318 / 373
第5章
37.ヤルミオンの森深部での戦い④
しおりを挟む
周りの様子を見回し危険がないことを確認したセフォリエナが、ハーフエルフの少女の方に槍を向ける。すると、少女を取り囲んでいた茨が槍の柄に戻った。
セフォリエナは解放された少女に歩み寄って声をかけた。
「怖い思いをさせてすまなかった。
奴が化けたのが誰なのか、特定する事が出来なかったのだ。
それに、今まで補助する者はいつも2人以上引き連れていたから、1人ずつ連れ出すのは不自然だった。だから2人ずつ何回かに分けて連れ出して、襲撃を誘ってみることにした。
お前には悪い事をしたと思っている」
「とんでもありません。何のお役にも立てず、それどころか足を引っ張ってしまい、申し訳ありませんでした……」
少女は心底申し訳なさそうにそう告げた。そして、躊躇いがちに言葉を続ける。
「あ、あの、すみません。私、誰にも何も言いませんから、だから、どうかお許しください」
セフォリエナは小首を傾げて問い返した。
「ん? 何の事だ?」
「あの敵が、言ったことなんて……、何も……」
「ああ、あれか。気にする事はない。わざわざ人に語って聞かせる話ではないから知らない者も多いが、別に隠すほどの事ではない。概ね事実だしな」
「えッ」
少女はそんな声を出してしまった。
「中途半端に聞かされても気になるだろうから、説明してやろう」
そう言ってセフォリエナが話し始める。
「元をただせば発端は500年以上も前の話だ。
当時私達は、フィンから大きな恩を受けた。こちらから一方的にフィンに攻めかかり、敗北し、皆殺しにされてもおかしくなかったところを助けられた。
それだけでも大きな恩なのに、その上豊かな土地を譲り渡してもらった。現在のアストゥーリア王国の王都とその周辺の地だ。
私はその多大な恩を忘れずに後世に語り継ごうとした。
私にとって、それは議論の余地すらないごく当たり前の事だった。
受けた恩に感謝し忘れない。当然のことだろう?
しかし、父にとっては違ったらしい。
父は己の力で邪悪な魔物を討って土地を手に入れたと称して移民を募った。その方が移民が安心して集まりやすいと言ってな。
そして、虚言を用いる事に反対した私には、これは一時の方便で、いずれ真実を明らかにすると説明した。
そんな事が、実に10年にも渡って続き、父は一向に真実を公にはせず、フィンから受けた恩はなかった事にされてしまいそうになった。
私は父に抗議した。だが、受け入れられなかった。
だから私は、これ以上の隠ぺいは許せないと考え、強引にでも皆に真実を伝えようとした。
しかし、父には、私のその行為こそが絶対に許せないものだったらしい。
父は何としても、自分の武功で土地を手にしたことにしたかったのだ。血を分けた実の娘であるこの私を殺してまでも」
「そ、そんなッ」
ハーフエルフの少女はそう呟いて絶句した。
セフォリエナは軽く首を横に振って言葉を続けた。
「私には全く信じられないことだった。
だが、信じられないことはまだあった。
以前から折り合いが悪いと思っていた異母兄が、まさかあれほどの悪意と害意を私に対して持っていたとは想像もつかなかった。
父は私のことを、ただ殺そうとしただけだったが、異母兄はそれでは飽き足らなかったのだ。
そしてまた、当時の私には人の持つ凶暴性がどれほどのものなのかも、まるで分かっていなかった。人というものは信じられないほどに凶暴だ。
異母兄は、私を殺す前に多くの男達に与え、好きなようにさせた。その結果私に対して行われた行為は陰惨を極めた。
当然だ。奴らは苦痛と汚辱と絶望の中で私を殺すつもりで、それを行ったのだからな。死ぬまでしようとするのは道理だ。
実際、普通なら私は3回か4回は死んでいただろう。それほどの暴行だった。
しかし私は死ななかった。フィンから貰っていた宝珠のおかげだ。
だが、最後には槍で貫かれ、ついには指一本動かせなくなった。
奴らはそれで止めを刺したと思って、私の体に油をまき火をつけた。
死体が燃えていると思った奴らは、その場を後にした。
それでも私の命は消えず、私に与えた魔道具の異常に気付いたフィンが、そこに駆けつけてくれた。
フィンは私の命が消える前には間に合ってくれた。だが、もはや私の魂は身体を離れようとしており、そのままに生き続けることは出来ない状態だった。
だからフィンは、死にたくないという私の懇願に応えて、極めて貴重で強大な力を持つある品物を用いて私を今の存在へと変え、生きながらえさせてくれたのだ。
そして私は、それまでの名を捨て、セフォリエナとなった。
あの時受けた苦痛は、私にとって忘れえぬ悪夢だ。
しかし、何せ500年も前の事だ、それに私は一通り復讐を成し遂げた。今更口にするのもはばかれるというほどのことではない。
フィンに、妻として受け入れて貰えたし、な」
「……」
セフォリエナの身に起こった凄惨な出来事を聞き、少女は声もなかった。
そんな少女にセフォリエナは更に言葉を続けた。
「だが、私は幸運だった」
「え?」
驚く少女に向かって、セフォリエナは言葉を続けた。
「ああ、もちろんそんな目にあっている時点で、とてつもなく不運だということは分かっている。さすがに、あそこまで悲惨な目にあう女は少ないだろうからな。
幸運といったのは、そのような悲惨な目にあった者達の中では幸運だという意味だ。
何しろこうやって命を永らえ、復讐を遂げる事もできたのだから。
考えてもみるがいい。この世の中でそういう悲惨な目にあった女は、当然私だけではない。
過去には同じような被害者が沢山いたし、これからもそんな被害は幾つも生じるだろう。
だが、そんな被害者の多くは、復讐など出来ずに苦しむだけか、或いはそのまま殺されてしまう。
中には死した後にアンデッドと化して復讐する者もいるが、それもごく少数の例外的な事例だ。どれほど深い憎しみや恨みや怒りを抱いていたとしても、必ずアンデッド化するわけではないからな。
憎しみや怒りのあまり魂が死後もしばらく現世に残るということは、実際よくあるのだが、その殆どはアンデッドになどなれず、いずれそのまま消え去ってしまう。
結局のところ、復讐などを為せる者はごく僅かだ。それが現実だ」
セフォリエナは一旦言葉を切った。
そしてため息を一つもらしてから、話を続ける。
「更に言えば、そのような暴虐の限りを尽くした男達が、必ず罰を受けるとも決まってはいない。
悪事を続けていれば、いずれは罰を受けることもあるだろうが、中には平穏無事な生涯を送る者もいるだろう。
そんな者達は、自分が女を陵辱し惨殺した事に良心の呵責を覚えたり、罪の意識に苛まれたりはしない。
それどころか武勇伝としてその事を自慢げに語り、場を盛り上げ、気分良く酒を飲んだりする。
これは想像ではないぞ。私が報復をしようとして奴らに近づいた時、奴らの一部は本当にそうしていた。
私を襲ったあの恐ろしい暴虐は、奴らにとっては、酒宴を盛り上げる愉快な思い出話だったのだ」
セフォリエナの声は平静なものだった。だが、それでも憎悪と憤怒を隠しきれてはいなかった。
「私は報復を行った。怒りのままに、奴らを散々苦しめてから殺した。
だが、そんなことが出来た例は数少ない。多くの場合被害を受けた女は苦しみを負って生きるか、それともそのまま惨殺されてしまう。
そしてそれをした男どもは、笑って暮らして行く。許せないことだ。そんな事はあってはならないと思う。
だが、そういうことは起こる。起こってしまうのだ。それがこの世界の現実だ。
ふッ、正したいと思う気持ちも分からないではないな」
セフォリエナは皮肉めいた笑いを漏らしつつ告げた。
「この世界に運命はない。それは希望であると同時に恐怖でもある。
これから先何が起こるか分からないということは、今後私達が、あのような、いや、それ以上の暴虐を受け、今度こそ殺される可能性もあるということだからな。
だが、そんなことを恐れても、嘆いても、まして世界そのものを憎んでも意味はない。
今生きている我々は、全力で生きるしかないのだ。未来に何があろうとも、な。
分かるか?」
「はい」
ハーフエルフの少女はそう答えた。セフォリエナは言葉を続ける。
「そして、フィンに仕えるということは、この世界で最も価値のある尊い生き方だ。
まだ、その理由を教えてやる事は出来ないが、もし、お前が相応の力を身につけたならば、とても大切な事実を知ることが出来るだろう。
そのためにも、研鑽を怠らぬようにな」
「分かりました」
少女はセフォリエナが言っていることの意味を、完全に理解したわけではなかったがとにかくそう答えた。
「よし、今日のところは城に帰ろう。先導を頼む」
「お任せください」
少女はそう答えて、フィントリッドの城へと歩き始めた。
それに続こうとしたセフォリエナは、一度振り返り、南西の方角を睨み付けた。
(カルレアータが単独で行動するはずがない。何らかの大きな策動が動いているはずだ。フィンは東に気をとられているが、西も無視できない。
何か、手を打たねば……)
そして、一層表情を厳しくしながら、そんなことを考えたのだった。
セフォリエナは解放された少女に歩み寄って声をかけた。
「怖い思いをさせてすまなかった。
奴が化けたのが誰なのか、特定する事が出来なかったのだ。
それに、今まで補助する者はいつも2人以上引き連れていたから、1人ずつ連れ出すのは不自然だった。だから2人ずつ何回かに分けて連れ出して、襲撃を誘ってみることにした。
お前には悪い事をしたと思っている」
「とんでもありません。何のお役にも立てず、それどころか足を引っ張ってしまい、申し訳ありませんでした……」
少女は心底申し訳なさそうにそう告げた。そして、躊躇いがちに言葉を続ける。
「あ、あの、すみません。私、誰にも何も言いませんから、だから、どうかお許しください」
セフォリエナは小首を傾げて問い返した。
「ん? 何の事だ?」
「あの敵が、言ったことなんて……、何も……」
「ああ、あれか。気にする事はない。わざわざ人に語って聞かせる話ではないから知らない者も多いが、別に隠すほどの事ではない。概ね事実だしな」
「えッ」
少女はそんな声を出してしまった。
「中途半端に聞かされても気になるだろうから、説明してやろう」
そう言ってセフォリエナが話し始める。
「元をただせば発端は500年以上も前の話だ。
当時私達は、フィンから大きな恩を受けた。こちらから一方的にフィンに攻めかかり、敗北し、皆殺しにされてもおかしくなかったところを助けられた。
それだけでも大きな恩なのに、その上豊かな土地を譲り渡してもらった。現在のアストゥーリア王国の王都とその周辺の地だ。
私はその多大な恩を忘れずに後世に語り継ごうとした。
私にとって、それは議論の余地すらないごく当たり前の事だった。
受けた恩に感謝し忘れない。当然のことだろう?
しかし、父にとっては違ったらしい。
父は己の力で邪悪な魔物を討って土地を手に入れたと称して移民を募った。その方が移民が安心して集まりやすいと言ってな。
そして、虚言を用いる事に反対した私には、これは一時の方便で、いずれ真実を明らかにすると説明した。
そんな事が、実に10年にも渡って続き、父は一向に真実を公にはせず、フィンから受けた恩はなかった事にされてしまいそうになった。
私は父に抗議した。だが、受け入れられなかった。
だから私は、これ以上の隠ぺいは許せないと考え、強引にでも皆に真実を伝えようとした。
しかし、父には、私のその行為こそが絶対に許せないものだったらしい。
父は何としても、自分の武功で土地を手にしたことにしたかったのだ。血を分けた実の娘であるこの私を殺してまでも」
「そ、そんなッ」
ハーフエルフの少女はそう呟いて絶句した。
セフォリエナは軽く首を横に振って言葉を続けた。
「私には全く信じられないことだった。
だが、信じられないことはまだあった。
以前から折り合いが悪いと思っていた異母兄が、まさかあれほどの悪意と害意を私に対して持っていたとは想像もつかなかった。
父は私のことを、ただ殺そうとしただけだったが、異母兄はそれでは飽き足らなかったのだ。
そしてまた、当時の私には人の持つ凶暴性がどれほどのものなのかも、まるで分かっていなかった。人というものは信じられないほどに凶暴だ。
異母兄は、私を殺す前に多くの男達に与え、好きなようにさせた。その結果私に対して行われた行為は陰惨を極めた。
当然だ。奴らは苦痛と汚辱と絶望の中で私を殺すつもりで、それを行ったのだからな。死ぬまでしようとするのは道理だ。
実際、普通なら私は3回か4回は死んでいただろう。それほどの暴行だった。
しかし私は死ななかった。フィンから貰っていた宝珠のおかげだ。
だが、最後には槍で貫かれ、ついには指一本動かせなくなった。
奴らはそれで止めを刺したと思って、私の体に油をまき火をつけた。
死体が燃えていると思った奴らは、その場を後にした。
それでも私の命は消えず、私に与えた魔道具の異常に気付いたフィンが、そこに駆けつけてくれた。
フィンは私の命が消える前には間に合ってくれた。だが、もはや私の魂は身体を離れようとしており、そのままに生き続けることは出来ない状態だった。
だからフィンは、死にたくないという私の懇願に応えて、極めて貴重で強大な力を持つある品物を用いて私を今の存在へと変え、生きながらえさせてくれたのだ。
そして私は、それまでの名を捨て、セフォリエナとなった。
あの時受けた苦痛は、私にとって忘れえぬ悪夢だ。
しかし、何せ500年も前の事だ、それに私は一通り復讐を成し遂げた。今更口にするのもはばかれるというほどのことではない。
フィンに、妻として受け入れて貰えたし、な」
「……」
セフォリエナの身に起こった凄惨な出来事を聞き、少女は声もなかった。
そんな少女にセフォリエナは更に言葉を続けた。
「だが、私は幸運だった」
「え?」
驚く少女に向かって、セフォリエナは言葉を続けた。
「ああ、もちろんそんな目にあっている時点で、とてつもなく不運だということは分かっている。さすがに、あそこまで悲惨な目にあう女は少ないだろうからな。
幸運といったのは、そのような悲惨な目にあった者達の中では幸運だという意味だ。
何しろこうやって命を永らえ、復讐を遂げる事もできたのだから。
考えてもみるがいい。この世の中でそういう悲惨な目にあった女は、当然私だけではない。
過去には同じような被害者が沢山いたし、これからもそんな被害は幾つも生じるだろう。
だが、そんな被害者の多くは、復讐など出来ずに苦しむだけか、或いはそのまま殺されてしまう。
中には死した後にアンデッドと化して復讐する者もいるが、それもごく少数の例外的な事例だ。どれほど深い憎しみや恨みや怒りを抱いていたとしても、必ずアンデッド化するわけではないからな。
憎しみや怒りのあまり魂が死後もしばらく現世に残るということは、実際よくあるのだが、その殆どはアンデッドになどなれず、いずれそのまま消え去ってしまう。
結局のところ、復讐などを為せる者はごく僅かだ。それが現実だ」
セフォリエナは一旦言葉を切った。
そしてため息を一つもらしてから、話を続ける。
「更に言えば、そのような暴虐の限りを尽くした男達が、必ず罰を受けるとも決まってはいない。
悪事を続けていれば、いずれは罰を受けることもあるだろうが、中には平穏無事な生涯を送る者もいるだろう。
そんな者達は、自分が女を陵辱し惨殺した事に良心の呵責を覚えたり、罪の意識に苛まれたりはしない。
それどころか武勇伝としてその事を自慢げに語り、場を盛り上げ、気分良く酒を飲んだりする。
これは想像ではないぞ。私が報復をしようとして奴らに近づいた時、奴らの一部は本当にそうしていた。
私を襲ったあの恐ろしい暴虐は、奴らにとっては、酒宴を盛り上げる愉快な思い出話だったのだ」
セフォリエナの声は平静なものだった。だが、それでも憎悪と憤怒を隠しきれてはいなかった。
「私は報復を行った。怒りのままに、奴らを散々苦しめてから殺した。
だが、そんなことが出来た例は数少ない。多くの場合被害を受けた女は苦しみを負って生きるか、それともそのまま惨殺されてしまう。
そしてそれをした男どもは、笑って暮らして行く。許せないことだ。そんな事はあってはならないと思う。
だが、そういうことは起こる。起こってしまうのだ。それがこの世界の現実だ。
ふッ、正したいと思う気持ちも分からないではないな」
セフォリエナは皮肉めいた笑いを漏らしつつ告げた。
「この世界に運命はない。それは希望であると同時に恐怖でもある。
これから先何が起こるか分からないということは、今後私達が、あのような、いや、それ以上の暴虐を受け、今度こそ殺される可能性もあるということだからな。
だが、そんなことを恐れても、嘆いても、まして世界そのものを憎んでも意味はない。
今生きている我々は、全力で生きるしかないのだ。未来に何があろうとも、な。
分かるか?」
「はい」
ハーフエルフの少女はそう答えた。セフォリエナは言葉を続ける。
「そして、フィンに仕えるということは、この世界で最も価値のある尊い生き方だ。
まだ、その理由を教えてやる事は出来ないが、もし、お前が相応の力を身につけたならば、とても大切な事実を知ることが出来るだろう。
そのためにも、研鑽を怠らぬようにな」
「分かりました」
少女はセフォリエナが言っていることの意味を、完全に理解したわけではなかったがとにかくそう答えた。
「よし、今日のところは城に帰ろう。先導を頼む」
「お任せください」
少女はそう答えて、フィントリッドの城へと歩き始めた。
それに続こうとしたセフォリエナは、一度振り返り、南西の方角を睨み付けた。
(カルレアータが単独で行動するはずがない。何らかの大きな策動が動いているはずだ。フィンは東に気をとられているが、西も無視できない。
何か、手を打たねば……)
そして、一層表情を厳しくしながら、そんなことを考えたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる