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第弐拾七話
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「槿花!!!!」
おいらは勢い良く起き上がった。
「あ、起きたか?」
「へ?」
おいらは何処か知らない建物の中にいて、それでおいらのすぐ横にはやたらと体の大きな、不思議な髪色をした奴が座っていた。いや、だって赤色から橙色へ変わって行く髪なんて本当に珍しいって。
兎に角此処は何処か、目の前にいる奴は一体誰なのかとおいらは困惑していた。
「と言うかだ、お前何であんなに傷だらけだったんだよ。下手したら死んでたからな。」
そう言われておいらはさっきまでの事を思い出した。戦があった事、それで逃げてる途中で坂から転げ落ちた事、人間に見付かった事、その人間に槿花が…………………
「そうだ槿花!!!」
「あ、おい!!!」
立ち上がろうとしたけど体に上手く力が入らなかった。
おいらはその場に倒れると、そいつに持ち上げられた。
「おい大丈夫か?」
「っ!!!離せ!!!」
おいらは暴れるけど、そいつの力がやたらと強くて逃げ出す事が出来ず、結局布団の中に戻された。
「だから、お前死にかけてたんだっての!!!だから大人しくしてろ!!!」
そう怒鳴ってそいつは部屋を出て行った。
「………………は?」
勝手に連れて来て何で勝手に怒鳴ってんだよ。
おいらは自分の腹や背中の方を見た。傷が見当たらない。と言うか、そもそも服が最初に着ていた服と違う。
ゆっくりと立ち上がって、音を立てない様にそっと窓から出ようとすると、何かに弾かれて外に出られなかった。
「は?」
どうやら相当強い結界が張ってあるらしく、どれだけやっても外に出られなかった。
「んな!!!」
そうだ襖!!そう思ってすぐに部屋から出ると、すぐ外でさっきの奴が立っていた。
「あ………………」
「よぉ、だからお前は大人しく寝てろつっただろうが!!!」
怒鳴っておいらを部屋の中に放り込むと、すぐに襖が閉められた。
その後暫く同じ事を繰り返していたけど、おいらの体力がもたなくて大人しく寝ている事にした。
おいらは勢い良く起き上がった。
「あ、起きたか?」
「へ?」
おいらは何処か知らない建物の中にいて、それでおいらのすぐ横にはやたらと体の大きな、不思議な髪色をした奴が座っていた。いや、だって赤色から橙色へ変わって行く髪なんて本当に珍しいって。
兎に角此処は何処か、目の前にいる奴は一体誰なのかとおいらは困惑していた。
「と言うかだ、お前何であんなに傷だらけだったんだよ。下手したら死んでたからな。」
そう言われておいらはさっきまでの事を思い出した。戦があった事、それで逃げてる途中で坂から転げ落ちた事、人間に見付かった事、その人間に槿花が…………………
「そうだ槿花!!!」
「あ、おい!!!」
立ち上がろうとしたけど体に上手く力が入らなかった。
おいらはその場に倒れると、そいつに持ち上げられた。
「おい大丈夫か?」
「っ!!!離せ!!!」
おいらは暴れるけど、そいつの力がやたらと強くて逃げ出す事が出来ず、結局布団の中に戻された。
「だから、お前死にかけてたんだっての!!!だから大人しくしてろ!!!」
そう怒鳴ってそいつは部屋を出て行った。
「………………は?」
勝手に連れて来て何で勝手に怒鳴ってんだよ。
おいらは自分の腹や背中の方を見た。傷が見当たらない。と言うか、そもそも服が最初に着ていた服と違う。
ゆっくりと立ち上がって、音を立てない様にそっと窓から出ようとすると、何かに弾かれて外に出られなかった。
「は?」
どうやら相当強い結界が張ってあるらしく、どれだけやっても外に出られなかった。
「んな!!!」
そうだ襖!!そう思ってすぐに部屋から出ると、すぐ外でさっきの奴が立っていた。
「あ………………」
「よぉ、だからお前は大人しく寝てろつっただろうが!!!」
怒鳴っておいらを部屋の中に放り込むと、すぐに襖が閉められた。
その後暫く同じ事を繰り返していたけど、おいらの体力がもたなくて大人しく寝ている事にした。
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