アラサー女の新たな生活

折原さゆみ

文字の大きさ
上 下
14 / 16

14新しい仕事、婚活の再開

しおりを挟む
 お久しぶりです。あっという間に2023年が終わり、新しい年2024年が始まってしまいました。そして、気づけば1月も下旬。月日が経つのはあっという間ですね。エッセイの投稿がない間も、私は元気?に過ごしていました。小説の方はぼちぼちと投稿していました。

 今回は年末から今までにあったこと、仕事の事、再会した婚活のことを簡単に話せて行けたらなと思います。


 まずは仕事の件。12月から初めてもうすぐ2か月が経とうとしている。放課後等デイサービスという少し特殊な環境で、児童指導員という仕事をしているわけだが、早くも退職したいと思うようになった。ネットで見てもらえばわかる通り、この業界の求人数はとても多い。多いということはつまり、離職者も多いということになる。私の入った会社も、1年も経たないうちに退職する人が結構いるらしい。

 学校で特別支援学級に通う子ども、特別支援学校に通う子どもを放課後、面倒を見るというのが主な仕事だ。それは承知で入ったのでよかったのだが、それ以外にも業務が多岐にわたる。

 主な仕事内容
①放課後に学校に車で子どもを迎えに行く。(親が連れてくるわけではない)
②子どもの療育(面倒を見る)→学童ではないため、毎日カリキュラムが組まれている
例)月曜日は公園に行く、火曜日は制作(1月だと絵馬づくりなど)、水曜日は……
③保護者とのやり取りをする連絡帳の記入。
④子どもの家まで車で送迎(親が施設に迎えにくるわけではない)

 この中で大変になってくるのは車での子どもの送迎である。今時、親が共働きで忙しいのは分かるが、わざわざ学校まで迎えに行き、帰りも家に送り届けるとは知らなかった。ちなみに私は車で以前、追突事故を起こしていて、正直車の運転はあまり得意ではない。まあ、知らなかったとはいえ、最初の入社の際には車の運転のことは伝えられていた。

 ということで、この仕事をするうえで大切なことは、子どもが好きという前提はあるものの、その次に必要になってくるのは、車の運転が出来るかということだ。私はそこで躓きかけている。先日、送迎に使っていた車に傷をつけてしまい、私はしばらく車の運転を免除されている。車の送迎が出来ないということで、給料はその分、少なくなるようだ。

 主な仕事内容を取り上げたわけだが、当然、このほかにも雑用がたくさんある。子どもたちが使う部屋の準備や掃除、レクリエーションや制作に使う材料の調達や下準備などがある。他にも毎月保護者に配るおたよりの制作、来月の子どもたちが来る日の予定表、集金の回収もある。

 私がこの中で苦痛だなと感じたのは、レクリエーションや制作の準備だ。土曜日を除く月曜日から金曜日までの予定を前月には組んで、そのための準備を進めていく。それを考えるのが大変だった。さらに、制作に必要な時間は限られているため、その時間内に制作物を完成させるための指導も難しい。

 当然と言えば当然だが、最初から子どもたちへの指示がうまくいくはずもない。毎日反省だらけの日々が続いている。それは仕方ないのだが、上司(私の場合は児童発達支援管理責任者)に家で、その日の振り返りをメモにまとめるように言われた。

 確かに仕事中だけではなく、家でも振り返りをすることで子どもに対する指導は、早く上達するだろう。だが、果たして家でまでやるようなことだろうか。

 こんな考えが出る時点で私には、この仕事は向いていないと思い始めた。今までの私がしてきた事務の仕事は、家での持ち帰り仕事はなく、家に帰ったら完全にプライベートな時間を取ることができた。

 だからこそ、家にまで仕事を持ち込むことに違和感を覚えた。まあ、教師も保育士も塾講師もその系統では良くあることかもしれない。あくまで私がやりたくないだけだ。

 あと、私が気になることと言えば、通ってくる子どもの体質だろう。彼らは障がい者。自閉症やADHDなどの病名がついている子どもたち。だからこそ、彼らは健常者の想像を超えた動きをすることがある。そのため、スタッフはときに子どもたちにかまれたり、引っかかれたり、後ろから抱き着かれたりと、体力勝負なところがある。

 例え、子どもが好きでも怪我をしたくないならやめたほうがいい仕事だろう。私も背中に引っかき傷ができた。

 子どもに直接関係しない事務的な仕事もある。この放課後等デイサービス事業は、市町村の補助金によって成り立っている仕事だ。そのため、給料をもらうためには市役所に毎月書類を提出する必要があった。そのための書類の作成がまた面倒くさい。

 子どもの迎えに行った時間、家に送り届けた時間、子どもの出欠席、どの子どもを誰が送迎したのか。スタッフの勤務表の記入。何時に仕事を始めて、休憩を取って何をしたのか。とりあえず、子どもとスタッフの動きを事細かに記したものが必要らしい。

 それをまとめるソフトがあり、パソコンに入力して印刷して確認後、市に提出。

 市からお金をもらう仕事は大変だ。私が勤めていた前の会社で、自分の仕事内容を毎日書き記した記憶はない。ただタイムカードを切るだけだった。


 まあ、そんなこんなで仕事内容が多岐にわたるため、大変な仕事だということはこの2か月弱で身をもって体験した。それなら、給料はいいのか。

 答えは悪くはないが、良くはない。

 頑張った分ほどの給料はもらえていない気がする。多少の資格手当が出て、事務員の時よりも給料は良くなるが、所詮その程度だ。それなのに、子どもの命を預かる仕事で割に会わない気がする。

 割には会わないが、とりあえず休みはキチンと取ることができる。そういった点ではブラック企業とまではいかないかもしれない。

 そうは言っても、私は給料がたとえ少ないにしても、家での持ち帰り仕事がなく、人の命を預からない仕事がしたい。これは人によって考えが違うので、私と同意見でなくても構わない。

 そんなこんなで、今の仕事を辞めたいと思っているわけだが、そうなると次の仕事はどうするのか。30歳を過ぎて31歳になってしまった今、圧倒的に転職には不利な年齢になっている。

 以前のような事務系の仕事に就こうと考えると、年齢制限に引っかかったり、面接に行っても落とされてしまったりとうまくいかない。

 だったら、女性の私は考えた。これを機にまた婚活を再開して、サッサと結婚してはどうだろうか。さすがに今のご時勢、専業主婦は希望しないので、結婚してもパートなどの仕事はしたいと考えている。

 まあ、これは女性に限った方法かもしれないが、せっかく結婚相談所に毎月2万円弱のお金を落としているので、それを活用しない手はない。今までは転職の方に力を入れていたので、再び婚活に本腰を入れようと決意した。


 決意したのだが、ここで大きな問題が発生した。アプリを開いていざ、条件に合った男性にお見合い申し込みをしてみたが。

 返事が来ない。

 まさかの事態である。こっちはやる気満々で申し込みをしているのに、相手からは一向に返事が来ない。基本的に私が登録しているアプリでは、申込から10日が過ぎると、自動的にキャンセルとなる仕組みだ。

 相手には私の申し込みは届いているはずなのに、どうやら決めかねていて、そのまま10日放置で、自然消滅を図る男性が多いらしい。

 断わりを入れてくるなら、あきらめがつく。しかし、10日も放置されるのはいかがなものか。結婚相談所に登録している以上、結婚がしたい男性しかいないはずだ。それなのに、断わりも入れない状況に腹が立つ。

 ということで、今月はまず4人ほどの男性に申し込みを入れてみたが、いずれも回答なし。そろそろ申し込みから10日が過ぎるころだ。果たして私は1月中に男性とお見合いをすることができるのか。


 嫌になることばかりで先が見えない2024年の幕開けだ。とはいえ、まだ一年は始まったばかり。私は悩める立場にいるが、能登の方では地震で迷う余地なく日々の生活で手いっぱいの人もいる。それに比べたら贅沢な悩みかもしれない。

 とりあえず、転職先を探しながら、婚活も会えるかどうかわからない中で地道に申し込みを続けて、頑張っていくしかない。
しおりを挟む

処理中です...