【R18】セフレとバイブを挿れたまま温泉旅行に行くはなし。

すずね

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 今日はアキちゃんと温泉旅行に行く。楽しみだ。

 駅前の駐車場に停めた車の中で私、中村芽依は冷めた缶コーヒーをすする。旅行を楽しみにし過ぎて早く来てしまった。

 先週アキちゃん――小林千秋というけれど私はアキちゃんと呼んでいる、と遊んだときに約束した温泉旅行。
 結局アキちゃんは日時だけ連絡してきて、何処に行くかまでは教えてくれなかった。

 それでも私の心は躍る。私が『箱根とか草津に行きたい』と言って計画された旅行だ。草津はそこそこ近いが、どちらにしても、楽しみにしない方が無理だと思う。

 そういえばアキちゃんは前回会ったときに、温泉に行く約束と共に『今度は快楽責めにしたい。』とかも言っていた気がする。
 あの時は散々いじめられた……、とにかくひたすらいっぱい痛い思いをして、そして、いっぱい気持ちよくさせられてしまった。
 そんなアキちゃんと一緒に旅行だから、無事に終わることは無いと思う、絶対に。
 それでも私の心はいじめられることを望んでいる。

 アキちゃんの手で触れて欲しい。アキちゃんに抱かれたい。アキちゃんにいっぱい痛いことされて、ぐちゃぐちゃになって気持ちよくなってしまいたい……。
 限界突破して快楽を求めること以外考えられなくなるのは気持ちがよかった。頭の中が真っ白になっていって、ひたすらアキちゃんに喘がされて……。
 
 そういえばアキちゃんに付けられた噛み跡は1週間程で消えてなくなってしまった。また噛んで欲しい。
 あの日のことを思い出して自分で何回もしてしまった。それ程に私は身体も心も、アキちゃんと会うことを望んでいた。

 私はハッとして頬に手を当てる。熱い。何てことを考えていたのだろうか。
 ブンブンと首を横に振り、心を落ち着かせる。
 スマホの画面を確認する。10分前。そろそろいいだろう。私は残りの缶コーヒーを飲み干して、アキちゃんにメッセージを送る。

 「着いたよ-。」と。

 少し早過ぎたかなーとも思ったが、意外にもメッセージにはすぐに既読がついた。
 そして、「はえーよ。いつものロータリーで待ってる。」と返ってきた。

 それだけで心が躍ってしまう。私は慌てて車を降りて、後部座席から旅行用のボストンバッグを取り出して、駅の方に向かう。
 缶コーヒーを捨てた方が良かったかもしれないが、そんなのは後回しだ。

 アキちゃんのベージュの車が見えて、すぐ側にアキちゃんが立っている。私は大きく手を振って、「お待たせ-!」と言ってアキちゃんに駆け寄った。
 「だから待ってないって。」とアキちゃんは苦笑いだ。

 後部座席に荷物を積ませてもらい、お財布とスマホだけが入った肩掛けカバンを持って助手席に座る。
 それだけで心臓が爆発しそうだ。だって久しぶりのアキちゃんだもーん。だから仕方ない。と思う。

 カーナビには既に目的地が入力されている。この方面は……、草津だ。何度か行ったことがあるが、アキちゃんと見る湯畑は綺麗なんだろうなぁ、と思う。

 アキちゃんが車を走らせる。相変わらず丁寧な運転だ。
 「運転、うまいね?」と言ったこともあるが、「ぶつけるのが嫌だからな」と返されてしまった。

 国道を出てバイパスへと車は進む。インターから高速乗るんだろうなーと思っていると、車は左折して何やら怪しげな本屋の駐車場へと入っていった。
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