異世界を救おう!

まほぴん

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馬車の中での出会い

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外に出るとそこは自然に囲まれたとても地球では見られない景色が広がっていた。

そして俺を待っているであろう馬車が止まっている。俺はその馬車に乗り込んだ。そこには何人かのおそらく騎士団試験を受けるだろう人間達が座っていた。

「それでは出発ーー!」


馬車を操っている人がそういうと馬車は動き始めた。


「ライトーー!がんばるんだよ!」


家の前でそう叫んでいる姉さんらしい人に手を振りながら城へと向かっていった。




ふう…。いろいろと状況はつかめないが、どうやら俺はこの世界に転生してしまい、騎士団試験を受けなければならないらしい…。やるしかないか…。


そう悩んでいると隣に同じくらいの年齢の女の子が座っていたので声をかけてみた。


「なあ。君も騎士団試験を受けに行くのかい?」


そう声をかけて振り向いた女の子は金髪のツインテールをしていて青い瞳がキラキラと光る目立ちが整った顔立ちをしていた。


綺麗だな…。


そんなことを思っていると、その女の子は無表情でこう言い放った。


「気安く話しかけるな。」


………。なんだとぉぉぉ!?


カチンときて文句の一つでも言おうと思ったが、周りの人の視線を感じてなんとかとどまった。


こんな感じの悪い女もいるのかよ…。絶対こいつには負けねえ!


そう意気込みながら城へと馬車はゆっくりと向かっていった。



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