しろその襲撃はラスコー伯爵からの依頼の帰途で起こった事なのだから。
そう思い至ったエイクには、更に連想する事があった。
エイクはセレナに聞いた。
「ラスコー伯爵がルファス公爵と親しい事は基本的に隠されているというが、実際のところどの程度出回っている情報なんだ?」
「どの程度、というのも難しいけれど……、まあ、知っている者は少ないけれど、ラスコー伯爵の事を詳しく調べれば知る事は出来る、というくらいかしら。隠しているといっても、さっき言った程度の理由だから極秘情報というほどのものではないわ」
「調べれば、知る事は出来る程度の情報か……」
エイクはそう口にしながら、更に考えを進める。
(ラスコー伯爵とルファス公爵が意外に親しいという情報は比較的簡単に知る事が出来る。
それに比べて、あの依頼の糸を引いていたのが、実際にはフェルナン・ローリンゲンだったというのは、シャルシャーラという特別に優秀な密偵がいたからこそ知る事ができた情報だ。
つまり、普通なら、ラスコー伯爵とルファス公爵の関係だけを知る事になる。
そうなったらどうだ? 俺は、ルファス公爵も疑うようになったんじゃあないか?)
それはありえそうな事だ。
元々、エーミール・ルファス公爵を疑う状況証拠はいくつかあった。そこにラスコー伯爵の情報が加われば、疑いは濃くなっただろう。
そして、エイクがエーミールを疑うようになるという事には、一定の意味がある。
先ほどアルターが指摘したように、エイクの実力を考えるとエーミールの暗殺すら満更不可能ではないからだ。
(仮にあの襲撃が、俺にルファス公爵を疑わせることが目的だったなら、“虎使い”は反ルファス公爵派とつながっているという事だろうか?
ルファス公爵を疑わせて、その結果、俺を反ルファス派に取り込む。そして、ルファス公爵の暗殺だの、それ以外の荒事だのに上手く使う。それは反ルファス派にとって意味がある事だろう。
だが、だとしたら、俺を味方に取り込もうと誘いをかけて来ないのはどうしてだ?
ルファス公爵は父さんの裁判のことで俺に便宜を図ったり、カールマン・ドゥーカス近衛隊長を使って俺に接触してきたりしたが、反ルファス派からの接触は一切ない。俺を味方につけるのが重要なら、むしろ不自然なほどだ。
……いや、味方につける必要はないのか。俺を暗殺者として使いたいだけなら。
俺は、もしもルファス公爵が父さんを殺した黒幕だと確信したなら、間違いなく公爵を殺そうとする。反ルファス派にとってはそれで十分だ。むしろ、暗殺犯と自分達は関係がない方が好都合だろう。
つまり、味方に取り込もうとまでする必要はないんだ。俺にルファス公爵が黒幕だと信じ込ませる事が可能ならば。
とは言っても、いくら俺でも、そう簡単にルファス公爵が仇と確信までするはずはない。確実な証拠を、よほど信頼する相手から提示でもされない限りは……)
と、そこまで考えたところで、エイクの思考が一瞬止まった。
自分にとって“よほど信頼する相手”とは、今この場にいる者達の事に他ならない、と気付いたからだ。
エイクの心に疑念が生じていた。
「どうかいたしましたか?」
アルターがエイクに向かってそう声をかけた。エイクがしばらく黙り込んでしまった事を気にかけたようだ。
「いや、何でもない。いろいろな話を聞いて、少し考え込んでしまった。話し合いを続けよう」
エイクはそう告げつつ、今し方生じた疑念を振り払おうとした。
今考えた事はいくつもの仮定を積み重ねたもので、確実性は低い。そんな事で疑念を持つべきではないと考えたからだった。
だがエイクは、今考えた事などを他の者達には話さない事にした。疑念を持つべきではないと考えつつも、やはり思うところはあったのである。
「大変重要な情報ですな。
先ほどのセレナ殿からの情報とあわせて考えれば、フェルナン・ローリンゲンとナースィルという男が、“虎使い”の一員なのは、もはや確定と考えてよいと思われます。
特にナースィルはデーモン融合の魔術を扱う非常に優れた魔術師で、“虎使い”の中心人物、或いは彼こそが“虎使い”そのものともいえるでしょう。
加えて、以前から疑いがあったサンデゴ。
ラスコー伯爵家への工作などを行ったケルビア男爵。
それから、ナースィルのフィールドワークに同行していた者も、一味と考えて間違いありますまい」
「そうね。フィールドワークの同行者は、最近は常に同じ者達4人だったそうよ。彼らも口裏を合わせないと秘かに行動する事は出来ないから、確かに一味なのでしょうね」
セレナがそう補足した。
エイクの敵の姿が、少しずつ具体的に見えてきたようだ。
セレナが、話を続ける。
「ラスコー伯爵については私の方でも調べていて、ちょっとした情報を掴んでいたのだけれど、今の話を聞く限り無駄足だったみたいね」
「ちょっとした情報というのは?」
エイクがそう聞いた。
「ラスコー伯爵は、ルファス公爵派の一員だけれど、その中で別に重要人物とは思われていないわ。
武勇については評価されていて、実際5年前の戦でも、既に老齢だったにも関わらず、かなりの武功を上げている。
けれど政治的な手腕はむしろ劣っていて、家もどちらかといえば貧しいくらい。だから、現在の派閥間の政治的な駆け引きでは殆んど役に立っていない。
けれど、実は意外にルファス公爵と親しくて、直接のやり取りが出来る間柄だといというのよ。
何でも、ルファス公爵の初陣の時に、ラスコー伯爵も同じ部隊にいたそうで、それ以来何十年も親交が続いているそうよ。
でも、ラスコー伯爵はその事を基本的に隠しているの。
自分には政治的には大した力はないと自覚しているから、そんな自分が派閥の領袖と仲が良いというだけで重視されたりしないように気を使っているみたい。
それから、ルファス公爵への口利きを頼まれたりする事を嫌っての事でもあるようね」
「なるほど」
「それから、ドラゴ・キマイラに襲われた隊商についても調べたのだけれど、特に不審な点はなかったわ。
今の話だと、ラスコー伯爵もその隊商を仕立てていた商会も、“虎使い”の策謀に巻き込まれただけなのでしょうね」
「そうか……」
エイクはそう呟くと、ケルベロスとヘルハウンドに襲撃された時の事を思い起こした。その出来事にも不審な点があった。
(そもそもおかしいのは、あの程度の魔物では俺を殺せない事は分かっていたはずなのに襲ってきた事だ。つまり、あの襲撃は俺を殺す為のものではなかった。
それに、わざわざ山賊たちにデーモン融合の術を用いて襲わせた事も奇妙だ。デーモン融合の術は非常に高度なものだ。襲うだけなら普通にデーモンやアザービーストを召喚して直接使った方がどう考えても手っ取り早い。
デーモン融合の術を使える者が、デーモンを召喚出来ないはずがないんだから。
だいたい、わざわざデーモン融合の術なんかを使えば、フォルカスがデーモンと融合させられた事を嫌でも思い起こす。そうなれば、父さんの仇が襲って来たのかも知れないと思う事にもつながる。“虎使い”にとってよい事などないと思うが……。
……いや、まさか、そう思わせる事が目的だったのか?)
そんな考えが、エイクの脳裏をよぎった。
(そういえば、父さんを殺した双頭の虎もヘルハウンドを引き連れていた。あの襲撃は、父さんを殺した魔物の事を連想させるものでもあったわけだ。
だが、俺が、父さんの仇から襲撃を受けたと思ったとして、だからどうだというんだ?)
その襲撃の後、エイクは確かに父の仇に襲われたと考えた。そしてその結果、少しでも早く強くならねば、と焦った。
その焦りは、ゴルブロ一味の罠に嵌る遠因にはなったといえるだろう。
だがそんな事は予想出来る事ではない。逆に慎重になって屋敷に引きこもる可能性もあったのだ。
そんなどうなるか分からない不確定な事を目的とするはずが無い。もっと確実に起こる事を目的としていたはずだ。
(あの時、父さんの仇から襲撃を受けたと考えた結果、もっと確実に起こる、誰にでも予想できることは何かないか? あの後、俺は何を考えて、何をした?)
そう考えを進めたエイクは一つの答えに思い当たった。
(俺は、ラスコー伯爵を“虎使い”の一味ではないかと疑ったな……)
それは確かに、ほぼ確実に起こる事だといえる。何しろその襲撃はラスコー伯爵からの依頼の帰途で起こった事なのだから。
そう思い至ったエイクには、更に連想する事があった。
エイクはセレナに聞いた。
「ラスコー伯爵がルファス公爵と親しい事は基本的に隠されているというが、実際のところどの程度出回っている情報なんだ?」
「どの程度、というのも難しいけれど……、まあ、知っている者は少ないけれど、ラスコー伯爵の事を詳しく調べれば知る事は出来る、というくらいかしら。隠しているといっても、さっき言った程度の理由だから極秘情報というほどのものではないわ」
「調べれば、知る事は出来る程度の情報か……」
エイクはそう口にしながら、更に考えを進める。
(ラスコー伯爵とルファス公爵が意外に親しいという情報は比較的簡単に知る事が出来る。
それに比べて、あの依頼の糸を引いていたのが、実際にはフェルナン・ローリンゲンだったというのは、シャルシャーラという特別に優秀な密偵がいたからこそ知る事ができた情報だ。
つまり、普通なら、ラスコー伯爵とルファス公爵の関係だけを知る事になる。
そうなったらどうだ? 俺は、ルファス公爵も疑うようになったんじゃあないか?)
それはありえそうな事だ。
元々、エーミール・ルファス公爵を疑う状況証拠はいくつかあった。そこにラスコー伯爵の情報が加われば、疑いは濃くなっただろう。
そして、エイクがエーミールを疑うようになるという事には、一定の意味がある。
先ほどアルターが指摘したように、エイクの実力を考えるとエーミールの暗殺すら満更不可能ではないからだ。
(仮にあの襲撃が、俺にルファス公爵を疑わせることが目的だったなら、“虎使い”は反ルファス公爵派とつながっているという事だろうか?
ルファス公爵を疑わせて、その結果、俺を反ルファス派に取り込む。そして、ルファス公爵の暗殺だの、それ以外の荒事だのに上手く使う。それは反ルファス派にとって意味がある事だろう。
だが、だとしたら、俺を味方に取り込もうと誘いをかけて来ないのはどうしてだ?
ルファス公爵は父さんの裁判のことで俺に便宜を図ったり、カールマン・ドゥーカス近衛隊長を使って俺に接触してきたりしたが、反ルファス派からの接触は一切ない。俺を味方につけるのが重要なら、むしろ不自然なほどだ。
……いや、味方につける必要はないのか。俺を暗殺者として使いたいだけなら。
俺は、もしもルファス公爵が父さんを殺した黒幕だと確信したなら、間違いなく公爵を殺そうとする。反ルファス派にとってはそれで十分だ。むしろ、暗殺犯と自分達は関係がない方が好都合だろう。
つまり、味方に取り込もうとまでする必要はないんだ。俺にルファス公爵が黒幕だと信じ込ませる事が可能ならば。
とは言っても、いくら俺でも、そう簡単にルファス公爵が仇と確信までするはずはない。確実な証拠を、よほど信頼する相手から提示でもされない限りは……)
と、そこまで考えたところで、エイクの思考が一瞬止まった。
自分にとって“よほど信頼する相手”とは、今この場にいる者達の事に他ならない、と気付いたからだ。
エイクの心に疑念が生じていた。
「どうかいたしましたか?」
アルターがエイクに向かってそう声をかけた。エイクがしばらく黙り込んでしまった事を気にかけたようだ。
「いや、何でもない。いろいろな話を聞いて、少し考え込んでしまった。話し合いを続けよう」
エイクはそう告げつつ、今し方生じた疑念を振り払おうとした。
今考えた事はいくつもの仮定を積み重ねたもので、確実性は低い。そんな事で疑念を持つべきではないと考えたからだった。
だがエイクは、今考えた事などを他の者達には話さない事にした。疑念を持つべきではないと考えつつも、やはり思うところはあったのである。
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