長く短い1週間

レイティア

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電話

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引越してから、荷解きもそこそこに面接やらに奔走した

結果は数日後に輸送される事になっている

なんとなく、生心の声が聞きたくて電話をかけた

と言っても2日前にもかけたけど

『もしもし、一真さん?』

電話越しに聞こえる生心の声

「もしもし、いきなり悪いな」
『ううん、嬉しい』

本当に嬉しいと弾んだ声が教えてくれる

「なんだか生心の声が聞きたくなってな」
『ふふ、一昨日も同じこと言ってた』
「そうか?」
『そうだよ
ね、早く逢いにきてね』
「あぁ、今日面接した会社は結構手応えがあったんだよ」
『本当?
受かるといいね!』
「そうだな
そう言えばさ、実家に引っ越したんだよ」
『そうなの?』
「あぁ、と言っても、両親はもういないから一人だけどな」
『そっか…』

悲しげな声

「そんな悲しそうな声出すなよ
もしさ、生心がよければだけど
いつか、この家で同居しないか?」
『ッ!いい、の?』
「もちろん」
『…でも、僕退院できても、リハビリして、そっから高校に通うつもりだから…ずっと先になるよ?』
「いつまででも待てる」
『そっか…うん…いつか一緒に暮らしたい
お母さん達は絶対に説得してみせる‼︎』

生心は鼻息を荒くしてみせて言った

「そりゃ頼もしい
けど、説得する時は俺も呼べよ?」
『うん!』

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