死に戻り悪役令息は二人の恋を応援…するはずだった…。

一章

実行

「もう二度とトワ様の前で下品な言葉使いません。」　

別に僕は怒ってなどいないのだが、何故かノアは僕の前で土下座している。

「いや、大丈夫だって、怒ってないよ？」

「あいつ…レオンハルトにこのこと、言いませんか？」　

何でそこで殿下が出てくるのだろうか…？　

「言ったところで意味ないと思うk…「そんなことないです！僕が半殺しにされます！」

何故か食いぎみに言ってくる。　

「そ、そうなんだ…じゃ、言わない…。」　

このことを言って半殺しにされる…のか？レオンハルトは優しいけれど…ノアの考えていることがよく分からない…。

「…言ってくれないと約束してくれるのなら、約束してくれるなら、ですよ！リュカとかいう男を買っても構いません！」　

「…本当？一緒に行ってくれる？」　

「勿論行きますよ！変な男だったら僕、穏便に話し合いをしますので！」　

そう言い、何故かネコパンチをするノア。　

「ふふっ。なんだか、お母さんみたいだね。一緒に行ってくれるなら心強いよ！」





ー僕の発言に対しノアは天を仰いだ。




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