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第弐拾話
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その日は寝床に帰ってすぐに眠って、次の日は次の日で全身痛くて起き上がれなくて、それが数日続いた。結果、普通に動けるようになるまで五日くらい掛かった。
あたいは今何時ぞや居た人間達の住む村に、母さんと恵風と一緒に来ている。と言うか、あたいも母さんも恵風に此処に連れて来られたんだ。
母さんが人間の村に行っても大丈夫なのか少し不安だったけど、どうやら先に恵風が人間達を、変な形の箱みたいなのの中に入れていたから、外には人間が殆どいなかった。殆どだから、いるっちゃいる。
「ひやはや、実にすほい面々だ。」
「はい!!まさか青龍様に森の長様、そして森神様が一堂に会す時が来るとは!!感動以外の言葉が出ません!!!」
あの爺さんと、あの相変わらず煩い奴の二人だ。
この二人に、他のと比べると少し大きな箱みたいなのの中に案内されると、無駄に広い場所に連れて来られて、あたい等は地面に座った。
(恵風、私は貴方に連れられて来たのだから、貴方が色々と話を進めなさい。)
「はいはい。えっと亥助に環ちゃん、この狼は私の友人の早瀬。早瀬、あの老人が亥助でこの村の村長、それであの子が亥助の曾孫の環ちゃん。」
(そう。)
母さん面倒くさそうだなぁ。
「お初にお目に掛かります!!手前は環、隣は手前の曾祖父の亥助にございます!!本日はご足労頂き、誠に感謝いたします!!!」
そう言って物凄い勢いで頭を下げた。案の定地面に頭をぶつけた。
んな事より、あたいは疑問で溢れ返ってるんだ。今日はそれが解決されると嬉しいんだけどな。
「それで、私も二人に呼ばれて来たからよく分からないのだけど、今日話をするのはこの五人で良いのかな。」
「いいえ!!!」
「六人だよ!!!」
煩い奴が頭を上げるのと同時に、突然上の方から声が聞こえると、あの小っこい奴が、上の板から如何やってか知らないけどぶら下がっていた。
「これは座敷童子殿!!!」
「色葉で良いってば。」
小っこい奴が地面に降りて来ると、あたいの前に歩いて来た。
「この前は色々とごめんね、まさかその人間なのに人間嫌いとは思わなくて。」
あ、こいつ気にしてたのか。
「ではお呼びした方全員揃いましたので、本題へと入らせていただきます!!!」
煩い奴がそう言うと、小っこい奴はあたいの横に座った。
「えぇでは先日のお話、覚えていらっしゃらないと思うので簡単に復習いたしますと、平穏派と愚か者派の村がある、というお話でございました!!!」
うーん、何かそんな話をしたような気がするけど、そんな簡単な話だったか?まぁあたいは元々何の話か分かってなかったから良いんだけど。
「えぇではその続きでございますが、何故炎陽様が森神様と呼ばれているのかですが!!それは………我々人間には分かりませぬ!!!」
そう言われてあたいは頭に来て立ち上がった。いろんな事が分かると思ったのに、それなのに分からないって如何言う事だよ。そんな思いを込めて睨み付けると、煩い奴はすぐに口を開いた。
「いえ申し訳ありません!!!少々言葉が足りなかった為に勘違いをさせてしまいました!!!」
そう言って凄い勢いで頭を下げて地面にぶつけて、また凄い勢いで頭を上げた。
「先程も申し上げた通り、我々人間には分かりません!!!ですので詳しいお方であり、妖怪達の代表である座敷童子殿をお呼びしたのです!!!」
そう言ってあたいの横に居る小っこい奴を指差した。
小っこい奴は体をあたいの方に向けると、真剣な顔をして話し始めた。
「貴方は人間でありながら、人間じゃないんだよ。」
あたいは今何時ぞや居た人間達の住む村に、母さんと恵風と一緒に来ている。と言うか、あたいも母さんも恵風に此処に連れて来られたんだ。
母さんが人間の村に行っても大丈夫なのか少し不安だったけど、どうやら先に恵風が人間達を、変な形の箱みたいなのの中に入れていたから、外には人間が殆どいなかった。殆どだから、いるっちゃいる。
「ひやはや、実にすほい面々だ。」
「はい!!まさか青龍様に森の長様、そして森神様が一堂に会す時が来るとは!!感動以外の言葉が出ません!!!」
あの爺さんと、あの相変わらず煩い奴の二人だ。
この二人に、他のと比べると少し大きな箱みたいなのの中に案内されると、無駄に広い場所に連れて来られて、あたい等は地面に座った。
(恵風、私は貴方に連れられて来たのだから、貴方が色々と話を進めなさい。)
「はいはい。えっと亥助に環ちゃん、この狼は私の友人の早瀬。早瀬、あの老人が亥助でこの村の村長、それであの子が亥助の曾孫の環ちゃん。」
(そう。)
母さん面倒くさそうだなぁ。
「お初にお目に掛かります!!手前は環、隣は手前の曾祖父の亥助にございます!!本日はご足労頂き、誠に感謝いたします!!!」
そう言って物凄い勢いで頭を下げた。案の定地面に頭をぶつけた。
んな事より、あたいは疑問で溢れ返ってるんだ。今日はそれが解決されると嬉しいんだけどな。
「それで、私も二人に呼ばれて来たからよく分からないのだけど、今日話をするのはこの五人で良いのかな。」
「いいえ!!!」
「六人だよ!!!」
煩い奴が頭を上げるのと同時に、突然上の方から声が聞こえると、あの小っこい奴が、上の板から如何やってか知らないけどぶら下がっていた。
「これは座敷童子殿!!!」
「色葉で良いってば。」
小っこい奴が地面に降りて来ると、あたいの前に歩いて来た。
「この前は色々とごめんね、まさかその人間なのに人間嫌いとは思わなくて。」
あ、こいつ気にしてたのか。
「ではお呼びした方全員揃いましたので、本題へと入らせていただきます!!!」
煩い奴がそう言うと、小っこい奴はあたいの横に座った。
「えぇでは先日のお話、覚えていらっしゃらないと思うので簡単に復習いたしますと、平穏派と愚か者派の村がある、というお話でございました!!!」
うーん、何かそんな話をしたような気がするけど、そんな簡単な話だったか?まぁあたいは元々何の話か分かってなかったから良いんだけど。
「えぇではその続きでございますが、何故炎陽様が森神様と呼ばれているのかですが!!それは………我々人間には分かりませぬ!!!」
そう言われてあたいは頭に来て立ち上がった。いろんな事が分かると思ったのに、それなのに分からないって如何言う事だよ。そんな思いを込めて睨み付けると、煩い奴はすぐに口を開いた。
「いえ申し訳ありません!!!少々言葉が足りなかった為に勘違いをさせてしまいました!!!」
そう言って凄い勢いで頭を下げて地面にぶつけて、また凄い勢いで頭を上げた。
「先程も申し上げた通り、我々人間には分かりません!!!ですので詳しいお方であり、妖怪達の代表である座敷童子殿をお呼びしたのです!!!」
そう言ってあたいの横に居る小っこい奴を指差した。
小っこい奴は体をあたいの方に向けると、真剣な顔をして話し始めた。
「貴方は人間でありながら、人間じゃないんだよ。」
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