不思議な夢を見ました〜未来が怖いので王子から逃げようと思ったのですが…

レイティア

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卒業パーティーと

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そんなこんなで、早くも3ヶ月が経ち、今日は卒業式でした

卒業式で卒業生代表として祝辞を述べるフィス様はやはり凛々しくカッコ良かったです

そして今は卒業パーティーです

パーティーでは殆どの方が婚約者と参加しています

婚約者同士互いの色を纏っているのでよくわかります

かく言う私も、フィス様の瞳と同じ紫に蔦のような美しい黒の刺繍の施されたドレスを着ています

それに、フィス様の髪色であるプラチナブロンドと私の瞳のいろである紅い小さな丸い宝石が中心にかたどられ、周囲を花や羽で囲ったような、とても細やかな綺麗なネックレス

ネックレスとお揃いのイヤリングをしています

ヒールも黒に紫とプラチナブロンド、紅の小さな宝石が散りばめられた、まるで夜空のような美しいものを履いています

何より、今身につけているものは全てフィス様がご用意してくださったもの

送ってくださる際には「いつまでも私とメリィが寄り添うと言う意味を込めて、2人の色で揃えたんだ」と言い微笑まれました

あの時は本当に死んでしまうのでは?と思うほど心臓が煩く鳴り響きました


フィス様とご一緒に両陛下、恩師方へのご挨拶を終え、今はゆっくりとパーティーを楽しみ、そろそろ終盤となりました

フィス様は私とファーストダンスを踊られ、他の方とは「愛しいメリィがいるからごめんね」とおっしゃり、私以外とは踊られませんでした

恥ずかしいですが、とても嬉しく思います

ミリーナ様達には生暖かい目で見られたのは、気のせいということにしておきましょう

そうでないと心臓に良くありませんから


そして、何事もなくパーティーも終える…そう思っていたのですが…

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