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3人で昼食会
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「レイナお姉ちゃんはね、人魚姫なんだよ!」
デリバリーの昼食を3人で食べながら、レイナは状況の説明を強いられていた。
昨晩ロイを助けたことを話すとロイの口から捕捉の言葉が次々に出てくる。
「真っ暗な海の底から水面を見上げると、花火の光が星みたいにチカチカしてて。その中をレイナお姉ちゃんが泳いで助けにきてくれたんだ」
「なるほど。それは確かに人魚姫だな」
「でしょ!」
暗殺されかけたことを話している割には空気が軽い。
居心地の悪さを感じたレイナは和気あいあいの二人を横目に黙々と食事を口に運んだ。
「つまり、危険な目に遭ったロイをたまたま発見したレイナが危険を顧みず助け出し、今に至るまで匿ってたってことか。……レイナ、君、やっぱり良い奴だったんじゃないか」
「どういう意味よ」
「そのままの意味だ。仲間内では君はジュディをいじめる悪女なんて言われてるけど、実際はそんな事ない。正義を知る勇敢な女性だ。……今まで気付かなくて、悪かったな」
「別に悪いことなんてないわ。お互いに関心がなかったんだもの。知る必要もなかったでしょう。それより、ロイとはどういう知り合いなの? いつから?」
「去年の国際工学技術交流会で、ノーラン・アスコットに会った時に知り合った。この子、天才なんだ」
「まぁ……。天才って? なんの?」
アスコットの名がようやく出てきたが、適度に驚いたふりをしつつ無難な質問を返す。
「投資だよ。この子が目を付けた企業は必ず業績を伸ばすって一部の人の間では神童扱いされてる」
思わずロイを凝視してしまった。
小学校高学年くらいに見えるこの子が、投資の天才……?
ま、まぁ……アスコット家なら手に入る情報も豊富だろうし、成果を上げやすい環境と言えるのかも……?
レイナの視線を受けてロイは口元に僅かな笑みを浮かべて言った。
「ダリルお兄ちゃん。このホテル、今のところ悪くないよ。お兄ちゃんと再会できたらガーネット観光と提携してみたらって言おうと思ってる」
逆摂政みたいな物言いをするロイにレイナは吹き出しそうになったが、ダリルは目を見開いて「本当か!?」と興奮を露わにした。
「うん。入った瞬間分かったよ。ここは空気がいい、まだまだ伸びる力があるって。きっとマネージャーがいいんだね。お給料上げてあげて。絶対に逃がしちゃダメだよ」
「わかった」
真剣な顔で頷くダリルをレイナは信じられない思いで見つめる。
その視線に気付いたのか、ダリルは姿勢を正してレイナに向き直った。
「そんなバカを見るような目で見るな。この子の実績は本物だ。兄のノーラン・アスコットの今の資産、半分はこの子が稼ぎ出したんだぞ」
「うそ!?」
ノーラン・アスコットとはここ数年で急激に力を付け、20代半ばにして世界長者番付ランキングに載った新進気鋭の青年実業家だ。
幼少期は不遇な環境だったと聞いているが、大学卒業後に任されたアスコット系列の小さな会社を足掛かりにあっという間に一族の中でのし上がり、アスコット財閥の会長に目をかけられ、まもなく正式に後継者にと指名される予定だと聞いている。
「信じがたいだろうが、ノーラン本人がそう言っていたんだ。」
「へぇ……。ロイ、あなたすごいのね。全然知らなかったわ」
「へへ。ぼくはね、伸びるものを見付けるのが得意だけど、もっと得意なことがあるんだ」
「なぁに?」
「人を見ることだよ! お姉ちゃん知ってる? 天が味方している人ってね、ここが光って見えるんだよ」
そう言って眉間に指先を置き、トントンと叩く。
この子の能力って、第六感みたいなことなの……?
「俺はどう? 光ってる?」
ダリルが話に割り込んできた。
見てもらいたいらしい。
まぁ、気持ちは分かる……。
「ダリルお兄ちゃんは――うん。光ってる。でも疲れてるみたいだね。せっかくの天運を誰かにあげちゃってるんじゃないかな。今のままだとそのうち消えるよ」
ダリルは真顔になった。
興味を引かれたレイナはもう踏み込んで質問してみる。
「そういうのって、誰かにあげられるものなの?」
「もちろんだよ。光が強い人は自然とまわりの人にあげてるし、もらった人はその光を育てて、くれた人にまた返す――そうやってどんどん強くなる。普通はそういうサイクルがあるんだ。でも、たまに真っ暗な人がいてさ。そういう人はもらっても何も返さないどころか全部吸い尽くして相手を潰しちゃう。そういうのって、見えなくても理屈として“ある”ことだって分かるでしょ?」
「……そうね。確かに」
吸い取って何も返さない人、と聞いて脳裏にふわっとロワールの顔が浮かんだが、関わる人を無意識に潰すような人だったらそもそも巨大なクワイエットグループをまとめていくことなんて出来ないので彼は違うんだろうなと思い直す。
……じゃあ、ダリルの光を吸い尽くそうとしている人って誰なんだろう……?
考え込みそうになったレイナの思考をロイの声が引き戻した。
「ノーランお兄ちゃんは確かにぼくの協力もあったけど、ぼくがいなくてもいずれ今の地位を築いてたよ。ぼくは数年早めただけ。お兄ちゃんは今まで見た中で一番光が強い人だからね。これからお兄ちゃんがお嫁さん選びさえ間違わなければ、アスコット家はこれからもっと大きくなる」
その言葉を聞いてダリルは無言でスマホを開いた。
画面を盗み見ると、どうやら彼は株式売買のアプリを開いてポチポチしているようだ。
こいつ……アスコット関連の株を買ってる?
ロイの口利きで提携する気満々のくせに、そんな事して大丈夫なのかしら……。
違法スレスレで低空飛行するメインヒーロー様をレイナは無視し、ロイに向かってたずねた。
「ロイ。あなたが命を狙われたのって、お兄さんと関係があるのよね? 迎えに来てくれって頼んだけど、彼と一緒に帰って本当に大丈夫なの?」
実はこれ、ずっと心配していたことだった。
レイナの力ではどうにもできないのでロイの言うままにお兄さんへと連絡を取らせたが、それは虎の巣穴に送り返すような事ではないのか。
せっかく助けた命――前回では確かに昨日死んでいた子の未来を思うと、本音ではもうちょっと安全な選択肢を模索してやりたくなる。
「うーん……。お兄ちゃんと一緒にいる内は大丈夫だと思う。でも、本当はまだみんなに“死んだ”って思わせたままにしておきたいかな。その方が敵を後ろから刺しやすくなるでしょ」
ロイの言う通りだ……。
バレた時のリスクが高すぎてレイナには取れない選択肢だったが、ガーネット家の御曹司ならどうだろう。
じっとダリルを見つめると、彼はカチッとスマホの画面を落とし、真面目くさった顔で言った。
「ノーランが到着するまで俺が匿うことはできる。もしロイが構わないなら、今日からうちに来てもいいぞ。どうだ?」
その瞳には打算が見え隠れしていたが、確かにそうするのが現状では最良だ。
「……お姉ちゃん、どう思う?」
ロイは縋るような目で見上げてきた。
「私はいいと思うわ」
寂しそうに目を伏せるロイだったが、ダリルもまた意外そうに目を見開く。
デリバリーの昼食を3人で食べながら、レイナは状況の説明を強いられていた。
昨晩ロイを助けたことを話すとロイの口から捕捉の言葉が次々に出てくる。
「真っ暗な海の底から水面を見上げると、花火の光が星みたいにチカチカしてて。その中をレイナお姉ちゃんが泳いで助けにきてくれたんだ」
「なるほど。それは確かに人魚姫だな」
「でしょ!」
暗殺されかけたことを話している割には空気が軽い。
居心地の悪さを感じたレイナは和気あいあいの二人を横目に黙々と食事を口に運んだ。
「つまり、危険な目に遭ったロイをたまたま発見したレイナが危険を顧みず助け出し、今に至るまで匿ってたってことか。……レイナ、君、やっぱり良い奴だったんじゃないか」
「どういう意味よ」
「そのままの意味だ。仲間内では君はジュディをいじめる悪女なんて言われてるけど、実際はそんな事ない。正義を知る勇敢な女性だ。……今まで気付かなくて、悪かったな」
「別に悪いことなんてないわ。お互いに関心がなかったんだもの。知る必要もなかったでしょう。それより、ロイとはどういう知り合いなの? いつから?」
「去年の国際工学技術交流会で、ノーラン・アスコットに会った時に知り合った。この子、天才なんだ」
「まぁ……。天才って? なんの?」
アスコットの名がようやく出てきたが、適度に驚いたふりをしつつ無難な質問を返す。
「投資だよ。この子が目を付けた企業は必ず業績を伸ばすって一部の人の間では神童扱いされてる」
思わずロイを凝視してしまった。
小学校高学年くらいに見えるこの子が、投資の天才……?
ま、まぁ……アスコット家なら手に入る情報も豊富だろうし、成果を上げやすい環境と言えるのかも……?
レイナの視線を受けてロイは口元に僅かな笑みを浮かべて言った。
「ダリルお兄ちゃん。このホテル、今のところ悪くないよ。お兄ちゃんと再会できたらガーネット観光と提携してみたらって言おうと思ってる」
逆摂政みたいな物言いをするロイにレイナは吹き出しそうになったが、ダリルは目を見開いて「本当か!?」と興奮を露わにした。
「うん。入った瞬間分かったよ。ここは空気がいい、まだまだ伸びる力があるって。きっとマネージャーがいいんだね。お給料上げてあげて。絶対に逃がしちゃダメだよ」
「わかった」
真剣な顔で頷くダリルをレイナは信じられない思いで見つめる。
その視線に気付いたのか、ダリルは姿勢を正してレイナに向き直った。
「そんなバカを見るような目で見るな。この子の実績は本物だ。兄のノーラン・アスコットの今の資産、半分はこの子が稼ぎ出したんだぞ」
「うそ!?」
ノーラン・アスコットとはここ数年で急激に力を付け、20代半ばにして世界長者番付ランキングに載った新進気鋭の青年実業家だ。
幼少期は不遇な環境だったと聞いているが、大学卒業後に任されたアスコット系列の小さな会社を足掛かりにあっという間に一族の中でのし上がり、アスコット財閥の会長に目をかけられ、まもなく正式に後継者にと指名される予定だと聞いている。
「信じがたいだろうが、ノーラン本人がそう言っていたんだ。」
「へぇ……。ロイ、あなたすごいのね。全然知らなかったわ」
「へへ。ぼくはね、伸びるものを見付けるのが得意だけど、もっと得意なことがあるんだ」
「なぁに?」
「人を見ることだよ! お姉ちゃん知ってる? 天が味方している人ってね、ここが光って見えるんだよ」
そう言って眉間に指先を置き、トントンと叩く。
この子の能力って、第六感みたいなことなの……?
「俺はどう? 光ってる?」
ダリルが話に割り込んできた。
見てもらいたいらしい。
まぁ、気持ちは分かる……。
「ダリルお兄ちゃんは――うん。光ってる。でも疲れてるみたいだね。せっかくの天運を誰かにあげちゃってるんじゃないかな。今のままだとそのうち消えるよ」
ダリルは真顔になった。
興味を引かれたレイナはもう踏み込んで質問してみる。
「そういうのって、誰かにあげられるものなの?」
「もちろんだよ。光が強い人は自然とまわりの人にあげてるし、もらった人はその光を育てて、くれた人にまた返す――そうやってどんどん強くなる。普通はそういうサイクルがあるんだ。でも、たまに真っ暗な人がいてさ。そういう人はもらっても何も返さないどころか全部吸い尽くして相手を潰しちゃう。そういうのって、見えなくても理屈として“ある”ことだって分かるでしょ?」
「……そうね。確かに」
吸い取って何も返さない人、と聞いて脳裏にふわっとロワールの顔が浮かんだが、関わる人を無意識に潰すような人だったらそもそも巨大なクワイエットグループをまとめていくことなんて出来ないので彼は違うんだろうなと思い直す。
……じゃあ、ダリルの光を吸い尽くそうとしている人って誰なんだろう……?
考え込みそうになったレイナの思考をロイの声が引き戻した。
「ノーランお兄ちゃんは確かにぼくの協力もあったけど、ぼくがいなくてもいずれ今の地位を築いてたよ。ぼくは数年早めただけ。お兄ちゃんは今まで見た中で一番光が強い人だからね。これからお兄ちゃんがお嫁さん選びさえ間違わなければ、アスコット家はこれからもっと大きくなる」
その言葉を聞いてダリルは無言でスマホを開いた。
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こいつ……アスコット関連の株を買ってる?
ロイの口利きで提携する気満々のくせに、そんな事して大丈夫なのかしら……。
違法スレスレで低空飛行するメインヒーロー様をレイナは無視し、ロイに向かってたずねた。
「ロイ。あなたが命を狙われたのって、お兄さんと関係があるのよね? 迎えに来てくれって頼んだけど、彼と一緒に帰って本当に大丈夫なの?」
実はこれ、ずっと心配していたことだった。
レイナの力ではどうにもできないのでロイの言うままにお兄さんへと連絡を取らせたが、それは虎の巣穴に送り返すような事ではないのか。
せっかく助けた命――前回では確かに昨日死んでいた子の未来を思うと、本音ではもうちょっと安全な選択肢を模索してやりたくなる。
「うーん……。お兄ちゃんと一緒にいる内は大丈夫だと思う。でも、本当はまだみんなに“死んだ”って思わせたままにしておきたいかな。その方が敵を後ろから刺しやすくなるでしょ」
ロイの言う通りだ……。
バレた時のリスクが高すぎてレイナには取れない選択肢だったが、ガーネット家の御曹司ならどうだろう。
じっとダリルを見つめると、彼はカチッとスマホの画面を落とし、真面目くさった顔で言った。
「ノーランが到着するまで俺が匿うことはできる。もしロイが構わないなら、今日からうちに来てもいいぞ。どうだ?」
その瞳には打算が見え隠れしていたが、確かにそうするのが現状では最良だ。
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