迷界のアマリリス

wadaken1

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おまけ 或いは蛇足

カットシーン④

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 ■3■

「起きて、歩。ねぇ、起きてよ。起きてったら――」
 誰かが俺の名前を呼びながら、ユサユサと身体を揺さぶってくる。
 うるせぇなぁ。放っておいてくれよ……!
 不機嫌に顔をしかめながら、俺は寝返りをうった。
 起きたって、俺を待っているのはどうせろくなことじゃない。
 この世は訳の分からない、理不尽なことばかりだ。
 俺が高校に通っている時もそうだった。
 髪に赤味がかかっているのは生まれつきだと説明したら、「黒く染めて来い」と強要して
くる教師。口下手で、一人でいるのが好きなだけなのに、まるで俺が危険人物であるかのように噂し、敬遠する同級生達。降りかかかる火の粉を払っていたら、いつの間にか俺を共通の敵として認識していた、近隣の不良ども。それに事情を聞こうともせず、ただ、トラブルを起こすな、と叱り付けるだけの俺の両親……。
 お前らは皆、糞ッ垂れだ。
 瞼の裏に浮かんだ連中の顔に向かって、俺はそう毒づいていた。
 偏見や狭量さ、負け犬同士の糞くだらない連帯感、自分が理解できない物は遠ざけるし
かない臆病さ、独善性。
 そういった、自分の中の醜く卑しいものを露出させ、プンプン厭な臭いがしているとい
うのに、あいつらはそれを恥ずかしいとも思わない。いや、気がついてもいないのだ。
 だけど……
 と、沸騰しかけた俺の思考回路に水から俺は冷水をかける。
 向き合うこともせず、こうやってグツグツ自分を煮やしている俺自身、連中とそう変わ
らないのかもしれない。
 鳩尾の辺りに黒い水のような嫌悪感が湧き、俺は不快さにまた舌打ちする。
 と、その時、右の耳たぶをほっそりした指がそっとつまんだ。
 そして――
「こらっ、六道歩ッ! いい加減に起きなさい!」
「わあっ!」
 甲高く大きな声に鼓膜を破られそうになり、悲鳴をあげて俺は飛び起きていた。
 そして――
「もー、いくら揺すっても起きないんだから……」
「あ、あれ? ……アマリリス?」
 目の前で腕組みし呆れたように見つめてくる、金髪の少女の名を俺は口にしていた。
 そして、自分が青いビニール・シートを被せられた、長いソファーの上に寝かされていたことに気がつく。
「お前……アマリリス、無事だったのか?」
 慌てて立ち上がりながら俺はアマリリスに尋ねていた。
「どこか、怪我とかしていないのかよ?」
「当たり前じゃん♪」
 俺の心配を打ち消してくれるかのように、アマリリスはニコッと微笑む。
 そして、右手でVサインを作りながら言った。
「あたしの書いた地図は完璧だもん。怪我なんかするわけない」
 得意げに胸を張る彼女に、ああ、そうか、そりゃ、そうだよな、と適当に相槌を打ちな
がら俺は周囲の様子に目を配った。
 ここは、異形と化した建物の最下層なのだろうか?
 赤い絨毯が敷き詰められ、天井から吊るされた豪奢なシャンデリアの淡い光に照らされ
たその広い空間はホテルのロビーのようだった。
 しかし、利用客が憩うためのソファーやテーブルは青いビニール・シートに覆われ、壁際には様々な調度品――高給そうなピアノ、後ろ足で立ち上がった熊の剥製、飾り用の鎧兜、酒類を保管していると思しきキャビネットなどがズラッと並べられていた。
 開業前のホテルってこんな感じなのだろうか?
 それとも逆に、廃棄したホテルなのかも……。
「ねぇ、もう行こうよ」
 ボンヤリとそれらを眺めていた俺の腕をアマリリスが取った。
「ここまで来たんだから、目的の場所はすぐそこだよ? だから頑張ろう、ね?」
 まるで小さな子供に言い聞かせるような優しい物言い。
 これじゃあ、立場があべこべだな。
「分かった。急ごう」
 苦笑しながら頷き、俺は尋ねた。
「それで、次はどう行けばいいんだ?」
「あれ……」
 少し険しくなった表情でアマリリスが指差したのは、フロントの横にあるエレベーターの入り口だった。
「今度はね、あそこから上にあがるの」
 なんと、まあ。俺は溜息を禁じえなかった。
 死ぬような想いでどうにか最下層まで来たと思ったら、今度は上にあがらなきゃいけな
いのか……。
「だって、そうしないと――」
 よほど、俺はウンザリした顔をしていたらしい。
 長い睫毛を悲しげに伏せて、アマリリスが続けた。
「チーク・ホロウ達を動かしている装置のある場所までいけないんだもん。……でも、安
心して? デュカリケスの印形がある屋上はそこからすぐだから」
「それ、本当なのかよ?」
「多分……」
 そこは即答して欲しいところだったが……
 自分が先程から文句ばかりつけていることに気がつき、「じゃあ、行こうか」と俺はアマリリスに先んじて歩き始めた。
 あ、うん、と頷いてアマリリスが後に続いた。
 実感は薄かったが、俺は昨日からずっと彼女に助けられているのだ。
 また何か、怪物が襲ってきたら、今度は俺が彼女を守ってやらなければ……!
 逆に言えば、この異常な世界において俺ができそうなことはそれぐらいしかない。
 身を寄せ合ったまま、俺とアマリリスはフロントをすり抜け、エレベーターの前まで辿り着いた。
 躊躇うことなく、アマリリスが呼び出しのボタンを押す。
 階数を示す電光掲示板は壊れてしまっているらしく、そこには呪文のような奇怪な図形が点滅しているだけだった。
 エレベーターが到着するのを所作無げに待ちながら、チラッと俺はアマリリスの横顔を見る。
 それに気がついたアマリリスが不思議そうな視線を返す。
 無邪気な仔犬を思わせる彼女の青い瞳はどこまでも澄んでいた。
 何となく気恥ずかしくなって、俺が視線を反らした時だった。
「……ッ?」
 はっと息を飲み、アマリリスが背後を振り返る。
 突然のことに戸惑いながら俺も彼女の視線を追った。
 しかし、特に何か変わったことが起きた様子はない。
 薄明かりに照らし出された、がらんとしたホテルのロビーが広がっているだけだ。
「おい、どうしたんだよ?」
「この感じ。――あいつだ」
 俺の問いには答えず、呻くような低い声でアマリリスが呟く。
「最近、姿を見せないと思っていたらこんなタイミングで現れるなんて」
「は? あいつって……」
 最後まで俺は言葉を続けられなかった。
 先程見た、壁際にゴチャゴチャと並べられていた数多くの調度品。
 そのうちの一つ――アンティークショップに並んでいそうな、赤茶けた振り子時計がスクッと立ち上がったのだ。人間がそうするように、片膝を立ててスクッと。
 こんな状況でなければ、俺は笑い出していたかもしれない。
 振り子時計を頭にスッポリ被るなんて、まるでお笑い番組の罰ゲームじゃないか。
 しかし、笑いなど少しも込み上げてはかなかった。
 当たり前だ。
 そいつは怪物なのだ。
 振り子時計の形をした頭を持ち、厳しく重々しい、血膿にまみれた板金鎧を着込んだ、見上げるような巨漢の怪物。
 ガシャン、と鋼が軋む音を立てて、振り子時計の頭を持つ男――男だろう、多分――が俺達に向かって歩き始める。
 その途中、男は床に落ちていた調度品の中から、黒く腐食した鳥籠を拾い上げた。それと同時に、そいつの顔に当たる部分、文字盤の針が忙しなく動き始める。
 チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク……
 秒針の切り刻むような音を立てて、男が迫ってくる。
 心臓を鷲掴みにされたような圧迫感が俺を捉え、喉の奥から掠れたうめき声が漏れた。
 こいつは他の怪物どもとは格が違う……!
 直感的に俺はそう悟っていた。
 姿は滑稽でアンバランスながらも、一歩一歩、重々しい足音を立てながら進む様はある種の威厳を感じさせる。
 こいつはこの歪な世界の王様なのかも知れない。
 そう、怪物どもの王様だ。
「マッドクロック……!」
 微塵も臆することなく、アマリリスが迫り来る怪物の名を呟く。
「汚いヤツ! しばらく姿を見せないと思ったら、私の跡を追けていたのね!」
 彼女の青い瞳には恐怖ではなく、怒りが宿っていた。
 よく分からないが、アマリリスは激昂していた。
 彼女はあの怪物と遭遇するのは初めてではないらしい。
 と、その時だった。
 チンッ、と音を立ててエレベーターが到着する。
「よ、よし。来たッ!」
 ゆっくりと左右に開かれる扉を見て、俺は叫んだ。
 正に天の救いだ。
 しかし――
「早く逃げよう、アマリリス!」
「いやっ!」
 腕を取ろうとした俺の手を険しい顔のアマリリスが払いのける。
「悪いけど、歩、先に行ってて!」
「エッ?」
 いきなり何を言い出すのか。
 拒絶の理由が分からず俺は面食らう。
「アマリリス? お前、何、言ってんの……?」
 早くしないと捕まってしまうじゃねえか!
 しかし、仁王立ちになり、両の拳を強く握り締めているアマリリスには俺の声が届いていない様子だった。
 と――
「こら、マッドクロック!」
 口元に両手を添え、その小柄な身体からは想像もできないほど大きな声でアマリリスが叫んだ。
「さっさとこっちに来なさい! あんたなんか、ボッコボコにしてやるんだから!」
「や、やめろ、馬鹿!」
 蒼白になって俺はアマリリスの口を塞ごうとした。
「何考えてんだ、お前!」
 アマリリスの挑発に腹を立てたのか、怪物の足取りが速くなった。
 ガシャンガシャン、チクタクチクタクと気の狂ったような騒音を立てながら、俺たちとの距離をますます縮めてくる。
「――――っ!!」
 サーっト音を立てて、血の気が引くのを感じた。
 グズグズしている場合ではない。アマリリスのか細い腰に腕を回し、ヒョイと抱きかかえた。
「ちょっ、歩!? 何するの!? 離してよ!」
 抗議の声をあげるアマリリスを無視して、俺はエレベーターの中に転がり込んだ。
 鳥籠を片手に下げた、振り子時計の頭の怪物――マッドクロックが呪いをかけるかのように、俺達に向かってもう片方の手を伸ばし、人差し指を突きつける。
 それは死の宣告か、他の何かを警告しているのか……。
 ともかく、エレベーターの扉が閉ざされたのは、それとほぼ同時だった。大きく箱が揺れ、ウィンチが巻き上げられる音が聞こえて、上昇が始まる。
「くそったれ!」
 床に倒れたまま俺はゼェゼェと息を整え、悪態をついていた。
「……次から次へと出てきやがって。ふざけるのも大概にしろ!」
 ヒュン、ヒュンと風を切る音を立てて、エレベーターの上昇速度が上がって行く。
 ぐぐぐっ、と重圧がかかり、俺とアマリリスの身体が押さえつけられる。
 アマリリスの口が悲鳴の形に歪むのが見えた。
 彼女の頭を抱き締め、歯を食いしばって俺は苦痛に耐える。
 まさか、このまま俺達ペシャンコにされるんじゃないだろうな……!
 そんな不安が俺の胸中に頭を持ち上げてきた時、不意にガクンと大きく揺れてエレベーターが止まった。呻き声をあげ、顔をしかめながら俺は身を起こした。
「……着いたのか?」
 俺の呟きを肯定するかのように、プシュッ、という音を立てて扉が開いた。それと同時にジメジメと湿った空気が箱の中に入り込み、頬を撫で回した。


「なぁ、アマリリス――」
 エレベーターを降りながら、苦い声で俺は言った。
「さっきのアレ。……一体、どういうつもりだったんだよ?」
「アレ? アレって何?」
 不思議そうな顔で振り返り、小首を傾げるアマリリス。
 悪びれる様子もない、その態度に俺の片頬が微かにひきつる。
 こつは、とんだオトボケ娘だな。
「あのマッドクロックとかいう化け物をわざと怒らせただろうが」
 クドクドした口調で俺は言った。まるで頭の悪い生徒を叱る教師になったような気分だ。
 こんなのは柄じゃないと自分でも思うが、この場合、仕方あるまい。
「ボッコボコにしてやるとか言ってたけど、まさか、本気だったんじゃねえよな?」
「えーっと……」
 ぎこちなく俺から顔をそむけ、アマリリスが視線を泳がせる。
「そ、そんなことお転婆さんなこと、あたし言ったっけ……?」
 全然、覚えてないなぁ、と微かに冷や汗を額に滲ませている。
 オイオイ、本気だったのかよ……!
 俺は怪我人で、アマリリスは非力な女の子だ。
 ムカつく話だが、こんな二人でマッドクロックやら怪物の群れやらとやりあえるわけがない。冷静になればアマリリスも十分分かっているだろうが、逃げるだけで精一杯だ。
 そして、勝てない喧嘩は極力避けるに限る。でないと馬鹿を見ることになる。他人の揉め事に首を突っ込み、結果、高校を退学することになった俺みたいに……。
「――過ぎたことなんだから、もう、いいじゃん」
 俺の説教クドクド攻撃に耐えかねたのか、アマリリスが低く不貞腐れた声で言った。
「こうやって頭を下げて謝ってるんだから」
「いつ、謝ったんだよ……」
 プリプリしながら先を歩いてゆくアマリリスの背中を見送り、俺は溜息をついた。
 やはり、人の気配など欠片もない廃墟と思しき、荒れ果てた高層マンション――コの字に折れ曲がった長い廊下の端に俺とアマリリスはいた。
 マンションの外側に備えられたその廊下には、膿んだような赤紫色の雲に覆われた空からバラバラと降りそそぐ雨に晒され、ビショビショに濡れていた。
 赤錆にまみれた手すりの向こうは灰色がかった濃い霧に覆われており、あるはずの中庭が全く見えず、俺は自分達が何階にいるのか、よく分からなかった。先程、エレベーターに乗っていた感触だと、ゆうに百階は超えていると思ったのだが。
 各部屋のドアには腐りかけた木の板が乱雑に打ち付けられ、窓には内側から段ボールが当てられていた。
 それらの前を何度か通り抜けた時だった。
「あっ」
 片手を口元に当てて、アマリリスが立ち止まった。
 その視線の先にあったドアには木の板ではなく、張り紙がベッタリと張られていた。
 それは俺が昨日の地下街や数時間前、教務主任の首つり死体の姿をした怪物の背中に貼り付けられていた物とは違う。俺が見つけた張り紙が読む者を幻惑させるような短い一文であるにたいして、こちらは平凡ではあるが、煮えたぎるような悪意が宿っていた。

  マンションのみなさん、この家の人間は借りた金も返さないクズ人間たちです。
  ここの家の人間は、最低限のルールも守れない、最低の蛆虫たちです。
  ここの家の人間は、人から金を掠め取る、泥棒たちです。
  ここの家の人間は、人の良さそうな顔で嘘をつく、ペテン師たちです。
  ここの家の人間は、耳の穴から腐った脳みその嫌な匂いをプンプン漂わせています。
  ここの家の人間は――――

 その張り紙には、部屋の持ち主だったであろう、家族の見るに耐えない罵詈雑言が延々と書かれていた。
 闇金をテーマにしたドラマなんかで、性質の悪いヤクザ達が借金で首が回らなくなった焦げ付きの人を追い込んでゆくシーンは良くあるが、目の前のこれはその第一段階だ。
 世間一般に言う、『執拗な嫌がらせ』ってヤツだ。
 見ているだけで胸糞が悪くなるのを感じ、俺はアマリリスを振り返った。
「……ここ、なのか?」
「うん、ここ。――1008号室」
 自分で書いた地図とその部屋の番号を確認し、アマリリスが頷く。
「この部屋にあいつら――チーク・ホロウを動かしている装置があるはずよ」
「それを停止させたら、俺達は晴れて屋上に行けるってわけだ」
 頷きながら、俺はドアノブに手を触れた。がさついた赤錆の感触。その不快さを無視して俺はドアノブを回す。
 予想に反して、ドアは簡単に開いた。雨戸がおろされているのか、明かり一つない部屋の奥から饐えたような悪臭がぷんっと臭ってきた。
 鉄に糞尿を混ぜたような臭い。
 それは腐り果てた血の臭いだった。
 ぐっと俺は奥歯を噛み締める。
 そうしていなければ吐いてしまいそうだった。
「気をつけてね、歩……」
 悪臭に耐えながら、俺の横に立ったアマリリスが低い声で言う。
 無言で頷き、真っ暗な玄関に俺は靴を履いたまま上がった。
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