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第5章
79.傭兵団長の罠②
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ゼキメルスは、自分に関する偽の情報を、少し調べれば知る事が出来る程度に出回らせている。
偽情報の内容は、雷刃剣グロスは真上から全力で振り下ろした時に限り、武器で受けたり盾で止めたりしても武器や盾越しに雷撃を与えることが出来る。というものだ。
その情報を敵に知らせておく事で、戦闘時の動きを誘導して罠にはめる為だった。
まず、その情報を知っている者は、雷刃剣グロスによる真上からの全力の振り下ろし攻撃こそが、ゼキメルスの“決め技”であり、いざという時には、その攻撃を行うと予想するだろう。
特に、グロスを真上に構えれば、次ぐに来る攻撃こそ、その攻撃だと考える。
そして、そこに隙を見出す。全力で武器を振り下ろせば、必然的に体勢が崩れ守りが疎かになるからだ。
といっても、自分がグロスの攻撃を受けて昏倒しては意味がないのだから、まずはグロスの攻撃を確実に避けようとする。武器や盾で防いでも無駄なので、必然的に回避一択だ。
その後で、ゼキメルスに生じる隙をついて、すかさず反撃しようとする。
つまり、グロスによる真上からの全力攻撃を意識した敵は、回避と即座の反撃という2つの動作を、ほぼ確実に行うのである。しかも、多くの場合その2つに意識を集中させる。
雷刃剣グロスは危険だから確実に避けねばならないし、反撃の好機を逃したくないとも考えるからだ。
しかし、実際には、ゼキメルスは魔剣グロスに限らず、手に持つ物なら何にでも雷撃を付与する事が出来る。しかも、武器や防具越しに雷撃を加える事も自由に決められる。
つまり、グロスの攻撃に意識を集中させて回避と反撃をしようとしている敵を、左手に持った武器で攻撃して、雷撃を食らわせる事ができるのだ。
これが、ゼキメルスが用意している罠だった。
敵に想定と異なる行動をとられたなら罠にはめることは出来ないが、今のエイクはゼキメルスの思惑通りに動いているように見える。
だからこそゼキメルスは、エイクが罠にはまっていると認識していた。
(グロスを避けて、反撃しようとしているところに、こっちで雷撃をお見舞いしてやる)
ゼキメルスは左手に隠し持った細い鎖を意識しながらそう考えていた。
その鎖を本命の武器として使うつもりだ。
その上更に、今回は魔法のローブによって姿を消した腹心の部下ザーヒルを、エイクの右斜め後ろに忍ばせている。
ザーヒルもまた、ゼキメルスがグロスを振り下ろした直後にエイクを攻撃する段取りだった。
やはり、エイクが回避と反撃に意識を集中させているところを奇襲するのである。強敵と認めた者に対して行う、念のための策だ。
これらの罠を用意したゼキメルスは、勝利に自信を持っていた。
ゼキメルスは、魔剣グロスを真上に構えたまま、徐々に距離を詰める。
エイクは動かない。
両者が、剣の間合いに入った。
その瞬間、ゼキメルスがグロスを振り下ろす。
エイクは真後ろに身を退いて避ける。
ほぼ同時に、ゼキメルスは鎖で攻撃する為に左腕を下向きに振りかぶった。
姿を消していたザーヒルも、己の真横に動いてきたエイクに向かって短剣を突き出す。その行為によって魔道具の効果が切れ、姿が明らかになった。
必勝の罠が発動した。
だが、その時既に、エイクもまた次の行動をとっていた。
エイクの右手はクレイモアから離れ、右腰のスティレットを鞘から引き抜きざまに投擲している。
スティレットは、振りかぶった事により顕になったゼキメルスの左腕の付根に突き刺さった。そして魔道具の効果によって直ぐにエイクの手に戻る。
エイクは、そのスティレットが雷や熱を帯びていない事を確認し、手早く左腰の鞘に戻す。
同時に、姿を消していたザーヒルからの攻撃も軽く身体をひねって容易くかわした。
既に存在を感知していたエイクにとって、ザーヒルの攻撃はもはや奇襲になっていない。
「ぐッ!」
一連の攻防の直後、ゼキメルスが苦痛の声を漏らす。
付けね部分に大きな傷を負い、もはや左腕はまともに動かせない。左手での攻撃はできなくなった。想定外の事態だ。
だが、ゼキメルスは無策に動きを止めずに、左足で大きく踏み出して距離を詰め、右手のグロスを振り上げてエイクを攻撃した。
ザーヒルも、驚愕しつつも攻撃を繰り返す。
しかし、それもエイクにとっては想定内の動きだ。軽く身を退いていずれの攻撃も避ける。
そして、反撃。
狙いは踏み出されたゼキメルスの左足、その脛だ。
両手でクレイモアを握り、身を屈め全力で切りつける。偽りなしの全力の一撃だった。
狙いは過たず、クレイモアはゼキメルスの左脛を捉え、これを切断する。
「がぁ!」
ゼキメルスが堪らず声を上げた。そして、なす術もなくその場に倒れ伏す。
ゼキメルスは驚愕した。エイクが放った攻撃は、その鋭さも力強さも、今まで見せていたものを遥かに超えていた。
エイクは、姿を消していた傭兵――ザーヒル――に標的を移す。
ザーヒルの攻撃を避けつつ、クレイモアを切り上げる。これも全力の攻撃だ。ザーヒルの技量では、とても避ける事は出来ない。
防御に乏しいソフトレザーアーマーと身隠しのローブしか身につけていなかったザーヒルは、ひとたまりもなかった。
深い傷を負い、そのまま仰向けに倒れる。かろうじて息はあったが、もはや立ち上がる事は不可能だ。
その間に、ゼキメルスはどうにか身を起こし、右足で片膝立ちの姿勢をとった。そして、右手のグロスを振るってエイクを攻撃する。
だが、そんな苦し紛れの攻撃をかわす程度は造作もない。むしろその攻撃は、大きな隙を作るものだった。
エイクは、また渾身の力を込めてクレイモアを振り下ろす。そして、ゼキメルスの右腕が切断された。
「ッ!」
かろうじて叫ぶのを堪えたゼキメルスだったが、もはや抵抗の術を持ってはいないように見える。
どうにか片膝立ちの体勢を保っていたが、左足を脛で切断されて立ち上がれない。右腕も切り落とされ、左腕も重傷を負ってまともに動かせない。
そして、首筋にエイクのクレイモアが突きつけられた。勝負はついたといえる状況だ。
ゼキメルスは強い憎しみを込めた目でエイクを睨みつける。それしか出来なかった。
何か不審な動きをすれば切り捨てられることが分かったからだ。
(くそッ! 何なんだ、こいつのこの強さは、さっき迄は、全力を出していなかったとでもいうのか? 何十もの矢に撃たれながら実力を隠していた? 正気の沙汰じゃあないぞ。
だいたい、これだけ強いなら、素性を明かして堂々と名乗ってこい! そうすれば、こっちはさっさと逃げたんだ)
ゼキメルスは、思わずそんな情けないことを考える。
ゼキメルスも長年戦場に身を置いていた男だ。自分よりも遥かに強い者も世の中に居る事を知っている。特に、一国でも1・2を争うほどの強者ともなれば、1人で自分達を壊滅させてしまうこともあり得る事を。
そして、今まではそんな者と相対したなら、真面に戦わずに逃げるという、戦いを生業とする者として至極真っ当な行動をとって来た。
例えば、5年前の戦で、エイクの父ガイゼイクから逃げた時のように。
しかし、そんな飛び切りの強者が、こんな辺境の戦いに介入してくるとは思っていなかった。それも、実力を隠して強さを偽って戦うなどとは考慮の外だったのだ。
そのおかげで、このような状況に陥ってしまったゼキメルスだったが、それでもまだ絶望はしていない。
まだ打つ手がある。彼は、左手が多少は動かせる事を確認していた。
(どういうつもりか知れねぇが、一息に殺されなかったおかげでまだやり様はある。
隙さえあれば……)
と、そう思いながらエイクを睨みつける。
エイクが即座にゼキメルスを殺さなかったのは、ゼキメルスが持つ特殊能力の秘密を知りたいと思ったからだった。戦闘に使える能力の知識は、今後の戦いの役に立つ。どうにかそれを聞き出したい。
しかし、エイクは警戒を解いてもいなかった。
ゼキメルスが、まだ何か特殊な能力や魔道具などを、隠していると考えていたからだ。
(ここまでは、上手くいった。
ゼキメルスの強さは想定どおり、いや、思っていたよりも少し弱いほどだ。そして、俺の強さを誤解して一騎打ちに乗って来た、強さを誤魔化していた甲斐があった。攻撃方法も、だいたい事前に調べていたとおりだ。
だがこれだけのはずがない。
こいつは、自分の能力を敵に隠していた。そういう発想があるなら、味方にすら隠している完全に秘密の能力も持っているはずだ。俺がそうであるように。
出来れば、それについても知っておきたい。一応降伏を促してみるか?)
そう思いつつも、エイクはゼキメルスに別の事を告げた。
「貴様、自分の事を“最強”とか言っていたな。その言葉を随分と軽く使ってくれるものだ。貴様は、それほど強くないぞ」
事実、実際に刃を交えたゼキメルスは、エイクが想定していたよりも弱かった。そんな者が“最強”などと言った事にエイクは強い怒りを覚えた。
エイクにとって“最強”とは己が目指す特別なものだったからだ。
その為、ついこんな発言をしてしまったのである。若さ故の行いだったといえるだろう。
そして、エイクがそんな無駄な発言をしている間に情勢に変化が生じた。
ゼキメルスの後ろに控えていた傭兵の1人が、エイクに向かって無言のまま突っ込ん
偽情報の内容は、雷刃剣グロスは真上から全力で振り下ろした時に限り、武器で受けたり盾で止めたりしても武器や盾越しに雷撃を与えることが出来る。というものだ。
その情報を敵に知らせておく事で、戦闘時の動きを誘導して罠にはめる為だった。
まず、その情報を知っている者は、雷刃剣グロスによる真上からの全力の振り下ろし攻撃こそが、ゼキメルスの“決め技”であり、いざという時には、その攻撃を行うと予想するだろう。
特に、グロスを真上に構えれば、次ぐに来る攻撃こそ、その攻撃だと考える。
そして、そこに隙を見出す。全力で武器を振り下ろせば、必然的に体勢が崩れ守りが疎かになるからだ。
といっても、自分がグロスの攻撃を受けて昏倒しては意味がないのだから、まずはグロスの攻撃を確実に避けようとする。武器や盾で防いでも無駄なので、必然的に回避一択だ。
その後で、ゼキメルスに生じる隙をついて、すかさず反撃しようとする。
つまり、グロスによる真上からの全力攻撃を意識した敵は、回避と即座の反撃という2つの動作を、ほぼ確実に行うのである。しかも、多くの場合その2つに意識を集中させる。
雷刃剣グロスは危険だから確実に避けねばならないし、反撃の好機を逃したくないとも考えるからだ。
しかし、実際には、ゼキメルスは魔剣グロスに限らず、手に持つ物なら何にでも雷撃を付与する事が出来る。しかも、武器や防具越しに雷撃を加える事も自由に決められる。
つまり、グロスの攻撃に意識を集中させて回避と反撃をしようとしている敵を、左手に持った武器で攻撃して、雷撃を食らわせる事ができるのだ。
これが、ゼキメルスが用意している罠だった。
敵に想定と異なる行動をとられたなら罠にはめることは出来ないが、今のエイクはゼキメルスの思惑通りに動いているように見える。
だからこそゼキメルスは、エイクが罠にはまっていると認識していた。
(グロスを避けて、反撃しようとしているところに、こっちで雷撃をお見舞いしてやる)
ゼキメルスは左手に隠し持った細い鎖を意識しながらそう考えていた。
その鎖を本命の武器として使うつもりだ。
その上更に、今回は魔法のローブによって姿を消した腹心の部下ザーヒルを、エイクの右斜め後ろに忍ばせている。
ザーヒルもまた、ゼキメルスがグロスを振り下ろした直後にエイクを攻撃する段取りだった。
やはり、エイクが回避と反撃に意識を集中させているところを奇襲するのである。強敵と認めた者に対して行う、念のための策だ。
これらの罠を用意したゼキメルスは、勝利に自信を持っていた。
ゼキメルスは、魔剣グロスを真上に構えたまま、徐々に距離を詰める。
エイクは動かない。
両者が、剣の間合いに入った。
その瞬間、ゼキメルスがグロスを振り下ろす。
エイクは真後ろに身を退いて避ける。
ほぼ同時に、ゼキメルスは鎖で攻撃する為に左腕を下向きに振りかぶった。
姿を消していたザーヒルも、己の真横に動いてきたエイクに向かって短剣を突き出す。その行為によって魔道具の効果が切れ、姿が明らかになった。
必勝の罠が発動した。
だが、その時既に、エイクもまた次の行動をとっていた。
エイクの右手はクレイモアから離れ、右腰のスティレットを鞘から引き抜きざまに投擲している。
スティレットは、振りかぶった事により顕になったゼキメルスの左腕の付根に突き刺さった。そして魔道具の効果によって直ぐにエイクの手に戻る。
エイクは、そのスティレットが雷や熱を帯びていない事を確認し、手早く左腰の鞘に戻す。
同時に、姿を消していたザーヒルからの攻撃も軽く身体をひねって容易くかわした。
既に存在を感知していたエイクにとって、ザーヒルの攻撃はもはや奇襲になっていない。
「ぐッ!」
一連の攻防の直後、ゼキメルスが苦痛の声を漏らす。
付けね部分に大きな傷を負い、もはや左腕はまともに動かせない。左手での攻撃はできなくなった。想定外の事態だ。
だが、ゼキメルスは無策に動きを止めずに、左足で大きく踏み出して距離を詰め、右手のグロスを振り上げてエイクを攻撃した。
ザーヒルも、驚愕しつつも攻撃を繰り返す。
しかし、それもエイクにとっては想定内の動きだ。軽く身を退いていずれの攻撃も避ける。
そして、反撃。
狙いは踏み出されたゼキメルスの左足、その脛だ。
両手でクレイモアを握り、身を屈め全力で切りつける。偽りなしの全力の一撃だった。
狙いは過たず、クレイモアはゼキメルスの左脛を捉え、これを切断する。
「がぁ!」
ゼキメルスが堪らず声を上げた。そして、なす術もなくその場に倒れ伏す。
ゼキメルスは驚愕した。エイクが放った攻撃は、その鋭さも力強さも、今まで見せていたものを遥かに超えていた。
エイクは、姿を消していた傭兵――ザーヒル――に標的を移す。
ザーヒルの攻撃を避けつつ、クレイモアを切り上げる。これも全力の攻撃だ。ザーヒルの技量では、とても避ける事は出来ない。
防御に乏しいソフトレザーアーマーと身隠しのローブしか身につけていなかったザーヒルは、ひとたまりもなかった。
深い傷を負い、そのまま仰向けに倒れる。かろうじて息はあったが、もはや立ち上がる事は不可能だ。
その間に、ゼキメルスはどうにか身を起こし、右足で片膝立ちの姿勢をとった。そして、右手のグロスを振るってエイクを攻撃する。
だが、そんな苦し紛れの攻撃をかわす程度は造作もない。むしろその攻撃は、大きな隙を作るものだった。
エイクは、また渾身の力を込めてクレイモアを振り下ろす。そして、ゼキメルスの右腕が切断された。
「ッ!」
かろうじて叫ぶのを堪えたゼキメルスだったが、もはや抵抗の術を持ってはいないように見える。
どうにか片膝立ちの体勢を保っていたが、左足を脛で切断されて立ち上がれない。右腕も切り落とされ、左腕も重傷を負ってまともに動かせない。
そして、首筋にエイクのクレイモアが突きつけられた。勝負はついたといえる状況だ。
ゼキメルスは強い憎しみを込めた目でエイクを睨みつける。それしか出来なかった。
何か不審な動きをすれば切り捨てられることが分かったからだ。
(くそッ! 何なんだ、こいつのこの強さは、さっき迄は、全力を出していなかったとでもいうのか? 何十もの矢に撃たれながら実力を隠していた? 正気の沙汰じゃあないぞ。
だいたい、これだけ強いなら、素性を明かして堂々と名乗ってこい! そうすれば、こっちはさっさと逃げたんだ)
ゼキメルスは、思わずそんな情けないことを考える。
ゼキメルスも長年戦場に身を置いていた男だ。自分よりも遥かに強い者も世の中に居る事を知っている。特に、一国でも1・2を争うほどの強者ともなれば、1人で自分達を壊滅させてしまうこともあり得る事を。
そして、今まではそんな者と相対したなら、真面に戦わずに逃げるという、戦いを生業とする者として至極真っ当な行動をとって来た。
例えば、5年前の戦で、エイクの父ガイゼイクから逃げた時のように。
しかし、そんな飛び切りの強者が、こんな辺境の戦いに介入してくるとは思っていなかった。それも、実力を隠して強さを偽って戦うなどとは考慮の外だったのだ。
そのおかげで、このような状況に陥ってしまったゼキメルスだったが、それでもまだ絶望はしていない。
まだ打つ手がある。彼は、左手が多少は動かせる事を確認していた。
(どういうつもりか知れねぇが、一息に殺されなかったおかげでまだやり様はある。
隙さえあれば……)
と、そう思いながらエイクを睨みつける。
エイクが即座にゼキメルスを殺さなかったのは、ゼキメルスが持つ特殊能力の秘密を知りたいと思ったからだった。戦闘に使える能力の知識は、今後の戦いの役に立つ。どうにかそれを聞き出したい。
しかし、エイクは警戒を解いてもいなかった。
ゼキメルスが、まだ何か特殊な能力や魔道具などを、隠していると考えていたからだ。
(ここまでは、上手くいった。
ゼキメルスの強さは想定どおり、いや、思っていたよりも少し弱いほどだ。そして、俺の強さを誤解して一騎打ちに乗って来た、強さを誤魔化していた甲斐があった。攻撃方法も、だいたい事前に調べていたとおりだ。
だがこれだけのはずがない。
こいつは、自分の能力を敵に隠していた。そういう発想があるなら、味方にすら隠している完全に秘密の能力も持っているはずだ。俺がそうであるように。
出来れば、それについても知っておきたい。一応降伏を促してみるか?)
そう思いつつも、エイクはゼキメルスに別の事を告げた。
「貴様、自分の事を“最強”とか言っていたな。その言葉を随分と軽く使ってくれるものだ。貴様は、それほど強くないぞ」
事実、実際に刃を交えたゼキメルスは、エイクが想定していたよりも弱かった。そんな者が“最強”などと言った事にエイクは強い怒りを覚えた。
エイクにとって“最強”とは己が目指す特別なものだったからだ。
その為、ついこんな発言をしてしまったのである。若さ故の行いだったといえるだろう。
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