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第弐話
しおりを挟む時間の流れは何時だって早くて残酷で、だけどそれが当たり前。
春が過ぎた、夏も半ば、もうすぐ秋がやって来る。
そう、秋がやって来るんだ。
秋にはいろんな植物が育って、収穫が行われる。
そう、今年もあの日がやって来る。
年に一度のあの日が。
己等の嫌いな一日だ。
「今年はどんな子なのかなぁ……」
あーあ、憂鬱だなぁ。
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