12 / 14
卒業パーティーと
しおりを挟む
そんなこんなで、早くも3ヶ月が経ち、今日は卒業式でした
卒業式で卒業生代表として祝辞を述べるフィス様はやはり凛々しくカッコ良かったです
そして今は卒業パーティーです
パーティーでは殆どの方が婚約者と参加しています
婚約者同士互いの色を纏っているのでよくわかります
かく言う私も、フィス様の瞳と同じ紫に蔦のような美しい黒の刺繍の施されたドレスを着ています
それに、フィス様の髪色であるプラチナブロンドと私の瞳のいろである紅い小さな丸い宝石が中心にかたどられ、周囲を花や羽で囲ったような、とても細やかな綺麗なネックレス
ネックレスとお揃いのイヤリングをしています
ヒールも黒に紫とプラチナブロンド、紅の小さな宝石が散りばめられた、まるで夜空のような美しいものを履いています
何より、今身につけているものは全てフィス様がご用意してくださったもの
送ってくださる際には「いつまでも私とメリィが寄り添うと言う意味を込めて、2人の色で揃えたんだ」と言い微笑まれました
あの時は本当に死んでしまうのでは?と思うほど心臓が煩く鳴り響きました
フィス様とご一緒に両陛下、恩師方へのご挨拶を終え、今はゆっくりとパーティーを楽しみ、そろそろ終盤となりました
フィス様は私とファーストダンスを踊られ、他の方とは「愛しいメリィがいるからごめんね」とおっしゃり、私以外とは踊られませんでした
恥ずかしいですが、とても嬉しく思います
ミリーナ様達には生暖かい目で見られたのは、気のせいということにしておきましょう
そうでないと心臓に良くありませんから
そして、何事もなくパーティーも終える…そう思っていたのですが…
卒業式で卒業生代表として祝辞を述べるフィス様はやはり凛々しくカッコ良かったです
そして今は卒業パーティーです
パーティーでは殆どの方が婚約者と参加しています
婚約者同士互いの色を纏っているのでよくわかります
かく言う私も、フィス様の瞳と同じ紫に蔦のような美しい黒の刺繍の施されたドレスを着ています
それに、フィス様の髪色であるプラチナブロンドと私の瞳のいろである紅い小さな丸い宝石が中心にかたどられ、周囲を花や羽で囲ったような、とても細やかな綺麗なネックレス
ネックレスとお揃いのイヤリングをしています
ヒールも黒に紫とプラチナブロンド、紅の小さな宝石が散りばめられた、まるで夜空のような美しいものを履いています
何より、今身につけているものは全てフィス様がご用意してくださったもの
送ってくださる際には「いつまでも私とメリィが寄り添うと言う意味を込めて、2人の色で揃えたんだ」と言い微笑まれました
あの時は本当に死んでしまうのでは?と思うほど心臓が煩く鳴り響きました
フィス様とご一緒に両陛下、恩師方へのご挨拶を終え、今はゆっくりとパーティーを楽しみ、そろそろ終盤となりました
フィス様は私とファーストダンスを踊られ、他の方とは「愛しいメリィがいるからごめんね」とおっしゃり、私以外とは踊られませんでした
恥ずかしいですが、とても嬉しく思います
ミリーナ様達には生暖かい目で見られたのは、気のせいということにしておきましょう
そうでないと心臓に良くありませんから
そして、何事もなくパーティーも終える…そう思っていたのですが…
0
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さくら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
押しつけられた身代わり婚のはずが、最上級の溺愛生活が待っていました
cheeery
恋愛
名家・御堂家の次女・澪は、一卵性双生の双子の姉・零と常に比較され、冷遇されて育った。社交界で華やかに振る舞う姉とは対照的に、澪は人前に出されることもなく、ひっそりと生きてきた。
そんなある日、姉の零のもとに日本有数の財閥・凰条一真との縁談が舞い込む。しかし凰条一真の悪いウワサを聞きつけた零は、「ブサイクとの結婚なんて嫌」と当日に逃亡。
双子の妹、澪に縁談を押し付ける。
両親はこんな機会を逃すわけにはいかないと、顔が同じ澪に姉の代わりになるよう言って送り出す。
「はじめまして」
そうして出会った凰条一真は、冷徹で金に汚いという噂とは異なり、端正な顔立ちで品位のある落ち着いた物腰の男性だった。
なんてカッコイイ人なの……。
戸惑いながらも、澪は姉の零として振る舞うが……澪は一真を好きになってしまって──。
「澪、キミを探していたんだ」
「キミ以外はいらない」
夫から「用済み」と言われ追い出されましたけれども
神々廻
恋愛
2人でいつも通り朝食をとっていたら、「お前はもう用済みだ。門の前に最低限の荷物をまとめさせた。朝食をとったら出ていけ」
と言われてしまいました。夫とは恋愛結婚だと思っていたのですが違ったようです。
大人しく出ていきますが、後悔しないで下さいね。
文字数が少ないのでサクッと読めます。お気に入り登録、コメントください!
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる