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第弐拾五話
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目を覚まして、私は窓の外を見た。まだお外は真っ暗で、皆さんも寝ている様子だった。完全に目が覚めてしまった私は如何していようかな。
私はぼんやりと天井を見ながら時間が経つのを待っていた。
(暁光さん。)
やっぱり暁光さんが心配だな。
私は立ち上がって音を立てない様に部屋を出て宿の外へ出た。まだ外はくらいけれど、昨日暁光さんがいた所へ向かった。
雪がまだ残ってるから歩きづらいけど、それでも私は頑張って歩いて行った。
やっと開けた空間まで出られた時には、私は疲れて息が上がっていた。それでも私は顔を上げて辺りを見回し、暁光さんを探した。だけど見える所に暁光さんは見当たらなかった。
(やっぱり皆さんが起きるのを待った方が良かったかな。)
私は帰ろうかなと思って踵を返した、その時だった。
「こんな時間に何やってんだ?」
「!!」
背後から聞こえたその声に私は体が動かなくなってしまった。
怖い。
確かな恐怖とそして悪意。いくら私でも感じられるくらいの、そのとても強くて酷い気配。
それでも私は何とかその場から逃げようとした時、肩に手を置かれた。
「やっぱりテメェか。」
「!!!」
慌てて振り返ると首を絞められた。やっぱり其処にいたのは瑞光さんだった。
「カハッ!!」
「昨日はわざわざ見逃してやったのに、何を自分から来てんだ?」
「う、ぅ、ぎょ……………こ…………さ…………………」
「あ?」
瑞光さんは私を地面に叩き付けて来た。その時に手を離されると、私はその場で咳き込んだ。
「ゲホッゲホッ!!」
首が痛い。背中も痛い。
瑞光さんに髪の毛を引っ張られると、そのまま持ち上げられた。
「いたっ!!」
「テメェ、何馴れ馴れしく暁光の名前呼んでんだ?あぁ!!?」
やっぱりこの人凄く怖い。本当に暁光さんのお兄さん?暁光さんはこんなに怖くなんかない。とっても優しくて、とっても温かい人だもん。
瑞光さんは冷たい瞳で暫く私を見てから大きく舌打ちをした。そして右脚が大きく動いて、私に向かって来た。
(蹴られる!!)
痛みを覚悟して私は目を強く瞑った。
私はぼんやりと天井を見ながら時間が経つのを待っていた。
(暁光さん。)
やっぱり暁光さんが心配だな。
私は立ち上がって音を立てない様に部屋を出て宿の外へ出た。まだ外はくらいけれど、昨日暁光さんがいた所へ向かった。
雪がまだ残ってるから歩きづらいけど、それでも私は頑張って歩いて行った。
やっと開けた空間まで出られた時には、私は疲れて息が上がっていた。それでも私は顔を上げて辺りを見回し、暁光さんを探した。だけど見える所に暁光さんは見当たらなかった。
(やっぱり皆さんが起きるのを待った方が良かったかな。)
私は帰ろうかなと思って踵を返した、その時だった。
「こんな時間に何やってんだ?」
「!!」
背後から聞こえたその声に私は体が動かなくなってしまった。
怖い。
確かな恐怖とそして悪意。いくら私でも感じられるくらいの、そのとても強くて酷い気配。
それでも私は何とかその場から逃げようとした時、肩に手を置かれた。
「やっぱりテメェか。」
「!!!」
慌てて振り返ると首を絞められた。やっぱり其処にいたのは瑞光さんだった。
「カハッ!!」
「昨日はわざわざ見逃してやったのに、何を自分から来てんだ?」
「う、ぅ、ぎょ……………こ…………さ…………………」
「あ?」
瑞光さんは私を地面に叩き付けて来た。その時に手を離されると、私はその場で咳き込んだ。
「ゲホッゲホッ!!」
首が痛い。背中も痛い。
瑞光さんに髪の毛を引っ張られると、そのまま持ち上げられた。
「いたっ!!」
「テメェ、何馴れ馴れしく暁光の名前呼んでんだ?あぁ!!?」
やっぱりこの人凄く怖い。本当に暁光さんのお兄さん?暁光さんはこんなに怖くなんかない。とっても優しくて、とっても温かい人だもん。
瑞光さんは冷たい瞳で暫く私を見てから大きく舌打ちをした。そして右脚が大きく動いて、私に向かって来た。
(蹴られる!!)
痛みを覚悟して私は目を強く瞑った。
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