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第3章
センパイの理想のひと(3)
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「なにこれーっ、うまそう! 食っていい?」
「どうぞっす。これは本日のオススメ、鮮魚の造りっす」
男性の案内で広間の一番奥の席に座ると、ナナシはさっそくオススメ料理を口に運び、うまい、と唸った。その間にも次から次へと料理は運び込まれ、大きなテーブルの上は、瞬く間にご馳走でいっぱいになる。
「あの……今日ってなにかのお祝いの日なんですか? こんな豪華なお料理……」
誕生日会? いや、それどころか、豪勢なること高級ホテルビュッフェのごとし。
厚く切って焼かれた肉、濁りなく黄金色に輝くスープ、色とりどりの野菜を惜しみなく使ったサラダ、花のかたちに飾り切りされた果実、揚げ物にとろみのあるソースをかけたもの、具だくさんの麺類等々。どれもプロの料理人が作ったような、目にも鮮やかな品々だ。
「なっはっは! 別に、お祝いじゃあないっすよ。客人は最大限にもてなすのが、我が一家の掟なんす。だから遠慮なく、じゃんじゃん飲んで食ってくれっす!」
男性が胸を反らせて答えると、肉料理に手を伸ばしながら、ナナシが目を見開いた。
「あれっ? その声さあ……もしかして、おれをここまで運んでくれたひと?」
「そうっす。ちなみに名前はカンジっす」
「おれ、ナナシ!」
「あ……あたしはマトリ・シュマイルズです」
突如はじまった自己紹介合戦に、クール男子も参戦してくる。
「……おれはシロクだ」
彼は頭巾を外すと、テーブルを挟んであたしの向かいの席に着いた。
カンジさんもシロクさんの隣に座り、それに倣うように、ほかの一家のみなさんも順々に席に着きはじめる。
にしても、シロクさんてば改めて見ても凛々しいなあ。
今さらだけど……彼って王子様候補にぴったりじゃない?
正義感と行動力を持ち、冷静な性格。整った顔立ち、襟足長めの黒髪、背も高くて……――って、それアニイセンパイのタイプど真ん中ぁっ?!
ウ、ウソみたい。あたし的王子様候補のスカウト基準に匹敵するほど条件が厳しいアニイセンパイ好みの男性が、まさかほんとに見つかるなんて……!
……や、まてよ。たしかセンパイの提示した条件はもうひとつ……。
あたしはテーブルの下を覗き込んだ。覗いた先から、シロクさんの声がする。
「……どうした。なにか落としたのか?」
「い、いえ。大丈夫です」
どうにか透視できないかと思って、あなたの腹筋あたりをじっと見てみただけですから。
しかし残念ながら、千里眼は開眼しない。うーん、どうしよう。仮にもあたしは乙女。あなたの腹筋見せてください、なんて変態的なおねだりできないし。
もうここは想像力で補うしかないか。思い起こせば、あたしはさっきまで、このひとに抱かれて……いや、その言い方はちょっと人聞きが悪い。もとい、抱きかかえられてた。あのときの力強い腕、引き締まった筋肉の感触。それから推測すると、腹筋は……割れてると見た!
……ってことでいいですかね? アニイセンパイ。
「なぁなぁシロク、これなに? 頭になにつけてんの?」
顔を上げると、いつの間にかナナシがシロクさんの背後に立っている。
ナナシはシロクさんの頭から生えた、ふたつの黒いなにかを掴んでいた。あたしも少し前のめりになり、よくよく見てみる。それはつやつや毛並みで三角の……獣耳だった。
「……耳だ」
思った通り、シロクさんが答える。
「えーっ、みみぃ? みみって、この耳?」
ナナシは確認するように、自分の顔の横にある両耳を引っ張ってみせる。
「……ああ。我々獣人は、頭の上に獣の耳があるんだ」
「じゅうじん? なにそれ」
「……ミグハルド王国に存在する、種族のひとつだ」
「そんざいってなに?」
「……存在、というのは……」
シロクさんは嫌な顔ひとつせず、真面目な顔で説明をはじめた。
というか、あたしも今はじめて知った。シロクさんって獣人だったんだ。お顔と腹筋に気を取られ て、思いっきり獣耳を見落としてたわ。あは。
でも言われてみれば、納得かも。獣人は他の種族より、身体能力が高いっていうもんね。
「ひゃはははっ! なにこれーっ! おもしれーっ」
ナナシはシロクさんの獣耳を手で押さえ付けて寝かせたあと、パッと手を離し、ぴょん、と起き上がる耳を見て、大笑いしはじめた。
何度も何度も繰り返すナナシに対し、シロクさんは相変わらず無表情で黙ったままだ。
ぴょん、と立つ獣耳の可愛らしさと、彼の真面目な顔がミスマッチで、あたしまで吹き出しそうになる。
「ちょ、ちょっとナナシ! ダメよ、ひとの身体で遊んじゃっ……」
建前とは裏腹に、疼きはじめるあたしの手。
い、いいなあナナシ。あたしもちょっと一回、ぴょん、ってやってみたいかも……。
正面を向いていたシロクさんが、ふいに部屋の後方へと視線を移す。つられて同じ方向を見たあたしは、縮み上がった。
座っていたはずの一家のみなさんが、フォークやナイフを手に、こちらへにじり寄っている。だれもかれも、怒りを宿した表情だ。
頭巾と襟巻きを取ったみなさんの素顔は、十代から三十代くらいの血気盛んな若いひとが多い。頭には各々、違った形の獣耳があり、その毛は一様に逆立っている。
ひいぃっ、殺気! 殺気を感じるよぅっ!
「……おまえたち、なにを興奮している。常不惑、という我が一家の掟を忘れたか」
シロクさんの言葉を受け、一番前にいた小柄な少年が口を開いた。
「わっ、忘れてません。でも……でも、いくらなんでもナナシさんは失礼すぎます! 家長の獣耳なんて、オレでも触ったことないのにっ……」
まわりのみなさんが、一斉に頷く。
あたしは声をひそめてカンジさんに尋ねた。
「か、家長? シロクさん、一家の家長なんですか?」
「そうっす。ちなみに四代目っす」
「えっ、ちなみにちなみに、四代目はおいくつで?」
「ちなみにちなみにちなみに、二十一歳っす」
そうだったんだ。若いのに一家を束ねているなんて、すごいなあ。
「……シラベ、口を慎め。ナナシからは、悪意など感じない。怒るほどのことではないだろう。全員席に戻れ」
さすがは家長。シロクさんの一言で、一家のみなさんは速やかに席に戻った。シラベ、と呼ばれた小柄な少年は、「すみません」とつぶやき、しゅんとしている。
「ねぇ、つねふわく、ってなに?」
にこにこ顔のナナシが、シロクさんに尋ねる。ナナシはまわりの様子など気にもとめず、いまだに「寝かせて、ぴょん」をお楽しみ中だ。
「……常不惑、とは……簡単に言えば、何があっても慌てないという意味だ」
「ふーん、はじめて知った」
なおも家長の耳を弄び続けるナナシを、いい加減見兼ねたのだろうか。カンジさんが頭に巻いたタオルを外して、自分の獣耳を差し出した。
「まったく、ナナシはしょうがないっすなぁ。そんなに獣の耳が触りたいなら、おれのを貸してやるっすよ。ほら、こっちに来るっす」
カンジさんの獣耳は、ふわふわの白い毛が生えた、縦に長い耳だ。ラ、ラブリーッ。
ナナシは新しいおもちゃを見つけた幼児のように顔全体で笑うと、カンジさんの愛らしい獣耳にじゃれついた。
はあ、よかった。丸く収まって……一時はどうなるかと思ったわ。
でも、ナナシに対して一家のみなさんが怒ったのは、シロクさんが家長として慕われてる証拠だよね。ライド流忍一家って、統率のとれた組織なんだなあ。
気が抜けたら、お腹がすいてきた。フォークを手に取り、目の前の鮮魚を刺して、それを口に運んでみる。まろやかな甘みとほのかな磯の香が広がり、なかなかの美味だ。
「……マトリ。きみたちのことを聞かせてもらえないか。見たところ、ライドの者ではないようだが」
ナナシから解放されたシロクさんは、食事には手を着けず無表情でこちらを見つめている。
あたしは触れられなかった獣耳への未練を感じつつ、フォークを置いて姿勢を正した。
「どうぞっす。これは本日のオススメ、鮮魚の造りっす」
男性の案内で広間の一番奥の席に座ると、ナナシはさっそくオススメ料理を口に運び、うまい、と唸った。その間にも次から次へと料理は運び込まれ、大きなテーブルの上は、瞬く間にご馳走でいっぱいになる。
「あの……今日ってなにかのお祝いの日なんですか? こんな豪華なお料理……」
誕生日会? いや、それどころか、豪勢なること高級ホテルビュッフェのごとし。
厚く切って焼かれた肉、濁りなく黄金色に輝くスープ、色とりどりの野菜を惜しみなく使ったサラダ、花のかたちに飾り切りされた果実、揚げ物にとろみのあるソースをかけたもの、具だくさんの麺類等々。どれもプロの料理人が作ったような、目にも鮮やかな品々だ。
「なっはっは! 別に、お祝いじゃあないっすよ。客人は最大限にもてなすのが、我が一家の掟なんす。だから遠慮なく、じゃんじゃん飲んで食ってくれっす!」
男性が胸を反らせて答えると、肉料理に手を伸ばしながら、ナナシが目を見開いた。
「あれっ? その声さあ……もしかして、おれをここまで運んでくれたひと?」
「そうっす。ちなみに名前はカンジっす」
「おれ、ナナシ!」
「あ……あたしはマトリ・シュマイルズです」
突如はじまった自己紹介合戦に、クール男子も参戦してくる。
「……おれはシロクだ」
彼は頭巾を外すと、テーブルを挟んであたしの向かいの席に着いた。
カンジさんもシロクさんの隣に座り、それに倣うように、ほかの一家のみなさんも順々に席に着きはじめる。
にしても、シロクさんてば改めて見ても凛々しいなあ。
今さらだけど……彼って王子様候補にぴったりじゃない?
正義感と行動力を持ち、冷静な性格。整った顔立ち、襟足長めの黒髪、背も高くて……――って、それアニイセンパイのタイプど真ん中ぁっ?!
ウ、ウソみたい。あたし的王子様候補のスカウト基準に匹敵するほど条件が厳しいアニイセンパイ好みの男性が、まさかほんとに見つかるなんて……!
……や、まてよ。たしかセンパイの提示した条件はもうひとつ……。
あたしはテーブルの下を覗き込んだ。覗いた先から、シロクさんの声がする。
「……どうした。なにか落としたのか?」
「い、いえ。大丈夫です」
どうにか透視できないかと思って、あなたの腹筋あたりをじっと見てみただけですから。
しかし残念ながら、千里眼は開眼しない。うーん、どうしよう。仮にもあたしは乙女。あなたの腹筋見せてください、なんて変態的なおねだりできないし。
もうここは想像力で補うしかないか。思い起こせば、あたしはさっきまで、このひとに抱かれて……いや、その言い方はちょっと人聞きが悪い。もとい、抱きかかえられてた。あのときの力強い腕、引き締まった筋肉の感触。それから推測すると、腹筋は……割れてると見た!
……ってことでいいですかね? アニイセンパイ。
「なぁなぁシロク、これなに? 頭になにつけてんの?」
顔を上げると、いつの間にかナナシがシロクさんの背後に立っている。
ナナシはシロクさんの頭から生えた、ふたつの黒いなにかを掴んでいた。あたしも少し前のめりになり、よくよく見てみる。それはつやつや毛並みで三角の……獣耳だった。
「……耳だ」
思った通り、シロクさんが答える。
「えーっ、みみぃ? みみって、この耳?」
ナナシは確認するように、自分の顔の横にある両耳を引っ張ってみせる。
「……ああ。我々獣人は、頭の上に獣の耳があるんだ」
「じゅうじん? なにそれ」
「……ミグハルド王国に存在する、種族のひとつだ」
「そんざいってなに?」
「……存在、というのは……」
シロクさんは嫌な顔ひとつせず、真面目な顔で説明をはじめた。
というか、あたしも今はじめて知った。シロクさんって獣人だったんだ。お顔と腹筋に気を取られ て、思いっきり獣耳を見落としてたわ。あは。
でも言われてみれば、納得かも。獣人は他の種族より、身体能力が高いっていうもんね。
「ひゃはははっ! なにこれーっ! おもしれーっ」
ナナシはシロクさんの獣耳を手で押さえ付けて寝かせたあと、パッと手を離し、ぴょん、と起き上がる耳を見て、大笑いしはじめた。
何度も何度も繰り返すナナシに対し、シロクさんは相変わらず無表情で黙ったままだ。
ぴょん、と立つ獣耳の可愛らしさと、彼の真面目な顔がミスマッチで、あたしまで吹き出しそうになる。
「ちょ、ちょっとナナシ! ダメよ、ひとの身体で遊んじゃっ……」
建前とは裏腹に、疼きはじめるあたしの手。
い、いいなあナナシ。あたしもちょっと一回、ぴょん、ってやってみたいかも……。
正面を向いていたシロクさんが、ふいに部屋の後方へと視線を移す。つられて同じ方向を見たあたしは、縮み上がった。
座っていたはずの一家のみなさんが、フォークやナイフを手に、こちらへにじり寄っている。だれもかれも、怒りを宿した表情だ。
頭巾と襟巻きを取ったみなさんの素顔は、十代から三十代くらいの血気盛んな若いひとが多い。頭には各々、違った形の獣耳があり、その毛は一様に逆立っている。
ひいぃっ、殺気! 殺気を感じるよぅっ!
「……おまえたち、なにを興奮している。常不惑、という我が一家の掟を忘れたか」
シロクさんの言葉を受け、一番前にいた小柄な少年が口を開いた。
「わっ、忘れてません。でも……でも、いくらなんでもナナシさんは失礼すぎます! 家長の獣耳なんて、オレでも触ったことないのにっ……」
まわりのみなさんが、一斉に頷く。
あたしは声をひそめてカンジさんに尋ねた。
「か、家長? シロクさん、一家の家長なんですか?」
「そうっす。ちなみに四代目っす」
「えっ、ちなみにちなみに、四代目はおいくつで?」
「ちなみにちなみにちなみに、二十一歳っす」
そうだったんだ。若いのに一家を束ねているなんて、すごいなあ。
「……シラベ、口を慎め。ナナシからは、悪意など感じない。怒るほどのことではないだろう。全員席に戻れ」
さすがは家長。シロクさんの一言で、一家のみなさんは速やかに席に戻った。シラベ、と呼ばれた小柄な少年は、「すみません」とつぶやき、しゅんとしている。
「ねぇ、つねふわく、ってなに?」
にこにこ顔のナナシが、シロクさんに尋ねる。ナナシはまわりの様子など気にもとめず、いまだに「寝かせて、ぴょん」をお楽しみ中だ。
「……常不惑、とは……簡単に言えば、何があっても慌てないという意味だ」
「ふーん、はじめて知った」
なおも家長の耳を弄び続けるナナシを、いい加減見兼ねたのだろうか。カンジさんが頭に巻いたタオルを外して、自分の獣耳を差し出した。
「まったく、ナナシはしょうがないっすなぁ。そんなに獣の耳が触りたいなら、おれのを貸してやるっすよ。ほら、こっちに来るっす」
カンジさんの獣耳は、ふわふわの白い毛が生えた、縦に長い耳だ。ラ、ラブリーッ。
ナナシは新しいおもちゃを見つけた幼児のように顔全体で笑うと、カンジさんの愛らしい獣耳にじゃれついた。
はあ、よかった。丸く収まって……一時はどうなるかと思ったわ。
でも、ナナシに対して一家のみなさんが怒ったのは、シロクさんが家長として慕われてる証拠だよね。ライド流忍一家って、統率のとれた組織なんだなあ。
気が抜けたら、お腹がすいてきた。フォークを手に取り、目の前の鮮魚を刺して、それを口に運んでみる。まろやかな甘みとほのかな磯の香が広がり、なかなかの美味だ。
「……マトリ。きみたちのことを聞かせてもらえないか。見たところ、ライドの者ではないようだが」
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