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そしてある日、街中を歩いていた時、数人の男性に囲まれ、ボコボコにされました。
心身共に深い傷を負った彼女は、しかしそれでもメールを回そうとしません。
なので私は思いきって、声をかけました。
メールアドレスと電話番号を書いた紙を彼女に渡しました。
しかし彼女は激しく拒絶し、教室を出て行ってしまいました。
周囲の学生は、ほっとけと言いました。
全ては彼女の自業自得なのだと―。
…どうやら彼女はあまり好かれる人ではなかったようです。
クラスメートの冷めた態度と言葉に、そう思わざる終えませんでした。
…やがて、彼女がメールを受け取って1ヵ月が経ち…彼女は自ら命を絶ちました。
最後までメールは誰にも回さず…。
葬儀に参加したクラスメート達は、涙を流さず、無言でした。
私は彼女の遺影を見つめながら、深くため息を吐きました。
…彼女の運命は、本当にチェーンメールによって、破滅へと向かったのでしょうか?
私はちょっと不審に思っていました。
なので彼女の両親に頼んで、彼女のケータイを借りました。
そして例のメールを見て…私は思わず顔をしかめました。
だってそのメールは、私が作ったものだったのです。
思い返すこと1年も前の話です。
教室で本を読んでいた時のこと。
彼女が友人達と大きな声で、ケータイのことで盛り上がっていました。
そして昔流行った不幸の手紙、そのケータイのメールバージョンがあるらしいと話していました。
何気無しに私は自分のケータイを開き、実際検索してみると、確かに都市伝説的なものとして、あるらしいことを知りました。
そしてつい好奇心から、あのメールを作り、同じクラスの女の子に送ったのです。
最初は受け取った女の子は、笑っていました。
そしてふざけて、女友達に送っていました。
そのコも同じクラスでして、彼女も笑って送っていました。
…まあその頃は、笑い飛ばせるものだったんです。
それが変わったのは、メールが出回って三ヶ月ぐらい経った頃でした。
メールを受け取った男子学生の家が、火事で全焼したのです。
その頃から、メールには不吉が付くようになりました。
しかしその出来事は全くの偶然。
メールには何の力も無いハズでした。
でも次から次へとメールは暴走を始め、やがて私の手を離れて、呪いのチェーンメールと化してしまいました。
…だけど、今回の彼女の死は、少しいつもと変わっています。
どこが、と言うのは、彼女がメールを受け取った途端、周囲の態度が豹変したところです。
…そうです。彼女の身の周りで起こったこと全ては、周囲の人間が関係していたのです。
彼女を駅の階段から突き落としたのも、実家を倒産まで追い詰めたのも、イジメを始めたのも、男性達に暴力を振るわれたのも、全ては周囲の学生達の仕業でした。
………彼女はそこまで、嫌われていたのです。
そして周囲の学生達も、彼女がメールを受け取ったことを機に、暴走してしまったのです。
心身共に深い傷を負った彼女は、しかしそれでもメールを回そうとしません。
なので私は思いきって、声をかけました。
メールアドレスと電話番号を書いた紙を彼女に渡しました。
しかし彼女は激しく拒絶し、教室を出て行ってしまいました。
周囲の学生は、ほっとけと言いました。
全ては彼女の自業自得なのだと―。
…どうやら彼女はあまり好かれる人ではなかったようです。
クラスメートの冷めた態度と言葉に、そう思わざる終えませんでした。
…やがて、彼女がメールを受け取って1ヵ月が経ち…彼女は自ら命を絶ちました。
最後までメールは誰にも回さず…。
葬儀に参加したクラスメート達は、涙を流さず、無言でした。
私は彼女の遺影を見つめながら、深くため息を吐きました。
…彼女の運命は、本当にチェーンメールによって、破滅へと向かったのでしょうか?
私はちょっと不審に思っていました。
なので彼女の両親に頼んで、彼女のケータイを借りました。
そして例のメールを見て…私は思わず顔をしかめました。
だってそのメールは、私が作ったものだったのです。
思い返すこと1年も前の話です。
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彼女が友人達と大きな声で、ケータイのことで盛り上がっていました。
そして昔流行った不幸の手紙、そのケータイのメールバージョンがあるらしいと話していました。
何気無しに私は自分のケータイを開き、実際検索してみると、確かに都市伝説的なものとして、あるらしいことを知りました。
そしてつい好奇心から、あのメールを作り、同じクラスの女の子に送ったのです。
最初は受け取った女の子は、笑っていました。
そしてふざけて、女友達に送っていました。
そのコも同じクラスでして、彼女も笑って送っていました。
…まあその頃は、笑い飛ばせるものだったんです。
それが変わったのは、メールが出回って三ヶ月ぐらい経った頃でした。
メールを受け取った男子学生の家が、火事で全焼したのです。
その頃から、メールには不吉が付くようになりました。
しかしその出来事は全くの偶然。
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でも次から次へとメールは暴走を始め、やがて私の手を離れて、呪いのチェーンメールと化してしまいました。
…だけど、今回の彼女の死は、少しいつもと変わっています。
どこが、と言うのは、彼女がメールを受け取った途端、周囲の態度が豹変したところです。
…そうです。彼女の身の周りで起こったこと全ては、周囲の人間が関係していたのです。
彼女を駅の階段から突き落としたのも、実家を倒産まで追い詰めたのも、イジメを始めたのも、男性達に暴力を振るわれたのも、全ては周囲の学生達の仕業でした。
………彼女はそこまで、嫌われていたのです。
そして周囲の学生達も、彼女がメールを受け取ったことを機に、暴走してしまったのです。
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