異世界を救おう!

まほぴん

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転生

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俺の名前はマコト。俺は自分の家でテレビを見ながら眠りについたはずだった。


しかし、目が覚めると俺は見を覚えのないベットに横たわっていた。木造のベッドに家。窓から外を見ると、質素な畑とかかしがあった。


ここはどこだ……?


そんなことを考えていると、部屋の外から足音が聞こえきた。


「ライト!いつまで寝ているの!早く起きなさい!」


そう叫びながら1人の女性が部屋の中に入ってきた。

ライト…?誰のことだ?

「聞いているのライト!今日は騎士団試験の日でしょ!そろそろ行く準備をしなさい!」

どうやらライトとは俺のことのようだ。一体何がどうなっているのか?おそらくライトの母親であろう若い女性に声をかける。

「か、母さん。騎士団試験って?」

「何が母さんよ!!まだ寝ぼけてるの!お姉ちゃんを馬鹿にしてるの!?」

どうやらこの女性は姉さんであったらしい。頭を叩かれたところで、再び聞いてみる。

「ご、ごめん姉さん。騎士団試験って何のこと?」

恐る恐る聞く。

「はあ?何言ってんのあんた?大丈夫なの?城で行われる騎士団試験を今日受けるって張り切ってたじゃない。」


どうやら騎士団試験とやらを受けなければならないらしい。

「ほら!さっさと準備しなさい!遅れるわよ!」

それだけ言うと姉さんは部屋を出ていった。


一体どういうことなんだ…?俺はこのライトとやらに転生してしまったのか?いったいなぜ…。


しばらく物思いにふけていたが、このまま考えていても仕方がない。

「とりあえず今は騎士団試験のための準備とやらをするか…。」


部屋の中を見渡すと、壁に剣と荷物が立て掛けてあった。どうやらライトはすでに準備を終えていたらしい。

荷物に近づくと、ふとある物が目に入った。


それは荷物の前に広げられていた本である。


「なんだこれは?」


広げられたページにはモノクロの絵が描かれていた。1匹の龍と1人の男が向き合っている絵だった。

この絵に不思議と心が惹きつけられて、目が離せなくなった。高揚感なのか、親近感なのか、とにかく不思議な感情を抱いていた。


それにここに描かれている人、何か他人には思えないような…




「ジャック!いつまで準備しているの!はやく来なさい!」



姉さんの叫び声ではっと我に返った。俺はその本も荷物の中へと詰め込み、ようやく部屋の外へと向かっていった。
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