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赤い過去
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夕方。西陽が窓から差し込み、まぶしくて目を開けた。僕は罵維菌族に指定した応接室跡でうたた寝してしまっていた。どうもさっきの戦いの疲れが残っているのか、気分が悪い。
銃を向けるだけで戦意を無くす奴や、逃走する奴が大半なのにあいつら逃げるどころか攻撃をどんどん仕掛けてきた。正気の沙汰じゃない。
仲間がやられて? 頭を馬鹿にされて? それでなぜ撃ち殺されるかもしれないのに向かって来れるんだ。僕には分からない。……が、僕は確実に動揺した。お陰で背中なんか斬りつけられる始末。
まぁ結局3人とも殺せたんだし、いいだろう。あの世でも仲良くしていればいいんだ。
ーーあいつら仲良かったんだろうな。
「なんか調子狂う……。」
ドアの向こうから廊下を走る音が聞こえてきた。恐らく伝言をなんとか聞いて頭がやって来たんだろう。
ドンドンドン!! 強くドアを叩く音が応接室の中に響き渡る。
「来ましたね。」
銃を向けるだけで戦意を無くす奴や、逃走する奴が大半なのにあいつら逃げるどころか攻撃をどんどん仕掛けてきた。正気の沙汰じゃない。
仲間がやられて? 頭を馬鹿にされて? それでなぜ撃ち殺されるかもしれないのに向かって来れるんだ。僕には分からない。……が、僕は確実に動揺した。お陰で背中なんか斬りつけられる始末。
まぁ結局3人とも殺せたんだし、いいだろう。あの世でも仲良くしていればいいんだ。
ーーあいつら仲良かったんだろうな。
「なんか調子狂う……。」
ドアの向こうから廊下を走る音が聞こえてきた。恐らく伝言をなんとか聞いて頭がやって来たんだろう。
ドンドンドン!! 強くドアを叩く音が応接室の中に響き渡る。
「来ましたね。」
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