チートで自由にいきます!〜国とか知らねw

レイティア

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番外編

美琴の夢1

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ある晩

そういえば小説読めるようにしてもらったのに読まないのは損だな

と思った美琴は、寝る前にお気に入りの小説を読んだ
王族でありながら、双子が故に実の両親に疎まれ傷つけられ…殺されそうになりながらも、乳母のおかげで生き、幸せに生きる二人
そんな二人を大切に思い見守る周囲の人々

美琴は双子が大好きで、双子が生きているとわかった途端、殺そうとする愚王とバカ王妃が大嫌いだった
一気に読んだ中で、双子から親のような存在のカミーユ達を引き離し、殺そうとしているとしか思えない愚王に美琴はイライラしながら眠った

そして美琴は夢を見た



ある城の前
見覚えはない
つまり美琴達が呼び出された白ではない
と言うか、町並みが違う

ふむ…どうしたものか…
あ!

「すみません」
「はい?」
「つかぬ事伺いますが、この国の王家はなんと言ったでしょうか…?
先日頭を打ってしまい…記憶が定かではないのです」
「まぁ…」

近くを通りかかったメイドらしき人物はいきなり声をかけてきた美琴を訝しげに見たが、記憶がないと言うと痛ましそうな表情をした

「そうなの…この国の王家はバーンスタイン家よ」
「バーンスタイン…」

まさか…

「もう一つよろしいでしょうか?」
「えぇ」
「この国の第二王子はヴィクス様でしょうか?」
「ええ、そうよ」
「そうですか…
ありがとうございます
少しだけですが記憶が戻った気がします」
「そう?ならいいのだけど」
「なにか用事があったのでしょう?
お忙しいのに、ありがとうございました」
「!!そうだったわ!
足りない食材を買いに行かないと行けないんだった!
それじゃあ、失礼するわ」
「ええ、お気をつけて」

美琴は急いで走り去るメイドをニコニコと見送り、見えなくなると、ニコニコと、閉じていた瞳を薄く開く
その瞳はまるで周囲を凍てつかさんばかりに冷たい

なるほどなるほど
つまりここは…、ということなんだろうなぁ
私がここにいる意味…一つしかなくない?
うふふふふ

美琴は黒い笑みを浮かべると、準備のために裏路地に消えていった
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