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第四章
第29話【過去】「その指に呪いを」
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「おっまえは……何を言ってるんだ!」
すぱぁん!といい音がした。アリアナの後頭部をベンジャミンが勢いよく叩いた音だった。
「ベンジャミン」
エリオットが咎めるように言う。景気がいい音はしたが、痛くはなさそうだ。だが、それでも暴力はだめだ。
「悪かったな! 一発殴っていいぞ!」
ベンジャミンはそう言い、軽く膝を折った。
ぺしん、と可愛い音が響き、アリアナは優しくベンジャミンの頬を叩いた。
この一年でこういう光景は何度も見てきた。
ベンジャミンは時々嫌味を言うし、衝動的に動くこともあるが、基本的にはいい奴なのだ。
「そうよ、アンタが言ってること……、ちょっと、というか、かなり重いわよ」
モーリスが苦笑とともになんとか言葉を絞り出す。
アリアナの口にした「条件」の重さからやっと現実に帰ってこれたみたいだった。
「だって考えてもみなさいよ。アンタ、殿下が許可しなきゃ自分の身も守れないのよ」
『エリオットの命令なしには絶対に魔法を使わない』……その制限はとても重い。
モーリスが言う通り、自分の命すら魔法で守ることができないのだ。
これを条件に偏向術式で組めば、確実に強力なブーストが得られるだろう。
出会ってまだ一年しか経っていない。そんな人間に命を預けて良いのか。
「俺は反対だ。出会って一年しか経っていないんだぞ。そんな相手に今後一生命を預けると決めるべきじゃない。お前にとっても、殿下にとってもだ」
エリオットの葛藤をベンジャミンが代弁した。
それは頭から否定するような只の叱責ではなく、「もっとよく考えろ」という心配が滲んだ声だった。
「この縛りが成立するとしたら、皇帝陛下、第一皇子、第二皇子、……そして、”エリオット皇子”です。この中で一番マシな選択肢だと思いませんか?」
誰も、何も言えなかった。
そう言ったアリアナの声は淡々としていたが、その奥には「絶対にこの縛りを成立させる」という決意が滲んでいた。
「違う。そもそもなんで『魔法の発動可否を他人任せにする』という選択肢が出てくるんだ。命を預けているのと同じなんだぞ。どうしてもやりたいなら、お前が成人して、正式に騎士として任命されてからだ」
「……私は、できればすぐにでもこの偏向術式を結ぶべきだと考えてます」
アリアナはここで一度言葉を区切った。ぎゅう、と拳に力が入る。
「以前に殿下が『君の魔力ならこの国を春の国に出来る』って言ったときに思ったんです。殿下は、綺麗な言い方をしてくれましたが、私の力があればその逆もできるはずです」
たとえば、国民の抹殺。
たとえば、人、街、全ての生き物、そして時までもが凍ったような永久凍土の国に。
一年前にエリオットはあえて口にはしなかった。
あの時は、冬の国の民が憧れるような春の国を引き合いに出したが、彼女は自身の持つ「強大な力」について正確に認識しているらしい。
「今の私では、偉い人たちから『命を削ってでもやれ』と言われたときに断る口実がありません」
彼女の魔力があれば、戦場に出るようになったらすぐに帝都で噂になるだろう。
たとえば、高位貴族からアリアナに直接命令されたら……。
エリオットが居ない時、ただの十四歳の少女であるアリアナはどうやってその指示を断れるというのか。
エリオットには皇子としての公務がある。常にアリアナのそばにいられるわけではない。
何より、止めたところでふらふらとアリアナが出ていってしまうのだ。止めようがない。
常についていられるモーリスではだめなのだ。
モーリスの立場――つまり伯爵家から絶縁されている身分の不安定な状態では、国の中枢から「命を削ってでもやれ」と指示された時に断ることができない。
皇帝陛下以外からの命令を断ることが出来る皇子という立場。それがあるからこその選択なのだ。
皇帝陛下であればエリオットはいくらでも言いくるめることができると思っている。
強烈な縛りの偏向術式の成立と引き換えに、彼女を常に守れるというのはエリオットの心を揺らした。
「『偏向術式で魔力の出力を上げている』『エリオット皇子からの指示なしには魔法が使えない』『勝手に使ったら戦力がダウンするぞ』……この三つの言葉だけで私は自分の身を守れます。殿下なら、無謀な魔法を使わせたりしないでしょう?」
アリアナはそこまで言って、挑むように笑った。
「それに、事前にこういう場合は魔法を使って良いと許可を得ておけば、殿下のいないところだって魔法を使えると思います」
これは、彼女への守護であると同時に、縛る呪いでもある。
「重い制限にすればその分魔力の消費量は減ります。……つまり、私の寿命が伸びるってことでしょ?」
エリオットはアリアナを見返した。茶色の瞳には、力強い意志が宿っている。
「本当にそれで良いんだね?」
「はい」
「一度決めたら変えられないよ」
本当はもっと早くに決断するべきだった。
アリアナの力に気づいた人間が無謀な命令をするというのは、いつ起こってもおかしくない。
気づかなかったのはエリオットの落ち度であり、防げるならば今すぐにやるべきである。
「この一年ずっと考えてました。これ以上考えても結論は変わらないです」
できれば断ってほしかった。
「命を守るために、他人に命を預ける。矛盾しているかもしれない。でも、私は、……自分ではこの命を守れない。守れなかった時に起こるのは「私の死」と「国の死」です。だから、守れる可能性のある人に命を持っていてほしい」
エリオットはここで一度ぎゅう、と目を瞑った。
彼女の選択は、誰よりも合理的で、誰よりも自分の未来を見据えている。
それなのに、どうしてこんなにも悲しいのだろう。
これを許すことは、彼女の命綱を自分の手に縛りつけることだ。
だが、拒めば、彼女は別の誰かに命を握られるだろう。
たしかに、それなら自分が一番”マシ”なのかもしれない。
目をあけて、彼女に告げた。
「……わかった。偏向術式をかけるから、指輪をつけてくれる?」
アリアナは大人しく机の上に置かれた指輪を付けた。青い魔石が、光を受けて反射した。
「そういう時は指輪をはめてあげるのよ!」
モーリスの小声での指摘は無視した。
これは結婚や婚約の儀式ではない。
皆から祝われるものではなく、一人の個の生涯を縛る、もっと忌々しいものだ。
もともと、この指輪は見本として見せるだけにしようと思っていたので、サイズは考えていなかった。
他の指ではだいぶ大きかったらしく、アリアナは右手の親指に付けた。
やるよ。エリオットは呟いてアリアナが付けた指輪を二本の指で摘んだ。
指先に冷たい感覚、自分の中から指輪へと魔力が流れ込むのが分かった。
【この指輪の持ち主は、僕の指示でしか魔法を使わない】
指輪に魔力で指示を書き込んだ。刻印を残すように。彼女の中に、指示を刻み込む。まるで呪いのように。
――問題なく、偏向術式を刻むことができてエリオットは安心した。青い魔石がきらりと光った。
エリオットは一瞬、幻覚を見た。
自分の手には鎖が握られていて、その鎖がアリアナの首に巻き付いている。そんな光景を。
できれば、これが彼女を縛る呪いではなく、彼女を守る結界であってほしいと、そう願わずにはいられなかった。
終わってから、アリアナが手を天井にかざし、「おー」と小さく呟く。
アリアナはくるりとこちらを振り返り、片目を瞑って茶目っ気たっぷりにこう言った。
「では殿下、”自分の身を守る際には魔法を使っても?”」
許可すれば、きっと彼女はこれまで通り自分の命を賭け事のように使うだろう。
命を危険にさらして、第三騎士団の敵を屠り自分の魔法の向上を測る。
許可しなければ、彼女は自分の身すら満足に守れない。
長考した末、エリオットはなんとか言葉を絞り出した。
「…………許可する」
結局彼女の望み通りに事が進んでしまった、気がする。
すぱぁん!といい音がした。アリアナの後頭部をベンジャミンが勢いよく叩いた音だった。
「ベンジャミン」
エリオットが咎めるように言う。景気がいい音はしたが、痛くはなさそうだ。だが、それでも暴力はだめだ。
「悪かったな! 一発殴っていいぞ!」
ベンジャミンはそう言い、軽く膝を折った。
ぺしん、と可愛い音が響き、アリアナは優しくベンジャミンの頬を叩いた。
この一年でこういう光景は何度も見てきた。
ベンジャミンは時々嫌味を言うし、衝動的に動くこともあるが、基本的にはいい奴なのだ。
「そうよ、アンタが言ってること……、ちょっと、というか、かなり重いわよ」
モーリスが苦笑とともになんとか言葉を絞り出す。
アリアナの口にした「条件」の重さからやっと現実に帰ってこれたみたいだった。
「だって考えてもみなさいよ。アンタ、殿下が許可しなきゃ自分の身も守れないのよ」
『エリオットの命令なしには絶対に魔法を使わない』……その制限はとても重い。
モーリスが言う通り、自分の命すら魔法で守ることができないのだ。
これを条件に偏向術式で組めば、確実に強力なブーストが得られるだろう。
出会ってまだ一年しか経っていない。そんな人間に命を預けて良いのか。
「俺は反対だ。出会って一年しか経っていないんだぞ。そんな相手に今後一生命を預けると決めるべきじゃない。お前にとっても、殿下にとってもだ」
エリオットの葛藤をベンジャミンが代弁した。
それは頭から否定するような只の叱責ではなく、「もっとよく考えろ」という心配が滲んだ声だった。
「この縛りが成立するとしたら、皇帝陛下、第一皇子、第二皇子、……そして、”エリオット皇子”です。この中で一番マシな選択肢だと思いませんか?」
誰も、何も言えなかった。
そう言ったアリアナの声は淡々としていたが、その奥には「絶対にこの縛りを成立させる」という決意が滲んでいた。
「違う。そもそもなんで『魔法の発動可否を他人任せにする』という選択肢が出てくるんだ。命を預けているのと同じなんだぞ。どうしてもやりたいなら、お前が成人して、正式に騎士として任命されてからだ」
「……私は、できればすぐにでもこの偏向術式を結ぶべきだと考えてます」
アリアナはここで一度言葉を区切った。ぎゅう、と拳に力が入る。
「以前に殿下が『君の魔力ならこの国を春の国に出来る』って言ったときに思ったんです。殿下は、綺麗な言い方をしてくれましたが、私の力があればその逆もできるはずです」
たとえば、国民の抹殺。
たとえば、人、街、全ての生き物、そして時までもが凍ったような永久凍土の国に。
一年前にエリオットはあえて口にはしなかった。
あの時は、冬の国の民が憧れるような春の国を引き合いに出したが、彼女は自身の持つ「強大な力」について正確に認識しているらしい。
「今の私では、偉い人たちから『命を削ってでもやれ』と言われたときに断る口実がありません」
彼女の魔力があれば、戦場に出るようになったらすぐに帝都で噂になるだろう。
たとえば、高位貴族からアリアナに直接命令されたら……。
エリオットが居ない時、ただの十四歳の少女であるアリアナはどうやってその指示を断れるというのか。
エリオットには皇子としての公務がある。常にアリアナのそばにいられるわけではない。
何より、止めたところでふらふらとアリアナが出ていってしまうのだ。止めようがない。
常についていられるモーリスではだめなのだ。
モーリスの立場――つまり伯爵家から絶縁されている身分の不安定な状態では、国の中枢から「命を削ってでもやれ」と指示された時に断ることができない。
皇帝陛下以外からの命令を断ることが出来る皇子という立場。それがあるからこその選択なのだ。
皇帝陛下であればエリオットはいくらでも言いくるめることができると思っている。
強烈な縛りの偏向術式の成立と引き換えに、彼女を常に守れるというのはエリオットの心を揺らした。
「『偏向術式で魔力の出力を上げている』『エリオット皇子からの指示なしには魔法が使えない』『勝手に使ったら戦力がダウンするぞ』……この三つの言葉だけで私は自分の身を守れます。殿下なら、無謀な魔法を使わせたりしないでしょう?」
アリアナはそこまで言って、挑むように笑った。
「それに、事前にこういう場合は魔法を使って良いと許可を得ておけば、殿下のいないところだって魔法を使えると思います」
これは、彼女への守護であると同時に、縛る呪いでもある。
「重い制限にすればその分魔力の消費量は減ります。……つまり、私の寿命が伸びるってことでしょ?」
エリオットはアリアナを見返した。茶色の瞳には、力強い意志が宿っている。
「本当にそれで良いんだね?」
「はい」
「一度決めたら変えられないよ」
本当はもっと早くに決断するべきだった。
アリアナの力に気づいた人間が無謀な命令をするというのは、いつ起こってもおかしくない。
気づかなかったのはエリオットの落ち度であり、防げるならば今すぐにやるべきである。
「この一年ずっと考えてました。これ以上考えても結論は変わらないです」
できれば断ってほしかった。
「命を守るために、他人に命を預ける。矛盾しているかもしれない。でも、私は、……自分ではこの命を守れない。守れなかった時に起こるのは「私の死」と「国の死」です。だから、守れる可能性のある人に命を持っていてほしい」
エリオットはここで一度ぎゅう、と目を瞑った。
彼女の選択は、誰よりも合理的で、誰よりも自分の未来を見据えている。
それなのに、どうしてこんなにも悲しいのだろう。
これを許すことは、彼女の命綱を自分の手に縛りつけることだ。
だが、拒めば、彼女は別の誰かに命を握られるだろう。
たしかに、それなら自分が一番”マシ”なのかもしれない。
目をあけて、彼女に告げた。
「……わかった。偏向術式をかけるから、指輪をつけてくれる?」
アリアナは大人しく机の上に置かれた指輪を付けた。青い魔石が、光を受けて反射した。
「そういう時は指輪をはめてあげるのよ!」
モーリスの小声での指摘は無視した。
これは結婚や婚約の儀式ではない。
皆から祝われるものではなく、一人の個の生涯を縛る、もっと忌々しいものだ。
もともと、この指輪は見本として見せるだけにしようと思っていたので、サイズは考えていなかった。
他の指ではだいぶ大きかったらしく、アリアナは右手の親指に付けた。
やるよ。エリオットは呟いてアリアナが付けた指輪を二本の指で摘んだ。
指先に冷たい感覚、自分の中から指輪へと魔力が流れ込むのが分かった。
【この指輪の持ち主は、僕の指示でしか魔法を使わない】
指輪に魔力で指示を書き込んだ。刻印を残すように。彼女の中に、指示を刻み込む。まるで呪いのように。
――問題なく、偏向術式を刻むことができてエリオットは安心した。青い魔石がきらりと光った。
エリオットは一瞬、幻覚を見た。
自分の手には鎖が握られていて、その鎖がアリアナの首に巻き付いている。そんな光景を。
できれば、これが彼女を縛る呪いではなく、彼女を守る結界であってほしいと、そう願わずにはいられなかった。
終わってから、アリアナが手を天井にかざし、「おー」と小さく呟く。
アリアナはくるりとこちらを振り返り、片目を瞑って茶目っ気たっぷりにこう言った。
「では殿下、”自分の身を守る際には魔法を使っても?”」
許可すれば、きっと彼女はこれまで通り自分の命を賭け事のように使うだろう。
命を危険にさらして、第三騎士団の敵を屠り自分の魔法の向上を測る。
許可しなければ、彼女は自分の身すら満足に守れない。
長考した末、エリオットはなんとか言葉を絞り出した。
「…………許可する」
結局彼女の望み通りに事が進んでしまった、気がする。
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