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彼と僕
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「んんっ…ぷはっ。汚くないよ、永河のだから。他のヤツだったら、踏み潰すけれど」
ひーっ! 嬉しくないっ! それどころか萎えるぐらい、恐ろしい!
「それと永河、ここまできて『新真くん』はないだろ? 名前、呼び捨てでいいよ」
「さっ紗神…」
「そうそう。もう浅い仲でもないんだしさ」
僕が弱々しく呼ぶと、彼…紗神は嬉しそうに笑った。
笑って…また銜えた!
「わあっ! だから止めてっ! そのっ、そろそろ…」
「んっ? …ああ、イきそう? 良いよ、口の中に出しても」
口元を唾液で濡らしながら、紗神は妖艶に微笑んだ。
その表情に見入ってしまいそうになるのを、必死に堪えた。
「やっ、だから…」
それがイヤだから拒否しているのに、全く通じていない。
「遠慮なく、いっぱい出しな」
そう言って、今度は息つく暇なく口で扱かれた。
ただ銜えるだけじゃない。舌を絡ませたり、時には先端を強く吸われたりした。
どの行為もただ快感を与えられるだけ。
止めてほしいのに、続けてほしい。そんなことが頭の中で回り続ける。
「あっ、ああっ…!」
快感に翻弄される。シーツを必死に握る。
いつの間にか、腰を振っていた。もっと気持ちよくなりたくて、無意識だった。
舌先が割れ目を強くなぞった時、ゾクッと腰に痺れを感じた。この感覚はマズイ。
「紗神ぃ…そろそろイくぅっ」
紗神は銜えたまま、笑った。
先端を口に含んだまま、両手で竿を扱かれた。
「うっ、ああっ!」
あっと言う間に、僕は彼の口の中に熱を放出してしまった。
紗神は口を離さず、じっと全てが出し終わるのを待った後、喉を鳴らして飲み込んだ。
「ううっ…」
「―あんまりしてないってのは、本当だったな。思ったより濃かったし、いっぱい出た」
満足そうに微笑むと、口の端に付いた白い液をべろっと舐めた。
「さて、今度はこっちが出す番だ」
うっ。…やっぱりそうなるか。
「僕もその…銜えるの?」
「うん、そう。でも上の口じゃなくて、下の口でね」
そう言ってぐっしょり濡れた後ろの穴に、容赦なく中指を一本入れてきた。
「ぐぅっ」
「痛くはないだろう? こんなに濡れてるんだから。でも流石に少し滑りが足りないかな?」
痛くはないけど…異物感がある。
その感覚に耐えている間に、紗神はベッドの下に手を伸ばした。そこは引き出しになっているみたいで、開けて何かのビンを手に取った。
「ローション、使っておくか」
「なっ!」
止める間も無く蓋は開けられ、秘所にドロドロした液体がかけられた。
少し冷たい液体を指ですくい、ずぶっと穴に入れられた。
「やっ…何か、変な感じがする」
「うん、多少媚薬が入っているからね」
「なっ何でそんなの持ってんの!」
「永河と使いたいなぁって思って」
絶対ウソだっ! 使い慣れている感じがするもの!
でも指は何度も入れられ、やがて本数が増えていく。穴が広げられている感触がたまらなくて、僕は唸るばかり。
ただ慣れないからじゃない。
じわじわと疼くような甘い感覚が、ソコから生まれる。きっと媚薬のせいだろう。
「う~ん。このぐらい指が入ればいいかな? 男相手は永河がはじめてだから、戸惑うよ」
…つまり女性相手はすでに済んでいる、と。彼らしいと言えばそうだけど…何かおもしろくない。
紗神は僕の両足を掴み、広げて深く曲げた。
すると恥ずかしい部分が、丸見えとなる。
「この格好、ヤダ!」
「永河は『ヤダ』しか言わないな。大丈夫、すぐにそんなの分からなくなるから」
女性ならうっとりするほど甘い微笑を浮かべ、彼はズボンの前を開けて、欲望の塊を取り出した。
「うっ…!」
負けているのは分かっていたけど、改めて見ると…やっぱりショックだ。
彼らしい…とでも言うのだろうか? 明らかに使い慣れているのがバレバレなのが、何かイヤだ。
しかももう形が整っているのがまた…。
「力、抜いときなよ。永河」
「えっ? あっ、やああ!」
ずぶっと先端がいきなり入ってきた。
そのままズズズッ…と僕の肉を割り、中に侵入してくる。
「あっ、やっ!」
ローションのおかげかせいか、挿入の痛みや辛さはなかった。
ひーっ! 嬉しくないっ! それどころか萎えるぐらい、恐ろしい!
「それと永河、ここまできて『新真くん』はないだろ? 名前、呼び捨てでいいよ」
「さっ紗神…」
「そうそう。もう浅い仲でもないんだしさ」
僕が弱々しく呼ぶと、彼…紗神は嬉しそうに笑った。
笑って…また銜えた!
「わあっ! だから止めてっ! そのっ、そろそろ…」
「んっ? …ああ、イきそう? 良いよ、口の中に出しても」
口元を唾液で濡らしながら、紗神は妖艶に微笑んだ。
その表情に見入ってしまいそうになるのを、必死に堪えた。
「やっ、だから…」
それがイヤだから拒否しているのに、全く通じていない。
「遠慮なく、いっぱい出しな」
そう言って、今度は息つく暇なく口で扱かれた。
ただ銜えるだけじゃない。舌を絡ませたり、時には先端を強く吸われたりした。
どの行為もただ快感を与えられるだけ。
止めてほしいのに、続けてほしい。そんなことが頭の中で回り続ける。
「あっ、ああっ…!」
快感に翻弄される。シーツを必死に握る。
いつの間にか、腰を振っていた。もっと気持ちよくなりたくて、無意識だった。
舌先が割れ目を強くなぞった時、ゾクッと腰に痺れを感じた。この感覚はマズイ。
「紗神ぃ…そろそろイくぅっ」
紗神は銜えたまま、笑った。
先端を口に含んだまま、両手で竿を扱かれた。
「うっ、ああっ!」
あっと言う間に、僕は彼の口の中に熱を放出してしまった。
紗神は口を離さず、じっと全てが出し終わるのを待った後、喉を鳴らして飲み込んだ。
「ううっ…」
「―あんまりしてないってのは、本当だったな。思ったより濃かったし、いっぱい出た」
満足そうに微笑むと、口の端に付いた白い液をべろっと舐めた。
「さて、今度はこっちが出す番だ」
うっ。…やっぱりそうなるか。
「僕もその…銜えるの?」
「うん、そう。でも上の口じゃなくて、下の口でね」
そう言ってぐっしょり濡れた後ろの穴に、容赦なく中指を一本入れてきた。
「ぐぅっ」
「痛くはないだろう? こんなに濡れてるんだから。でも流石に少し滑りが足りないかな?」
痛くはないけど…異物感がある。
その感覚に耐えている間に、紗神はベッドの下に手を伸ばした。そこは引き出しになっているみたいで、開けて何かのビンを手に取った。
「ローション、使っておくか」
「なっ!」
止める間も無く蓋は開けられ、秘所にドロドロした液体がかけられた。
少し冷たい液体を指ですくい、ずぶっと穴に入れられた。
「やっ…何か、変な感じがする」
「うん、多少媚薬が入っているからね」
「なっ何でそんなの持ってんの!」
「永河と使いたいなぁって思って」
絶対ウソだっ! 使い慣れている感じがするもの!
でも指は何度も入れられ、やがて本数が増えていく。穴が広げられている感触がたまらなくて、僕は唸るばかり。
ただ慣れないからじゃない。
じわじわと疼くような甘い感覚が、ソコから生まれる。きっと媚薬のせいだろう。
「う~ん。このぐらい指が入ればいいかな? 男相手は永河がはじめてだから、戸惑うよ」
…つまり女性相手はすでに済んでいる、と。彼らしいと言えばそうだけど…何かおもしろくない。
紗神は僕の両足を掴み、広げて深く曲げた。
すると恥ずかしい部分が、丸見えとなる。
「この格好、ヤダ!」
「永河は『ヤダ』しか言わないな。大丈夫、すぐにそんなの分からなくなるから」
女性ならうっとりするほど甘い微笑を浮かべ、彼はズボンの前を開けて、欲望の塊を取り出した。
「うっ…!」
負けているのは分かっていたけど、改めて見ると…やっぱりショックだ。
彼らしい…とでも言うのだろうか? 明らかに使い慣れているのがバレバレなのが、何かイヤだ。
しかももう形が整っているのがまた…。
「力、抜いときなよ。永河」
「えっ? あっ、やああ!」
ずぶっと先端がいきなり入ってきた。
そのままズズズッ…と僕の肉を割り、中に侵入してくる。
「あっ、やっ!」
ローションのおかげかせいか、挿入の痛みや辛さはなかった。
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